こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

消 化 不 良 ②

2019-12-29 08:13:55 | Weblog
気候変動を引き起こした

最大の因子

をCO2と決めつけている

その間

すべての環境投資は

大量の無駄を積み上げる一方

となっている現状の拙さを

分かっていながら

続けざるを得なくなり

何の成果もないままに

損失の山を

堆く積み上げている

気候変動対策のすべてには

どのような投資効果も

付随していなかった

浅はかな己の行為を

自己批判することさえ

未だにできない


これが世界の現状なのだ

経済対策もまた同じ

低成長圧力は

損失の増加によって

一層高められている


思考力の裏付けを欠いた判断は

その愚かさの故に

悉く失敗に終わる

確定した一連の不毛な経過は

その事実を告げていた

過去の事実と

それに基づいて生じた

累損の積

がそれを裏付ける

貧困化という名称で


現状を知らず

権威主義の奴隷と化した

世界中の知識階級は

考えられるあらゆる対策を

悉く間違えた


その結果CO2の濃度だけが

年々歳々

着実に

大気中で

高まり続けるようになっていた


京都議定書を見限って

パリ協定へとシフトしようとしても

対象の絞り込みで

判断を誤っていることに

尚気づかない

旧来の方法に頼り切り

削減目標の数値だけを

徒に追い求め

とどのつまりで

最大化させてしまった

そのことが

今年のCOP25に於いて

具体策を絞り込む段階で

意志の集約を躓かせ

時間切れとなって

頓挫する事態を成立させた

思考力を失うと

批判精神までもが衰える


気候変動を引き起こしたのは

CO2ではなく

水蒸気の方なのだ

ここが見えてこない限り

環境投資の一切は

烏有に帰す


どのような成果も得られないまま

CO2の大気中濃度は増え続け

減った事実を残さなかった

資本の漏出は止まっておらず

経済全体が疲弊した


地球環境は

与えられていたその麗しさ

を復元することができず

自然災害は悪化の一途

を既に辿っている


問題の所在

を突き止めた積もりでいても

その判断に錯誤が介在したことにより

空気よりはるかに重いCO2が

化石燃料を燃やしたことで

排煙筒から吐き出されても

比重の違いで

上空へと達することが

不可能となることを

昂然として見逃した


ドライアイスの白煙の行方をみれば

一目して瞭然たるものがあった筈

燃えた時の熱を保持して

最も低いところである

地表と海面とへ

降下してゆく

というのがCO2に課せられた

義務


水に融けやすいというその特性は

海や川の水に触れて

水和すると同時に

熱の移転を成就する


温室効果は海水の温度を高め

水蒸気を増やすことで

より多く立ち昇る

大気中のCO2は

環境にとって有害ではなく

熱を移転させて水蒸気を増やす

というその経過が

有害な結果を招いたことで

気候変動が促された

ということなのだ


400ppmを超えたとはいえ

その比率は

高々0.0004%と

極めて低い


たったこれだけの量で

地球全域を温暖化させるほどの

温室効果を生み出せる訳がない

この一点だけでも

CO2に対する容疑は

誣告であったと断言できた


温室効果を有する主要なガス

である水蒸気は

分布比率の加重平均が

少なくとも60%以上ある

と見込まれている

この比率の差である

0.0004%



60%との間にある乖離は

あまりにも大きい


地球全域で発生している

自然現象で生じた飽和水蒸気は

暑い夏に増え

寒い冬に減る

というサイクルを繰り返す


地下資源を燃やす燃焼炉で

消費された地下資源

の主成分はメタン

化学記号はCH4


炭素Cが一つと

水素Hが四つ

という構成でできている

炭化水素の化合物


これが燃焼炉で

空気中の酸素と燃えて結びつき

一つしかない炭素Cは

酸素二つと繋がって

CO2となり

四つある水素は同じ熱反応で

水蒸気の原型である

H2Oへと二倍の量で変化する

どちらも高温の熱で

ガス化しているため

軽い水蒸気は上へと昇り

重いCO2は下へと降りる


それぞれに固有の

温室効果能力があるために

外気に触れると

そこで熱の交換が実行され

高温のCO2は外気温に対して

熱平衡となる状態

へと時の経過と共に

遷移する


空気より軽い水蒸気は

燃焼炉の熱を抱えたまま

上昇気流と呼ばれる

低気圧の熱源となって

垂直方向に移動する

このプロセスで

位置エネルギーを

熱と共に抱え込む


海抜が高くなればなるほど

大気のもつ気温は次第に下がる

寒気の南下と遭遇したとき

気体の熱は冷やされて

凝結や強固反応を引き起こす

この段階で軽い水蒸気に重さが宿り

落下する途中の外気温で冷え

雨になったり雪になったり

ときには雹になったりして

地表へと戻される


二酸化炭素と水蒸気からなる

二種類の温室効果ガスは

重さの違いで

落ち着く先が決まっている


燃えただけのことで

温室効果ガスは発生するが

更に別の加熱水蒸気が

これに加わる


