こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

常 識 の 罠

2008-08-27 07:03:32 | Weblog
温暖化する地球を元の健康な状態へと戻すその方法について 

最も合理的と思われる仕組みを 大雑把にみてきた

気づいてしまえば 実に簡単なことだったのだが 

それ故にこそ 

にわかには信じられないものになっている


常識の罠に囚われていると 広大な地平が壁になることがある

すべてのパラダイムシフトというものは 常識を覆すためのものだった


交流送電の避けがたい欠陥だったものが 

これからの新文明を築くためのカギになっていた ということができるだろう


電磁誘導は完璧に検証された古典的な理論

電気は磁気であり 磁場は電場の存在を告げるもの

いままでは 磁気から電力を取り出すという発想そのものがなかったのだが

超伝導を活用すると 電流が生み出す磁場から

別の電流を取り出すことが可能な状態になる

ここに気づくということが 

エネルギールネッサンスへと至る分かれ道になっていた



外部からの磁場変化が極度に強いものでない限り 超伝導状態は破れない

誘導電流は 距離の二乗に反比例する

コイルの位置を制御することで

安定して 電気エネルギーを誘導し続けることができる


超伝導コイルは誘導電流を生み出すものだが

受け手である二次側のコイルが生み出す誘導磁場の影響を うけない

マイスナー効果というものは 新文明のために予め用意されていたものだった

この外部磁場を排除するという特異な効果のあることが 

相互誘導を惹起させない神通力を生み出すのだ



問題の本質を人類が察知したとき 宇宙に潜んでいたある方法が披露される 
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覚 醒 時 代

2008-08-19 05:59:33 | Weblog
自然エネルギーを活用するというのが 文明にとっての最適解
 
再生することができるエネルギーであるとはいうものの

単独では しかし 使い物にならない
 

電力需要の高い夜に発電することができないというのでは 話にならない

日照条件次第で出力する電流が変動するようでは 電気の有難味はない

安定供給することができない発電システムでは 汎用性は得られない


クリーンエネルギーだからといって 

交流送電にそのまま繋いでいたのだったから

トランスの一次側コイルを流れている交流電流の方を 

より多く地の底へと捨てさせていたのだった


電気製品を働かせるための電流が 使われることなく

そっくりそのまま 自動的に捨てられてしまうのが 交流送電というシステム

余らせた電気を捨てないでおくと 電圧が勝手に上がって危険な状態になる


交流送電では 電気を節約するという行為は 電気を捨てるということなのだ

減圧が行われるとき 電磁誘導で生み出された方の電流がエネルギーとなる

誘導電流を生み出した方の高圧側の電流は 

ゼロボルトである地の底へと そのまま直行する運命なのだ


交流送電では すべての変電設備でこのようなメカニズムがはたらいている

捨てる電流があって 生まれでる電流がある ということ

ひとつが死んで ひとつが誕生するのだから 

連続した電流であるかのようにみえているが 実は寸断されて成り立っている


変電所のコイルを電流が通過するとき 別のコイルに電流が誘導される

一方のコイルからは電線が地下へとのび 

他方のコイルからは電流が回路へと流れる


その制御を担当しているのが、電気製品のスイッチ

オンで 電気製品が要求する所定の電力が供給され

オフで 不要となった電流が 一次コイルで増やされたまま地底へと落ちてゆく


電気製品のスイッチを切るという行為は 

捨てる電流をただ増やすためのものだった


節電やクールビズに効果が無かったのは 

交流送電が 電磁誘導という方式でエネルギー移転をやっていたから


単純な図式だったのだが 権威の犯した判断の誤りを 誰ひとり指摘しなかった

王様は間違いなく裸であった 

すべての国民が 実態を見ずに 我とわが眼の方を否定している


真実を見ることができなければ どうすればよいのかということさえ

判断することは できない

勝手な思い込みで 電気を使わなかった時間に 

ある変数を掛けて 

削減したその実績だ としているに過ぎない


これが地球でおきている現実のありのままの姿

しかし

幼稚な経過に いつまでも人類が気づかないでいる訳がない


そもそもの誤りは 

交流送電の仕組みを国が理解していなかったことということにある
 
変圧することが自在にできるからこそ 交流送電が主流になった

その変圧をやっているのが トランスという装置


中にはコイルが二つ 収まっている

高い電圧をもつ電流が流れているコイルと 

低くした電圧を取り出すためのコイルとが 互いに向き合っている

どちらのコイルも銅線を鉄芯にまきつけたもの


高圧側コイルの線は細いが 鉄心に巻きつけているターンの数は多い

低圧側コイルの線は太いが 鉄芯に巻きつけているターンの数は少ない

どちらの銅線も 互いに分断されていて 繋がってはいない


電気エネルギーを移転することができているのは 

間に磁気エネルギーが関与しているから


これが 電磁誘導を成り立たせているその仕組み

電気エネルギーを非接触で移転させいたメカニズム 

それを 自動で制御していたもの


節電で効果がなかった その ほんとうの 理由が ここに隠されている 
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文 明 の 礎

