ミソサザイ(ミソサザイ科)
茶の木の茂みで「チャッ チャッ」と鳴く鳥の声が聞こえ、ウグイスの笹鳴きと思いつつ姿を追うと、低空飛行で別の茶の木へと逃げ込み、木の根元で「カサコソ カサコソ」と食餌行動を始めました。ウグイスではなくスズメよりも小さな体のミソサザイでした。食性は動物食で、昆虫やクモを食べるようです。
全身茶褐色で、黒褐色の細かな縞模様を持ち、薄い眉班があります。細いくちばしに丸みのある体つきは、とてもかわいい野鳥です。
小さな体で短い尾をピンと立て歩くさまは愛らしく、気品あふれる姿にほれぼれしました。
身体に似合わず大きな声でさえずっているミソサザイは何度か目にしましたが、地上を歩く姿は初めてです。思いがけない出会いに嬉しくなりました。無事にこの厳しい寒さ乗り越え、春を迎えてほしいと願っています。