世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

道東の秘湖巡り&初夏のフラワーハイキング(7)~東雲湖

2022年07月07日 | 国内旅行

<天望山の麓から然別湖対岸の宿泊ホテルの風景>

4日目は北海道三大秘湖のひとつ「東雲湖」までの往復ハイキングです。

皆さん、東雲湖って聞いたことがありますか?私には全く未知の湖!

北海道に住んでいらっしゃる方でもこの秘湖を知らない方は多いようです。

まさに秘湖!それは北海道3大秘湖の中でも到達が最も困難、徒歩以外は近づく手段がありません。

そこへハイキングしながら訪れてみようという今回の旅の企画、Aツアーならではですね。

もちろん北海道のツアー本には全く紹介されていません。どこにあるのかさえよく分からなかった湖。

事前にネットで検索し、それほど難しいコースではないことを知りこの日を楽しみにしていました。

 

然別湖の湖畔にそびえる天望山(くちびる山)・白雲山の登山口から然別湖の南岸に続く道を歩き、

東へ大きく切り込んだ入り江から然別湖にさようならをして山奥へと進みます。

登山口と目的地東雲湖までは殆ど高低差はなく、数十メートルです。

しかし道幅が狭く小さなアップダウンが続き、山道らしい山道でした。

歩行距離約8キロ、往復所要時間5時間。実際には休息を含めて6時間ぐらいかかったでしょうか。

<登山口 ホテルの車で数分、送っていただきました>

<ツアーリーダーのAさん。お世話になりました

道すがら風穴や緑美しい瑞々しい苔、また珍しい高山植物、野鳥の鳴き声・・・・・。

どっぷりと自然に浸ることができる楽しいハイキングです。

と言っても倒木を乗り越えたりくぐったり、また大きな段差があったりと、決して楽とは言えない道中。

写真は撮る余裕はやはり私にはなく、全て夫のデジカメによる画像です。

<自然にできた風穴 手を差し入れると冷たい空気が流れていました 周囲の苔もフカフカ>

<ギンリョウソウ>

<ゴゼンタチバナとコケモモ ゴゼンタチバナは群生していました>

<ウコンウツギ 東北地方から北海道の高山で見られる黄色い花のウツギ>

<深山半鐘蔓 ミヤマハンショウヅル 復路ではもう少し開いていましたが、画像無し>

 

東雲湖が近くなると次第にガレ場が多くなり、やや歩きにくい道となります。

運がよければこのあたりの岩陰で、北海道の然別湖近郊でした見られない絶滅危惧種ナキウサギが、

見られるとのことでしたが、この日は「ピチ、チ」という鳴き声はかすかに聞こえど姿は見えず。

実は私は20年前然別湖を訪れた際、ナキウサギに出会っています。

<当時の写真 アルバムより >

然別湖周辺を散策している折、若いご夫婦に出会い、ナキウサギがいることを教えていただき、

夫がレンズを向けて何とか撮った一枚です。ナキウサギのことなど全く知らず、

恐らくであった若夫婦に教えていただかなければ素通りしていたと思うと、

なんとラッキーなナキウサギとの出会いだったでしょう。そこがどこであったかも今では思い出せません。

ようやく到着した東雲湖!お天気が下り坂で写真にはその神秘的な美しさが出せてていません 残念です。

大変小さな小さな湖で湖畔には背丈ほどある笹をかき分けかき分けながらでないと進めないとのこと。

ハイキングはここまでです。この場で十分満足です。


<My husband!>

以前はここからは湖の全景が見えなかったようですが、前面の木が枯れ、眺めがよくなったようです。

手前の白い花は硫黄山麓で沢山見たエゾイスツツジです。

ここでお弁当タイム30分。雨の降らないうちに戻りましょう。

天候不順との予報が悔しくもあたり、復路は雨に会ってしまいました。

しかしホテルに着くころには雨も上がり、ツアー仲間の中のお若いお二人がその後カヌー体験。

私たち高齢者4人は夕飯まで温泉三昧でした。

 

次回は最終日、山から海へ!

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道東の秘湖巡り&初夏のフラワーハイキング(6)~然別湖 

2022年07月03日 | 国内旅行

たった4泊5日の旅行ですのに、はや6回目になりました。海外旅行並みですね。

早く終わらせたいと思うのですが、なかなか要領を得ない説明で長くなりました。

あと2回~3回で完了させるつもりですのでもうしばらくお付き合いください。

 

4日目は然別湖の奥地に佇む東雲湖までの往復ハイキング。今回の旅のハイライトです。

道中、様々な高山植物や野鳥に出会える本格的ハイキングコースです。

 

その前にまずは然別湖の説明を!

