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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

京大生の里山体験-その2-

2013年11月19日 | 地域交流

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昨日は、京都大学4年生の山本さんが里山体験に来てくれました。

つむぎの家の代表が、柿の木を見ながら、今年の作柄状況を説明しているところです。

山本さんは、この夏に環境調査活動のためにつむぎの家の里山を(同学年の大崎さんと)見学していきましたが、今回は、仙台で行われた地球環境国際学会に出席し、発表を終えてからの来訪で、2度目です。

干し柿作り体験を希望されていましたが、残念ながら今年は不作で、体験活動ができませんでした。

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そこで、里山生活で冬を迎える準備作業としての、里芋掘りの手伝いをして頂きました。

里芋(小芋)を傷つけずに掘り起こし、親芋(根幹)と茎を切り離す掘り方を教えると、手際よく掘り起こし葉を取り除いてくれました。

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その後、沢の水で、収穫した里芋の泥落とし作業をしてくれました。

農業体験は、祖母の家や農学部実習で経験していますが、里芋掘りは始めての体験だったようです。


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農作業が終わると、果樹園に移動し、昨年植樹したばかりのサクランボやリンゴ、モモなどの木に、コモを巻く作業を手伝ってくれました。

コモ巻きは寒さよけと、鹿による食害防止のためです。


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作業が一段落したあとはカタクリ山に登り、紅葉した山頂から、綾里の駅や小学校を望み、綾里の町並みを展望しました。

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この時期は日暮れが早く、午後4時を過ぎると薄暗くなり、ぐっと冷え込んできました。

里山体験を終えた山本さんは、囲炉裏の炭火で暖をとりながら、里山での自給自足の生活体験の一端を振り返っていたようです。

普段は無口な性格で、必要以上のことは喋らないと言っていました(夏に来た時も殆んど喋らなかった)が、国際学会の発表を終えた安堵感と、つむぎの家の雰囲気が良かったのでしょうか、進んで話す笑顔が素敵でした。

このあと、綾里駅から南リアス線に乗って大船渡町の民宿に帰って行きました。