イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

CIFTE BAYRAM(二重のバイラム)

2010-09-10 16:45:03 | イズミル暮らし・イズミル案内

イズミルのシンボル、時計塔。

RAMAZAN BAYRAMI VE IZMIR´IN KURTULUSUNUN 88.YILDONUMU KUTLU OLSUN.

          ラマザンバイラムとイズミル解放88周年おめでとう!


29日間続いたラマザン(断食月)が終わり、9月9日から12日まではバイラムと言って祝日です。今年はその上ちょうどバイラムの一日目が「9EYLUL(イズミルの解放記念日)」に当たり、イズミルっ子には二重のバイラムとなりました。盆と正月が一度に来たような感じでしょうか。


市庁舎も巨大な国旗とアタトュルク初代大統領の旗で飾られています。

しかも8月28日からトルコで開催中の「2010年バスケットボール世界選手権」でトルコチームは快進撃を続け9月8日に強豪スロベニアを95:68で下し見事準決勝進出を決めました。11日にセルビアに勝てば決勝戦!とサッカーは見ない我が家も連夜TVのバスケットボールに釘付けになっています。


灯火行列を今か今かと待ちわびる人達。

9日のバイラム一日目は少し暑さがぶり返したイズミルでした。アンネ(義母)の家にテイゼ(夫の叔母)夫婦と義妹一家が集まり、バイラムの挨拶を交わした後、皆で朝ごはんを頂きました。子供達にはお小遣いを渡します。ラマザン中は毎朝4時頃に食事をとっていたので、普通の朝ごはんを食べるのは約1ケ月ぶり、オリーブやチーズ、トマトやきゅうり、ゴマつきのシミットを久しぶりにお腹いっぱい食べました。


共和国広場のポールに点灯されました。


イズミル湾では「9EYLULおめでとう」の電飾を乗せた船が一晩中運航していました。

9EYLULの行事は午前中に行われていましたが、私達は夜の灯火行列と2003年のユウロヴィジョンで優勝したことでご存知の方もいらっしゃると思いますが、SERTAB ERENERという歌手のコンサートに出かけることに。予定では20時半にCUMHURIYET MEYDANI(共和国広場)の二本のポールに点火されると同時に音楽隊と手に灯火を持った人達の行列が始まるはずでした。実際は市長が遅刻してきた為に30分近く待たされたのです。こういう時トルコ人ってとても我慢強いなあと思うのですが、イズミルマーチなどで自分達で盛り上がって文句も言わずに待ち続けていたのでした。


灯火を持つお兄さんたちは皆さん屈強な体格の方たちばかりでした。


Tシャツの背中には「9EYLUL Onurumuzdur=9月9日我々の名誉です。」

市長ご一行は白いカーネーションを手に登場、みんなに花を配りながらの行列でした。灯火隊?の後には自転車隊にオートバイ隊が行進を続け、待たされたわりにあっという間に灯火行列は終わりました。


こんな豆粒だったけれど生SERTABに変わりはありません・・・。

そこから少し離れた別の広場では既にSERTAB ERENERのコンサートが始まっている様子。いやいやな夫をだましだまし会場へ。既に黒山の人だかりでとてもステージ近くには近寄れませんでしたが、大好きなSERTABの生声が聞けて大満足でした。


ホテルの正面にもトルコ国旗とアタトュルク初代大統領の照明。

家に帰ってしばらくすると、イズミル湾に花火が上がり、9EYLUL、そしてバイラム一日目の夜は更けていきました。






バスケットボール世界選手権、トルコとセルビアの準決勝は白熱の試合でした。
どうしてもリードできないトルコボール、心臓が止まりそうで最後は見ていられませんでした。
残り4.5秒の時点でセルビア82:トルコ81。そこからシュートを決めたトルコ!
ついに83:82と大逆転!
夢の決勝進出、日曜日にアメリカと対戦です



バイラム用に新調した服がよく似合っていたビルテンとエリフ。
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