それは水を熱して作られた水蒸気

に圧力をかけて

100℃以上の高い熱をとりだす仕組み

これが蒸気圧を高めることで

蒸気機関のシリンダーを

動かすための動力源となったのだ


高圧で高温の水蒸気は

動力を生みだす

高い能力をもっている


発電タービンを回転させることで

電力を作り出している発電所では

運動エネルギーを高めるために

圧縮過程で高熱を与え

高温の蒸気を生みだすことで

発電を効率よく行っている

100℃を超えた高温の水蒸気を

圧縮することで

もっと高い温度の

圧縮水蒸気に代えている


原発なら300℃以下の熱で

発電用タービンを回している

核分裂反応の熱なら

CO2の発生はないのだが

水蒸気の発生を避けることは

どうしてもできない

その意味で気候変動要因

の重大なものの一つとなっている


燃焼炉が生み出す温室効果ガス



蒸気窯が生み出す温室効果ガス

とが同時排出されているのだから

温暖化が急速に進行する

のは必然のなりゆき


火力発電所では

これら二種類の温室効果ガス

を系外へと同時排出

することになっている

という仕組みの意味を

忘れ去ってはならない


ボイラー設備のある事業所や

温泉施設などでも

熱水蒸気の大量生産は避け難い

家庭用のガス器具などでも

メタンの燃焼で生じる

二系統の温室効果ガスと

湯を沸かしたことで

別途発生した

加熱水蒸気の

空気圏内への放出を

日常的に行っている


要するにメタン系のガスを燃やすと

二種類の温室効果ガスが

制御されずに

大量かつ任意

に放出されることとなるだけなのだ


温暖化を本気で止める覚悟

があるのなら

地下資源を燃やさない方法で

発電するシステムを

大急ぎで

普及させることが肝心だ


再生可能エネルギーは

その有力な候補の一つなのだが

火力発電所の支援がなければ

電力供給能力は不安定化して

確実性を失ってしまうため

尚のこと地下資源の消費を減らすことを

難しくしてしまった


蓄電デバイスを

電力供給系に取り込めば

エネルギーコストは高くなり

経済効率は劣化する


経済効果が不在なら

普及するための

何らかの犠牲が必要となる

これからも消費者に

費用を負担させていくのなら

気候変動は果てしなく進み続ける

ここが智慧のだしどころ

その気にさえなれば

やってやれないことはない

未来のためのエネルギーは

既に用意されたものがあるからだ


知識を詰め込み過ぎて

消化不良で苦しんでいるうちは

その方法は

姿を見せない
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ぬ れ ぎ ぬ

2019-12-22 07:00:52 | Weblog
昨今頓に顕著となってきた

降水量の急激な増加

という気候変動に伴う

その異常なほどの変化

の相は

雨を降らせる雲が

増えたことによって起きたもの

それ以外の理由はなく

あったとしても

それは不合理


雲は水蒸気によって作られ

上空の寒気が

気体だった水

という名の化合物を

元の液体へと

冷やして戻す


上空に滞留している水蒸気は

目に見える雲でそれと分かるが

分子状態にある

切り離された水蒸気を

目で確かめることは

できない

そこにあっても

無いのと同じ

と人に思わせる


カタチがないからといって

水蒸気が不在

という訳では決してない

湿気とまったく同じもの


空気圏では湿度計をみれば

知ることができ

蒸し暑さを感じさせる夏ならば

体感で察知する


湿度が低いときは乾燥しており

爽やかな風で自然を知る

汗を欠いてもすぐ乾き

肌に心地よい気分にさせる


打ち水で地面が涼しくなるのは

気化した水がその場の熱を

上空へと運び上げたから

顕在化した

いわゆる

気化熱の仕業


撒いた水が水蒸気となり

上空へと熱を移動させ

その領域で大気を温める

これが水蒸気のもつ

温室効果


水蒸気の蓄熱作用はこの外に

冬の晴れた朝の放射冷却

がよく引き起こす

早朝の冷え


これは蓄熱体となっていた

水蒸気の不在

が寒さを公平に与えた

ということ

熱を成層圏へと逃がして

冷気を保つその作用が

雲を払って

温室効果を奪い去る


大気圏では水蒸気がもつその熱を

上空の寒気が打ち消す


熱交換がそこで行われ

凝固した細かな氷の粒が

その時重さを獲得し

重力に引っ張られ

地表へと落下するその途中で

液化して雨となる

このプロセスが

空気より軽い低気圧となった水蒸気

を液化して

地上に雨を降らせる


大気圏の下層域を占める

空気圏に於いて

水蒸気の量が急増すれば

蓄熱効果を高めた上に

降水密度もまた

自動的に高まる

とても単純な循環系が

大気圏内で成り立っている


水蒸気の密度が高まると

降水量は急増し

洪水をあたりかまわず生み落し

水害の規模を

執拗に押し上げ

気候が変化したことを

ひとに知らしめた


温暖化を生み出している

元凶となっている水蒸気

を発生させているのは

蒸発蒸散と呼ばれる自然界の法則

そして

地下資源を大量に燃やしたことで

水素の酸化物が量産された

ということに加え

