猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

十円ハゲと現代おままごと事情

2007年03月23日 23時57分35秒 | お出かけ
この春。

友人がご主人の転勤に伴って大阪へと移り住む。

あまりに急な話だったので、私たち友人も、本人すらも驚いていたのだが、引越しまであとわずかとあって、急遽友人達と彼女の自宅を訪問し、プレゼントを渡すことになった。

彼女の実家は横浜にあるし、きっとちょくちょく帰ってはくるだろうが.....
それでも友が遠方へ旅立ってしまうのは寂しいものだ。

プレゼントのチョイスを一人の友人にお任せした私は、持参するケーキの買出しを自ら申し出て、別れを惜しむひとときをとびっきり美味しいスウィーツで楽しみながら過ごそうと、朝イチでアンリシャルパンティエに赴き、あれこれと買い込んで他の友人達との待ち合わせ場所に向かった。


     

     
            そごうの前には春いっぱいの植え込みが♪


友人達と落ち合い、長い坂道を登って目的の彼女の自宅へ向かう。
確か夏にはこの道を通って、とりたて野菜を届けにきたのだっけ。

引越し前の慌しい時期だというのに。
私たちのために昼食を用意して待っていてくれた彼女は、いつものように

「元気?」

と快活に笑い、私たちもいつものようにおしゃべりに興じた。


     


心のこもった手料理に、美味しいケーキ。
私たち大人が笑い、喋り続ける横で、今年から幼稚園に通うという彼女の子供も、遊びに来た一番の仲良しだという女の子も、やはり笑い、喋り遊び続ける。

女の子らしい、お人形遊びやおままごと。

ときおり聞こえてくる

「素敵なお靴ね~」

なんていうおしゃまな会話も大人たちの微笑を誘う。


     


たくさん転がっているおままごと道具は、私たちの子供の頃とはまるで違う可愛らしさ。
マグネットで組み立てられたり、マジックテープで材料同士がくっついたり、大人も楽しくなってしまう芸の細かさだ。


     
              可愛い売り子さんがカートを押して売りに来た
                 ドーナツとロールケーキとアイス
              「おいくらですか?」と聞くと「ただで~す♪」
              う~ん、どうやって採算をとっているのか!?(爆)


しかし面白かったのは彼女達がその道具よりも、ホンモノのお鍋を好み、計量カップやお箸、フライパンを使いたがったこと。
そして、おままごとに誘われた私が

「じゃあ何を作る?」

と聞いたときの、子供たちの答えだ。

「ペンネチーズクリーム!」

えええええっ!?

最近の子供はそんなもの食ってるのか.....
おばちゃん、ペンネなんて大人になって初めて存在を知ったけどなぁ。

折り紙を千切って作ったペンネを鍋に入れた子供達は私の

「塩を入れてくださーい。お次はコショウですよ~。焦げないように一生懸命かき回してくださ~い」

という指示が気に入ったのか、何度も

「メンメン(麺のことらしい)作ろう!」

と言っては、飽きずに同じ事を繰り返し、うどんやらそばやらを作り続けるのだった。

私が教えた『びっくり水』という言葉とその動作を、やはり気に入り、

「ぼっくりむず~」

と連発しながら(笑)


     

     

     


大人と子供。
違いはあるけれど、女の子の好きなものは美味しいものとおしゃべりと、楽しい友達。

もうすぐお別れしなければならなくても、こうして仲良しのお友達と思う存分遊んだ思い出は、小さな彼女がこれから先歩む長い長い道のりに.....
素敵なスパイスとしてほのかな余韻を残すのだろう

たとえ.....
記憶には残っていなくても。

午後いっぱい。
散々食べ、しゃべり、笑った私たちは

「元気でね!」

と挨拶を交わし、次に会う機会を楽しみに.....
それぞれの家路をたどった。

またね!


     
           帰宅するとなぜか十円ハゲを作っていたこのお方
          決して私が先日の犯罪の罰に刈り込んだわけではない(爆)
          なんだか赤くポッチになってるけど...虫に刺されたかなぁ
     
コメント (4)
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