猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

一粒の幸せ   - 食わずに死ねるか! -

2007年03月27日 23時24分26秒 | 美味しいもの
世の中には。

「ああ、この味を知っているだけで幸せ.....」

と、思えるほど美味しいものがある。

「ああ、この味を知らずに死ぬようなことがなくってよかった.....」

と、思わせるほどに美味しいものが。





値段が高い、安い、に関わらず、また、ある人には幸福の味、しかしある人には見るのも嫌、というものであっても。

食べることが人間にとって不可欠な行為である限り。
私たちは美味しいものを求め、愛し、そのこと自体に強い興味を持ち続ける。

そして、私たちは本当に美味しいものに出会ったとき、先に述べた

「ああ、この味を知らずに死ぬようなことがなくってよかった.....」

という気持ちさえ抱くのである。

そう。
私とゴンザはまたしてもそんなものと出逢ってしまった。

それがこれ。
『ピエールエルメ』のマカロンである。


     
       左より、パッション、白桃サフラン風味、ローズ、ピスターシュ


いや。
ピエールエルメのものは、ケーキであれば食べたことがあった。
しかし、買い物に行けばいつも華やかな存在感のケーキに先に目を奪われ、少し地味な存在であるマカロンまでは手が回らず、そのままにしていたのだ。

が、私のブックマークにも入れさせて頂いているblog『さかなのはなぢ』のツマ様が、その美味しさについて触れていらしたのを見て、

「こりゃ絶対次回はマカロンを!」

と思い、ようやく買い求めてきたのだ。

そして、そのあまりの美味しさに酔い、倒れそうになってしまった。

美しい、繊細な色と形。
口に運んだ瞬間にほろっとほどける軽い食感。
淡くて、しかし淡すぎないクリームと、喉を通過する刹那に鼻をぬけてゆく、驚くほど豊かなそれぞれの香り。

ああうっとり♪

私ったら。
かつては『マカロンってそれほど美味しいものじゃないよね』などと言ってたけど、すみません。
私が間違っておりました。

マカロンって、幸せの一粒だったのね。


     
                   こちらは我が家の一粒


しかし、一粒4センチほどのマカロンに、こんな楽園がひそんでいたなんて、想像もしなかった。

こりゃ一粒200円でも納得どころか、安すぎるくらいだ。

きっちり半分こに分けたマカロンをかじりながら、私とゴンザは

「なんだこれ!?」

「驚きだね!」

「美っ味~い♪」

をくり返し、次にピエールエルメを訪れた際は、全種類を購入してくることを決めたのだった。


     
                ワタクシのおやつもお忘れなく!


幸せにはいろんな形があるけれど.....

ピエールエルメのマカロンはまさしく幸せそのものの形。

ツマ様~。
素晴らしいものを教えて下さってありがとうございました~!


    
   こちらは我が家下に、マザーによって新たに送り込まれてきた地上最強生物
      この生物は一粒だけでも恐ろしい破壊力を持つというのに.....

    
                    今回は五粒!
                   ああおそろしい.....♪

    
              この寝顔の攻撃力の高さには、
           挑戦者であるパグには決して負けないという
               マザーの本気度が伺える

    
      見よ!あの破壊力の塊の中心に身を投じる勇気あるコイツを!
       また、飛び込まれようが踏みつけられようがビクともしない
             ブラザーたちの大物ぶりを。
           地上最強生物の座を巡る闘いは激しい.....

        
             こちらは花ざかりのルッコラ
           実を結んだら新たな芽のための一粒に
    
コメント (8)
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