電力会社が蒸気発電という方法で

発生させた蒸気に圧力を加え

高温の熱を

意図的に与え

大気圏内に

それを間断なく大量放出

しているからに他ならない


発電用タービンに

高温の水蒸気が

強い回転力を押し付けて

磁石を回転させることで

起電力を高めるための励磁

を行い

交流の長距離高圧送電というシステム

が円滑に成り立っている


原発の蒸気発電で生じる熱は

300度に近い高温

を引き出すために必要な措置


この制御された核分裂による熱と

メタンガスを燃やしてできた熱とが

足し合わされて

水蒸気の温室効果を

より一層高くする


空気圏に於ける水蒸気の熱は

海水の表面温度を高め

メタンガスを燃やして得た熱は

蒸気圧を高めることで

強い回転力で

発電機を片時も休むことなく

安定的に回し続けるために

排熱を大気圏内へ放出し

外気温を加熱するための

熱源となっている


高圧化された高温の水蒸気は

強い回転力をタ―ビン翼に伝え

排熱を外気へと放出する

目的でも使われる


これが水蒸気の温室効果で

地球環境に温暖化

という変化を

CO2がやっている

と見せかけることに役立った


問題の本質は

錯誤して理解した側

である文明を構成する

当事者のすべてに帰する


飽和水蒸気は地球全域で

日常的に発生しており

加熱水蒸気は地下資源を燃やしている

企業や家庭の台所などで生み出され

さらに蒸気発電を行っている

電力業界が

人工的に作りだしている

これらの総てが

地球の温暖化に

関与していることは

歴然たる明白な事実

気温の差ができている境界

となっている

海面や川面などから

水蒸気が立ち上る

冬のけあらし

とよばれているのも

飽和してできた水蒸気

冷えた霧は重いため

境界面を漂い

日が昇ると消える

CO2はこのけあらしより重いため

水に触れてそこに溶け込む

熱交換したとしても

温暖化を加速するほど

の能力はなく

すぐに水和して

消えてなくなる


ボイラーなどでも

人工的に与えた熱で

水蒸気がビルの屋上から

立ち上っているのを見ることがある


液体の水は100℃で沸騰するが

水蒸気は加圧することで

2000℃以上の熱を生み出す

この特性を利用したのが

産業革命

蒸気機関は

水を沸騰させてできた水蒸気に

圧力を掛けて

高い温度の熱を引き出すことで

動力とする技術

自動化と機械化は

このときから始まった


自然現象で生じた飽和水蒸気に対して

人工的に発生させた高圧の蒸気を

加熱水蒸気と呼び区別する


飽和水蒸気は低気圧となり

上昇気流を形成して

昇り方向の対流の一方となり

頂点に達して折り返す

このときに生じた大気の逆の流れ

を高気圧と呼ぶ


高気圧とは下降気流

であることを意味する

水分を失った

乾いた下降気流が

晴天を引き連れて

大地に潜む水分を

悉く蒸発させる


低気圧は海面から水分を押し上げるが

高気圧は乾いた下降気流が

水分を地表から奪い去る

蒸発蒸散作用を高め

山林山野を乾燥させる


ここで発火現象が発生すると

広域的な山火事となって

燃え広がり

収拾することを困難にして

温暖化を

より甚だしいものにする


気候変動と自然災害は

温暖化したことで

連携して発生する

システムとなった

対流圏とは温暖化現象

の温床

上昇気流となった低気圧と

それが頂点で折り返す

下降気流となった高気圧とを

交互に場所を移動させながら

規則的に大気圏で入れ替わる


対流圏は上昇気流と下降気流が

必然的に作りだした

熱交換のための反応場


蒸気機関を利用した鉄道や

外輪船と呼ばれた蒸気船の登場が

大量輸送と自動化を推し進め

産業革命を成就させたといえるだろう


蒸気機関による動力を

制御する能力を

その後短期間で

文明は身に着けた


現代では核分裂の熱を利用する

蒸気発電や

地下資源を燃やすことで

高温の水蒸気を作りだし

その粘性を利用した

蒸気タービンで発電する

火力発電方式が世界中に普及した


地表付近で発生した加熱水蒸気は

低気圧を生む飽和水蒸気より

温度は高く

その熱が飽和水蒸気を

より多く発生させる追加動因

となって作用する


温暖化が招いた気候変動

の結果の一つ

である降水量の急激な増加

という変化は

飽和水蒸気と加熱水蒸気との

合作以外のなにものでもない

そこにCO2の関与は

はじめからなかった

何故なら

CO2は空気より150%も重く

大気圏内に放出されても

上昇する能力を失っていて

温室効果はあるにせよ

海面へと向かって沈降し

最終的に水和して無害化する

そこで再び保持していた熱を

海水へと移転させ

飽和水蒸気の発生を加速して

低気圧を発達させ

折り返す高気圧を優勢なものにする


低気圧となった上昇気流は

雲となって積層し

降水密度をより高め

洪水の被害を

世界各地に否応なしに押し付ける

水蒸気は海面の温度が高まった

その熱によって軽くなり

低気圧という名の上昇気流となって

空高く昇ってゆく


雲は水蒸気の塊であり

上昇する水蒸気は

その軽さから低気圧となって

空高く上昇する


近隣で発生している高気圧と関わると

