イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

日本人は何に似てる?

2013-01-18 23:52:37 | JIKAD・トルコにおける日本年

JIKAD(日本イズミル文化友好協会)の会長の知人にイズミルで私立の幼稚園を経営している女性がいます。住宅街の中にある小さな幼稚園で各年齢一クラスのこじんまりしたその幼稚園では毎月一つの国について色々なことを学んでいるそうです。先月の国は「Japonya(日本)」、子供たちが学んだことを見てほしいとお呼びがかかりました。

 これが金魚に似ている日本人?

訪問した時間は、すでに日本についての授業は終わっていてそれぞれのクラスの活動をしていましたが、教室に入ったとたんに「コンニチハー!」と元気な声、4歳児のクラスでした。先生が「日本人は何に似ているんだった?」と聞くと「JAPON BALIK!!!!(日本の魚=トルコ語で金魚のことをJAPON BALIKと言います)」と一斉に元気な返事が返って来ました。そして誰かが「でも似てなかった・・・」とぼそっとつぶやく声。どう見ても金魚には似ていませんね。

 お相撲さん?

 漢字の成り立ちなども学習。

次に5歳児のクラスへ行くと、こちらは大分お兄ちゃん、お姉ちゃんで「イラッシャイマセー!」と高度な日本語です。持参したお箸を使ってキャンディーをつかんでみました。希望者には法被を着せたり鉢巻をしたり、短時間でしたが一人ひとりに箸を握ってもらいました。

そこで見せてもらった参考図書がこちら。中国と日本がわかってない?こんな知識で教材作っちゃうんですか?一応各国の大使館などに校正してもらうとかできないのでしょうか。これがトルコの一般的な日本や日本人の知識の大元になるかと思うと唸ってしまいます。

 誰が作ったんだー、この教材!

最後の3歳児のクラスでは、もうすぐお昼寝タイムと言うこともあり、昼下がりのお日様が教室に入ってぽかぽか、先生も「この子達もう少しで寝てしまいますよ」と言いながらもぽわーんとした雰囲気の中でお箸を使ってみました。どちらかと言うとお箸を使うよりもキャンディに喜んでいたかな。

 立ったまま寝てしまいそう・・・。

 先生だってやってみたい。

「この子たち、今日お箸で食べたことをきっと忘れないと思います!」と短い訪問をとても喜んでくれました。最後に訪問を終えて車に乗り込んでいると、お父さんお迎えの車に乗っていた子供たちがわざわざ降りてきて「コンニチハ!」と手を降ってくれました。挨拶は皆「コンニチハ」なのね。それでもま、いいか・・・。

 

 

長野の三兄弟も凛々しく成長中。

    

☆現在のイズミル☆

Find more about Weather in Izmir, TU

※記事と直接関係のないコメント、特定の個人を誹謗中傷するコメントは削除させていただきます。