世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

サラバ

2016年03月14日 | 読書&映画

今日は1日中雨が降り続いた東京地方です。

夫は映画を観に出かけ、ランチは友人と外食。私は家に引き篭もり読書三昧の一日でした。

食事をするのもサボりたくなるような気分。ひたすらある本を読みふけりました。

西加奈子著「サラバ」下巻。今日1日で一気に残り3分の2を読み完読です。かなり読み応えのある本です。

こんなに読書にのめりこんだのも久しぶり。シトシト降る雨のお蔭でしょうか。

夕飯はありあわせの野菜でカレーライスとサラダ。完全に家事放棄です。

それではこの「サラバ」、そんなに面白かったのかというと・・・・・????

2015年の直木賞受賞。図書館でも常に予約件数上位をランク、ようやく手元に届いた小説です。

主人公の「歩」の半生を描いた長編小説で、舞台はイラン、大阪、エジプトカイロと実際西加奈子が生活した国が舞台となっています。

上巻は幼少期から高校生まで、「歩」にとって幸せな時代が描かれています。

下巻は大学生から37歳の大人まで。大人になった「歩」には数々の試練や葛藤が襲い掛かり、苦悩します。

登場人物はそれぞれに強烈な個性を持ち、それに振り回され常に受身の姿勢で生きていく主人公「歩」。

下巻の途中から話の流れが大きく展開していき、内容を理解するのに私の頭がなかなかついていけくなりました。

面白いから一気に読めたのでしょうが、読み終わった後の感想は、なんだかな~しっくりこない、と言う感じ。

凡人の私、感性の乏しい私には、この小説の本当の意味が最後までよく理解できませんでした。

はっきりいって私にとっては奥の深い難しい本でした。

読まれた方はどうぞご感想をお聞かせてください。

 

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映画 & 読書

2016年03月12日 | 読書&映画

あの忌まわしい震災から5年が経ちました。

もう5年と思われる方、まだ5年と思われる方、その立場、状況によりいろいろでしょう。

被災しなかった私たちでさえ、あのとき自分は何をしていただろうと、3月11日がやってくるたびに思い起こしてしまいます。

改めて命を落とされた方々、いまだ行方の分からない方々のご冥福をお祈りいたします。

 

今週は私にしては本当に本当に珍しく2本も映画を観ました。今日は姉を誘って。

以前のブログ「プラチナのように輝いて」でも紹介した銀座メゾンエルメス「ル・ステューディオ」。50席にも満たないミニシアター。

毎年テーマを決めて1年間そのテーマに沿ったユニークな映画を上映しています(土日のみ予約制)。

今回はベトナム出身のトラン・アン・ユン監督の「青いパパイヤの香り」。

古い作品ですから、ご覧になった方も多くいらっしゃるでしょう。

青いパパイヤの香り 

1993年、カンヌ国際映画祭でカメラ・ドトール賞受賞、国際的評価の高い映画です。

あらすじは実に単純、ここでは資産家の新人音楽家と奉公人の恋物語とだけ申し上げておきます。

「青いパパイヤの...」の画像検索結果

が、映像が実に美しく素晴らしい!

駄な会話を省き、映像と人物の身のこなし、表情そして音楽、自然の奏でる音で登場人物の心情を表現し、

観るものたちの心を掴み、物語の世界に引き込みます。

語られる言葉は少なく、ラブシーンがあるわけでも無いのに、どこか官能的な空気が流れ漂っている映画でした。

配られた冊子の紹介文を一部引用させて頂きます。この一文がこの映画の全てを物語っています。

「トラン・アン・ユン監督は、ひとり、もの思いにふけるような子どもだったにちがいない。常に五感を開き、鳥の声に耳を傾け、熱帯の鮮やかな緑を見つめ、調理場で野菜をいためる匂いに心をうばわれていたのではないだろうか。13歳でフランスに移り住んだトラン監督の心の底には、ベトナムでの少年時代に出会った色や音、味や香りが深く刻み込まれているのだろう。『青いパパイヤの香り』という題名からも、そのことはよく伝わってくる」

 

もう一本の映画は水曜日、長女が有給休暇をとり映画に誘われました。なんと青春漫画の映画化されたもの。

ここに題名を書くのも恥ずかしくて憚られますが、これが観ると結構面白かった!たまにはこんな映画もいいかな?

