東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

眠れない夜

2005-10-10 22:00:00 | サンライズ瀬戸・出雲
復路:10月10日(月)
天王寺→大阪:大阪環状線
大阪 →姫路:新快速
姫路 →東京:サンライズ出雲
東京 →日野:中央線快速
運賃:約¥13,000


3連休の翌日は仕事が一杯詰まっているから、復路はムーンライトながらで、と言うわけにはいかない。そこで、サンライズ出雲のびのびシートでぐっすり眠って帰京する。

三ノ宮からだと、実質睡眠時間は6時間半程度になる。もうちょっとゆっくり眠って東京へ戻りたかったので、わざわざ、姫路まで逆行し、そこから乗車することにした。もちろん、大阪~姫路分の運賃が余分にかかる。それなら、のぞみを使って素直に帰った方が良いのではと思うのが普通の考えだろう。しかし、3連休最終日の上りの新幹線は、100%以上の乗車率であり、隣客と肘を張り合って2時間半を過ごすのを避けたかった。飛行機とて同じことである。

予め用意したキップは、大阪~三ノ宮間の昼得きっぷ(金券屋で購入)と神戸市内~茅ヶ崎の普通乗車券である。普通に大阪から乗るより、約2000円高くなる。しかし、睡眠時間を1時間ほど多く取ることができるので、時間の有効活用と快適さで充分、元は取れると考えていた。

しかし、後述するように、結果的にはこれが裏目に出てしまったのだった。

大阪発22時の新快速に飛び乗って姫路に向かう。こんな時間でも満員で、予想通り着席は不可能だった。それでも、三ノ宮で補助席に着席でき、定刻に姫路に到着。ここで三ノ宮~姫路の差額を払って一度改札を出る。駅前をぶらついた後に、舞子(神戸市内最西端)までのきっぷで、再び改札に入りサンライズ瀬戸・出雲の到着を待つ。

列車は定刻に到着し、自分の区画に乗り込む。

今宵の宿はサンライズ出雲のびのびシートである。

早速、いつものようにベッドメイキングし、三ノ宮までは、パソコンで書きかけのブログを完成させる。さぁ寝ましょうかと、アイマスク、耳栓といつもの体制で眠りにつこうとするが、なかなか寝付けない。

そういえば、昨夜はぐっすりと眠り、また朝も遅くまで寝かせてもらえた。その上、夕方、机で軽く居眠りをした。つまり、睡眠充分、徹夜してもOK、状態で夜行列車に乗り込んでしまったのである。

目を閉じていても分かる。もう京都か....、今、山科を通過したな...、あぁ、もう米原まで来てしまった。ということは、1時半ごろか...と余分なことを考えれば考えるほど、眠れなくなる。睡眠薬(アルコール)を持参するべきだったか? こんなことだと、何のためにわざわざ姫路から乗り込んだのか分からなくなってしまう。後悔...

とか、考えているうちに本当に眠ってしまったようだ。恐らく、米原~大垣間で。

しかし、せっかく眠ったにもかかわらず、喉の乾きで深夜に目が覚めてしまった。今宵の車内は余程空気が乾燥していると見える。トイレに行きたくなったので、アイマスクを外して時計を見ると、2時45分であった。

トイレを済まして、再び眠りにつこうとするが、列車はフルスピードで走行しているようで、揺れる揺れる。何度も、サンライズ瀬戸・出雲に乗車しているが、こんなに揺れるのは初めてである。そういえば、サンライズ出雲のびのびシートは今回が初めてである。同じ編成でも、サンライズ瀬戸はこれほど揺れなかった。サンライズ出雲ののびのびシートは14両編成の中央に近い位置にあるため揺れるのか、それとも、運転のせいなのか? 風が強いのか? はたまた、いつもは熟睡中につき、気が付かないだけなのか? 全く分からないが、揺れが気になるのは事実である。

目を閉じていても、あぁ静岡に到着した...、もう熱海だ....と頭で分かってしまう自分が悲しい。

眠ったのか眠っていなかったのかは分からないが、横浜到着前には完全に目が覚め、チャイムで始まる案内放送を聞いた。このチャイムは、実は、私は大変気にいっているのだが、このときばかりは、すごく憂鬱な気分になった。

今回は大して役に立たなかった、座布団と空気枕を片づけて、トイレと洗面を済ませて東京到着に備える。

ブルーな週始めである。たまにはこんなこともあるのだと、自分を慰める。

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