2008-08-18 06:06:43 | Weblog
エネルギー消費を減らすことができなかったのだから 節電は逆効果

燃えてしまった資源が 元に戻ると考えてはならない

使わなければ増えないのは道理だが 電気に関しては当てはまらない


燃料をセーブすれば 所定の電流を生み出すことすらできなくなる

止まって動かない電流は 静電気 

周波数という動態をもつ交流電流は 静電気になることさえできない

だから 捨てるしかなかった

電気エネルギーというものは 電流からでなければとり出すことができない



やるべきことは

どんなに使っても環境に影響を与えないエネルギーを開発する ということ

その方法の概略を これまでここに 繰り返し書いてきた


電磁誘導(インダクション)という現象を 合理に則って使いさえすれば 

理想的なエネルギーシステムができる


資源を消費せずに電気を供給し続けるエネルギーモデルは 既に見出されている

概要は 変圧トランスがやっていることと同じ

変更する部分は 一次コイルの交換以外 特にない

変圧トランスの構造を変えるだけで 温暖化を消し去ることができる


磁気という未利用エネルギーの存在に 早くから気づいていれば

地下資源の採掘などする必要は 初めからなかった

この簡単な方法を見ずに 効果のないエネルギー消費の抑制に人類は励んでいる


それで温暖化が止まったのかというと その逆の結果が生み出されたのだった

資本を無駄に費やして 二酸化炭素の濃度を引き上げていたに過ぎない


最悪の結果を 人類は ひたすら招き寄せていた ということになるだろう


エネルギーは 本来セーブするためのものではなく 

文明を正しく発展させていくための手段として 人類が無制限に使うべきもの

環境負荷がなく 使っても決して枯れない電気の泉を 掘り出す必要があった


それが 超伝導コイル という磁力線を発生する装置

消費者が使うための電流は 超伝導コイルが生む磁気からとりだしてきたもの

誘導磁場が与える誘導電流を 制限なく 豊かに消費する新文明の生活は

意識の進化をも誘導する結果を引き寄せる


どんなに使ったとしても 電源側の電流密度の範囲であれば 過不足はおきない

電流密度が そのまま 保たれているのだから

この状態を維持して置くためには 冷熱が安定裡に保たれていればよい

冷凍システムが要求する以上の電流密度を 超伝導コイルに与えておけば 

電気が不足するようなことは おきない


相転移トランスを導入した住宅では 停電もしなければ電気代も発生しない

電源装置はメンテナンスフリーで 黙々と働き続けるものでなければならない

電気エネルギーの大量消費は 豊かな暮らしと経済成長を持続させる

エネルギー消費の抑制は その反対の結果へと行き着く

正しいエネルギーを選択すれば あたらしい文明が生まれ出る


安定した経済成長が続くようになると 繁栄する社会がやってくる

ゆとりある生活は 文明のあり方を洗練させる

他者を思いやることができる社会は 平和の基礎となる共通の地盤


平等な交易が行われている国際関係では 対立はあっても問題にはならない

友誼を深めることが 収益を高めることであるからだ

市場が発達すれば ビジネスチャンスは一層拡大する


正のスパイラルを導くことによって 繁栄を早く実現すればよい

エネルギーにコストが発生しなければ 経済効率は最大化する

資源の消費を前提としないエネルギーモデルなら 環境負荷はゼロ


エネルギーを大量に消費しても この方法なら誰ひとり困らない 

そんな時代が すぐそこにまできている

適正な生産と 適度な消費が行われる社会であれば

繁栄は安定し 平和は持続する

経済成長は 生活を豊かなものにして 健全なインフレを導く


近隣の国同士が豊かな社会を築いていれば 侵略行為などがおきる余地はない

争いは 損失にしかならない

このことが理解されている社会では 軍事費という科目は

後進性を伝えるものでしかなくなっている

国際社会が平和という共通の認識を持ち 繁栄を目指すなら

利益共同体の一員であるということを自覚する時代は 近い

戦争という言葉は そのとき 死語


資源を消費しないエネルギーモデルは そのための手段となる

破壊のための行為に 敢えて取り組もうとするのは 愚かなこと


充足をもたらす繁栄こそが 平和のいしずえ 
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温 室 効 果

