東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

伊丹→羽田 堪え忍んだ1時間

2007-11-25 19:35:00 | JAL
種別Aの空席待ちカード
復路:11月25日(日)
     →天王寺  :関空快速
天王寺  →伊丹空港 :空港バス
伊丹空港 →羽田空港 :JAL134便(特典)
羽田空港 →京王八O子:空港バス
運賃:¥830+¥1,700

3連休の最終日。

混雑するのは分かっていながら、帰京しなくてはいけない。こんな時こそ、今までの経験で培った知恵を活用したいところである。

最初は、10月に購入した回数券を使って、いつものJAL192便を予約していた。なんせ3連休の最終日であるから、先得の設定も無く、特割1も回数券並の値段であり、回数券の利用が最も効率が良いように思われた。

しかし、少し前にも述べたが、既に今年50回の搭乗を達成した今となっては、残りの搭乗は消化試合みたいなものであるので、消化試合に、高額な回数券を使用するのは得策では無い。

特に、この回数券、来年2月中旬まで使えるので、今使用するのと、制度が変わる来年1月以降に使用するのとでは、価値が異なる。FlyOnPointボーナス+400Pointの有無は、ひょっとすると大きいかも知れない。

一方で、マイルをちょびちょびICに変換しながら、ここまでやってきたが、まだ、マイルはそこそこ残っている。回数券で入れた予約をキャンセルし、特典航空券で帰京する作戦を考えた。先週のANA148便の時と同様である。

とは言っても、思い立ったのは、2週間前であるから、3連休最終日の夜の大阪→東京便に特典枠の空きなど有る訳は無い。が、これも同様に、根気良くホームページをチェックしていたら、JAL194便が△になっているのを発見。194便と言えば、最終便であり、下手をすると帰宅が26時になってしまうリスクがあるのだが、特典航空券は、当日出発空港において、早い便に空席があれば変更可能というルールがある。

まぁ、クラスJを望まなければ何とかなるだろう、と踏んで予約を入れた。11月25日分なので、マイル割引期間から微妙に外れているのが残念であったのだが、他に、帰京手段が思い当たらなかったので、仕方が無い。


天王寺の歩道橋から近鉄百貨店を眺める当日、JALのホームページで大阪→東京便の空席状況を何度かチェックするが、見事に、×が揃っている。こんな状況で本当に変更が可能かどうか、若干不安もあったので(特にカテゴリSが新設されてからは)、少し早い目に自宅を経つ。

いつもと逆方向の関空快速で天王寺まで出て、天王寺からは空港バスで伊丹へと向かう。バスは予想通りガラガラで、連休の疲れもあって眠ってしまう。そのため、一瞬で伊丹に到着したような気がしたが、既に、時刻は18時40分である。
オレンジ色の大阪空港バス

早速JGCカウンターに行って、搭乗便の変更を申し出る。

クラスJに空席が出た場合、普通席とクラスJとのどちらを優先しますか?
もちろん、クラスJでお願いします。
クラスJ差額分のお支払いは?
アップグレードクーポンでお願いします。
特典航空券の場合は、アップグレードクーポンは利用できないのですが。
では、カードで。
畏まりました。

という次第で、空席待ちカードを貰い、194便の搭乗券と合わせ持って、保安検査場のゲートを潜る。
空席待ちカード

空席待ちの方ですね。ハイそうです。と言うやりとりはあったが、特に問題なし。

実の所、小生、かつてクラスJ空席待ちを入れたことはあるが、便変更の空席待ち、それも満席と表示されている便への変更&空席待ちは初体験である。

19時30分発の134便と20時20分発の138便の両方に空席待ちを入れてもらっている。万一、両便とも、空席待ちが叶わなかったら、当初の予定通り、194便に搭乗しなくてはならない。即ち、伊丹から関空まで陸路を移動することになる。

移動には、20時10分発の関空行きの空港バスを使うつもりである。鉄道だと、かなり際どい。

しかし、138便の空席待ちの呼び出しは、20時05分との事。もし、空席待ちが叶わなかった場合、20時10分のバスに乗れるかどうかは、微妙である。次の関空行きのバスは、20時40分発。関空まで1時間くらい掛かるから、22時10分発のJAL194便に乗ろうと思えば全く余裕が無い。

さて、保安検査の後、スカイスナックで空弁を購入。選んだのは、大阪空港弁当シリーズのかつめし¥700也。BLUESKYなら、JALカードを見せると割引が効くのだが、スカイスナックではダメらしい。

そう言えば、伊丹ではBLUESKYよりもスカイスナックが幅を利かせている。

先発の134便の空席待ちの呼び出しは、19時15分との事なので、とりあえず、3階のサクララウンジへ入る。3連休の最終日の夕方ではあるが、やはり、立地条件のせいか、こちらのサクララウンジは、それほど混雑して居ない。

