風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2011  北の国へ

2011-10-05 | 

9/24(土) 晴れ

雲の切れ間に少しだけ青空が見える朝だった。素早くテントを撤収しバイクに跨がった。

山を降りてシイシカリベツ川に出会うまで鹿の群れに何度か遭遇した。事故にならないよう注意して進んだ。

ちょっと時間があるので竿を出してみた。川は3日前の台風15号で荒れていた。

水量も多く魚がいそうな雰囲気もなかった。1時間程で釣りを切り上げてナイタイ高原に向かった。ナイタイ高原へは10km直進、左折し10km直進、左折し10km直進と言う恐ろしい道のりであった。

高原が近づいて来ると高原は厚い雲の中で十勝平野は全く見えそうにないので寄らずに三国峠方面へ向かった。

糠平湖周辺には廃線後の朽ち果てた橋や軌道の後が残されている。

16年前糠平湖でキャンプした時対岸のサワト温泉に浸かったことが懐かしい。湖岸の熱めの温泉であった。

視界が突然明るくなった、白樺の続く道だ。

何度も写真で見たこの風景、実際に見てみるとそれほどの感動はなく。。。

三国峠には山小屋風のPAがあった。とても暖かい雰囲気が漂っている。

チキンカレーとフレンチコロンビアコーヒーの朝食。フライドポテトがアクセントになっている。三国峠でお腹が空いたらここに来よう。

大雪山系の山に白い物があった。万年雪だろうか。層雲峡で流星の滝と銀河の滝に寄った。山の上から勢いよく水が落ちて来る。

滝近くの駐車場のバイク置き場に入ろうとすると外国人の団体が横切って行った。横切り終わったのでバイクを入れると彼らが戻って来て横に停めてあったGSX-Rに跨がって写真を撮り始めたではないか。伴ちゃん(僕のbandit 1250S)に跨がられるのは望ましくないのでヘルメットをシートの上に置いて暫く見守った。

層雲峡から先は車が多かった。旭川の街を道道でパスして美瑛に向かった。

セブンスターの木。昔吸っていた煙草なので思わず行ってしまった。煙草は辞めて13年になる。やっと吸っていた期間より辞めてからの期間が長くなった。

ここにもひまわり畑があった。カレンダーみたいな風景が続く美瑛の丘をぐるぐるした。

今日は日が高いうちにキャンプ場に入って濡れたり湿ったテント、タープ、雨具、シュラフを乾かした。

と思ったらにわか雨が降ってきて大慌てで取り込んだ。あんなに晴れていたのに。

そして北の国からのロケ地富良野へ向かった。純(吉岡秀隆)とシュウ(宮沢りえ)がデートでボートに乗った鳥沼公園を左に折れて麓郷を目指した。

れいちゃん(横山めぐみ)の自転車のチェーンが外れたのは公園からちょっと行った展望台の近くだ。れいちゃんは可愛かった。そして尾崎が好きだった。

草太兄ちゃん(岩城滉一)のフェニックス牧場を越えて

純と蛍(中嶋朋子)が通っていた小学校の校庭にお邪魔し、先生はなんと原田美枝子!何がなんとなのか分からない。

このまま観光していると時間が足りないので布部駅に向かった。倉本聰の直筆で北の国此処から始ると書かれている。

この辺につらら(熊谷美由紀)が立っていたなとか雪子(竹下景子)が列車に乗って行ったなとか思い出した。

駅舎は建て替えられたがホームの雰囲気は当時のままだ。

その後おさらいを兼ねて富良野駅近くの北の国から資料館へ向かった。走馬灯のようにシーンが蘇る。

衣装や小道具も展示されていて北の国からファンにはたまらない場所だ。

そして最後に五郎(田中邦衛)の遺言を読んで泣いてしまった。

今日行けなかった場所は明日に廻る事にして吹き上げ温泉白銀荘に向かった。上富良野の日の出公園キャンプ場に泊まると割引券がもらえるのだ。

十勝岳と遠くの雲が夕陽でピンク色に染まっていた。温泉に向かうくねくね道をぐんぐん登っていくと沈んだ太陽がまた見えてきた。

夕陽を見ながら入れる露天風呂は気持ちよかった。

キャンプ場に戻って夜の宴だ。アスパラの炒め物、舞茸のみそ汁、鶏肉のニンニク醤油焼き、買ったサーモンのクリームコロッケをビールと供に戴いた。その後ご飯もしっかり食べた。

北東方面の星空がよく見えた。iPadで照らし合わせてよく見るカシオペアの他にペルセウス、牡羊座、白鳥座、木星を見ることができた。

このキャンプ場はSoftBankのWi-Fiが使えたのでびっくり、でもほとんど使わなかった。

明日は北海道を去る日だ。あっという間の出来事のようだ。

今日の走行距離は370km、早起きすると結構走れて時間の余裕もあるのだ。

コメント (4)
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