気圧の差をそこで生み出し

強風の原因となることがある


天気図の等圧線

はその分布と

高低差とを指し示す指標


上昇気流を生みだす低気圧は

雲より高い空の上では

目で見ることができない

雲となったときはじめて

そこに気体の水と

凝固した氷の粒

がそこにある

というメッセージを

ひとに伝える


水蒸気を目で確かめるには

遠景を眺めるとよい

気温が高くなる春から夏の季節には

水蒸気が立ち上り

遠くの景色をぼやけて見せる

気温が下がる冬季には

水蒸気が発生しないため

遠くの山並みを

くっきりと浮かび上がらせて

夕暮れ時の稜線を

ひときわシャープに映し出す


季節によって

水蒸気が生まれる量は

おおきく変わる

海水温が高まる夏に

低気圧が発達して

台風が生まれる

その数は

年間平均で30個ほど

温暖化が進んだ今でも

発生頻度には変わりがない


発達した低気圧は

大気圏の最上層付近で

折り返し下降気流となって

乾いた空気を地表へと

送り込む


水の惑星と形容される

この地球のもつ麗しい環境は

上昇気流と下降気流とが

反復生起する対流を

安定的に

成り立たせることで

そう呼ばせている


低気圧が海水温の上昇で

水蒸気を上空へと運び上げ

そこで寒気に触れたとき

ガス状の低気圧が冷えて液化し

地上に雨を降らせる


この雨が植物を育て

炭素と酸素を交互に生み出す

炭酸同化作用で

さまざまな恵みを

生命のすべてに与える基礎となる

温暖化が現象化したことで

安定していた麗しい地球環境が

気候変動に巻き込まれ

温和だったその表情が

容赦なく牙を剥く悪鬼の形相

へと変容してしまった


これが文明を危機的状況

へと陥れ

これまで保証されていた

持続可能性を否定した

文明に終末が近づいている

という警告を

この変化が頻々と

伝えてくるようになっている

CO2に濡れ衣を着せたのは

検証確認を怠って

間接情報を受け売りしている

世界中の

権威主義者たちの総称である

知性亡き似非知識人たち

その判断の拙さが

文明をやがて

亡ぼす
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失 見 当 識 ②

2019-12-15 08:05:24 | Weblog
気候変動の生みの親は

二種類の水蒸気

それ以外に合理的な理由

はない


CO2に温室効果能力があるにせよ

温暖化とは無関係

空気より重いガスは

自力で大気圏へと達することが

本来不可能


凝固したCO2である

ドライアイスは

気化した時

冷たくて白いガスとなり

地上を這う


冷たい気体であるからこそ

冬の吐く息

と同じ理由で白くなる


燃えてできた総てのものは

燃焼する際に生じた

固有の熱をもっている

空気より軽い水蒸気は

熱を伴って空へと昇り

重いCO2は沈降する

海水に触れるとその性質上

簡単に水に溶け

そこで熱の交換が果たされる


温められた海面からは

水蒸気が立ち上り

雲となるための移動に入る


CO2は空気より五割も重い

このため

上空へと達することができず

陸上なら土の水分と融合し

海上なら水に融け込む

そのような性質を

CO2は与えられている


大気圏の高層域に

滞留しているCO2は

そのすべてが航空機

が吐き出したもの


地表から遠い高い空では

重力の作用は

きわめて小さい

距離の二乗に反比例する

という法則に

ものみなすべてが

縛られている

この条件に

CO2も同様に

当てはまる


大気圏の高空域では

CO2の質量が小さい

という理由で

落下することが

容易ではない

一定の空域に滞留し

その濃度を

次第に高め続ける


遠隔探査法でCO2を計れば

濃度は一定の割合で

高くなってゆくばかり


航空機の通る帯域の気温は

とても低く

CO2が熱を保持するものでありながら

その効用は消え失せ

直ちに冷める


地表の熱の増加に

高空のCO2は

関与できない

この単純な理屈から

温暖化の原因はCO2ではなく

水蒸気でなければならない

という疑いが浮上する


水蒸気は液体の水が気化して

ガスとなったもののこと

自然条件の作用でガス化した

飽和水蒸気と

人為的に熱を与えたことで生じた

加熱水蒸気

の二つが混じり合い

その相乗効果で

大気圏の最下層域を

共にシェアする


一気圧ほどに加圧された状態

にある空気圏では

水蒸気がもつ温室効果の影響を

必然的に

強く受ける


水蒸気の持つ温室効果は

気化熱で地表を冷やしたあと

熱の移動を自動的に開始し

上空を温める


冬の晴れた朝にみられる

放射冷却は

雲の不在で起きたもの

これは夙に一般化した

人口に膾炙したありふれた知識

として誰もが知っていること


夏の蒸し暑さは

湿度の高い日にだけ起きている

この現象も

目に見えない飽和水蒸気

がもつその温室効果の現れ

であることは体感で

誰もが体験していることだろう


温暖化が急速に進んでしまった

ということは

地下資源を大量に燃やしてきた文明

が自らの手で招いた

粗末な事態


地下資源の主成分は

