猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

踊るアホウに…

2007年03月25日 23時15分50秒 | 携帯から
今夜は…

16歳当時にタイムスリップ。
イベントがあるというので、かつてアホみたいに通った場所へ踊りに来ております。

なんか、久々に見る気がするミラーボール(笑)

最近のクラブ(踊るほうの)って、コレ。
ついてたっけ?
(たまに行くけど注意して見てない)

しかし、踊るのは楽しいけど、明日は体が痛くて動けんだろうな。

ああ。
あの頃の張りのある肌と有り余る体力が懐かしい…

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錬金術師の『魔法』

2007年03月24日 23時57分10秒 | 日記
トリノオリンピック以来盛り上がり続ける日本のフィギュア熱。

今日、世界フィギュアの競技最終日を迎え、結果、男子・高橋の銀、女子・安藤の金、浅田の銀獲得で大会に花を飾り、その盛り上がりも最高潮に達した。

トリノの前に、うわごとのように心にもない『楽しんで』という言葉を連発しながら、ちっとも楽しめないどころか、最悪の結果に終わってしまった安藤の復活。
(オリンピック当時に書いた「自分の言葉で語る人」←クリック)

それは何より、本人のために素晴らしい結果だったと思う。

トリノの時の、担当の女コーチとは目すら合わせなかった彼女の険悪な雰囲気と、今回のコーチ、ニコライ・モロゾフとの抱擁はまったく対照的で、素直にコーチに抱きつき、涙を流す彼女の姿は、きっと日本中に感動をもたらしたに違いない。

荒川静香にもオリンピックの金メダルをもたらしたニコライ・モロゾフは、メイク、衣装まで細部にわたって指示を出し、『シニアは「女性」が競技をする場所』と、美しさにとことんこだわるらしいが、その効果はおそらく、彼女達に自信を持たせ、そこからも良い結果を生んだに違いない。

また、日本男子フィギュア界に初めての銀メダルをもたらした高橋のコーチもこのニコライ・モロゾフ。

となれば.....

これはもう、この人物を錬金術師とでも呼びたくなる。

いや。
もちろん、その根底には当の選手の血の滲むような努力と、実力もあるわけだが、やはり以前のコーチでは出来なかったことを選手にやり遂げさせるその力量には、敬服せざるを得ない。

特に、フィギュアスケートにとって最も大切な衣装やメイク、髪型、プログラム構成といったことの細部にとことんこだわるというのは、以前の日本フィギュア界にはなかったものだ。

かつて。
日本フィギュア界の衣装選択、化粧などはひどかった

例のスケート連盟のせいだったのか。
それとも違う誰か.....
とっても趣味の悪い人物の力が働いていたのか。
本人達にあまりこだわりがなかったのか。
コーチが良くなかったのか。

私が専門学校に通っていたはるか昔。
メイクの得意な同級生の男の子が、

「いくらジャンプが飛べたって、あのメイクと衣装じゃ絶対優勝できないよ」

と、ある選手を指して言っていたのを、私は今もはっきりと覚えている。

でもそれは、きっと選手本人が悪いのではなく、客観的にそれを見て、どう演出すればよいのかを指導できないコーチの責任でもあったはず。

しかし今は違う。

以前なら、日本人選手の酷いメイクと衣装を外国人選手の素晴らしいそれと見比べてはため息をついていた私も、今は『ああ可愛い♪』『ん~素敵♪』と安心して見ていられる。

同時に、照れ屋の日本人が演技に『入り込む』ことが出来るようになったのをも見て、なんだか役者が良い監督や演出家に出会って開眼するのと同じようだなぁ、なんて感心の仕方もしている。
(高橋君のナルシストぶりにも「もっと!もっと自分に酔え~」と声援を送る私・笑)

今回の安藤の落ち着き払い方といい、トリノでの荒川静香の、滑走前からの女王然とした美しさといい.....
ニコライ・モロゾフは何か魔法でも使えるのか?

厳しいだけでなく、選手から絶対的な信頼を得るに足りる優しさと人格を備えた魔法使い。

私はモロゾフご本人の人となりを知らないが、きっと彼が魔法使いなら、そんな魔法を使うのではないかと思う。

涙でぐちゃぐちゃになりながら勝利インタビューに答える安藤を、優しく見つめるニコライ・モロゾフの目線に.....

