裏山を歩いていると、120センチほどの大きなシマヘビが行く手を阻むように横たわっていました。のんびり日向ぼっこというよりも体がクネクネして少々固まっている様子です。
それでも、枯葉を踏みしめる足音にも動じず、近づいてもこの体勢を崩さなかったので、顔の表情を撮る為に更に接近しました。
シマヘビの特徴である、4本の縦縞模様と赤い目、ウロコの一つ一つまで浮き上がって見えるほど近づきシャッターを切りました。それでもジッとしていたので特徴的な赤い目を撮影しょうとカメラを近づけた瞬間、カメラに向かって突然一撃してきました。
カメラにシマヘビの顔がぶつかりましたが、それ以上の攻撃はなく森の中に消えていきました。
これまで、ヤマカガシ、マムシ、アオダイショウ、ヒバカリなどのヘビに会いましたが、いずれも比較的おとなしく、攻撃された経験はありませんでした。シマヘビの攻撃は初めてですが、一撃でたち去ってしまうとは、結構臆病な性格なのかもしれませんね。
シマヘビは里山で、最もよく見かける身近なヘビですが、物音に反応しすぐに逃げていくことが多く、こんなに近くで写真を撮ることはできませんでした。目つきは悪いですが、黒い縦縞模様の美しいヘビですね。