メタンに代表される

炭化水素という化合物

で構成されている

永い時を経てできた

エネルギー資源

そのために

化石燃料と呼ばれている


炭素と水素の化合物

の代表的存在が

メタン CH4


Cは炭素

Hは水素

メタンは一つの炭素と

四つの水素とで

できている


このメタンを燃焼炉で燃やした時

空気中の酸素を取り込んで

炭素の酸化物であるCO2と

水素の酸化物であるH2Oとが

熱を保持した気体となって

地上へと同時放出されてゆく


その比率はCO2の1に対して

H2Oはその2倍

H(水素)が四つあるからだ


どちらのガスも

温室効果をもつために

一気圧程度となっている

空気圏では

保持する温室効果が

夏期に於いてはとても高まる

違いは水蒸気の上昇と

二酸化炭素の下降

というベクトルの差


冬に発生する温室効果ガスなどは

存在しない

冷たい外気が

CO2の熱を相殺するからだ

そのために平均気温

という概念が導入された


CO2が大気圏内で

熱循環を引き起こす

という論法は

理に合わない

熱は平衡関係となる

相互作用を経て

中間で一旦落ち着く


熱交換装置はこの原理

を応用展開したもの

冷熱と温熱とが

入り混じることで

中間の領域で

安定化する


CO2に温室効果がある以上

冷凍効果もなければならない

固体化したCO2は

ドライアイスと呼ばれている

気化する時の温度は

マイナス78.5℃

沸点を超えたCO2は

低地では白い煙となって

ゆっくりと地を這う

空気よりも重いガスは

自力で空へと昇ることが

本来できない


燃焼炉や内燃機関の中で

燃えたことによって酸化し

熱を帯びたCO2とH2Oは

同時に気化し

その重さの故に

空気中で上下方向へと

分かれでる


このため気候変動因子となるのは

軽い水蒸気であって

重いCO2ではない

ということができるのだ


ところが世界中の知識人たちは

温暖化がCO2の増加

がその原因だ

と決めつけて

確認することなく断定し

また検証もしなかった

その結果

気候変動を止めようとして

効果のない対策を推し連ね

資本の浪費に錯誤して励み

温暖化を止めた積もりになっていた


これが国際経済にとって

重大な負圧となり

有効需要の創出に失敗した

のみならず

有効需要の喪失も

同時に引き起こす

結果を生んだのだ


一連の負の経過は

学力重視に特化して

思考力の涵養を怠り

批判精神を失わせた

高等教育が意図せずに到達した

知の着地点

を出現させた

なんと愚かなことだろう


知識の量拡大

を急げば

知識の質的劣化

を却って早める

時間の使い方次第で

この世の中は

差がつく仕組み



文明は現在位置すら

見失ってしまったことに

未だ一向に気付かない


実効不在の温暖化対策

と承知していながら

到達目標を最大化すれば

成果のない対策であっても

オソラク成就するだろう

という安易な姿勢で

根拠なく判断し

これまでやってきたのと

まったく同じ方法で

一致団結して続けてさえいれば

壁を突破することは

可能であると錯誤した


COP25で懸案だった問題は

漸く解決する

当事者の全員が

一人合点してしまったようだ


最早言うべき言葉が

みつからない
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相 乗 効 果 ②

2019-12-08 07:02:47 | Weblog
いまを生きている

同時代人

の一人ひとりが

温暖化を防止しようとして

20世紀末の80年代中頃から

21世紀初めの20年代直前

までの期間を通じて

CO2の排出量削減に

大層苦慮していた

その40年ほどの時間

をかけて講じてきた

あらゆる対策は

実効を伴わず

何の成果も生みだしていなかった

削減する筈の温室効果ガスは

1ppmも減ることなく増え続け

今年の報告では407ppmにまで

達してしまっていた


温室効果ガスの代表的存在

とされているCO2の

排出量を大幅に削減する

という目標の達成が

いよいよ国家間の急務となり

その具体的な方法を

特定するための

技術開発の絞り込みと

実施方法とを決定

するための選択

を実行するための行動計画

の実現

に世界は腐心し続けている


温暖化の原因を

CO2であると

独善的に決めつけていた

国際社会は

化石燃料の消費抑制を図って

京都議定書を起動させたのだったが

効果はなかった

そこでパリ協定を急ぎ導入する

という意思決定を行い

実施するための準備を進め

ことし

いままさに

COP25で取り纏めることにした

アメリカ以外の総ての国が

この決定に予め合意している


問題は

これまでに行ってきた

環境投資が無効に終わった

というその事実

京都議定書が沙汰止みとなった

経過について

失敗に終わった理由を

一度も

検証していない


不正な結果を得て

失敗の理由を確認せずに

一斉に放置黙認した事実

が記録へと残されている


モンダイの本質を剔抉しておかなければ

同じ経過を

これから先も

何度となく繰り返す

ここが分かっていなかった

