風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング 2020 2日目 小樽上陸後クッチャロ湖へ

2021-06-20 | 

9/18(金) 雨

4時半、小樽港にフェリーが接岸した。全ての車がフェリーから降りた後にバイクと自転車が下船した。早朝到着の小樽での楽しみと言えば港から数分走ったところにある鱗友朝市での朝ごはんだ。朝市は日曜日休みなので日曜日に到着するフェリーはできるだけ避けたいところだ。以前市場の食堂が全て閉店してしまい寂しい思いをしていたが、今は復活してくれて本当にありがたい。

今回のお店はいち乃家、刺身定食をいただく。朝から新鮮な魚介を食べると北海道へ来たなぁと思うのだ。

雨なので小樽運河をバイクから降りて眺めることもなく小樽の街を後に北へ向かった。止む気配のない雨の中を日本海沿いに北へ向かった。もう本当にずっと雨なのだ。

ビショビショで小平の道の駅で休憩した。この道の駅の名は「おびら鰊番屋」で明治の終わりに建てられた大きな番屋がある。以前番屋を訪ねたときの日記はこちらへどうぞ。

休憩場所に顔出しパネルが置いてあった、顔出しパネルがあったら取り敢えず顔を入れて見るのが人情だろう。よく見ると小平町のPRキャラクターはメロン、牛、ホタテ、タコ、魚とてんこ盛りである。そして胴体はご飯である。

雨が小降りになる頃、初山別の道の駅「ロマン街道しょさんべつ」でお昼ご飯のために立ち寄った。体が冷えていたのでフグカツラーメンを注文したが、見た目も味もう〜む、であった。

手塩から内陸部へ入って今日の宿泊地であるクッチャロ湖へ向かった。サロベツ原生花園のバス停はいつも止まってしまう場所だ。

クッチャロ湖畔のキャンプ場に着いてテントを張り終え、浜頓別の街のスーパーへ夕食の材料を買いに行った。野菜売り場にタモギ茸があったので迷わず購入した、普段見ることのない美味しいキノコなのだ。

キャンプ場に帰って隣の宿泊施設、はまとんべつ温泉ウイングに向かった。とろりとしたお湯で身体を温めて缶ビールを買ってテントに戻った。ビールを飲みながら先ほど買ったタモギ茸と豚トロ、トマトを炒めた。

夕方に雨が上がり、空が少しだけピンク色になっていった。

ここのキャンプ場の一番の魅力はこの夕焼けだ。前半で紹介した以前番屋を訪ねたときの日記の後半に息を飲むような夕焼けの写真があるので、こちらへどうぞ。しつこくてすみません。

夕焼以外にも、隣が温泉、最近倍になったけれど料金は400円、トイレは水洗、ゴミ処理あり、広い芝生のフィールド、静かな湖畔、街は近いし、いいことずくめなのだ。難点があるとしたら風が強い日がある、夏は蚊が多い、ぐらいだと思う。

と言うことでこのキャンプ場は道北を訪れたら外せないキャンプ場なのだ。

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北海道ツーリング 2020 1日目 3年ぶりのフェリー

2021-06-13 | 

9/17(木) 曇り一時晴れ

2020年、最初で最後のバイクツーリングに出かけた。行き先は北海道だ。ここのところアウトドアの遊びはもっぱら山歩きで、ツーリングから遠ざかっていて、北海道ツーリングも3年ぶりだった。

家から1時間ほど走ってSAで休憩した際、バイクから降りたら膝が痛くてこの先どうなるんだ、とビビってしまう。その痛みは新潟に着く頃には無くなっていたのでホッとした。

新潟港はよく晴れていて暑かった。乗船を待つライダーと荷物を満載したバイクが連なるのを眺めるといつも心がゾワゾワとする。

最近のフェリーはゴロ寝する相部屋と言うものがほとんどない。旅情はないけれどCOVID-19のパンデミック下においては幸いで、今回初めて簡易個室でない個室を予約した。シーズンオフだと二人部屋に一人分の料金で乗船できるのは嬉しい。