とりあえず、座席を確保して、飲み物を持ってこようとして、ハッとした。

青汁があった。へぇー、青汁は、ANAだけかと思っていた。たしか、羽田のサクラウンジやDPラウンジにもは青汁は無かったはず。

ちょっと感激して、トマトジュース青汁とを並べて弁当をいただく。
大阪空港弁当 かつめし と青汁&トマトジュース大阪空港弁当 かつめし と青汁&トマトジュース

大阪空港弁当シリーズのかつめし、みそダレを付けて食べるのであるが、コンビニ弁当とは違って、カツに油っぽさが無くて、まぁまぁ美味しい。うっすらカレー風味のご飯と良く合っている。

伊丹空港限定、大阪空港空弁シリーズは、色々と試して見たが、今のところ外れは無い。


そうこうしている内に、空席待ち発表の19時15分が近づいてきたので、17番の空席待ちカウンターへと急ぐ。と、既に、人だかりができていた。134便、普通席の空席待ちで、種別Aのお客様おられませんかぁー? と、言われたので、小生、空席待ちカードを渡す。

ファーストクラスの展示を見ながら、待つこと暫し、そして合格発表。
ファーストクラスシート

クラスJは、種別Sの方6~7名と種別Aの2名のみ、普通席は種別A約10名、種別Bはたった2名のみ。それもかなり若い番号である。そして、思いの外クラスJにも空席があった。が、予想通り種別Aにはなかなか廻ってこなかった。種別AでクラスJを望むなら、1~2便前に空席待ちを入れておかないといけないようである(確かな事は言えないが)。

これを蹴って、次の138便のクラスJを狙おうかと考えたが、特に、今宵の138便は国際線仕様(シェルフラットシート)らしく、結局、普通席しか取れなかったら(と言っても、国際線仕様なので普通席もゆとりがあるはずだが)待った甲斐がないので、妥協した。

今宵の翼は、JAL134便、伊丹発羽田行き、久々にギュウギュウの普通席に押し込められての帰京となる。

合格発表は、出発10分前なので、既に、殆どの乗客は席に着いている。小生の隣は空席。これは、ラッキー! 助かった。と思ったのはつかの間の事で、出発間際に、とんでもない禿デブ男がやってきた。

当然、胴体>シート幅

なので、小生の体側にかかる圧力たるやただ物では無い。おまけに、大きな紙袋を足の間に置くものだから(CAさんは、見て見ぬ振りをしていたが、これは規則違反ではないのか?)コヤツの太股が当たって、気色悪い事この上無い。

体は大きくとも、まわりに配慮して、小さくなろうと努力している人ならまだ許せるが、コヤツ何様なのか、態度もでかい。多分JGCなのだろうが、CAさんに、まるで召使いのような言葉を浴びせかける。

きっと、コヤツの両隣の乗客は、何時も不愉快な思いをしているのだろう。今日もどこかで迷惑をまき散らす禿デブ男。偶々、今宵乗り合わせた小生が不運なだけである。

しかし、これだけ傍若無人に振る舞えるのは、ある意味羨ましい。このような性格なら、狭い狭い普通席であってもさぞかし快適であろう。

同じ人種が隣に来ない限り。

JALANAも、JRもそしてバス会社も...お願いだから、
胴体>シート幅の乗客を乗せるときには、迷惑をかけない旨の誓約書を書かせるか、あるいは料金を2倍にして、隣席ブロックするよう規則を変えて欲しい。

じっと堪え忍ぶ1時間弱。バスで眠ってしまい、また睡眠薬も服用していないので眠れる訳もなく、本当に本当に辛い時間だった。やはり、伊丹-羽田のB777普通席に搭乗するのは、それなりの覚悟が居る。

それを思うと、改めて、クラスJの+¥1,000の価値を再確認した。特に、混雑することが判っている時には。

2タミのバス停久々に、辛い移動を強いられたJAL134便ではあったが、この便を選んだお陰で、21時丁度発の高尾行きバスに充分間に合った。

連絡バスで2タミから乗車。

バスはこの前、ANA148便で帰京した時と同様、空いている。1タミでも多くは乗ってこない。先程の窮屈さは一体何だったのだろうと思えるほどの快適さである。

京王八O子到着そして、3連休の最終日の割には、流れもスムーズで、22時過ぎには京王八O子に到着。速い。

特典航空券をうまく使って、安く帰京できたのは良かったが、傍若無人の禿デブ男のお陰でとんだ目に遭った。でも、クラスJさえ望まなければ、種別Aであっても空席待ちは比較的直ぐに落ちてくることが判ったのは収穫だった。

尤も、羹に懲りて膾を吹く、伊丹-羽田便の狭い狭い横10列の普通席なら、余程の事情が無い限り、避けることになると思うけれど。

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