のだったからこそ

不稔性の対策となることが

分かっているパリ協定に賛同し

温暖化対策を進めている

かのように

世界中が自分勝手に

思い込むようになっていた


これまでの定点観測の結果

によると

温暖化の原因は

CO2が増加したことにあるのではなく

水蒸気による温室効果



位置エネルギーの開放

という物理的変化

が気候変動を苛烈化させた

ということが判明している


水蒸気にも温室効果がある

というのはよく知られた事実なのだが

大気中のCO2と

空気中のCO2とでは

意味合いが異なっている


空気は地表の低層に遍在する

混合気体のことを意味していて

大気はその空気層を含む

地表全体にある

濃度差を包摂する気体の総体

からなる混合気体

と位置づけられる

更に

乾燥空気と湿潤空気

という

二種類の空気があって

特別に指定がない場合

乾燥空気という概念

が適用される決まりができていた


一般的に空気と呼ばれているものは

通例水蒸気の成分を含まない

乾燥空気とされている


世界中の知識人たちは

大気中には二酸化炭素だけがあり

水蒸気をそこに含まない

という共通認識をもっている

国連が示す温室効果ガスのリストには

水蒸気は当初から

省かれていた


このため水蒸気が

異常気象を引き起こす

という事実をよく承知していながら

大気中の温室効果ガスというときには

水蒸気の存在を

意図的に除外せざるを得なかった


CO2が空気より重い気体

である事実を考慮したこともなく

温室効果がある

というだけの理由で

気候変動を惹起せしめた

その主体として位置づけた

この独善的なキメツケが

その後遍く一般化していった


空気のある領域で生じたC02に

温暖化の原因物質としての

罪はない

真犯人は水蒸気以外に

存在していなかったからである

ニンゲンがCO2を

温暖化の主犯である

と根拠を確かめる手順を経ずに

そうキメツケタだけなのだ


空気中の水蒸気は

温室効果ガスのリストから

予め外されていた

事実は真実を

雄弁の物語る


世界中の知識人たちが

実害を及ぼしている水蒸気に

関する調査を悉く怠っていた

ということが

温暖化を止まらなくさせ

京都議定書を

パリ協定へと書き換えさせた


環境異変に関する

調査検証プロセスに潜む

人が陥りがちな共通の欠陥

というよく知られたその特徴が

問題の本質を糾明する機会

を奪っていたということになる訳だ

愚劣な経過がこうして

文明史

へと書き加えられることとなった


哀れむべきは

人の世の愚かさ


思考力を失うと

批判精神まで失って

見えて然るべきものの姿

を見失っていたことに

気づけなくなる

ということ


その結果

温室効果ガスであるガス状の水

つまり水蒸気の発生量は

着実に増え続けることとなったのだ

温暖化とそれが生む気候変動

の発生機序を検証すると

人災以外のなにものでもない

ということがよく分かる

CO2が空気中で400ppm

と表記されるとき

0.00004%の濃度である

という意味になる

空気中の水蒸気は概算で

少なくとも60%を遥かに超えている

百分比にならしてみると

異なった別種の温室効果ガス

に占めるボリュームの違いが

明確になる


火力発電所で燃やしている地下資源

の主成分は

メタンつまりCH4

であることから

CO2ができると同時に

二倍量のガス状のH2O

である水蒸気が

そこで自動的に生じていた筈だ

空気より軽い水蒸気は

地表の熱を中空へと運び上げ

地表から奪ったその熱を

そこで保つ

これが温室効果であることは

言うまでもあるまい


この気化熱を保つための保温力が

垂直移動する際に

位置エネルギーを獲得し

開放する機会の到来に備えて

空気のある領域で

待機する


ある日

寒気と遭遇した水蒸気の成分は

凝結と凝固を繰り返し

液化した一部が先に雨となり

地表へと舞い戻る

凝固した水蒸気は

上昇気流に推し上げられて

雹へと変わる


水蒸気の発生量が

最近頓に急増してしまった

ということが

降水量とその密度を高め

古今未曽有の大雨を

日本の各地へと

降らせるようになったのだ


降水密度は年々歳々徐々に高まり

世界各地のどこに於いても

大洪水を引き起こす程の勢力となり

位置エネルギーの開放を

流体エネルギーとなることによって

果たすことになる

その破壊エネルギーは

河川に沿って拡大してゆき

大きな被害を

流域全般のエリアに残す


この水蒸気の大量発生という現象は

低気圧を発達させ

上昇気流となった水蒸気が

強風を伴って

台風へとやがて変化する

移動しながら発達し

上陸して熱の供給が断たれると

温帯低気圧と呼ばれるものへと

変化する


このプロセスにCO2の関与はない

空気より重いCO2は

その重さの故に

海面に落ちると

直ちに水に融け込み

熱を与えて低気圧の発生原因

の一つとなって

熱の移転に関与する

水和したCO2は

石灰質へと変成し

サンゴの成分となったり

貝殻などに取り込まれたりして

再利用されながら

さまざまに時間を掛けて変化する


