ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

音付き映像の記憶

2011-09-06 00:40:22 | 日記
ゆうやは、印象に残ったシーンは全て覚えているようです。

そのとき一緒にいた人の名前はもちろんのこと、服装や髪型、台詞、食べたものなど音付き映像として記憶しているような気がします。
そこまで詳細にゆうやが覚えているとは誰も思っていないので、皆、思い思いのことを話します。
ゆうやもその場では「あはは~。」と笑って過ごしています。

ところが、何日か経過して~、時には何年も経過してから~。
「お母さん、あの時、あの人はどうしてあんなことを言ったの?」
「どんなこと?」

ゆうやは、話を聞いていて一気に沢山の情報を理解できない場合は、それをとりあえず音として残しておくようです。
そして後日、その音を取り出して来て再生させ、理解するようなのです。
なんともまあ、牛の反芻のようではありませんか。

ゆうやは、他の人も同じように記憶していると思っているようです。
「ねえ、あのとき、流れていた音楽は何かな?」
「え~?!忘れたよ~。ゆうや歌ってみてね。」
「チャ~ンチャ~チャチャア~チャ~チャ~♪」

なぜかゆうやは、メロディーをくちずさむ時、「チャ」の音を使用します。
「チャ」の連続が並んでも、私にはなかなかそれが何の曲なのか分かりません。

「歌詞は覚えていないの?」
「僕たちは~季節~♪流れて~♪とか言ってたよ。」
歌詞がある場合は、調べる術があるのですが、、、。

「歌詞はないです。メロディーだけです。」
と、このような場合は困り果てます。

そんな時は、いつもゆうやパパの帰りを待ちます。
「チャ~ンチャ~チャチャア~チャ~チャ~♪」
ゆうやパパの前で、ゆうやは少し音をはずしながら歌います。
「あ、それは、ショパンじゃないかな?」

そしてゆうやパパがその曲をかけると~。
「それ!それ!それです!」
と解決することがよくあります。

解決するとゆうやはすっきりするようですが、実際は解決しないときの方が多いです。
解決しなかったシーンは、ゆうやの記憶の引き出しにずっと残ったままになるようです。
ときどきそのシーンを取り出してきては、その話をしています。

いつかゆうやの頭の中の映像を再生する機械が発明されたらいいなあと、夢想しているゆうやママでした。



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