あのトリノでの、女コーチと目すら合わせなかった安藤を重ねてみては、やはり人間はどんなに力があっても、結局は、人対人の関係で大きく変わるのだなぁとしみじみ感じた私である。


        
    こちらは牢屋に入れられてなお、いまだ反省の色の見えない容疑者
      erima捜査官の忍耐をいいことにふて寝を決め込んでいる
コメント (8)
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十円ハゲと現代おままごと事情

2007年03月23日 23時57分35秒 | お出かけ
この春。

友人がご主人の転勤に伴って大阪へと移り住む。

あまりに急な話だったので、私たち友人も、本人すらも驚いていたのだが、引越しまであとわずかとあって、急遽友人達と彼女の自宅を訪問し、プレゼントを渡すことになった。

彼女の実家は横浜にあるし、きっとちょくちょく帰ってはくるだろうが.....
それでも友が遠方へ旅立ってしまうのは寂しいものだ。

プレゼントのチョイスを一人の友人にお任せした私は、持参するケーキの買出しを自ら申し出て、別れを惜しむひとときをとびっきり美味しいスウィーツで楽しみながら過ごそうと、朝イチでアンリシャルパンティエに赴き、あれこれと買い込んで他の友人達との待ち合わせ場所に向かった。


     

     
            そごうの前には春いっぱいの植え込みが♪


友人達と落ち合い、長い坂道を登って目的の彼女の自宅へ向かう。
確か夏にはこの道を通って、とりたて野菜を届けにきたのだっけ。

引越し前の慌しい時期だというのに。
私たちのために昼食を用意して待っていてくれた彼女は、いつものように

「元気?」

と快活に笑い、私たちもいつものようにおしゃべりに興じた。


     


心のこもった手料理に、美味しいケーキ。
私たち大人が笑い、喋り続ける横で、今年から幼稚園に通うという彼女の子供も、遊びに来た一番の仲良しだという女の子も、やはり笑い、喋り遊び続ける。

女の子らしい、お人形遊びやおままごと。

ときおり聞こえてくる

「素敵なお靴ね~」

なんていうおしゃまな会話も大人たちの微笑を誘う。


     


たくさん転がっているおままごと道具は、私たちの子供の頃とはまるで違う可愛らしさ。
マグネットで組み立てられたり、マジックテープで材料同士がくっついたり、大人も楽しくなってしまう芸の細かさだ。


     
              可愛い売り子さんがカートを押して売りに来た
                 ドーナツとロールケーキとアイス
              「おいくらですか?」と聞くと「ただで~す♪」
              う~ん、どうやって採算をとっているのか!?(爆)


しかし面白かったのは彼女達がその道具よりも、ホンモノのお鍋を好み、計量カップやお箸、フライパンを使いたがったこと。
そして、おままごとに誘われた私が

「じゃあ何を作る?」

と聞いたときの、子供たちの答えだ。

「ペンネチーズクリーム!」

えええええっ!?

最近の子供はそんなもの食ってるのか.....
おばちゃん、ペンネなんて大人になって初めて存在を知ったけどなぁ。

折り紙を千切って作ったペンネを鍋に入れた子供達は私の

「塩を入れてくださーい。お次はコショウですよ~。焦げないように一生懸命かき回してくださ~い」

という指示が気に入ったのか、何度も

「メンメン(麺のことらしい)作ろう!」

と言っては、飽きずに同じ事を繰り返し、うどんやらそばやらを作り続けるのだった。

私が教えた『びっくり水』という言葉とその動作を、やはり気に入り、

「ぼっくりむず~」

と連発しながら(笑)


     

     

     


大人と子供。
違いはあるけれど、女の子の好きなものは美味しいものとおしゃべりと、楽しい友達。

もうすぐお別れしなければならなくても、こうして仲良しのお友達と思う存分遊んだ思い出は、小さな彼女がこれから先歩む長い長い道のりに.....
素敵なスパイスとしてほのかな余韻を残すのだろう

たとえ.....
記憶には残っていなくても。

午後いっぱい。
散々食べ、しゃべり、笑った私たちは

「元気でね!」

と挨拶を交わし、次に会う機会を楽しみに.....
それぞれの家路をたどった。

またね!


     
           帰宅するとなぜか十円ハゲを作っていたこのお方
          決して私が先日の犯罪の罰に刈り込んだわけではない(爆)
          なんだか赤くポッチになってるけど...虫に刺されたかなぁ
     
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動き始めた春

2007年03月22日 23時59分21秒 | 
父の墓参を終えて、妹夫婦と共に畑へ行くと。

水菜の花が満開になっていた。

         


忙しく、花から花へと飛び回るミツバチの足にも、黄色い花粉がいっぱい。

この暖かさのせいか、動き出した虫たちの姿もチラホラ。

小蕪の葉の裏には、早くも何者かが産卵していった痕跡が。


     


この小蕪は、昨年秋に種を播いたものの、その時期があまりに遅かったのか、葉も大きく育たず、

「諦めて他のものを植えようか」

と、言っていたものなのだが.....

