ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

硬くなった股関節をゆるめるリハビリ

2011-09-25 00:05:57 | リハビリ関連・リハビリグッズ
先日、理学療法の訓練を受けました。
ゆうやの股関節の動きが硬いため、それを柔らかくする訓練をしていただきました。

まず、ゆうやがベッドに腰掛けて、介助者が後ろからゆうやがベッドから落ちないように支えます。
そしてゆうやの膝の間に直径30センチほどの円柱を挟みました。
その円柱の高さは約1メートルです。
ゆうやはベッドに腰掛けた状態で、その円柱を両手で抱えました。

この状態でどのようにして股関節を柔らかくするのでしょうか。

まず、先生はゆうやに円柱を持ったまま軽く後ろへ倒れるように指示されました。
ゆうやはそっと後方へ体を傾けました。
すると、肘が少し伸びました。
ゆうやの意思で後方へ体を傾けているので、肘も伸ばすことができるようです。

「よくできました~。次は前へ戻ってごらん。」
「は~い。」
「そうそう、上手だよ。足でしっかり踏ん張るんだよ。」

前後に体を傾ける練習を何度かしました。

「じゃあ、今度は左右に体を傾けるよ。」
ゆうやは、右に左にとゆっくり体を傾ける練習をしました。

「倒れてしまわないように、しっかり足で踏ん張るんだよ。」
先生は、ゆうやに声をかけてくださりながら、ゆうやの体をサポートしてくださっていました。
この訓練も何度か繰り返しました。

そして、一度円柱を外しました。
ゆうやの膝を軽く突くと、脚がゆらゆらと揺れました。
この訓練をする前にも同じように膝を突いたのですが、その時は膝も脚もびくとも動きませんでした。

「これで、少し股関節が緩みましたね。」
「わ~、すごいですね。」

私は、感動しました。
硬くなったゆうやの股関節が明らかに緩んでいます。

このリハビリは、股関節を緩め、肘を伸ばすことができ、さらには足で踏ん張るので様々な筋肉を使用します。
一石二鳥どころではありません。

これからも、リハビリを続けてゆうやの体を緩めていきたいと思います。


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ドアが開いたり閉まったりするエレベーター

2011-09-24 00:54:16 | 日記
ゆうやはエレベーターに乗る時、毎回、ドアがきちんと閉まるか凝視しています。

あるとき、地下鉄を降りてから、地上に上がろうとエレベーターに乗りました。
「閉まる」ボタンを押してドアが閉まったかな~と思ったころ、突然、ドアが開きました。
「あれ?」

その後、何度か「閉まる」ボタンを押したのですが、結局ドアは閉まりませんでした。
駅員さんに言いに行くと、駅員さんからはこんな返答が~。
「ドア、開いたまま上に上がってください。」

ドアが開いたまま、エレベーターに乗っていいのですか~。
私達は、ドアが開いたままのエレベーターで地上に上がりました。

この小さな事件の後、ゆうやはずっとエレベーターのドアが閉まるのかチェックするようになりました。

その後、あるヘルパーさんと出かける度に、そのエレベーターのドアが開いたり閉まったりするようになりました。
「お母さん、あのエレベーター壊れているのかな?ドアにゴミが挟まっているのかな?」
「どうしてそんなに調子が悪いのかな、お母さんも分からないわ~。」

ある日のことです。
「お母さん、ただいま~。今日もあのエレベーター、ドアが開いたり閉まったりしたよ。」
「おかしいね~。」

するとヘルパーさんが、私にだけ分かるようにジェスチャーで合図を送ってくださいました。
実は、ヘルパーさんがゆうやに気づかれないように、ドアが閉まりかけたときに「開く」ボタンを押しておられたそうなのです。
それで毎回、ドアが開いたり閉まったりするのですね。

それを聞いたゆうやのパパが、昨日、ゆうやと出かけたときに同じように「開く」ボタンを押したそうです。
「お父さん、何してるの?!」
あらま~、ゆうやに見つかってしまいました。

それでもゆうやは、ヘルパーさんと出かけた時にドアが開いたり閉まったりするのは、エレベーターの調子が悪いと思っているようです。
「エレベーターのドア楽しみだなあ~。」
ドアが故障していると信じて疑わないゆうやです。



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福祉関係の進路相談会

2011-09-23 01:18:36 | バリアフリー関連
昨日は、特別支援学校で進路相談会がありました。

私は、進路の先生と卒業後の進路についての相談会だとばかり思い込み、朝8時半過ぎに家を出ました。
学校に到着すると、進路の先生と廊下でお会いしました。
「おはようございます。こちらです。」

先生が、図書室に案内してくださいました。
が、進路の先生はそのまま立ち去られました。

「あれ?」
不思議だなあと思いつつ図書室の中を見ると、図書室の2つのテーブルのうち、1つのテーブルではすでに相談会が始まっていました。
もう1つのテーブルを見ると、ゆうやの担任の先生と、地域の役所の方が座っておられました。

こんな朝早くから、ゆうやの進路のために役所から来て下さったとのことでした。
プリントを隅から隅まで読んでいなかった私は、驚きました。

昨日の進路説明会では、平成18年4月から障害者自立支援法が施行されましたが、その制度についての説明と利用方法について生徒一人一人の障害程度に合わせながら説明をしてくださることになっていたそうです。

特別支援学校を卒業してから何をしたいのか?
それをするために何処へ行くのか?
そこへどのように通うのか?
お金はどれぐらいかかるのか?
どこへ申し込むのか?
どこへ相談したらいいのか?