部屋のタイプはステートAの窓付き、トイレとシャワーが付いていて、篭るのに申し分ない。

少ない乗客を乗せたフェリーは新潟港から小樽へ向けて出発した。いつもであれば大浴場で汗を流してカフェスペースで生ビールだけれど、今回食事以外はずっと部屋で過ごした。

サッポロビールの最初の技師は長岡出身で、ドイツでビールの修行をしたとのこと、飲んだ缶ビールに書いてあった。ビールの後はワインに突入してほろ酔いとなった。

窓の外の暮れてゆく空に垂れた重い雲を眺めながら、中島みゆきのアルバム「いまのきもち」を聴いた。しばらくして海と雲の境目がわからなくなっていった。おやすみ。

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北海道ツーリング 2017 最終日 美瑛から苫小牧へ

2017-12-31 | 

8/4 晴れ

セイコーマートで飲み物を10本買うともう1本もらえるキャンペーンをやっていたのでレシートを集めていた。

10枚集まったので店に行くとレシートの点線部を切って応募用紙に貼るらしい。ガーン!ハサミもノリも持っていないのでそのまま静かに店を後にする。

最後は美瑛を一回りして帰ろう。北海道を感じられる景色が広がる。蕎麦が花盛りだ。

小腹が空いたので小さなパン屋に寄った。

丘を見下ろす四阿で天然酵母のアンパンとクリームパンを食べる。お供は牛乳だ。しっかりとした食感のパンであった。また買いに来よう。

ジエットコースターの道。

苫小牧に着くと旅も終わりだなと染み染みとした気持にになる。回転寿司店でフェリーで食べる寿司を買って隣のセイコーマートに寄る。

さようならセイコーマート、今回の旅もセイコーマートのお陰で充実した旅となった。

最後の方は端折ってしまった感じだけれど、今年のうちに北海道ツーリングの日記を書くことができて良しとしよう。

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北海道ツーリング 2017 12日目 上富良野へ

2017-12-21 | 

8/2 晴れ

礼文島には2泊した。最初は3泊しようかと思っていたのだけれどもう一山がっつりと登りたいなと思い礼文島を後にした。

フェリーに乗る前に漁協の直売所でお土産を買って家に送った。ホッケの一夜干しにちゃんちゃん焼き、そしてとろろ、とろろは利尻昆布100%のものでお店のおばちゃん推しだ。

さようなら礼文島、また歩きにくるよ、それから炉端焼きとうに丼も食べにくるよ。それに礼文敦盛草(レブンアツモリソウ)に礼文薄雪草(レブンウスユキソウ)も見に来たい。

稚内へ向かうフェリーから利尻山が見えた。富士山もすごいけど利尻山もすごい、裾野が全部海に繋がった島なんてまるでSFの世界だ。

稚内に向かうバイクは2台、そのバイクに乗る方と船室で話をした。北海道に単身赴任して北海道が好きになり、こっちに住むことにしちゃったそうだ。勤めていた会社は辞めてしまったそうだ。それだけの魅力をその人は感じたんだな。

程なくして稚内にフェリーは接岸した。そこから右手に利尻山を眺めながら海沿いの道を南下した。

海沿いの道、オロロン街道にペンギンみたいな鳥のモニュメントがある。羽幌の手売島だけに生息するウミガラス、オロロン鳥と言うらしい。このモニュメントは前から気になっていたので寄ってみた。

留萌から内陸部に入って旭川から美瑛に抜けた。美瑛は北海道で一番訪れている場所かもしれない。そして美瑛の隣町の上富良野にある日の出公園キャンプ場に向かった。

日の出公園キャンプ場は勝手知ったると言う言葉が合うキャンプ場でこの辺りに来たら必ず寄っている。情緒溢れるフラヌイ温泉にスーパーふじ、どちらも必ず利用する施設だ。この日記を書いていてフラヌイ温泉の冷泉を懐かしく思った。

そんなキャンプ場のコインランドリーで洗濯していたら声を掛けられた。利尻のキャンプ場に泊まっていたバイク旅の人であった。そんな偶然もまた面白い。

 

