昨日は、綾里小で感謝祭があり、つむぎの家も招待され、児童から作文や感謝のメッセージをいただき、一緒にゲームをしたりして楽しいひと時を過ごしました。その際に「つむぎの家の山は、今、赤や黄色や黄緑の紅葉で染まっていますが、木枯らしもやってきて葉を落とし、まもなく木々が裸になりそうです。折々の季節を楽しみに遊びに来てね。」という話をしました。
今は日が短くなり、平日につむぎの家に遊びに来る子は、ほとんどいないのですが、一声かけたせいか、3年生3人が遊びに来てくれ、久しぶりに里山探検に行きました。
クマに折られた柿の木を見上げて、木登り上手なクマの仕業に驚いていました。
トモヤくんは、わずかに残っていた柿の実を取るのが面白いと、取ってはケイスケくんとヒビキくんに上げていました。この時期の柿は”ペトンコ”と言って木で熟し、霜にあって、とても甘くて美味しい柿の実になります。
「美味しい!」と笑みを浮かべて頬張る二人のために柿をもぎ取るトモヤ君。
カキ畑に来るとスッポンタケの幼菌がたくさん顔を出していた昨年のことを思い出したようで、「恐竜の卵、まだある?」とトモヤ君。
幼菌はなかったが、スッポンタケ(キノコ)の成菌が一本出ていました。
「えーこれがキノコ?」とケイスケくんと触ってスポンジのような感触を楽しんでいました。
その後は、カタクリ山に上り、紅葉した木々の中で、展望を楽しんだり、木登りしたりして、森の中を探検しました。
「ズズズズー」と転げるような音に振り向くと、トモヤ君が斜面を滑り降り、木につかまって止まっていました。トモヤ君は、色づいたもみじの葉を取ろうとして、尻餅をついてしまったようです。
ヒビキくんは、拾い集めた葉を右手に、何かを発見したようです。近づいて見ると、帽子をかぶったコナラの赤ちゃんどんぐりでした。「千田さんにあげる!」とかわいいどんぐりをくれました。
宿題をせずに、すぐにつむぎの家に来たという3人は、このあと、葉っぱでしおりを作りたいと、拾った葉を押し葉にした後、お迎えに来た車で帰宅しました。
午後の4時を過ぎると瞬く間に薄暗くなり、子どもたちの外遊びの時間が少なくなってきましたが、下校後、すぐに遊びに来てくれた綾里っ子たち、忙しくしている日々ですが嬉しく思いました。