低気圧が先に発達していなければ

空気より重いCO2を

上空へと運び上げるのは

どだい無理


上昇する能力を持たない

質量の違いによって

より重くなっているCO2に

位置エネルギーは宿らない

蓄熱作用が温室効果を与えたところで

水蒸気の発生機会を

若干高めることができるだけ

水蒸気だけが

地表付近で

熱の移動に関与する

ことができるのだ


このときに獲得した位置エネルギーが

流体エネルギーとなったり

水力発電で電気エネルギー

となったりして

破壊エネルギーを帯同しつつ

最終的に海水へと混ざりこみ

海面水位を必然的に

推しあげて

海岸線を縮小させる


水蒸気が大量に発生すると

降水量が急増するのは

ものの道理

位置エネルギーを上空で集約し

その高められた破壊力が

山を崩して押し流し

川を堰き止めて氾濫させる

強いパワーを発揮する


堤防の決壊を引き起こすと

広い範囲が水没し

多くの建造物が

そのとき

ほぼ一瞬で破壊され

流失する


交通は途絶し

電気も止まる

ポンプで動くガスや水道なども

一斉に停止する

そこに成り立っていた

生活の総てが

あっという間に失われ

原始的な生活に戻ることを

強要される


自然災害の狂暴化は

低気圧の急速な発達による

台風の発生と

水蒸気の密度増加が生む

熱の移動と位置エネルギーによる

所与の結果に他ならない


温暖化が深刻な問題となったのは

気候変動による自然災害の狂暴化

という物理的な変化

がその理由


最大のポイントは

位置エネルギー

水蒸気の発生量を減らせば

降水密度は下がって

位置エネルギーを開放する機会

は応分に減少する

単にそれだけのこと


改めるべきは

水蒸気を生み出している

そのメカニズム


火力発電所なら復水装置で

改善できる

その他の燃焼炉であっても

同様の対策が適用できる

問題なのは

家庭や店舗で使っている

都市ガスやプロパンガス

などの小規模な熱資源


天然ガスの燃焼量が少ないにせよ

燃焼機会の発生率はとても高い

復水装置つきのガステーブル

が普及すれば

水蒸気の発生量は低下する

対応は決して不可能ではない

ガステーブルで水を沸騰させると

水蒸気ができるのは当然として

直接燃焼で生じている青色の炎は

水素が燃えたことによって

水蒸気が発生したことを示す

その証拠


このとき二系統の水蒸気が

同時に生み出されている


これが気候変動の加速要因

となって自然災害を

狂暴なものにする


乾燥空気と湿潤空気があるように

飽和水蒸気と加熱水蒸気という

異なった二種類の水蒸気が

これに加わる

自然界で生じた温度差で

発生したものを飽和水蒸気といい

メタンに含まれる水素

が燃えたことによってできた

加熱水蒸気の統合気体が

温暖化の真犯人

この二つの異なった

水蒸気が同時発生したために

地表付近で温室効果が

絶え間なく常に

高められるようになっている


複合状態で発生した二系統の水蒸気

が複合し

地表に高い温室効果を生じさせ

それが蒸発蒸散作用を加速して

更なる水蒸気を重ねて作り出す


自然現象で発生した水蒸気に

水素が酸化したことで

別に生まれた水蒸気

が積み重なって

大気圏内に

複合した状態で

大量の水蒸気が

混じり合う

これにより温暖化は一層進む


家庭や店舗などで

ガスを燃やす行為は

できることなら

極力避けた方が

良い
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有 害 無 益

2019-12-01 06:31:13 | Weblog
問題の本質を見失ったまま

の状態を

いつまでも

つづけていると

状況は改善されることなく

悪化する一方となり

結果は日増しに

劣化する


このサイクルから抜け出せていない

という行き詰った現況が

気候変動をより一層深刻化させ

京都議定書を見限って

パリ協定の成立を

急がせるようになった


地球上で観測された温室効果は

上層部と下層部の二つ

に分かれ

それぞれが独立したサイクル

へと分裂している


飛行機が行き交う

高度一万メート付近では

CO2が熱媒体

としての役割を果たしている

と思われているのだが

高空域の大気温は

極めて低い

このためCO2が保持する熱は

寒気に触れて温度を下げ

冷たい熱を保存するだけとなる


熱交換プロセスを経て

熱平衡状態へと

やがて遷移する

その一方で

低層に於いては

CO2は空気より重いため

単独で大気圏へと上昇することができず

海水と大地のいずれかに取り込まれ

温室効果を発揮する能力を

失う

重力が距離の二乗に反比例する

ものであるために

上空へと昇る距離が広がると

この逆二乗則が働いて

引き戻そうとする力は弱まる


地表では

水蒸気が熱の移動に関わることで

位置エネルギーを体得し

上空で潜在能力を貯めこむ

こうした一連の経過を

同時多発的に

進める

という二重構造を成り立たせ

温暖化の原因を人為的に

CO2へと摩り替えた

この錯誤に気付かなかった

ということが環境対策を誤って

気候変動を拡大させた


降水量のこのところの

