こ と の 端

散文でロジックを
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覚 醒 時 代

2008-08-19 05:59:33 | Weblog
自然エネルギーを活用するというのが 文明にとっての最適解
 
再生することができるエネルギーであるとはいうものの

単独では しかし 使い物にならない
 

電力需要の高い夜に発電することができないというのでは 話にならない

日照条件次第で出力する電流が変動するようでは 電気の有難味はない

安定供給することができない発電システムでは 汎用性は得られない


クリーンエネルギーだからといって 

交流送電にそのまま繋いでいたのだったから

トランスの一次側コイルを流れている交流電流の方を 

より多く地の底へと捨てさせていたのだった


電気製品を働かせるための電流が 使われることなく

そっくりそのまま 自動的に捨てられてしまうのが 交流送電というシステム

余らせた電気を捨てないでおくと 電圧が勝手に上がって危険な状態になる


交流送電では 電気を節約するという行為は 電気を捨てるということなのだ

減圧が行われるとき 電磁誘導で生み出された方の電流がエネルギーとなる

誘導電流を生み出した方の高圧側の電流は 

ゼロボルトである地の底へと そのまま直行する運命なのだ


交流送電では すべての変電設備でこのようなメカニズムがはたらいている

捨てる電流があって 生まれでる電流がある ということ

ひとつが死んで ひとつが誕生するのだから 

連続した電流であるかのようにみえているが 実は寸断されて成り立っている


変電所のコイルを電流が通過するとき 別のコイルに電流が誘導される

一方のコイルからは電線が地下へとのび 

他方のコイルからは電流が回路へと流れる


その制御を担当しているのが、電気製品のスイッチ

オンで 電気製品が要求する所定の電力が供給され

オフで 不要となった電流が 一次コイルで増やされたまま地底へと落ちてゆく


電気製品のスイッチを切るという行為は 

捨てる電流をただ増やすためのものだった


節電やクールビズに効果が無かったのは 

交流送電が 電磁誘導という方式でエネルギー移転をやっていたから


単純な図式だったのだが 権威の犯した判断の誤りを 誰ひとり指摘しなかった

王様は間違いなく裸であった 

すべての国民が 実態を見ずに 我とわが眼の方を否定している


真実を見ることができなければ どうすればよいのかということさえ

判断することは できない

勝手な思い込みで 電気を使わなかった時間に 

ある変数を掛けて 

削減したその実績だ としているに過ぎない


これが地球でおきている現実のありのままの姿

しかし

幼稚な経過に いつまでも人類が気づかないでいる訳がない


そもそもの誤りは 

交流送電の仕組みを国が理解していなかったことということにある
 
変圧することが自在にできるからこそ 交流送電が主流になった

その変圧をやっているのが トランスという装置


中にはコイルが二つ 収まっている

高い電圧をもつ電流が流れているコイルと 

低くした電圧を取り出すためのコイルとが 互いに向き合っている

どちらのコイルも銅線を鉄芯にまきつけたもの


高圧側コイルの線は細いが 鉄心に巻きつけているターンの数は多い

低圧側コイルの線は太いが 鉄芯に巻きつけているターンの数は少ない

どちらの銅線も 互いに分断されていて 繋がってはいない


電気エネルギーを移転することができているのは 

間に磁気エネルギーが関与しているから


これが 電磁誘導を成り立たせているその仕組み

電気エネルギーを非接触で移転させいたメカニズム 

それを 自動で制御していたもの


節電で効果がなかった その ほんとうの 理由が ここに隠されている 
コメント
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