2008-08-17 06:06:54 | Weblog
これまでの経過をみると

温暖化対策を実施していながら 

二酸化炭素の排出量は 却って増えていた


その理由を 国は

一度も調査したことがなかった

発電で消費したCO2が 節電で減らせると今も頑なに信じている


奇異 としか言いようのない現象がおきる時代


節電するとCO2が減るとするその論理の不整合性を 誰も疑わない

根拠のない理屈を導入して 温暖化対策だと言い張っている

とってつけたような理由が 罷り通る奇妙な世の中


権威を疑う者は 皆無 

戦前の統制が蘇ったかのような 盲従

効果のないことを知っていながら 無意味な継続を止めることができない 


結果が確認されていなかったのは 当然のことだった

国がとってきた態度を改めない限り 京都議定書の目標を達成することはできない

これまでの十年を超える猶予期間で 二酸化炭素の排出量は一貫して増えていた


正しい現実認識ができるようにならない限り 温室効果ガスの生産はやまない

気候の変動がもっと深刻なものになってから 実態調査を徐に開始するのだ

問題の所在が判明したところで 有効な対策が見出されるという保証はない


地球の温暖化は 加速度がつく領域へと突入した

これからは 自然災害が急速に悪化していく

多くの生命が失われたあとで有効な対策を探っても 最早手遅れ


良くも悪くも 

いま 

われわれは このような劣った文明を作り出し そこで何事もなく生きている


すぐれた知識がどんなにたくさんあったとしても 正しい認識をもたなければ

得たものを生かすことはできない

行動そのものが誤っていたのなら 正当な判断を引き出すことは不可能なのだ


誤りを自覚することができたとき この国は 劇的に変わるだろう

それまでは 迷妄を続けていなければならない

認識を改めた者の数が一定の水準に達したら プログラムは起動する



世界を平和へと導くのは 最大の犠牲を払ったこの国の果たすべき役割

血で購った平和であるからこそ 限りなく重い意味をもつ



自らのもつ責務を自覚したとき 国民は世界を変える行動に着手するだろう 

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国 の 怠 慢

2008-08-16 06:52:11 | Weblog
世の中を動かしているメカニズムが 形としてみえてくるようになると

現代文明が到達した認識の拙さに いやでも気づかなければならなくなる


企業と学校 就中 報道機関などでは 

組織のブランドイメージを高めようとして

やたら 権威に迎合する姿が目についた


真実を報道するよりも 売上を伸ばす方により高い価値をおいている


都合のよい情報を増やし そうでないものは報じない

真相に目を瞑ってでも自らの利益を優先する というのがジャーナリズム

利益にならない情報を省き 売れそうな情報に加工したものを専ら伝えている


国民は 真相を知る術を失っていた


真実から意図的に遠ざけられていたために 

報道機関が下した評価をそのまま受けとり 違和感をもとうとしなかった


適切な判断材料がなければ 正当な決断を下すことはできない

当たり障りのない選択がなされる という循環が延々と続いている


その絶好の見本が 実効のない温暖化対策の継続という選択

京都会議以降 10年以上の年月が無駄に費やされてしまったことを 

惜しむ


この期間に 二酸化炭素濃度は 着実に増加した


自然災害の脅威は 年ごとに募るばかり

犠牲者の数は 年々増加する一方

エネルギー消費を抑える方法が有効となるのは 

内燃機関と工業炉などの直接燃焼を行っているケース

電力分野では 

火力発電所による安定的な燃焼が 節電の有無に関わらず 常時維持されている


消費者が電力消費を抑えても 

火力発電所では絶えざる燃焼を維持していなければならない


発電機を止めている間でも 炉では燃焼が続けられている

蒸気タービンを動かすための強い運動エネルギーは 

高い蒸気圧からでなければとり出せない


省エネ節電が無効だったのは 

磁気から誘導された電流の方を 消費者が減らしていたからだった

燃焼炉の稼働率の推移を確かめていれば 

節電で効果のなかったことは その時点で既に判明していたはずである

データを確認しようとしなかったことが 状況を悪化させた原因になっている


国の怠慢 以外のなにものでもなかったのだ

その責任を 国民に押し付けてはならない


交流送電の実態を知らないまま 

電力消費だけを減らせばよい と錯誤していたことが

二酸化炭素濃度を着実に高めさせていたのだった


事実を誤認したまま 温暖化を止められると思い込んでいたのだったから

生命が危殆に瀕するような状況へと陥ってしまった ということ


真実をみようとしてこなかった総てに 温暖化を進めたその責任がある
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傲 岸 不 遜