最後の場面では不覚にも胸キュンとなり、目に涙のおばあちゃんでした。同じ年頃の孫を持つゆえかもしれません。

ま~私にとって映画はつけたしで、長女とのお喋りが一番の楽しみでしたが。

 

図書館から一度に三冊も本が届いてしまいました。全て2~3ヶ月待った本ですから、勿論私の後にも予約者ゾロソロ。

どうしても2週間以内に読まなければ、次いつ順番がまわってくるやら・・・・・。 

これが不思議と順番が回って来るときにはどっと来るのです。

「サラバ」の上巻は読破、この三冊を2週間以内はとても無理ですね~。最近、本に追われている感じ。

まだ予約してある本が2冊。順番ゆっくりでいいよ~って!予約しておいて何を言うか、ですね。

 

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2つの悲しい事件に心痛める

2016年03月10日 | 呟き

昨日9日は国立大学の合格発表日だった。

若い心は悲喜こもごも、受験生にとっては辛い涙あり、歓喜の涙ありの長い一日だったであろう。

そんな中、合格したにも関わらず、より悲しみを深めている親御さんがいる。

福岡市の路上で同じ予備校に通っていた少年に刺され亡くなった北川ひかるさん、大阪大学法学部に見事合格していた。

どんなにか残念で悔しいことか。でもおめでとうを言いたい。そして少年には、言葉では言い尽くせない憤りを感じる。

その犯人の少年も同じ大学の同じ学部を受験していたと聞く。

きっと将来日本を背負って立つ有望な人材に育つ2人の筈ではなかったか。

大切な人生を愛、恋のために棒に振ってしまった少年。なんという馬鹿なことをしてしまったのだろう

腹立たしいと同時にとても悲しい。

 

取り返しのつかない事件といえば、もうひとつ。広島府中市の中学3年生の自殺事件。

何とも不可解な事件だ。憤りと同時に疑問点がいくつか湧いてくる。

孫娘も中学校からの併願推薦を受け、私立高校に合格が決まっていただけに、素通りできない事件だった。

詳細は皆さんも良くご存知の通り、データーの誤入力で万引きをしたと間違えられた男子生徒が、専願推薦をもらえず、それを苦にして自殺をしてしまった。

2年前の中学1年生の秋の出来事のようだ。

2人の男子生徒がコンビニエンストアーで万引き、日曜日であったが、学校へ連絡が行き、保護者と共に謝罪に行ったという。

そして翌日その教師が生徒の名前を誤って報告、単純な記載ミスから、この悲劇は起こった。

誤りに気付きデーターはその後訂正されたようだが、誤ったデーターも消去されずそのままPC上に残されていたという。

その誤ったデーターファイルに基づき進路指導をした担任女子教諭。

今彼女が槍玉にあげられているが、一番の責任はどこにあるのか。それこそ単純には語れない。

この男子生徒は優秀で非行歴も無い真面目な生徒であったそうだ。

娘の話によれば、推薦の有無は一人の教諭だけの判断ではなく、複数の教諭が話し合って決めると言っていた。

それなら、何故誰もその誤った非行歴に基づく進路指導に疑問を投げかけなかったのだろうか。

またその男子生徒は何故万引きの嫌疑を否定できなかったのだろうか。もっと自己主張して欲しかった。

命を絶つなんて!もっと強くあって欲しかった。受験が全てではない。高校なんていくらでもやり直しが効くのに。

もうひとつ、私が思うこと。中学一年生、特に男子生徒はいろいろ冒険、悪戯をしたい年齢だ。

出来心ということもある。その後の2年間の生活態度によっては、内申書の見直しだってあっていいと思う。

一度のつまずきによって内申書が左右され、その生徒の人生を狂わせてしまうなんて、それが教育と言えるだろうか。

喫煙、喧嘩、校内暴力、無いに越したことは無い。しかし子供たちは様々なことを経験し成長していくものだと思う。

 

19歳の北川ひかるさん、そして15歳の男子中学生の冥福を祈ります。

合掌

 

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お悔みの気持を伝えることの難しさ

2016年03月08日 | 呟き

1月の中旬に夫の高校時代の同級生の急逝の訃報が入りました。

同窓会のお世話をなさっている方の所に奥様からメールが入り、友達に一斉に転送されました。

余りに急なことで、悲しみより驚きの方が大きく、夫も私もその知らせに自失茫然としました。

毎年夏には山好きの高校時代の旧友数名で3泊から4泊の縦走登山を楽しんでいた仲間です。

昨年の夏もお元気で丹沢の山々を縦走、山小屋でお酒を汲み交わしながら楽しい一時だったと夫は申しています。

今年も5月に故郷広島からの組と合流、3泊4日の山行きが既に計画されていました。山小屋も予約済み。

それほどにお元気だったのです。私は直接お会いしたことはありませんが、夫から彼の話はよく聞き、写真も見せてもらっていました。

その奥様からのメールは通夜、葬儀全てが終わってからの連絡で、故人とご家族の希望で家族葬として見送られたそうです。

そして「お知らせするのが遅れましたことをお詫び申し上げますと共に、はなはだ勝手ながら、御香典、ご供物、供花等、固くご辞退申し上げますので宜しくお願い致します」とのお言葉がありました。