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北海道ツーリング 2017 10日目 礼文島へ

2017-12-03 | 

8/1 晴れ

港から見えるペシリ岬、見晴らしの良さそうな岬だ。今日は3泊した利尻島を後にして礼文島へ向かう。

フェリーを待つ間、レンタカーショップにミルピスの貼り紙をみつけた。ミルピスは利尻島で作られている乳酸飲料で牛乳瓶のような入れ物に入っている。

なんか有名そうなので記念に飲んでおこう。瓶には最果て、自家製と書かれている。うむ、感動はないがそれでいいのだ。値段は高めだがそれでいいのだ。

瓶を持って帰っていいですか?と聞くと50円であった。それで飲む前に持ち帰りですか、と聞かれたわけだ。おじさんと一頻り話をして向かいのフェリーターミナルに向った。

フェリーが港に入ってきた。小さなフェリーに旅情感が高まる。

さようなら、利尻島。さようなら、利尻山。

こんにちは、礼文島。利尻から礼文まで45分、あっという間である。

港のある香深(かふか)から5kmほどの所にある香深井(かふかい)にある緑ヶ丘スポーツ公園キャンプ場へ向った。最初は島の北部の船泊にある久種(くしゅ)湖畔キャンプ場にしようと思っていたのだけれど、昨年近くの銭湯が店じまいしてしまい、公衆浴場は香深にある温泉施設、うすゆきの湯のみだからだ。バイク旅は風呂が近くないと風邪を引きやすくなるのだ。

管理人の方と話をしたら、バイクならとりあえず島を一回りしたらいいですよ、と薦められた。島は南北25kmほどで、主要な道は島の東側に1本だけなので時間はかからない。

と言うわけでお昼ご飯を食べよう。漁協直営店の「かふか」に寄る。バイクなのでノンアルコールビールで喉を潤し、うに丼をいただく。礼文と言ったら「うに」でしょう。どうですか!?この盛りっぷり。そして半端ない甘み。うに丼は幸せの黄色い丼だ。

おなかが満たされたら北へ向かう。礼文島で一番訪れたかった場所、そこは澄海(すかい)岬だ。そこは中島みゆきさんが「銀の龍の背に乗って」のミュージックビデオを撮影した場所なのだ!

どうですか、この景色、青い空に青い水を湛えた入り江。入り江といえば入江たのしさんと言う方が中島みゆきのオールナイトニッポンのディレクターをしていたことを思い出した。

ここも観光スポットなので引っ切り無しに観光バスが訪れていた。そんな人を横目におもむろにイヤホンを取りだし、みゆきさんが歌っていた場所の横で「銀の龍の背に乗って」を聴く。すぐ横で自撮りしようとして苦労していた女性がいたので、写真を撮ってあげる。そしてここは中島みゆきさんが。。。と宣伝も怠らない。全部で5回聞いたので30分以上経ってしまったが、いつまで見ていても飽きない景色だ。次は南へ向かう。

島の南にある北のカナリアパークまで30kmぐらい。映画「北のカナリアたち」のセットを見られる場所だ。湊かなえ原作、吉永小百合主演で実力派の俳優が脇を固めている。北海道の自然の厳しさと美しさも楽しむことのできる映画だった。

映画を観ていない人にはなんだかわからない所だと思うのだけれど、ここも観光バスのルートに組み込まれている。人が立ち去るのを待ってゆっくりと見学した。

 次に島の西側にある地蔵岩へ向かった。ここも北のカナリアたちの重要な場面で使われた場所だ。

今日は良い夕陽を見られそうだ。まだ時間があるので温泉に入ってから出直そう。温泉に入ってからコンビニで弁当を買って猫台桃台展望台に向かった。

猫台桃台展望台から見た桃岩、夕陽に照らされて赤くなった。

そして猫岩、海に浮かぶ小さな岩だ。海沿いに建っているのは桃岩荘と言うユースホステルで、何やら大声で叫びながら泳いだりしていた。ここはとても賑やかで有名なユースホステルらしい。

 海側の夕陽は今ひとつだっだけれど、山側は綺麗だったし、海を眺めながら秋刀魚の蒲焼き弁当を食べられたのでよしとしよう。

 