2008-08-15 07:04:14 | Weblog
温暖化するということの本当の意味を 世界は未だ知らない 

安穏な暮らしを平然として続けているのは 現実認識ができていないということ

環境の悪化を憂いつつ どうすることもできずに過ごす道を選択したのだから


文明は 滅びへといたる一本道を  

結果が見えているにも関わらず

思慮することなく ただ黙々と辿っている


どのような理由であるにせよ 人口が半減すれば

大気圏のCO2濃度は 応分に減る

それが先進国で主に起きることであるのなら 温室効果ガスの排出量は大きく減る


最大の原因は 交流送電の普及にあった

変電所を電流が通過するとき

ひとつの電流が地の底へときえ 

代わりに もうひとつの電流が磁気から新たに誘導されて生まれ出る


われわれが使っているのは 磁気から導かれて生じた誘導電流と呼ばれている電気

消費者が節電に努めて 誘導電流の消費をどれほど抑えたところで 

大元の電流は 既に地球に吸収されてしまった後のこと


クールビズが実効をあげていなかったのは 

行為そのものが 誘導電流をセーブするものでしかなかったからだった


交流送電には多くの無駄がある

最も大きな無駄が 電流を接地させているということ

問題の本質が国にみえていれば 交流送電以外の方法が採用されていただろう


何が問題であったのかということが理解されていないと 

何が有効解なのかということも分からない

事実を承知しているのは 電力会社の上層部と監督官庁のごく一部のみ


省エネを手段とするこれまでの温暖化対策の一切は 何の効果もあげていない

最後に誘導されて生じた電流だけを惜しむ行為 にしかなっていなかったのだ

こんなことが 世界中でおきている


電力分野で行うエネルギー消費の抑制は 地球に吸わせる電流をただ増やすのみ

発電機をとめたとしても 燃焼炉では一定の蒸気圧が維持されている

ベース電源とは 

24時間365日 途切れることなく燃焼が維持されている発電所のこと


交流送電の仕組みなど 調べたらすぐ分かる簡単なシステム

だが 国は 確認することを怠った

電力業界でも 事実の公表を避けてきた


互いに不利益となることが分かっていたからだった

国側にできている原因は 原子力発電を推進したいという地政学的な事情にある

兵器化することができる核燃料が 防衛能力を高めると信じられているからだ


核廃絶がならなかったのは すべての国が核に怯えている所為なのだ

軍事転用ができる核資源をもっていれば 核による攻撃の確率は下がる

その効果を証明したのが 北朝鮮の核実験実施だった


アメリカと対等に交渉する能力をもつためには 核の保有を証明すればよい

核実験を強行してしまえば アメリカは威丈高な振る舞いをしなくなる

それどころか 必要以上の譲歩さえしてくるような変節をして恥じないのだ


アメリカの弱点が明瞭になっているため 核の拡散が必然的に続いている

この行き詰った状況を変えるのは 容易なことではない

だが 不可能という訳でも ない


交流送電で捨てていた電力を備蓄するか または 他の方法を編み出すかすれば

エネルギーの安定確保と 核に依存しなければならない理由は その場で消える

その最も有効で優良な方法が 超伝導応用技術だったのである


この分野で先行している日本が製品開発を急げば 世界平和の実現は充分に可能

資源を消費しない太陽光発電でシステムを組めば エネルギーコストは最低になる

超伝導コイルに超電流が流れはじめたら 太陽電池はもういらない


減衰しない電流が 減衰しない磁場を 常に 維持する

必要な電流だけを誘導してくるのだから 電源電流は初期の状態を保っている

使っても減らない電気なのだから いくら使っても構わない


現在の交流送電の方式は超電導ではなく 常伝導と呼ばれるもの

交流の変圧トランスは 電気製品のスイッチがきられたとき 

出力側の二次コイルに生じていた磁束密度をその分だけ高める


流れていた電流の消費が減るのだから そこにある電流は過剰な状態となる

この変化が入力側一次コイルを流れる電流に逆向きの電流をより多く与え

対抗する誘導電流が 無用の電気抵抗を新たに生み出す結果になってゆく


この逆起電力の発生を避けるために 高圧側の電流をすべて捨てていたのだった

消費者が電気製品のスイッチを入れたとき その製品の消費電力の分だけ

トランスから必要な電力が誘導電流となって生み出されている
 

このようにして快適な生活をおくることが 文明の得た大きな成果のひとつ


電気製品を使わないときには 需要がないから電磁誘導はおきない

使われない電力は そのまま一次側の高圧コイルから地の底へと消えてゆく

こんなことが 交流送電のすべての系統で 日夜 行われている


省エネ節電とクールビズなどの行為は まったく意味がなかったのだ

単に未開の文明であることを 証拠だてるためのものに過ぎなかった 


という つまらない おはなし 
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う そ 八 百

2008-08-14 06:17:07 | Weblog
自給自足するエネルギーシステムを確保したとき 日本の自立がはじまる

地下資源に依存する現在のインフラのままでは 温暖化を進めて死期を早める

限りある資源は いつか 枯れるもの


希少価値が顕在化すると エネルギーコストは高まる

そうなる前に 人類は地球からの報復をもう受けはじめている

それが 気候の変動 ということだった


あたらしいエネルギーモデルが登場すると 不安は杞憂

地下資源を買う必要さえ 消えてなくなる

二酸化炭素の排出が止まれば 気候は元の状態へと時とともに回帰する


日本の生命線と呼ばれるシーレーンは 意味を失い

産油国は 販売先を失う

温暖化を促す禁断の資源は 商品価値を手放す


ドルの需要は急速に減り WTIは平等な条件の下で再構築を目指すだろう

原油の価値は 高分子化学の分野に限られ

石炭は採掘しても間尺にあわないものとなる


日本がこれまで自立することができなかったのは 資源に恵まれない国だったから

アメリカの庇護の下で 委託加工貿易に活路を見出して日々の暮らしを支えてきた

原材料をアメリカから輸入して 低賃金の労働力を使い 

加工した製品をアメリカへと輸出する形体で 国を回復させてきた

加工賃を貯めて国内の生産性を高め 高度成長期へと結び付けていった


日本がたどってきた道筋のあとを韓国が追い 台湾がそれに倣った
 
シンガポールとマレーシア タイ インドネシアなどが続いてきたのだったが

中国の一部で門戸を対外開放したことから

中国向けの委託加工貿易が急拡大して 中国に外貨が集中するようになっていった


中国は世界の生産基地となり 世界最大の消費市場へと10年で成長を遂げている

その成長性の高さが 海外からの投資だけでなくドルの過剰流動をも呼び込んだ

中国の成長は 今もなお極めて著しいものがある

外貨準備高は 日本の二倍の水準になろうとするまでに短期間で膨らんだ


これらの経過の裏には 

物資の円滑な流通と製品を加工するための電力の確保が 重要な役割を占めている

エネルギー資源の供給がなければ 中国の高い成長率は維持されてはいなかった

その事実を知っているからこそ 

中国政府は産油国との関係強化を最優先ですすめている


その中国を追いかけてきたのがベトナムであり つづいてインドが急追をはじめた

原油の需要は増えることはあっても 減ることなどはありえないはなし


地球の温暖化は進むばかり 

止まるという見通しはゼロ


そのような情勢が否定できなくなったとき 

CO2の80%削減という話が湧いて出た

実現不可能な目標を掲げなければならないほど 

地球の状況は既に大きく悪化してしまったのだった


だが 未利用エネルギーの新しい使い方が示されたとき

世界の様相は一変する


相転移トランスのもつ意味を知れば 何が起きるのかを理解するのはたやすい

そのシステムが日本からでなければ手に入らないことが分かると

世界のリーダーとなるべき存在は 自ずから定まる
 

問題の所在は エネルギーの取り出し方にあって 使い方にはなかったのだ

日本政府が問題の本質をしっかりとみていれば 

温暖化が問題になるようなことはなかった

アメリカを援けることにしかならない石油を大量消費するエネルギーモデルに 

今でも日本政府は拘っている 


その国が二酸化炭素の排出量を80%減らそう という提案をサミットで唱導した

実行手順については 何も示されず

達成するための目標期限だけが いつの間にか先送りされてしまっていた



日本が道を誤ったことが このときに確定したのだった
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自 己 責 任

