道東の旅、3日目を綴ります。
6月19日、この日は比較的遅い出発で、ホテル周辺を散策したりしながら朝のひと時を過ごしました。
朝方の雨もすっかり上がりホテルを出発するころには晴れ渡ってきました。
まずは専用車で阿寒湖へ。阿寒湖畔の泥火山が観察できる、ボッケ遊歩道を散策しました。
<右に見えるのが雄阿寒岳 ここから雌阿寒岳は見えません>
ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味で、地下から熱い泥が火山ガスと共にボコボコと噴き出しています。
画像だけではよくわかりませんね。動画を撮っているツアー仲間もいましたが、そうすればよかった。
ボッケの森はエゾマツ、トドマツの針葉樹、ミズナラなどの広葉樹が入り混じり、
野生動植物の生息する自然豊かなところです。
左 つる紫陽花 木に巻きつくのではなく真っすぐはいんぼるのだそうです。
右 シウリザクラ 北海道に多く自生している桜だそうです。どこかで見た気が・・・・。
新宿御苑の入り口近くに咲いていました。
<大山オダマキ>
<トドマツの木にこんな立派な(?)クマゲラ(きつつき)の食痕が!>
エゾマツ、トドマツはどこでも観られ、リーダーの説明で徐々にその違いが分かりはじめ、
「これトドマツ、これエゾマツ、これはエゾマツの赤ちゃん」と皆で当てっこしながらの歩き。
そこでかなり混乱していますが、その違いを復習!(残念ながらよい写真がありません)
エゾマツ:枝が下向き、松ぼっくりも下向き、針状の葉は固くてチクチク、木肌は茶褐色、ゴツゴツしている。
トドマツ:枝は上向き、松ぼっくりも上向き、針状の葉は柔らかくて痛くない、木肌は滑らかで灰白色。
一番分かりやすいのは葉の感触だったかしら?(間違いがありましたら、ご容赦のうえご指摘ください)
両マツともひたすら天に向けてまっすぐのび、見上げていると後ろにひっくり返りそうでした(笑)。
午後は北海道3大秘湖のひとつ、「オンネトー」へ。
オンネトーは阿寒摩周国立公園の最西端にある周囲2,5キロの小さな湖です。
観る時間により、また季節のよって湖面の色が変わると言われています。
周囲を原生林に囲まれ、いろいろな規制があるため、とても静かな神秘的な湖です。
今から20年前、北海道をレンタカーで走りまわった折も寄り、とても印象に残っていた湖。
再び訪れることができ、感無量でした。その折はエゾマツの原生林を抜け、湯の滝まで足を延ばしました。
当時滝上の池が天然の露天風呂になっていて、誰もいない(クマが覗いていたかも?)。
夫は気持ちよく入浴、私は足湯!
今回は訪れませんでしたが、現在は微生物によって酸化マンガンが発生し、入浴禁止になっているとか。
当時の写真です。また北海道まで行く機会があれば、是非訪れてみたい場所です。
オンネトーからは活火山であり、また日本百名山のひとつ、雌阿寒岳(1499m)がよく見えます。
<手前オンネトー、後方左、雌阿寒岳、右阿寒富士>
この日の宿泊場所は然別湖畔に建つ然別温泉ホテル風水。
いよいよ次の日が今回のハイライトともいえる秘湖東雲湖へのハイキング。
また次回をお楽しみに!