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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

アカスジキンカメムシの幼虫越冬

2013年11月01日 | 昆虫

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アカスジキンカメムシ(カメムシ科)の幼虫

アカスジキンカメムシの成虫は、緑色の体色に赤い帯模様が入った美しいカメムシですが、今年は成虫に出会いませんでした。

ところが、昆虫たちが冬越しに入るこの時期になって、アカスジキンカメムシの幼虫を目にすることが多く、不思議に思い調べてみると、なんと”5齢幼虫で越冬”する事が分かりました。

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幼虫のこの色どりは、鳥の糞に擬態しているそうですが、真っ白な色は、人目にはつきやすいですね。

後方からのアカスジキンカメムシの模様は、大きな口を開けたペコちゃん人形のようです。

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幼虫のお腹を見ると、中心に黒斑模様があり、アカスジキンカメムシのオスです。

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横から見ると、真っ白な体色に、黒緑色の光沢のある模様で、幼虫もきれいですね。

今我が家では、クサキカメムシが僅かな隙間から家に入り込んで、より快適な越冬場所を探し求めています。時には洗濯物に潜んでいてタンスの中で越冬することもあり、カメムシ退治に苦慮していますが、クサキカメムシは成虫越冬です。幼虫越冬は、未成熟のためにリスクが大きい様に思えるのですが、アカスジキンカメムシが幼虫越冬の道を選んだのはなぜでしょうか?