結局そのまま放っておいたら、寒さが解けてゆくと同時にぐんぐんと緑を増し、気づいたらちゃんと小さい蕪の頭が土の中から顔をのぞかせていた。

やっぱり、植物の力には、ひれ伏して

「参りました!」

と言いたくなるような強さと粘りがある。

獲れはじめの頃は、楽に土から引っこ抜けたルッコラも、今やしっかりと根で土を抱え込み、簡単には抜けない。


         


この可愛らしい花は、このまま実を結んでくれるだろうか。
種が獲れたら.....
またそれを播いて、葉を食べ、花を咲かせよう。


     
        新玉ねぎのスライスたっぷり、ルッコラと生ハムのサラダピザ

     
       春到来。干しエビとジャコ・水菜のパスタ&からし酢味噌で青柳


         
        こちらは付き添いなしでは大好きなベランダひなたぼっこも
            出来ない甘えん坊。ゴンザ、ご苦労様♪


春の日差しはだんだんと強さを増して.....

我が家の畑にも、もうすぐ大忙しの季節がやってくる。

さて。
今年はこれから何を育てようか。

収穫も楽しいけれど。

土をいじるのはもっと楽しい私とゴンザなのである。


         
             こちらはerimaオリジナルおダシ
かつお荒削り・厚削り・サバ節・いわし節・煮干粉・イワシ粉・昆布・干しいたけ
        きちんと自分でとったおダシは体にしみる優しいお味
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親愛なる警部殿へ

2007年03月20日 23時54分15秒 | ハ~プニング!
親愛なる警部殿。

あの.....
無残な事件から、どれだけの月日が流れたでしょう。
(まずはこちらをクリック←)

あれは確か、秋口の出来事でしたね。

静かな午後の.....
凪のように穏やかな時間に起きた、あの事件。

容疑者は確か.....
ちゃあこといいましたか。

私の手元に今も残る調書を見ると、犯人は逃走も虚しく警部殿の迅速な捜査で逮捕され、二度とこんな事件は起こさないと、私と警部殿の前で誓ったのでしたね。

あの時の警部殿の優しい問いかけ。
私は覚えております。

あのとき.....
容疑者は警部のその温かい人柄と問いかけに心打たれ、早々に罪を認めたのでした。

しかし、警部殿。
あの時.....

「決して再犯はしない」

と誓ったはずのあの容疑者が。

実は今度は現行犯で捕まったのです。


     
        ああ!またしてもこんな光景を目にする日がやってくるとは...


いえ。

いっそこんな回りくどい言い方はやめましょう。

容疑者を確保したのは他ならぬ警部で.....


     
           鮮やかな身のこなしで容疑者を確保する警部。
       かつては運動部などで剛の者として鳴らした体格のいい若手も
           警部のこの鮮やかな手際には勝てないと舌を巻く


私は、その後すぐに新たな事件を解決しに向かわれた警部の後を引き継ぎ、こうして記録を残しているに過ぎないのですから。


     
      「たとえ凶悪犯とて、護送中の容疑者に配慮を忘れてはいけない」
            警部の教え、決して忘れてはおりません。
         ホレ、こうして上着をすっぽり頭からかぶせて.....
        あっ、コラッ、写真はイカン、写真は!どこの記者だ!?


警部殿のいない現場検証は私にとって寂しく孤独なものでしたが、今まで警部殿のやり方を見てきたのはこの日のためと、警部殿の一挙手一投足を思い出しながら、頑張りました。


     
          証拠となるものならばたとえ一ミリでも見逃すまいと
             目を皿のようにして現場検証に当たる。
          大きさや形からもわかるように今回の被害者はアジ。


取り調べも.....
警部殿の諭すようなあの温かな声音を思い出しながら、じっくりと取り組みました。

私には、あの時の容疑者への警部殿の呼びかけが.....

「お前にも家族がいるだろう」

との、あの言葉が忘れられないのです。


     
               完全黙秘を続ける容疑者(写真上)
              erima「どうだ?カツ丼でも食わんか?」
        「あったかいもの食って一服して、それからよ~く考えるんだ」
       

いまだ調書は白紙でも。

私は警部殿のやりかたを受け継ぎ、これからも決してそれを曲げるつもりはありません。

警部殿のような温かさがあれば.....
今は頑なな容疑者の心も、いつかはこの、春の芽吹きの季節のように、暖かく和らぐことでしょう。

警部殿。
あれから.....

KEEP OUTのテープを作るのが大変でした.....。
床は今、赤い色鉛筆の粉だらけです。

警部殿.....


     
       再犯を犯したからといって、更正のチャンスがないわけではない。
          モザイクは容疑者の猫権に対する当然の配慮である。
コメント (13)
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