2008-08-13 07:43:01 | Weblog
日本と日本人が 世界にさきがけて目覚めたとき

世の中は 大きく変わるだろう

アメリカが実現しようとしてできなかった恒久平和が 呆気なく実現してしまうのだから


原爆の人体実験の犠牲となることを強いられた国であるからこそ

実行した国が犯した過ちの意味を 結果という実態で示し伝えていく義務がある

それを可能にするのが 平和の実現という具体的な目標の設定



不可能だったものを可能にする方法は 要因分析で明らかになっている

核廃絶は 日本がリードしていくことによってのみ 成就する



その手段となる未利用エネルギーを活用する電源システムは

既に 誕生した

このエネルギーモデル以外に 温暖化を止める有効な手立てはない


消費する資源を必要としないことから 経済性能はすぐれて高い

実績は変圧トランスが何年も前から 自動的にやっている事実をみればよい

違いがあるのは トランスの中の一次コイルが超伝導になっている ということ


相転移トランスをつくるには 一次コイルを置き換えてやるだけ

冷熱の維持と磁気シールドは必要だが 困難はない

メンテナンスフリーで黙々と健気に働き続ける電信柱の上のトランスが

住宅に置かれるようになったとき

平和の実現をもたらす原動力が この国に生み出される 




定置型の住宅用モデルなら すぐにでも実用化する技術

一定の負荷耐久試験を経て 三年程度で実用機を提供することができるだろう

温室効果を鎮めるためには 量産する体制の早期構築に全力を挙げる必要がある


日本だけでやっても 効果は多寡が知れている

できるだけ広範囲の地域で 相転移トランスの量産体制を築かなければならない

日本人の技術指導者の大量派遣と 管理体制の確立とがそのときに必要となる


核保有国であっても 一定期間に廃絶することを約せば 装置の供給は可能である

温暖化を止めることが 目下の急務

現地での生産が可能になれば 普及を早めて温室効果を低減することができる


中立中性の通貨システムを作り上げてしまえば 真に平等な交易条件が成り立ち

市場原理で統一された本来の自由主義社会の建設が できるようになる


いままでは ローカル通貨でもあったドルが基軸通貨になっていたことから

アメリカ人だけが為替リスクを免除されていた

ドル安政策という戦略は デメリットよりも メリットの方がはるかに高い


ドル資本は ドル通貨のもつ優位性を活用できる立場をいかして

通貨交換の往復のそれぞれで 

為替差益を上積みすることを当然の権利としている

市場で余っているドルを速やかに回収して それで日本資産を買収すれば

ドルの過剰流動性を捨て去ることができるだけでなく 

米国債の追加発行までが可能になる


円高(ドル安)になっていれば 日本が持つドル資産は還流することができない

債券の売り物が大量発生しなければ 長期金利は安定している

ドル安効果でドル建ての資産は目減りする一方なのだから 

債務総額は最終的に減価する


日本政府は このような枠組みにすっかり呑み込まれてしまった

外貨準備高を一度も取り崩していないのは アメリカに制御されている証拠

その分だけ日本の国民は 経済成長が生む余沢を取り上げられていたということ


日本政府は 米政府に異を唱えることをしなかった

国民の幸福を犠牲にして 富をアメリカへと献上しつづけている

日本の防衛に 米軍の支援が 絶対的に必要だと思い込まされていたからだった


日本が占領されて困るのは 米政府の方なのだ

米軍基地が日本にたくさんあるのは 日本を守るためではない

アメリカ本土を保護する防波堤が 消えてしまうことを恐れたからである


日本は アメリカの盾であるに過ぎない

しかも 資本と市場まで率先して提供しているのだから 最高の番犬であろう

低劣な宰相の時代が続いたため 日本という国は大きく劣化してしまった


直接の責任は為政者にあり 間接の責任は票をいれた有権者にある

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絶 滅 危 惧

2008-08-12 06:10:06 | Weblog
問題そのものの形が見えていなかったから 有効な対策を導くことができなかった

電気の消費を止めるという節電などの行為は

変圧トランスの高圧側から地に落ちる電流をただ増やす という無益な行為


交流送電という方式は 電気を消費するための合理性を極めたモデル

電気エネルギーを安定的に取り出すには 最高のシステムといえるだろう

だが それ故に

燃焼炉を止める効果は ゼロなのだ


電力消費を減らすという行為は 

高圧側のコイルから地に落ちる電流を増やす ということでしかない

燃焼炉と発電機は共に 定格運転をしていなければならない装置


出力調整をするにはどうみても不向きなシステムが 現在のインフラなのだ

発電した電気は 使わない限り捨てなければならない

ここが 理解されていなかった


今からでも 遅くはない

過ちを改めるに 臆すること勿れ

効果のない対策は 損失だけを積み上げる


やるべきことは燃焼炉の稼働率を引き下げることであって

効果のない電力消費を意味も分からずに減らす ということではない

この事実に日本が気づくのは 2014年よりも後のことになるだろう


京都議定書は 2012年の末までに

1990年の実績から6%の二酸化炭素を減らすことを義務付けていた

その効果を検証するデータを集計するのに 二年もかかっている


その間に大気中のCO2濃度は 400ppmから520ppmへと増加する

この間に生じる温室効果で

どれほどの環境被害がでるのか 予想することすらしていない

この二年間で増えた自然災害の変化をみれば ある程度の予測は可能なことだった


原油価格の高騰で 内燃機関が生み出す酸化物の排出量は先進国で減るにせよ

電力分野では 一貫して増え続けるため CO2の削減はならない

電力会社がオール電化を進め 消費者はエネルギー消費の抑制に励むだけ


この構図のもつ意味がみえていれば 電力会社の不正を知るのは容易なことだった

真実を知ることができない限り 有効な温暖化対策を生み出すことは不可能だ

温室効果は年々悪化する一方となり 

生命は 淘汰されるその数を急速に増す次の段階へと突如としてシフトする


人口が減れば 地下資源の消費も減る道理

温暖化は改善するにしても 文明は繁栄を維持することはできない

人類が向かおうとしているその先に待ち構えているのが このステージ



文明が判断を誤ったままでいるのなら 

地球は自然災害を凶暴化させることによって 人口を減らし 

その効果で温室効果ガスの発生量を自分で削減するようになるだろう


温暖化は この先 どこかで 反転することになっている



その前に有効な対策を導き出すことができれば 人類は新文明を創造する 

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げに おそろしき ことども

2008-08-11 05:40:11 | Weblog
攻めてくる敵 というイリュージョンに国民が怯える必要はない

あらゆる国が防衛目的の軍隊に特化していくこの時代

敵対視する国をもつということは 互いの経済成長を抑制することにしかならない

市場経済のよいところは 友好関係を築かなければマイナスの結果を得るという点


軍事費を増やすと その国の財政収支はバランスを崩し 偏る

収支の悪化は 赤字の増加を促す

国の財政が赤字の状態を続けるようになると やがて増税という結果がやってくる


政府判断の誤りが 罪のない国民に増税という形で責任を押し付けるのだ

この国の政治家は 他人事のようにして赤字の責任を国民に転嫁してきた

増税は国民の暮らしを直接圧迫し 不平不満を募らせる