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北海道ツーリング 2017 9日目 利尻島を巡る

2017-11-25 | 

7/30 晴れ

超が付く晴れとなった。バイクで島を一周した。距離は60kmぐらいなので、あちらこちらに寄っても数時間で一周できる距離だ。

逆さ利尻の名所の姫沼。誰もいない静かな池だ。

次に寄ったのは白い恋人の丘こと沼浦展望台、白い恋人のパッケージに書かれている山はここから見た利尻山なのだ。

バイク旅なのにバイクの写真が少ない感じがするので、もう一枚。

次にオタトマリ沼に寄ってソフトクリームを食べながら利尻山を眺めた。山は見る場所によってその姿を変えていく。

仙法志御崎公園でアザラシが泳いでいた。アザラシはここで飼われているのだ。横の土産物店で利尻昆布を買った際にアザラシの事を聞いたらこのアザラシは本島の水族館からレンタルしているとのことだった。

イカした、と言う表現が似合う洋品店があった。なんかいい感じ。

その後、海沿いの小さな観光スポットのようなものに寄りながら沓形岬のキャンプ場の下見に行った。日影がないので昼は暑そうだが、街まで近く温泉も居酒屋も歩いていけるのがグッドポイントだ。

お昼は「味楽」で食べることにしていた。味楽はミシュランガイドに載っているこのラーメン店で、美味しいよとキャンプ場で勧められたのだ。店に行ってみたが開店までまだ時間があったので見返り台園地に向かった。

クネクネした細い道を登りきると駐車場があった。そこから歩くこと数分、利尻岳をどーんと眺めることができる。今日登ったら良い景色を頂上から見られたに違いない。でもすごい日焼けしそうだ。

「味楽」に戻ったらまだ開店前で一番乗りだった。隅の方で待っていたら数人の人たちがやってきて入り口に並ばれてしまった。急いで向かったが軒先に入れず炎天下で待つことになってしまった。

焼きしょうゆラーメンを食べた。利尻昆布の出汁が効いたスープであった。美味しいラーメンを食べてお腹が満たされた後、ゆっくりと残りの1/4ほどを走った。

富士野園地から見たポンモシリ島、ポンモシリはアイヌの言葉で小さい島と言う意味だ。

そこから眺める夕陽ヶ丘展望台がある小山と利尻山

そしてここは田中陽希さんの日本百名山ひと筆書きのゴール地点でもあったのだ。テレビを見ていたけど気づかなかった。

そしてそして、北のカナリアたちのロケ地でもあったのだ。北のカナリアたちは舞台挨拶のある上映に行ったので思い出深い。

キャンプ場に戻って管理人の方とベンチに座って長い話をした。この方は本当にこの島と山を愛している方だ。今日は快晴で、昨日は雨が降ったので、今日ではなく昨日山に登るように 私に勧めたことを謝っていた。もちろん気にしていないと答えた、本当にそう思うので気にしないでくださいね。山は逃げないのでまた来ます。

夕陽が沈む頃夕陽ヶ丘展望台に向かった。が、今日は夕陽は見られなかった。昨日と一昨日は飲んでしまって来られなかったが、素晴らしい夕陽だったそうで、これも管理人の方に勧められていた。夕陽もまた見に来ます。

良い1日であった。と思っていたら、隣のテントのおじさんが独り言をずっと話していた。そして悲しく夜は更けて行った。

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北海道ツーリング 2017 7日目 利尻島へ

2017-11-12 | 

7/28 晴れのち雨

快晴のクッチャロ湖を後にする。穏やかなクッチャロ湖を眺めるのは久しぶりだ。今日はいよいよ利尻島を目指す。

地平線を目指すならここ、エサヌカ線だ。ゆっくりと北を目指す。

宗谷岬をパスして丘陵地帯の快走路を抜けて稚内に着いた。

フェリーの出航まで時間があるので港の反対側にある防波堤ドームに寄った。

時間はたっぷりあるのでノシャップ岬まで行ってみた。微かに見える利尻島、美しいシルエットだ。

ノシャップ岬から港に戻る途中にある森林公園キャンプ場を見に行った。そこは旅人が集う空気が漂っていた。

小さなフェリーに乗って利尻島を目指す。久しぶりに知らない土地に向かう感じで胸が高鳴る。利尻島に近づくと雨となった。利尻山は雲の中だ。レインスーツに身を包み利尻北麓野営場に滑り込んだ。

