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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

初冬に鳴くエンマコオロギ

2013年11月20日 | 昆虫

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エンマコオロギ(コオロギ科)

先日の午後、畑に路地野菜を取りに行くと、「キリリリリー キリリリリー」と美しい虫の鳴き声が聞こえてきました。音をたどると、ハウスのビニールに身を隠すような姿で、エンマコオロギが羽を震わせ鳴いているではありませんか。

真夏には、夜しか鳴かないオスのコオロギですが、気温が下がったせいか、初冬の日差しを浴びて真昼間に鳴いていました。

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焦げ茶色の複雑な模様をしたオスの羽も色あせ、剥げ落ちていますが、最後の命を振り絞って鳴くメスを呼ぶ声は、澄みきった空に美しく響き渡っていました。

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メスのエンマコオロギ

オスの鳴き声を聞いた3日前に、畑を耕していて現れた産卵管を持ったメスのコオロギです。

ジャンプ力を思わせる頑丈そうな腿とは対照的に羽は色あせ、右の羽は破けています。産卵を終え、命のバトンをつなぎ、小春日和の陽だまりで穏やかに、巡り来る季節に身を任せているようでした。


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