イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

エンギナルその後

2007-05-07 04:59:28 | イズミル暮らし・イズミル案内

エンギナルのドルマ(ピラフ詰め)。

先日書いた「エンギナル」についてのブログを見てくれたご近所のSevim abla(セヴィムお姉さん)の娘のSeval(セヴァル)が、夫に「どうせエンギナルを食べるならドルマ(ピラフを詰めてオリーブオイルで料理したもの)を食べなくちゃ」と言ったそうです。夫が「今まで何人も作ってくれると言ったけどまだ誰も作ってくれないんだよ」と言うと「うちはそんなことしないわよ!言ったら絶対に作るから」と言ってお母さんに作らせちゃいました。おかげでSevim abla朝6時半起きでエンギナルのドルマを作り届けてくれました。さっそくお昼に食べてみると!美味しい!エンギナル、エンギナル、とイズミルの人たちがきそって買う姿が初めて納得できました。美味しいのです。写真のようにドルマの場合は皮をむかずに皮の間にピラフを詰め煮込みます。だから食べる時は皮をむしりながら皮の肉もチューチュー吸って食べます。これが癖になる味。レモンの味が効いて少しお寿司みたい。なくなるのが惜しくてゆっくりと時間をかけて味わいながら頂きました。


こうして写真を見ているだけでも味を思い出して・・・。

翌日お礼を言いがてらSevim ablaのお店に顔を出しました。たまたまそこでおしゃべりしていた他のオバちゃんも交えてエンギナル談義に。エンギナルは肝臓に良いそうで一年に41個食べるといいそうです。私はまだ7個しか食べていません。41個という数字、トルコでは「多い」ことを表すのに40とか41などの数字を使うのでそれだけbol bol(ボルボル=たくさん)食べなさいと言う意味なのでしょう。私も「初めて食べたけれどエンギナルのドルマは別物ですねえ」と言うと「そう別物よ」と満足げでした。このオバちゃん、初めて会った方なのですが最初に私をしげしげ眺めて「あなた外国人?」と聞くので「違いますよートルコ人です」と言うと「あらそお?日本人かと思ったわ」と言われました。まじめなSevim ablaはびっくりした顔で「日本人よー」と慌てて訂正していました。

 Sevim abla

このドルマ、すぐにでも自分で作って気のすむまで食べたいと思っているのですが、先日のパザルでエンギナルを買いそびれた為、毎日トラックで売りに来るのを待っているのにそういう時に限って全然来ないんですよね。



Sevgili Sevim abla ve Seval  
Enginar dolmasi nefisti ellerinize saglik cok tesekkur ederim.





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