趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『ツナグ』 辻村深月

2010年12月16日 | 
新聞広告を見て知った、辻村深月さんの最新刊です。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』を読んだ事を思い出したのです。

題名の‘ツナグ’とは、「使者」のこと。
死んでしまった人と生きている人をツナグ窓口。

この‘ツナグ’が引き逢わせた4つの‘再会’と、
‘ツナグ’を引き受ける17歳の事情の話との、
5つの連作短編集になっています。



どの‘再会’も、胸に迫るものでした。
中には涙が止まらなくて困ったものもありました。
ですから、電車の中や屋外で読むのはオススメしません。

それぞれに立場が有る。
それぞれに思いが有る。
その違いの中で、人を思う、ということ。
人を思う気持ちの、強さ、というものを
見せてもらった気がしています。

目の前にあるその人に、しっかり向き合い、
正対する事でしか叶わない、気持ち。
心の奥深い所を揺さぶられ、ただただ涙があふれました。

おすすめします。。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
予約しました (hira)
2010-12-17 15:56:28
ここで新刊発売を知り、早速図書館で予約しました。が、すでに180人待ち…。読めるのは半年先になりそうです。辻村さんは人気ですね。4月に予約した「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」が、ようやく順番がまわってきそうなので、まずはそちらから読んでみます。楽しみです。
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180人!! (Poke)
2010-12-17 18:01:28
hiraさん、こんばんは。
予約の多さに驚きです!辻村さんも人気なのですね~
最近はタイミング良く早めの予約ができている本が多いのですが、
順番が一度にどっと来たりして、それはそれで追い立てられるような読書になったり、
読みきれずに次の人に譲ったりしている始末です^^;
この『ツナグ』は、とても心に響く物語でした。
感想など、気長にお待ちしてますからね~^^
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