ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

福祉関係の進路相談会

2011-09-23 01:18:36 | バリアフリー関連
昨日は、特別支援学校で進路相談会がありました。

私は、進路の先生と卒業後の進路についての相談会だとばかり思い込み、朝8時半過ぎに家を出ました。
学校に到着すると、進路の先生と廊下でお会いしました。
「おはようございます。こちらです。」

先生が、図書室に案内してくださいました。
が、進路の先生はそのまま立ち去られました。

「あれ?」
不思議だなあと思いつつ図書室の中を見ると、図書室の2つのテーブルのうち、1つのテーブルではすでに相談会が始まっていました。
もう1つのテーブルを見ると、ゆうやの担任の先生と、地域の役所の方が座っておられました。

こんな朝早くから、ゆうやの進路のために役所から来て下さったとのことでした。
プリントを隅から隅まで読んでいなかった私は、驚きました。

昨日の進路説明会では、平成18年4月から障害者自立支援法が施行されましたが、その制度についての説明と利用方法について生徒一人一人の障害程度に合わせながら説明をしてくださることになっていたそうです。

特別支援学校を卒業してから何をしたいのか?
それをするために何処へ行くのか?
そこへどのように通うのか?
お金はどれぐらいかかるのか?
どこへ申し込むのか?
どこへ相談したらいいのか?

ゆうやの場合は、私が癌の摘出手術の時に先行して手続きを始めていたので、現在は殆どの手続きを済ませてあります。
これから短期間でこれらの手続きをふむ人は、大変だと思います。
私は、何が幸いするか分からないものだなあと思いました。

相談会では、将来不安なことについて尋ねられました。
私は、次の3点を挙げました。
(1)卒業後のリハビリをするところがないこと。
(2)介護者の急な体調不良による場合の短期入所できるところがないこと。
(3)将来ゆうやを施設以外で受け入れてくれるところが殆どないこと。

(1)については、日本の社会として欠落しているところだから、今のところ非常に難しいとのことでした。
(2)については、まずは地域の短期入所をしている事業所とあらかじめ契約しておくようにとアドバイス頂きました。
(3)については、今は殆どないけれど、今後、増える可能性が高いとのことでした。

私達の番が終わり次の生徒が入室すると、今度はその生徒が住む地域の役所の方が座られました。
学校側で企画してくださったこのような相談会は、大変貴重な機会であると思いました。
役所、学校、相談支援事業所、障害者とその保護者。
一同に会することができて本当に良かったと思います。

卒業後の生徒の将来の為に、学校側からここまできめ細やかな配慮を頂けるとは、本当に有難い限りです。
プリントをきちんと読んでいなかっただけに、私の感動はなおさらでした。
(これからは、事前にしっかり読んでおかなければいけませんね。)



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