YUKI

言語、言語で表現できることすべて

吉野公佳 虚々実々 その64 "Life is a Game"

2008-09-28 10:11:19 | Weblog
ゲームというと、日本語では「お遊び」という感じだが
英語のGameという言葉は、ちょっと違う。

Game の特長とは…
・対戦相手がいる
・勝ち負けがある
・ルールがある
・唯一絶対のGameなんてない。
 降りて、他のGameに行くことだって出来る。

今回のAV騒動では Life is a game. を強く感じた。

この騒動を Gameとしてみるなら
☆吉野さんが今後、ガチのAVに出るようなら吉野さんの負け。
☆『インパクト』1本で終わりなら、吉野さんの勝ち。
☆吉野さんが完全引退なら、引き分け…といったところか。

まぁ対価としてあてがわれた映画の出来が、問題…

☆   ☆   ☆

『インパクト』は10万本なんて売れない。
宣伝効果は抜群で、芸能人AV=MUTEKI というイメージは
なぜか定着してしまった。
これを金に換算したら、吉野さんのギャラを含めても
北都は十分に元を取っただろうし、
まずは吉野さんを「デビュー」させるという目的も達成した。

利益率が高いとされるAVと、ネット通販DMMを持つ北都は、
企業としては有望株で、サラ金やパチンコと並んで、
北都マネーも芸能界のスポンサーになろうと思えば十分なれる。

ネットを利用することで成長した会社だから、TV局の限界は心得ている。
TV局が広告収入の減少分を製作委員会方式の映画で解消しようとするように
北都も映画というコンテンツ製作に、興味をもっているように思える。
石井隆に触手を伸ばしているのだから。

島田陽子の「本番映画」はアートポートが係わる事は確定。
北都は、既にアートポートと提携しているように思える。

石井隆新作の配給は、どこがやるのか。
北都の触手がどこまで伸びているのかが分かる。

☆   ☆   ☆

製作側は、AV女優のレッテルが貼り着こうが、
良い女優であれば使いたがるものも、中には出てくるだろう。
問題は、「茶の間の正義」を怖れるスポンサーがつかないことだ。

石井隆の新作が駄作なら、誰も吉野公佳を使わない。
ある程度の評価と興行的成功が見られるなら、
女優とスポンサー(北都)が「こみ」で手に入るのは、
非常にうまい話ではある。
AV業界との係わりが生じることを気にしなければ。

新作を「エロ」とせずに「アクション物」としたのは
北都の意向なのか、監督自身の意向なのか?

石井監督は、エロよりもむしろアクション物が似合うし
興行的にも観客の間口が広がる。
AV女優というスキャンダルにまみれた吉野公佳は、
話題性では完全に現役復帰だ。

AVが10万本売れても、せいぜい数億の金だが
映画が当たれば桁が違うし、さらにDVD発売があり、TV放映もあるだろう。

「女優」としての価値を維持するなら、
まともに考えれば、北都から吉野さんのDVDが出るのは
『インパクト』1本だけになるはずだが…なにせ騙しと偽装のAV業界だからなぁ。

☆   ☆   ☆

映画公開まで、ちょっと間があくのは、「写真集」発売でなんとかしてくれ。

吉野さんに近しい例の写真家だからヘアヌードはない、
という予想は成り立たないんだが…
吉野さんがまだホリプロにいたときに撮った写真集で
バストトップを露出させているという実績?があるのだ。

『インパクト』にしたって少量ながら「毒」が仕込んである。
季節が日本とは逆のオーストラリアで撮るという「写真集」にも
「毒」が仕込まれるはずだ。
せめて、「その人」に撮ってもらおうと吉野さんが指名するのは、アリだろう。
それとも、「その人」も既に北都陣営なのか?

芸能界にも、メディア構造の変化や不況の煽りが襲いかかっている。

まともな芸能事務所への移籍とかになると、○の雨が降りそうだ。
フリーになるのは…別の意味で危険すぎるが。

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