利益共同体という枠組みは 繁栄を阻害する敵など必要としたことがなかった


ただ一国を除いては

その国の名を U.S. A.という

米政府は基軸通貨であるドルの発行権をもっている


赤字になっても 通貨の流通を制御することができる立場にある国なのだ

双子の赤字だったものに 累積債務がついてきたため 三つ子になった

それでも一向に困らなかったのは ドルを発行する権利があったからだった


アメリカ以外の国では 収支の悪化は将来の増税実施を意味している

米国民だけは この法則から免れていた

イラクで長期駐留がさらに伸びていっても 増税は行われなかった


代わりに原油価格の高騰が起きたのだった

ドルを追加発行することができる合理的な理由があれば

米国民は 増税を課されない 

実に恵まれた国民なのだ



最強となった米軍を維持しておくためには

敵という名の存在をもつことが 米政府にとって必要不可欠な案件になっている

いつあるか分からない攻撃に備える というのが米軍の依拠するレーゾンデートル


平和になってしまうと 最強の軍隊はその価値を失ってしまうのだ

敵を意図的に作りだそうとするのは 戦時体制ではよくある手法

ベトナム戦争のときはトンキン湾事件だった 


太平洋戦争では 日本を追い詰めて真珠湾への奇襲を誘導した経過がある

9.11では 同時多発テロという一方的な攻撃のかたちだった

イラク戦争では 大量破壊兵器という未確認情報へと変わり

フセインを国内法で処刑させてからは 

テロとの戦いというプロパガンダへと大義名分が変更されていった


トンキン湾事件がやらせであったことは歴史的に確定している事実

日本軍が真珠湾攻撃へと奔るのは 常識的な通常の判断から容易に予測できたこと

石油の補給路を断てば その原因を作ったアメリカを攻撃するのは目に見えていた


9.11は手柄を焦ったブッシュとネオコンが テロリストの暗躍を装い

航空機による攻撃を一斉に仕掛けさせた疑いを 色濃く残している


アメリカ人のこころを一つにするには 正当防衛でやむを得ず攻撃する

という体裁になるよう先に攻撃を実行させるのが効果的なのだ

その後のイラク戦争へのステップには 米国民による圧倒的多数の支持が集まった

米国民は いま 一時の熱狂から覚め 正常な判断ができるようになってきた


正当な理由のない戦いであることが知れ渡り 原油の高騰と相俟って

ブッシュへの支持は 大きく低下する情勢へと急速に変っていった


戦費を調達する目的でドルの新規需要を創出するために原油の高騰を図ったのだが

増加した過剰流動性の行き場を創出するためのサブプライムローンは 

呆気なく破綻してしまうことになった


国際金融資本が利潤の回収を急いだために 

債務を返済できなくなった低所得者は住宅を手放したが

債権の回収をおこなうことは ついにできなかった


この問題が起爆剤となって アメリカの経済全体が信用不安を引き起こし

大量のデフォルト(債務不履行)を抱えた金融資本が 巨額の赤字決算を迫られた

株価は大きく下落し 行き場を失った資本はこぞって原油相場へと転じたのだった


すべての原因は ブッシュを操っていた利益共同体のとった戦略の誤りにあった

温暖化を止めなければならない最も重要な時期に 

原油を大量に消費する軍事行動が繰り広げられていた ということになるだろう


普通に観察していれば簡単に見えてくる経緯を指摘した報道機関は なかった

世界全体が原油の利権をめぐり アメリカと利益を共有する状態に収まっている

アメリカ主導型の経済体制は これほど大きな洗脳効果を与えていたのだった


恐ろしいのは 洗脳されて偏った判断のまま その自覚さえ失っているということ


温暖化が止まるはずは はじめからなかった
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新時代がつくる新文明

2008-08-10 06:44:16 | Weblog
日本が真に自立した国になることを目指すなら
 
その前に エネルギーの自給自足ができるような状態になっていなければならない


環境負荷のないクリーンエネルギーのノウハウをもつ

低廉で優良なエネルギー生産国になっていない限り 弱い立場からは抜け出せない

アメリカの核の傘を脱出するには 自前のエネルギーを確保する必要があるのだ


それができたとき

世界中があたらしいエネルギーシステムを求めて 日本へ助けを求めにやってくる

そのための具体的な手段は 既に用意された

機が熟したら プログラムはすぐにでも動きだす


それまでは 時節の到来を おとなしく 待っていなければならない

果報は寝て待つのが よいのだ

逸って盲動するのは いらざる抵抗を増やすのみ


技術的な課題はなく 登場させるタイミングを計ることだけに問題は集約された

待っていれば 資本は競うようにしてやってくる

二酸化炭素の削減は 人類に共通する切実な課題 

ここを乗り越えなければ 人類に明日はない


エネルギーコストが発生しないのは 持続可能なエネルギーモデルだから

資源を必要としないのは 超伝導という成果を引き出すことができたから

繁栄するというのは 生活と生産のためのコストが大きく低下するのだから

核廃絶が成るのは 核兵器の保有が不利益となる枠組みが作られるから

平和が実現するのは すべての人が正しい認識を手にするから


それを可能にするのが 再生する必要を消し去った超伝導相転移トランス


交流送電は 壮大な無駄を前提としていたため 二酸化炭素を増やし続けてきた

高圧側コイルに流れる電流を すべて捨てなければならないのが現在のインフラ

捨てた電流にほぼ等しいエネルギーが 低圧側コイルに誘導されているから

一見無駄がないかのように思われている


無駄を許容しなければならないのが 交流送電の避けがたい宿命なのだ


超伝導応用技術は この無駄をゼロにする能力をもっている

既存の方式では すべての変電所で 

捨てる電流と 生起する電流とが入れ替わっていた


新時代では捨てる電流は消え去り 誘導された電流からのみエネルギーを取り出す


電源電流が超伝導状態で保存されているのだから 電流損失はゼロ

そこから引き出した誘導電流を消費するのだから いくら使っても構わない

電気と磁気とは エネルギーとして等価

1:1 の 関係 にある


電源側の電流が100アンペアであるのなら 

誘導側の電流も100アンペアでなければならない

誘導ロスは通常3%以下であるため 正しくは97アンペアの電流が得られる

このエネルギー転移は コイル間の距離の二乗に反比例するという法則に従う

誘導エネルギーを量的に制御するには コイルの間隔を機械的に調節すればよい


常電動コイルでは 固有の電気抵抗が発生する

電流と抵抗が同時に作用するとき 電圧が生じる

任意の電圧と周波数をもつ交流をインバーターから取り出せば 

既存の分電盤を そのまま使い続けることができる


超伝導現象は 冷熱が維持されている環境で生じる特異な物理現象のこと

電気抵抗の不在と 外部磁場からの干渉を拒否する能力をもつ

そこに流れる永久電流は 相互誘導で生じる逆起電力そのものを生み出さない


この現象を実用化するための装置が 相転移トランスなのだ

やっている仕事は 変圧トランスと何一つ変わらない

交流送電では 誘導した方の高圧側電流を捨てなければならなかった

超伝導では 電源電流は閉じた回路を流れ続けている


未利用だったエネルギーの活用法に気がつけば 

文明は困難な状況から脱して

これまで不可能でありつづけた平和というものの実現を 

いとも簡単に成し遂げてしまうようになるだろう 
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近代史に通底する認識の誤謬