明日に備えてがっつりとご飯を食べた。明日は利尻山に登る。

 

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北海道ツーリング 2017 6日目 クッチャロ湖へ

2017-11-06 | 

7/27 晴れ

今日も穏やかな1日になりそうだ。キャンプの楽しみのひとつに空を見ることがある。太陽が沈むと眠り、太陽が昇ると起きる生活、生き物は太陽に生かされているのだなと思う。

朝焼けの海、刻々と変わる空の表情、青空になってしまう前の一瞬。

上の時刻の十数分後にはこの景色となる。

朝ごはんのホットサンドを作っていたら、再会したご家族の朝ごはんに招かれた。立派なキャンピングカーを新調してやってきたそうだ。これなら雨の日も楽しめそうだ。

朝ごはんをいただき、ホットサンドの味見をしてもらった。出発の支度をしてご家族に挨拶をして今日の目的地のクッチャロ湖へ向かった。

夏でも涼しいオホーツク海沿いを北上する。この道は何度走ったことだろうか。

クッチャロ湖畔のキャンプ場はお気に入りのキャンプ場だ。芝生のサイトでトイレが綺麗、温泉が隣にあり、街まで近い、それなのに目の前に広がるのはクッチャロ湖だけ、時間が許せば感動ものの夕焼けを眺められるまで連泊したい、あえて言えば湿地帯なので蚊が多いのが悩みどころだ。今日もぬるりとした温泉に浸かってサッポロクラシックで乾杯だ。

 

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北海道ツーリング 2017 5日目 尾岱沼へ

2017-11-05 | 

7/26 晴れ

旭岳青少年野営場を後にする。今日の目的地は尾岱沼ふれあいキャンプ場だ。キャンプ場に今日集まると言う5年前の約束を果たすためだ。もしも集まる人がいたら面白いじゃないか。

尾岱沼までは特に寄る場所も決めず、最短距離のルートを取って国道39号をのんびりと東に向かった。ちょうどお昼ご飯の時間に北見の街に着いたので、回転寿しトリトンで海の幸を楽しんだ。この店は20年前に妻と寄ってお腹いっぱいになった思い出がある。期待を裏切らず、とても美味しく、従業員もしっかりしているお勧めの寿司屋だ。

途中で伴ちゃんのオドメータが88,888kmとなった。

ちょっと国道から外れて適当に走る。だだーん、と斜里岳が目の前に。斜里岳もいつか登ってみたいな。

5年ぶりに訪れた尾岱沼、気持ちのいい海沿いのキャンプ場だ。5年前の今日一緒だった人たちは誰もいないようだった。

野付の港にある浜の湯で温泉を満喫した後、食材を調達してキャンプ場に戻った。港で茹でシマエビを買うことも忘れなかった。

キャンプ場に戻ると、テントが少し増えていて、そのうちのひとつから見覚えのある男性が近づいてきた。今日を忘れずにまた来られる人たちがいたのだ。リタイアした夫婦とそのお孫さんの男の子だ。

これからお風呂に行くのであとで会うことになった。ビールを飲みながら待つことしばし、お風呂から戻った家族の方々と、近況を話しながらお酒を酌み交わしたのであった。

小学生だった男の子は中学生になり、すっかり旅好きになっていた。おじいちゃん、おばあちゃんと北海道を旅するなんてなかなかできることではない。

そして5年後、再び会う約束をした。今回は連絡先を交換した。お互い5年経って取り巻く環境も変わって、さらに5年後はわからないからだ。

旅で会うだけの関係もまた面白いな、と思うのだ。

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北海道ツーリング 2017 2日目 大雪山の麓へ

2017-10-29 | 

7/23 晴れ

小樽にフェリーが着くのは早朝なので、朝から営業している鱗友朝市で食堂は朝ごはんを食べられる貴重な場所だ。市場には「味さき」と「のんのん」の2店があるのだけれど、「味さき」が今年閉店してしまったことをフェリーの中で知った。日曜日に到着するフェリーの乗ることが多かったので、日曜も営業していた「味さき」で朝から海鮮を味わうことが多かった。今日も日曜日、朝ごはんは食べられないが様子だけ見に行った。やはり店はなかった。右から「のんのん」、市場の入り口、閉店した「味さき」。「のんのん」は日曜定休なので、どこかのセイコーマートで暖かいおにぎりでも食べよう。