然別湖は大雪国立公園内の唯一の自然湖で、標高810m、道内で最も高いところにあり、

「天空の湖」とも呼ばれるとても神秘的な湖です。

周囲はトドマツ、エゾマツ、ダケカンバに囲まれた原生林になっていてトレッキングに最適。

こちらも私は訪れるのは3度目。1回目は学生時代、半世紀以上前、ユースホステルに泊まりました。

2回目は20年前夫と、今は休業中のホテル「福原」へ泊り周囲を散策。

今回は今は1軒だけになったホテル「風水」に。湖畔にあるこのホテルからの眺めは絶景でした。

然別湖でのアクティビティーはトレッキング、カナディアン・カヌー体験、そして釣り。

今夕たまたまテレビを観ていましたら、釣りの番組でこの然別湖が。

世界でここだけしか見られない魚「ミヤベイワナ」が紹介されていました。

大変貴重な魚ゆえ「キャッチ&リリース」が原則です。それでも釣り好きにはたまらない湖のようです。

この日も朝早くから釣り人がボートをこぎ出していきました。

<釣り船 ボートが見えます>

ホテルの夕食にオショロコマという焼き魚が出されましたが、それが養殖されたこの「ミヤベイワナ」!

それを知っていれば、もっと味わっていただいたのにと、今思えば残念でなりません。

 

ホテルの窓からみえる景色です↓

正面の山は天望山、湖面に映るそのかたちから別名「くちびるやま」と呼ばれています。

右側に聳える山は白雲山(標高1186m)。然別湖を見下ろす展望抜群の山だそうです。

私たちはこの白雲山と天望山の麓の原生林を歩いて北海道3大秘湖のひとつ、東雲湖を目指しました。

 

そこまで綴るつもりでしたが、長くなりましたのでこの続きは次回に致します。

次回からは短く短くまとめますね、私もそろそろ旅行記綴るのに疲れてきましたので

 

 

 

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道東の秘湖巡り&初夏のフラワーハイキング(5)

2022年07月02日 | 国内旅行

道東の旅、3日目を綴ります。

6月19日、この日は比較的遅い出発で、ホテル周辺を散策したりしながら朝のひと時を過ごしました。

朝方の雨もすっかり上がりホテルを出発するころには晴れ渡ってきました。

まずは専用車で阿寒湖へ。阿寒湖畔の泥火山が観察できる、ボッケ遊歩道を散策しました。

<右に見えるのが雄阿寒岳 ここから雌阿寒岳は見えません>

ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味で、地下から熱い泥が火山ガスと共にボコボコと噴き出しています。

画像だけではよくわかりませんね。動画を撮っているツアー仲間もいましたが、そうすればよかった。

ボッケの森はエゾマツ、トドマツの針葉樹、ミズナラなどの広葉樹が入り混じり、

野生動植物の生息する自然豊かなところです。

 

左 つる紫陽花 木に巻きつくのではなく真っすぐはいんぼるのだそうです。

 右 シウリザクラ 北海道に多く自生している桜だそうです。どこかで見た気が・・・・。

新宿御苑の入り口近くに咲いていました。

<大山オダマキ>

<トドマツの木にこんな立派な(?)クマゲラ(きつつき)の食痕が!>

エゾマツ、トドマツはどこでも観られ、リーダーの説明で徐々にその違いが分かりはじめ、

「これトドマツ、これエゾマツ、これはエゾマツの赤ちゃん」と皆で当てっこしながらの歩き。

 

そこでかなり混乱していますが、その違いを復習!(残念ながらよい写真がありません)

エゾマツ:枝が下向き、松ぼっくりも下向き、針状の葉は固くてチクチク、木肌は茶褐色、ゴツゴツしている。

トドマツ:枝は上向き、松ぼっくりも上向き、針状の葉は柔らかくて痛くない、木肌は滑らかで灰白色。

一番分かりやすいのは葉の感触だったかしら?(間違いがありましたら、ご容赦のうえご指摘ください)

両マツともひたすら天に向けてまっすぐのび、見上げていると後ろにひっくり返りそうでした(笑)。

 

午後は北海道3大秘湖のひとつ、「オンネトー」へ。

オンネトーは阿寒摩周国立公園の最西端にある周囲2,5キロの小さな湖です。

観る時間により、また季節のよって湖面の色が変わると言われています。

周囲を原生林に囲まれ、いろいろな規制があるため、とても静かな神秘的な湖です。

今から20年前、北海道をレンタカーで走りまわった折も寄り、とても印象に残っていた湖。

再び訪れることができ、感無量でした。その折はエゾマツの原生林を抜け、湯の滝まで足を延ばしました。

当時滝上の池が天然の露天風呂になっていて、誰もいない(クマが覗いていたかも?)。

夫は気持ちよく入浴、私は足湯!

今回は訪れませんでしたが、現在は微生物によって酸化マンガンが発生し、入浴禁止になっているとか。

当時の写真です。また北海道まで行く機会があれば、是非訪れてみたい場所です。

オンネトーからは活火山であり、また日本百名山のひとつ、雌阿寒岳(1499m)がよく見えます。

<手前オンネトー、後方左、雌阿寒岳、右阿寒富士>

この日の宿泊場所は然別湖畔に建つ然別温泉ホテル風水。

いよいよ次の日が今回のハイライトともいえる秘湖東雲湖へのハイキング。

また次回をお楽しみに!

 

 

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする