日本はまだまだ残暑が厳しいようですが、イズミルはここ2・3日急に涼しくなってしまい拍子抜けしています。もちろん日中の気温は30度を越し、外を歩けば汗をかきますが家の中にいると海からの風が気持ちよく、靴下をはくほど涼しいのです。
トルコにもガイドブックの類はありますが、日本のものの様に懇切丁寧ではないし、よほど有名なところでない限り地図と首っ引きで探さないとなかなか行き着くことができません。YESILDERE SELALESI(イェシルデレ滝)、またの名をAGLAYAN KAYA(アーラヤンカヤ=泣く岩)もそんな場所でした。地下のパムッカレから再びパムッカレ方面に戻り北へ40kmほど村から村へ細い道を走るとHOCANIN YERI(ホジャヌンイェリ=先生の所)と言う看板が現れます。その看板の先にこの滝はありました。
日本でも景勝地が茶店に入らないと見えないところにあることがありますが、ここもそう。でも広い場所なので別に何も注文しなくても自由に入ることができます。50mの高さから流れ落ちるイェシルデレ滝は冬には雨水の影響でその幅が6mにもなるそうです。樹齢300~400年の巨大なプラタナスの樹の根から流れ落ちるようにも見えます。
自然の景観にまあまあマッチするように木造の屋台がところどこにありそこに座って養殖している鱒を食べることもできます。
水の音を聞くだけで涼を呼びます。木陰の屋台で足を延ばして座りチャイで一服していると、滝を見ていた時から遠巻きにして興味津々で私たちに注目していた少女達のグループの中から勇気のある数人が近寄ってきました。私には目もくれず(なんでー?)、友人(日本人)を全員が目をきらきらしながら見ています。そして「コニチワ!」「彼女はトルコ語しゃべれますか?」と。彼女たちは夏休みに近くの村のモスクで開かれているコーランクラスで一緒に学んでいるそうで11歳から15歳位の少女達、その日はピクニックに来たとのことでした。
本日のイズミル湾。ヨットの競技会が開かれているようでした。
☆現在のイズミル☆