小樽運河も眺めておこう。夏なのですでに空が明るいが、早朝なのでとても静かだった。

今日の目的地は旭岳青少年野営場だ。その途中にある富良野と美瑛に寄る。夏の富良野と言ったらメロンだろう。とみたメロンハウスでメロンを食べる。夏の暑さに冷たくて甘いメロン、この後メロンのソフトクリームも食べてしまった。

メロンの後は芳しいラベンダーの畑を歩いた。隣にあるファーム富田だ。隣にあるけれど、とみたメロンハウスとは全く関係がないと近年知った。

時間はあるので美瑛の丘をぐるぐるしておこう。マナーの悪いレンタカーが多いので気をつけて巡ろう。マイルドセブンの丘、ここは初めてだ。

北海道の空はどこまでも続いている感じがする。

美瑛の街から旭岳を目指す道路に入ると民家が 少なくなってすぐに山となった。忠別湖から先は本当に寂しい感じだ。

旭岳温泉に着いたが、野営場の入り口を見落として行き止まりのロープウェイ乗り場まで行ってしまった。駐車場の方に野営場の場所を聞いて引き返した。受付を済ませてテントを張り、向かいにあるロッジ・ヌタプカウシペに湯浴みに向かった。今日は汗をかいたのでさっぱりとしておきたい。宿はどこも木のぬくもりを感じられる造りで、好みだ。お湯もジャブジャブ、露天もあるそうだけれど、内湯だけで満足してその後ビールを一気飲みして野営場に戻った。テント泊でない山旅ではここに泊まりたいなと思った。

テントの傍でビールを飲みながら流れていく雲を眺めた。この日は蒸し暑かったが太陽が沈むとしだいに涼しくなっていった。明日の山登りの準備を済ませて早めに眠りについた。夜中にシャワーのような雨の音で目をさました。暖かいシュラフの中で天幕を叩く雨の音を聞くのは楽しみのひとつだ。雨が上がるまではトイレに行きたくなることがありませんように、と願いつつ目を閉じた。

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北海道ツーリング 2017 1日目 今年は夏なのです

2017-10-28 | 

7月22日 曇り

例年秋に訪れることの多い北海道ツーリング、昨年は10月に訪れて寒さに震えた。その時の日記はこちら

今年は5年ぶりに夏に訪れることになった。キャンプ場に居合わせた人たちと5年後の同じ日に会おうという約束があったからだ。その時の日記はこちら

早朝の関越自動車道、決して涼しいとは言えないが我慢できないほどの暑さではなかった。久しぶりにバイクに乗ったのでゆっくりと巡航し新潟を目指した。

新潟が近づくにつれ暑さが増して港に着くと茹だるような暑さとなった。フェリーターミナルには多くのバイクが集まっていた。秋に訪れるときの数倍の台数だ。

フェリーは新型で、雑魚寝の相部屋は廃止となったので、ロールカーテン付きのベッドルームに泊まった。相部屋のときもベッドルームのときも寝るとき以外はパブリックスペースにいるのは変わらなかった。開放感があるのでその方が好きなのだ。

いつものように風呂で汗を流してお昼ご飯だ。栃尾の油揚げ、鳥の唐揚げ、ミニトマトにご飯と味噌汁、なんだかまとまりのないチョイスになってしまった。

もちろんサッポロのクラシックは忘れない。

日が暮れるとすぐに暗くなっていった。

久しぶりの夏の北海道、どんな出会いが待っているだろうか。

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春から初夏へ

2017-05-27 | 

5/5(金) 晴れ

元気があれば瑞牆山へ登ってから帰ろうと思ったのだけれど、右の踵に少し違和感があって、日差しも強いのでそのまま帰ることにした。

佐久穂町、国道299号線沿いは花桃が真っ盛りだ。海沿いではもう初夏の暑さだが、この辺りは今が春。

国道141号から県道2号をくねくねする。馬越峠が近くなるにつれて悪路に変わっていく。最後は工事中の砂利道、パワーRSはパワーロード系に比べて明らかに砂利道に弱い。