2008-08-09 08:12:05 | Weblog
資源に恵まれなかったこの国は 入植地と地下資源を求めて領土の拡張を図った

大東亜共栄圏という壮大な構想には 

地下資源の安定確保という意図が籠められていた


太平洋戦争の末期 原爆の投下実験を二度受けたのちに

日本は 敗戦という結末を受け容れたのだった

戦後日本の再生がどのようなものであったのかということは 経験してきた通り


戦後の困難な時代を耐えて 生き抜いてきた世代が 

今や 後期高齢者という名称でひと括りにされるようになってしまった


日本を作り上げてきたのは 我武者羅に働いてきたもの言わぬこの世代

営々と築き上げてきたこの国の資産は 

いつの間にか アメリカへと還流する仕組みに載せられていた


ドル資本に日本を買収させてきたのは 政権与党と歴代内閣を構成する面々

外資導入を政策とするようになったのは ブッシュと昵懇の間柄になろうとした

ある総理経験者がその濫觴に健在である


外資が大挙して日本へと押し寄せてきたら どうなるのか

配慮したことなど 形跡もみられなかった

市場で余っているドルを回収して円を買うのだから 当然ドル安円高になる

円高になったら どうするか


日銀が非公式に為替市場へと介入し ドルを買って円を売る


買ったドルを どうしたのかというと

5%がドルの現預金 5%が金の現物 

残りの90%がドル建ての公債に振り分けられている


ドルを買うためには 大量の円が要る

その円を調達してきたのが 財務省

短期証券を発行して 金融機関に押しつけて資本を調達してきた


外貨準備高とは これらを合計したものの総額のこと


日本がもつドル建ての債権価値は 外資導入が続く限り果てしなく下がっていく

円高が続くのだから ドル安も同じように一定の振幅で追随する道理

投下した資本を日本へ還流させるには ドルを売って円へと戻さなければならない


一旦利益が確定し経理処理が終われば ドル資本は

高くなったドルで 下がった円を買い戻す 
 
1ドル360円だった頃に買った債権は 今では110円にまで下落している

三分の一 以下


利潤の回収と再投資のそれぞれで 為替差益まで上乗せしている手口


国は外資を導入することで 回収できない不良債権をひたすら積み増してきた

円高になればなるほど ドル資産の価値は下がりつづける

下がったドルで高くなった円を買い戻せば 損失と円高とが同時に生起する

処分することができない資産だから 不良債権ということになるわけ


そんなことを繰り返して 100兆円を超える外貨準備高を抱えてしまったのだ

アメリカの意図を読み解くことなく 

ひたすら迎合し続けてきた歴代政府の姿は ま こ と に 醜いものがある



われわれはこのような国に生まれ合わせ 愚かなる政府の生贄となることによって

生活することを かろうじて許されている 

実にあわれな 存在だったのだ



アメリカが投下した二発目の原爆が 今日 長崎に落とされた

非戦闘員の大量殺戮は ハーグ陸戦条約に明らかに違反する行為


政府は 国際法廷に提訴しないまま 63年の歳月が今月過ぎ去る

一度も守られたことがない条約だからこそ 唯一の被爆体験国である日本が

率先して加害国を告発しなければならなかった



審判の結果がどのようなものであれ 日本政府はアメリカの非道を

世界に対して公式に訴える必要があったのだ


しかし 核の傘の下に隠れて 経済成長することだけに専念し今日を迎えた

その間 90年四月にはじまるバブルの崩壊を経て

積み上げてきた資産の殆どをアメリカへと移転させてしまうことになったのである 


95年の驚異的に突出した円高は ドル資本による日本攻略という意味をもつ

その年の暮にEUが正式に発足することが半年前の六月に決定している 

その直前の四月に ドルが欧州12ヶ国で余ることを察知したドル資本によって

衝動的な円買い(円資産への投機【逃避】)が一斉に引き起こされたのだった


これが あの80円を超える円高の原因だったのだ


日本の自立は アメリカの行った行為の非人道性を

世界に対して訴えたとき はじめて 成る



筋を通そうともせず 曖昧に放置したまま 

アメリカの責任を明確化しようとはしなかった

その結果
 
アメリカに迎合したがる政府を熱狂的に支持する国民が 

大量に生み出されていった


背景にできていたものは 

アメリカのための黄色い愛国者を作り出す という目的をもった

現在の教育システムの姿であった



自立していない国の愛国教育は 宗主国に対するものにしかなり得ない 
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繁栄が平和を導き 貧困がテロを導く

2008-08-08 05:44:12 | Weblog
平和を実現するための戦略立案を可能ならしめるには

自前のエネルギーをもっていなければならない


その具体的な手段を得たからといって 仕上げを独断で急いではならない

機が熟す前に動きだす行為は 障害を増やして目標の実現を却って遠ざける

急いでいる時だからこそ 慎重を期さなければならない


地球を再生するためのツールは 与えられている

道具を正しく使わなければ 文明はその意義を失って 滅ぶのみ

地球全体の利益に優るものなど どこにあるというのだ


問題の所在は 夙に判明している

ドルに代わる中立中性の第三通貨の創出は 不具合の大方を消し去るだろう

エネルギー問題が制御可能なものになるなら 繁栄は極まる


互いの利益を尊重して成り立つのが 市場主義という経済システム

これまでドルを戦略通貨として利用してきた勢力が 既得権を握りしめていた

それを可能にしていたのが 石油に賦与されていた特別な価値


二酸化炭素を生まない新しいエネルギーシステムは 消費する資源を必要としない

誘導されてできたパッシブな二次電流が そのエネルギー消費の増大を許す

一次側のアクティブ電流は 電源コイルの中を電気抵抗なしで流れ続ける


電源電流は だから 減らない

誘導電流は 使うから 応分に減る

電磁誘導を仲介する磁場の関与と磁束の変化は 

消費するためのパッシブな二次電流を 磁場から取り出すためのきっかけとなる


どちらかのコイルに磁束の変化が生じたとき

誘導電流が 変化したその分に対応する量だけ 派生する仕組み

これをやっているのが トランスと呼ばれる変圧器


外部磁場の影響をキャンセルするのは 超伝導条件がもつ特徴のひとつ

電流を阻害する逆起電力は アクティブ電流である超電導側電流には生じない

使っても減らない電源電流と そこから派生する誘導電流との関係が

相互誘導を成り立たせる条件を破っている


文明を 抜きんでて優れたものにするのは 科学が到達した成果 

この戦略的な電源システムは 核保有国に対して供給されてはならない

資源のいらないエネルギーシステムが欲しければ 核兵器を捨てればよい


なにが有効解なのかということが見えてきたら

環境と経済の回復だけでなく 核の廃絶までを可能にすることができるのだ


その唯一の手段となるのが 超伝導応用技術の中に用意されていた

電源電流を維持し 誘導電流を派生させるための相転移トランスという名の装置


平和を実現するこの電源システムは 人類の将来を決定づけるキーデバイス 
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真実を みるために

