5日前のこと、ビニールハウスの防虫ネットの上にオオカマキリがいました。産卵を終え終焉の地としてこの場を選んだのでしょうか?いつまでたってもこの場所を離れようとしません。
夏場の活動の活発な時期には、気性の荒いカマキリの手乗りなどできませんが、あまりにもおとなしくしているので手に乗せて観察してみました。
11月も末、時期的に産卵を終えたと思われますが、まだ大きなお腹をしています。
ひっくり返してもすぐには起き上がれずに、前足の鋭い鎌も閉じたままです。
正面にカメラを向けると、三角形の顔をした怖い目つきで睨まれました。
前脚の鎌には鋭いトゲが並んでいます。肉食のカマキリは、これで暴れる獲物を押さえ込んで捕まえ、頑丈な顎でかじって食べるようです。
昆虫界の名ハンターでもあるカマキリの姿は、子どもたちにも人気がありますが、やはり魅力的ですね。
無農薬での野菜作りには、害虫を食べてくれる畑の益虫です。来春も、卵から孵ったカマキリが農薬がわりに活躍してくれることを願い、防虫ネットを一枚かけてあげました。