信州峠を越えて明野に抜けた。さようなら八ヶ岳、また来るからね。

午前中にもかかわらず、中央自動車道は15kmの渋滞、早めに出てよかった。

久しぶりのキャンプツーリングに山歩き、本当に心が穏やかになって余裕ができた。

遊んだ後は道具の手入れを忘れずにね。

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八ヶ岳の山腹へ

2017-05-21 | 

5/2(火) 晴れ

春の大型連休、心身ともに疲労が溜まっていて、バイクに乗ったり山を歩いたりする力を蓄えるのに3日を要した。気力が整ったら出発だ。

申し分ない天気となった平日の朝、八ヶ岳山麓に向かった。中央自動車の韮崎ICから明野の広域農道を経て信州峠を越えた。明野から眺めた南八ヶ岳の峰々の頂は白かった。

信州峠から下った川上のスーパー、ナナーズでキャンプの食材を調達した。ナナーズは地域に根ざした充実のスーパーマーケットだ。地元の食材が多いのでおすすめだ。ワインは海外物を置いていないので、そこだけが惜しいところだ。

馬越峠を回る元気がなかったので、R141に早めに合流して八千穂高原の駒出池キャンプ場に向かった。大型連休ということもあり、池の畔は混みそうだったので奥のサイトにテントとタープを張った。

ナナーズで買った焼きたてのフランスパンと地元のハーブ入りソーセージでホットドッグを作ってお昼ご飯にした。ん〜、ビールだな、飲んだら温泉にはもう行けない。えーい、飲んでしまえ。

その後は火を焚き宴会に突入した。ここは標高が1285メートル、日が沈むと寒いので、小さなストーブでもありがたい。

野菜、蛋白質、糖質、キャンプツーリングで心がけている食事だ。

駒出池の水面は静まり返っている。

水面を見たら空を見る。

日が沈んで明かりが灯った。

目覚ましを無効にしてシュラフに潜り込んだ。

明日は美ヶ原へ向かおう。

 

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北海道ツーリング2016 7日目と8日目 もう帰ろう

2017-01-15 | 

10/7(木) 晴れ 10/8(金) 曇り時々雨

 昨晩も風が強く雨が降った。朝の空気はすでに冬の気配だ。寒さに疲れてしまったので、今日帰ろうと決めた。帰ろうと決めたら心が急に軽くなった。クッチャロ湖と屈斜路湖で一緒だったライダーに今日帰ることを伝えた。彼はあと4、5日ぐらい周ろうと思うと言った。

 足寄国道の峠を登っていくと昨晩の雨は雪となっていた。路面はさっき溶けました、と言う感じだ。頬を刺す風にバイクに乗ってるな、と言う実感が湧く。

 雄阿寒岳も雌阿寒岳も冠雪していた。ここで海外から観光に来ていた家族連れのお父さんが話しかけてきた。バイク旅は珍しいのか一緒に写真を撮った。彼らは北海道は複数回訪れていて、この時期は空いていていい、と言っていた。

 足寄方面から雌阿寒岳と雌阿寒富士を眺めた。今日の方が天気が良かったが気温はぐっと下がった感じだ。今日登っていたらどんな感じだっただろうか。今度は晴れた日に訪れたい。

 足寄から帯広方面に向かう。途中で中士幌のひまわり畑に立ち寄った。この時期でもまだ咲いているんだ。先ほど雪の峠を越えたのが嘘のようだ。ここには以前訪れたことがあり、いつ頃だったのか昔の写真を探したら9月の終わりであった。その2週間後の時期ならば咲いていても不思議はない。

 帯広で昼食、がっつりと食べたかったので「ぱんちょう」で豚丼を食べた。ここも海外からの観光客が増えていた。この後、「六花亭」でお土産を見繕って、サクサクパイを食べた。これで帯広の任務は完了だ。