夫もどうしてよいかわからず、しばらくはそっとして置いた方がよいかと、そのままにしていましたが、49日も終わるころ、そろそろ奥様の気持ちも落ち着かれたかと、先日お電話をしてみました。

お留守でしたので留守電に言葉を残しておいたようです。

内心、なんとお慰めしてよいのかわからず、正直お留守であることにちょっとほっとしたようです。

数時間後、奥様から折り返しのお電話がありました。

最初はお元気に話されていましたが、夫が良かれと思い、いろいろ彼の思い出話をしていると、奥様の声が涙声になり、電話口で嗚咽なさっているのが分ったそうです。

お線香をあげに、また出来たらお墓参りをさせて欲しいとお願いしましたが、固くご辞退されたそうです。

夫は電話を切った後、折角明るく立ち直られてお話なさっていたのに、悪い事をしてしまったと電話をしたことを後悔していました。

そんなことはないわよ、きっと喜ばれたと思うわよ、と今度は私が夫を慰める番になりました。

お悔みの言葉と、それを伝えるタイミングって本当に難しいですね。

お悔みの言葉も亡きお方の思い出話も、かえって残された者の悲しみを増幅させることになるのではと思ってしまいます。

姉も今、この奥様と同じような立場にあります。どうするのが一番良いのでしょう。

 

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合格おめでとう!そして私の高校生活は・・・。

2016年03月07日 | 家族

なが~い高校受験期間でした。

1月中旬、併願推薦の私立の学校の形ばかりの受験から2ヵ月半、ようやく妹ちゃんの孫娘の受験が終わりました。

よくぞ集中力が続きました。ママもパパも大変だったと思います。皆よく頑張ったね。

今の受験のシステムは昔とは全く違い、また県によっても少しずつ異なっているようで、私たち昔の人間にはよくわかりません。

ママ(私の長女)はスタートの併願推薦の高校以外は全て妹ちゃんにとっては冒険、チャレンジだといっていましたが、

蓋を開けてみれば、全戦全勝でした。勿論レベル的なことは別にして、正しい高校の選択であったのだと思います。

お姉ちゃん孫と違い、余りお勉強には身入らない妹ちゃんでしたが、教育熱心なパパのお蔭で、とりあえ希望の県立高校に合格しました。

それも後期受験で。前期は不合格でした。この県の県立高校は2回チャンスが与えられます。

お姉ちゃんの通っている県立高校は県でも御三家といわれている難関校。合格できたのはミラクルだと両親は言っていました。

本人にそれを言うと、「私は実力で合格したのだからね」と酷くプライドを傷つけられるようですから、、口が裂けても婆は申しません(苦笑)。

妹ちゃんはお姉ちゃんとは違う県立高校です。

併願推薦以外に,こちらは普通の受験で県立高校より偏差値的には高い大学付属の私立の高校に合格していましたが、コチラを蹴っての県立高校選択です。

ちょっぴり勿体無いですが、本人がどうしても県立に行きたいというのですから仕方ありません。

親にとっては経済的に楽、なんという親孝行の孫娘たちでしょう。

お姉ちゃんを見ていて、やはり男女共学、自由闊達な高校生活に惹かれるのでしょうかしら。

またまた大学受験が大変ですが、本人が選んだ道、きっと頑張ってくれるものと思います。

 

私はといえば中学まで公立、高校は私立の女子高でした。

中高大一貫の学校でしたので、大半が中学からの持ち上がりで、当時50人近くいたクラス生のうち外部性は7~8人だったでしょうか。

なんとなくいつも疎外感を持ち続け、決して居心地の良い高校生活とは言えませんでした。

中学受験で同じ学校を受け、見事に落とされた私。自分より成績の悪かった友人が合格し、悔しくて悔しくて。

絶対見返してやる~。そんな不純な動機で、合格間違いなしと言われていた名門県立高校の受験を蹴って、私立女子高に入学しました。

高校時代、その選択の間違いに何度か後悔しましたが、後の祭りです。

ですから大学は外に出て、それも親元を離れ京都で下宿生活をしました。親には経済的負担を随分かけたと思います。

そんな体験を持つ婆は二人の孫娘たちの進路選択に拍手を送りたいです。ファイト!

 

そしてこちらはまだまだ受験には程遠い小学校3年生の孫息子!相変わらずの少年アルピニスト振りを発揮しています。

 
< 谷川岳 3月5日>

 
<上州武尊山 2月11日>

眩しいぐらい逞しい~!

 

 

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