2008-08-07 06:20:54 | Weblog
究極のエネルギーシステムは 核のない国から先に供給しなければならない

二酸化炭素を80%も削減するのは 超伝導以外に達成することは不可能な話


燃料電池は二酸化炭素の代わりに水を量産する

このため 温暖化ではなく 湿潤化をもたらす

つまり 海岸線の短縮を伴う地球の急速な水没がはじまる


熱核融合炉の実現可能性は その裏付けとなるデータが示されていない

交流送電が存続している限り 二酸化炭素は増え続ける

原発を増やしたところで ウランを世界中で奪い合うようになるだけのこと


核燃料を軍事転用して ウランの独占を謀ろうとする国が同時多発するだろう

エネルギーコストがインフレを助長するのは 原油相場の実例をみれば明らか

送電線のネットワークが存在しない時代に 大量発電をやるのは復古主義


超伝導相転移トランスの開発を急ぐのが 唯一の現実的な方法

電信柱のトランスがやっていることなのだから 実験するまでもないこと

一次側を超伝導コイルにするというだけで 革命的な変化がおきる


永久に充電する必要のない電源システムを どの国でもつくることができる

発電する訳ではなく 未利用エネルギーを活用するだけのことなのだから

物理法則には抵触しない


信じられない話のようにみえるだろうが

使っても減らない電源を生み出すことはすぐにでもできる簡単なことなのだ


電磁誘導はファラデーの時代から 電磁気の分野で認知されている正当な理論

実際に変圧トランスでは 必要な電力が 途切れることなく 

24時間二次側のコイルに 適切な状態で 安定的に誘導されている


誘導した方の電流はアースされ 地の底へと消えてゆく

誘導された方の電流は 電気製品に所定の電気エネルギーだけを供給する

多すぎもせず 少なすぎもしない 最適な電流だけが誘導される仕組み


既存の常電動回路では 未利用エネルギーの磁気から電気をとりだすと

誘導した方の電流を捨てなければならなかった

だからといって 発電した電気エネルギーが消え去ってしまう訳ではない


消える電流と誘導された電流とが 同時に発生しているということ

電流が 途切れることなく流れ続けているようにみえるのだが 

実際は 寸断された状態でエネルギー移転が円滑に維持されている


最初の電流だったものは 磁気エネルギーの相を経て 

再び電気エネルギーへと生まれ代わったものが誘導電流になっている


誘導電流は 最初に誘導された電流の側からも生み出されている

これが 相互誘導と呼ばれている状態

相互誘導の状態になると 逆向きに流れる電流を互いに与えあう関係になる


このため 電流は流れにくくなり 抵抗が増えて電圧が高進する

この弊害を回避するため 誘導した方のアクティブ電流がアースされ

誘導された方のパッシブ電流が生まれて それが電気製品を適切に稼働させている


省エネ節電が温暖化対策として無効だったのは このようなメカニズムを経て

消費者が電気製品のスイッチを切っている間 

捨てるための電流をただ徒に増やしていたからだった


このトランスの機能の実際を 電力会社は公開したことがなかった


二酸化炭素濃度が一貫して上昇していったのは 

効果のない節電努力を 国によって勧められていたからだった

国を騙していたのは 電力会社の側にできていた秘密主義


電力分野で実施された温暖化対策には まったく効果というものがなかった

そのために国が蒙った損失は 京都会議の年から起算しても 膨大な規模のもの

太陽光発電などへの古い助成金を含めれば その合計は計り知れないものとなる



真実を知らないままでこれからも過ごすのなら 

温暖化の悪化と財政の悪化とを 国民はひとしく甘受しなければならない


超伝導相転移トランスが登場すると 核廃絶は 実現する

温暖化もとまる 

エネルギーコストがきえてしまうため 経済は繁栄を続けるのみ


ドルを買わなくても 低廉で良質なエネルギーを得ることができるのなら 

平等な経済基盤を樹立することが可能になる

どこの国の通貨でもない基軸通貨を創造することによって 

WTOは あらゆる国にとって きわめて有益なものへと進化する


ドル経済圏のままFTAを拡大していったところで 

アメリカにだけ富を積み上げる結果にしかならない



未来の文明は 個々の基準で それぞれの現実認識をもたなければならない 

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人 こ そ 宝

2008-08-06 06:01:50 | Weblog
教育の現場では 教育する側は進学させた成果で評価される

名のある大学へ送り込んだというその実績が 重要になっている

学生は自分のテーマを絞り込むよりも 


目指すべき大学の名前を 先に決めなければならない


学生にとって大学とは 学ぶための場所ではなく 

卒業という名の結果を買い求めるための コンビニのようなもの

売っているものは どの店も大差ない


テーマをもたずに進学すると 

なにを学ぶためにやってきたのかということが分からない


理系なら ある程度学ぶ対象は絞られている

文系なら 高校時代にテーマを見出すことは難しい

進学するためのトレーニングに明け暮れて 

何を学ぶのかという目的の絞り込みができない


進学するということだけが 課題

学ぶことより 知る量の拡大を目指す

答えの用意されている問題集は 反応応答性をみるには優れている

だが 思考力の質を判定するには 不向き


合格率を上げるための学習に特化するのは 時間効率を最大化するため 

何を学ぶのか などということは問題にならず

正答を引き出すためのテクニックの量的拡大のみが 求められる 


入学してしまえば 大学はテーマをもたない学生の遊び場


そこで大過なく過ごせば あとは一流企業への就職がまっている

その受け皿になっていたものが いま 劣化の足を速めようとしている

戦略を立案するには 判断力と決断力を備えていなければならない


それには 情報収集能力とそれを分析する力とが必要だ

状況の変化を正しく判断することができれば 戦術は自動的に決まる

判断が誤っていたら 立案した戦略そのものが意味をもたない


進学する者はテーマの質よりも 合否の蓋然性で進路を定める

だから 冒険するようなことは ない

リスクをとらないから 失敗から学ぶチャンスが奪われる


失敗が圧力になるのは マニュアルという指針が不在となったケース


企業の採用基準は 学習のスキルにではなく 得点のレベルにある

企業にも確固たる採用基準がないため 大方の納得を得られる漠然たる価値で

学生の能力を判断してきた

 
ひとの能力というものは 現場で磨かれて輝きを増す

成績がよくても フィールドでの応用ができなければ 

フィードバックは成り立たない


よい結果には 失敗の厚みという経験の裏付けが必ず用意されている



教育システムは 自らの得た失敗の成果に 学ぶべきときを迎えた

企業の劣化を止めるのは 人のもつ未分化なエネルギー

画一的な教育手法は 突出する可能性を圧殺する


標準化された平均が価値基準となる時代に指針が不在なら 国全体が迷妄する


バブル崩壊後の一連のプロセスには 現実におきたことがすべて記されている

国の急速な劣化は 指導者の判断が誤ったものだったから

判断さえできなかった不作為の時代が 現在の日本を生み出している


その後下した判断が誤ったものであったために 


1000兆円の財政赤字までが生み出されてしまったのだった 
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