 この夏の台風被害で一般国道が通行止めとなっていたため、高速道路で芽室から占冠へ抜けた。トマムのあたりは白樺の林がなぎ倒されていた。渓谷沿いの道道をつないで占冠から武川へ抜けた。最後にワインディングロードを走ることができて良かった。

 夕飯のお寿司とツマミを携えてフェリーに乗り込んだ。フェリーは若者であふれていた。仙台で開かれるよさこい祭りに出るのだという。打ち込めるものがあるのはいいことだと思う。何もしなくても時は流れていってしまう。

 仙台から自宅まで淡々と雨の高速を走った。ガソリン給油以外はほとんど停まらなかったら思ったよりも早く家に着くことができた。

 今年の北海道ツーリングは寒さと風に晒されて体力を消耗した旅であった。年齢とともに体力は落ちていく、余裕のある旅をできるよう身体も道具も準備しよう。

 

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北海道ツーリング2016 5日目 屈斜路湖へ

2017-01-04 | 

10/5(水) 晴れ

 今日は良い天気で風も穏やかだ。出発するのに申し分ない。クッチャロ湖に3泊したが、強風に晒されっぱなしであった。一緒に3泊した名古屋からのライダーも強風には参ったと言っていた。彼にホットサンドを半分あげたら自分も今度作ってみようと言っていた。彼は今日知床半島方面に向かうそうだ。泊まるところはまだ決めていないと言っていた。私が今日泊まる屈斜路湖はお勧めだよと伝えておいた。

 テントを乾かしてから出発した。使っているテントはマーモットのライムライト2、メッシュ部が多いので強風の下では隙間風がけっこう入ってくる。夏はいいけれど冬は寒い。4シーズンテントを手に入れたいところだ。

 パッキングを終えて湖を眺めた。湖に強風は似合わない。鏡のように平らで静まり返った湖を見てみたい。

 ひたすらオホーツク海を南へ向かう。ゆっくりと走っているため、風の抵抗がなく疲れないので休まずに走り続けた。しかし、お腹は空くのだ。何を食べよう。寿司だな。回転寿しの店をナビでセットした。その場所に行ってみると店は潰れていた。その街を離れて次にセットしたのは洋食の店だ。その場所に行ってみると店は潰れていた。そう、使っているナビは8年前のデータが入ったナビなのだ。再び次の洋食屋をナビに設定した。おお、今度はその店があった。小さな看板、建物は国道からよく見えなかったが、道を曲がると可愛いレストランが建っていた。駐車場の車のナンバーを見ると地元のナンバーばかりだ。ここは当たりかも、と期待に胸が高鳴る。

 店内にはジャズが流れ、落ち着いた雰囲気だ。メニューの限定日替わりランチが一番高い値段 (1380円) だったので、お勧めに違いない。日替わりランチが何か聞いてみるとハンバーグであった。ここは迷わず注文した。店主はひとりで全てをこなしており、忙しそうでった。なので料理が出てくるのに時間がかかったが、急ぐ旅ではないのでゆっくりと待った。そして料理がやってきた。味わい深いコンソメのスープ、付け合わせの生野菜もグラッセされた野菜も新鮮であることがわかる、燻されたソーセージの歯ごたえと香りもいい、肉汁たっぷりのハンバーグが口の中で転がる。素晴らしいハーモニーだ。コーヒーも付いてこの品質と値段、いつまでも営業されることを願いつつ店を後にした。オホーツク海沿いを走るときにはこのレストランに寄ろう。店の名は湧別の洋食YOKOYAMAだ。

 美幌峠を越えて屈斜路湖畔のキャンプ場に投宿した。キャンプ場の受付で隣の湖心荘は何時まで温泉に入れるか尋ねたところ、この前の台風で温泉設備が壊れて温泉は休業とのことであった。片道17kmのセイコーマートまで買い出しに出かけた。キャンプ場に戻って和琴半島付け根の無料露天風呂で身体を温めてダウンを着込み、小枝を集めて焚き火をし、湖を眺めながらビールを飲んだ。明日晴れたら雌阿寒岳に登ろう。

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