大気が澄んでいる。博多湾のむこう海の中道の少し沖にある相の島がくっきり見える。
お隣の国、中国はきょうが春節、日本の正月。
手前は博多湾。博多湾を玄界灘の荒波から守るように伸びる海の中道。相の島はその向こう玄界灘の荒波
の中に浮かぶ。
ここから直線を描けば、およそ170キロで朝鮮半島に達する。
江戸時代、朝鮮通信使が江戸へ向かう途中、必ず立ち寄ったのが相の島だった。
黒田藩は朝鮮通信使を博多湾に入れることはなかった。国防のためだったのか?
九州と朝鮮半島の中間に浮かぶのは沖の島。
古代―かつて安曇族、宗像族など海の民が大陸との交流を担っていた。
沖ノ島を見れば、我が国と大陸との交流がいかに重要だったかということを理解できる。
昨日、北朝鮮はミサイルを発射した。