ゆうやの場合は、私が癌の摘出手術の時に先行して手続きを始めていたので、現在は殆どの手続きを済ませてあります。
これから短期間でこれらの手続きをふむ人は、大変だと思います。
私は、何が幸いするか分からないものだなあと思いました。

相談会では、将来不安なことについて尋ねられました。
私は、次の3点を挙げました。
(1)卒業後のリハビリをするところがないこと。
(2)介護者の急な体調不良による場合の短期入所できるところがないこと。
(3)将来ゆうやを施設以外で受け入れてくれるところが殆どないこと。

(1)については、日本の社会として欠落しているところだから、今のところ非常に難しいとのことでした。
(2)については、まずは地域の短期入所をしている事業所とあらかじめ契約しておくようにとアドバイス頂きました。
(3)については、今は殆どないけれど、今後、増える可能性が高いとのことでした。

私達の番が終わり次の生徒が入室すると、今度はその生徒が住む地域の役所の方が座られました。
学校側で企画してくださったこのような相談会は、大変貴重な機会であると思いました。
役所、学校、相談支援事業所、障害者とその保護者。
一同に会することができて本当に良かったと思います。

卒業後の生徒の将来の為に、学校側からここまできめ細やかな配慮を頂けるとは、本当に有難い限りです。
プリントをきちんと読んでいなかっただけに、私の感動はなおさらでした。
(これからは、事前にしっかり読んでおかなければいけませんね。)



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台風で休校になりました

2011-09-22 00:29:34 | 日記
昨日、台風で学校が休校になりました。

前日からゆうやは気になって、テレビで天気予報を見てみたり、ニュースを見てみたりと情報収集に余念がありませんでした。
けれども、どれほど情報収集したところで、翌日学校が休みになるかどうかなんて、そんな情報が流れているわけがありません。
学校が休みになるかどうかは、当日の朝7時に警報が出ているかどうかで決まるのです。

夜遅くまで台風の動きを気にしながら、ゆうやは眠っていきました。

朝7時になるまで、案の定、ゆうやは何度も私に尋ねてきました。
「お母さん、台風来てる?」
「どうかな~。」

しばらくすると~。
「お母さん、明日、学校あるかな?」
「さあ、どうかなあ。」

更に~。
「お母さん、スクールバス来るかな?」

朝7時に気象情報をチェックすると、警報が出ていました。
学校は休校です。
「ゆうや、学校お休みみたいよ。」

ゆうやは安心したようにその後、すやすやと眠りました。
夜中、台風が気になってあまり眠れなかったようでした。

そして、お昼過ぎにヘルパーさんが来てくださり、ゆうやは外出しました。
そのときには、風も止み、雨も上がっていました。
ひとしきり電車に乗って楽しんだあと、おやつを食べてから今度は地下鉄に乗ったそうです。

そのとき、ヘルパーさんは信じられない光景を目にしたそうです。
なんと、電車好きのゆうやが、地下鉄に乗っている最中にうたた寝をしたそうなのです。
もう、これはあり得ないことです。
私も耳を疑いました。

ゆうやは電車に乗ると、キョロキョロあたりを見渡しながら、エンジン音やアナウンスなどの音を楽しみ、非常にハイテンションになります。
寝るなんて、考えられません。

ゆうやが電車で寝るなんて、よほど眠かったのでしょう。
私が気づいていなかっただけで、もしかしたら夜通し起きていたのかもしれません。

1つのことが気になると、夜も眠れないゆうやなのでした。



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連休明けの憂鬱な朝

2011-09-21 00:26:21 | 日記
三連休が明け、昨日ゆうやは久しぶりに学校へ行きました。

三連休の最後の夜、ゆうやは憂鬱そうな顔をしていました。
「明日学校あるの?」
「あるよ。」
「明日、バス来るの?」
「来るよ。」

休日にたくさん電車に乗れて楽しく過ごしたゆうやは、学校へ行くのがおっくうなようです。
「◯◯君が僕にこんなことをするんだ。」
「◯◯先生が、、、。」

学校での不安材料を並べ始めました。
これらを理由に登校したくないことを訴えているのでしょうか。
その夜は、なんとか眠ることができました。

昨日の朝。
やっぱり起きたときからぐずぐずしています。
ゆうやの介護は、ゆうやの自発的な協力がなければできないのですが、体に力を入れて突っ張っていました。
そんな時「ほら、協力してくれないと立てないよ!。」などと注意しようものなら、余計に力を入れて突っ張ります。

「は~い、ゆうや~♪この棒を握ってください~。そうそう、上手よ~。」
とまあ、おだてながらベッドから座位保持椅子に移乗します。
着替えたり歯を磨いたりしている最中、ずっと「学校行くの?」と低い声でつぶやいていました。

それが朝食を食べている途中からでしょうか、少し気分が変わってきました。
「バス来るところ、見られるかな?」
「見られるよ♪」
ゆうやはようやく、登校する気になったようです。

雨の中バス停に向かい、無事スクールバスが来るところを見ることができました。
スクールバスの運転手さんが「あれ?今日は元気ないね。」と声をかけてくださいました。
添乗員さんも「どうしたの?」と笑顔で話しかけてくださいました。

こうなるとゆうやは、元気がないポーズをとりながら口元が緩んでいました。
そして、とうとう笑顔になりました。
やっぱり外へ出て人と接することは大事だなあと思いました。

スクールバスの運転手さんや添乗員さんに励まされて、ゆうやは無事登校することができたのでした。



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