異常なほどの急増

という顕著な変化は

火力発電を主とする

燃焼炉と内燃機関などが吐き出した

水蒸気が原因となっていて

CO2の増加が関与する余地

はそこにない


低層で発生したCO2は

自らが持つ重さの故に

上空へと昇ることができず

底面に沿って横方向へと拡散し

水に溶け込んだ段階で

保持した熱を平衡化する


水蒸気は水が気化したものであり

気化熱を奪って地表を冷やし

上層へ上って

そこを反対に温める

プロセスが

温室効果を生活圏へと与え

周辺の気温を高めることになる

その途上で位置エネルギーを体得し

降水量の増加と

それに伴う流体エネルギー

の開放を経て

洪水を多発させ

水の勢いで

山塊の崩落のみならず

人工的に作られた

各種の設備を軒並み破壊し

ゴミの山を積みあげたあと

やがて鎮まる


熱エネルギーが位置エネルギーとなり

降水量の異常な増加を生み落し

破壊圧となって作用する

というメカニズムが

気候変動を経て

自然災害を狂暴化させている

その中間で

電気エネルギーがつくられる


最終段階でゴミの山を

至る所に積み上げる

このなりゆきこそ

エントロピー増大の法則

即ち

秩序は混沌へと向かい

不可逆的に遷移する

という実態を指し示す


大気圏と対流圏の重なりあう

その集合領域の付近では

航空機が排出したCO2が

長時間漂い

熱平衡状態に遷移したあと

熱を失って無害化した後も

そこに滞留しつづける

これがCO2のppmが

温室効果を失っていながら

増え続けているその理由


低気圧から高気圧への転換点

を境にして

垂直的な撹拌を維持しつつ

同時に中間層付近で

偏西風と貿易風による

東西間の水平方向の撹拌

にも巻き込まれ

上下方向に翻弄されながら

大気圏内に存在し続ける


重力で引き戻されるには

比重が軽いだけでなく

高く上がれば上るほど

逆二乗則の支配を受ける


航空機の飛行が増えるに連れて

高空域でのCO2の濃度は高まり

紫外線で分解されていたものが

消え残るようになり

上層部にそのまま滞留して

冷熱を保った状態で

そのppmを高めつづける


地球にはこのような

二段階の空域で

CO2が階層化する状態

が与えられている


最も有害な温室効果ガスの正体は

CO2では決してなく

疑われたことのない

気体の水

つまり水蒸気だった

ということなのだ


地表の熱を

上空へと運び

その過程で生じた位置エネルギーを

取り込んで

寒気に触れて冷やされて

雨となって地上へと

落下する

その降水量が

水蒸気の人為的な増加で

異常に増えた

ということが洪水を多発させ

位置エネルギーを開放して

破壊エネルギーへと変容させた


海水の温度が上がると

蒸発蒸散作用が加速され

低気圧が発生すると

それが上昇気流となって

その他の軽いガスを

上空へと運び去る


水蒸気の量が増えると

雨雲は嵩を増し

寄り集まって

空高く聳え立つ

雄大積雲となる


それが寒気によって

急速に冷やされたとき

古今未曽有の集中豪雨を発生させる

洪水の被害を

位置エネルギーが加速する

という仕組み


流体エネルギーは集まって

破壊圧をさらに増し

あらゆるものを押し流し

大量のゴミの山

を積みあげる

こうして

成り立っていた秩序を毀損し

混沌へとシフトする


水蒸気には温室効果だけでなく

水の持つ破壊エネルギーを

同時生成する特別な能力

が備わることがある

その大本となっているのが

位置エネルギー


水蒸気という気体が

熱を上空へと移動させた段階で

位置エネルギーをとりこみ

冷えた水蒸気が液化して

重力に捕捉され

ついに落下して雨となる


大量の雨は

ダムの水位を短時間で押し上げ

その一部を電気エネルギーへと替えている

水力発電のメカニズムは

水蒸気を中核とする

位置エネルギーを起源とする

再生可能エネルギー

の実用化に他ならない


降水量の急激な増加

というこのろころの著しい変化が

文明の制御を

超越して増殖するようになったときから

気候変動が甚だしいものとなり

自然災害がその結果として

より狂暴化する

という事態を引き起こす

ようになった


有害なのはCO2の増加

ではなく

水蒸気の大量発生

という人為的な変化であった

低層域で発生した温室効果ガス

つまり水蒸気が

温暖化メカニズムを

善人づらをして高めていた


地表で発生したCO2は

それがもつ固有の重さによって

大気圏内を上方向へと

移動することが

つまりできない


温室効果を発揮する能力がありながら

その役割を果たしていない

ニンゲンがこの部分を

問題として

正しく見ていなかった

ということが

気候変動をただならぬもの

へと変えた


川面や海面から水に取り込まれ

温室効果を発揮する機会

を失った水に溶け易い

性質を持つCO2は

地球環境にとって

本来無罪

温室効果がある

というだけの理由で

濡れ衣を着せられただけなのだ


調査機関が要素抽出を怠って

要因分析を誤った

その過ちに

いま以て

一向にきづいていない

再生可能エネルギーに対する

強い執着心をもっているからだ


学歴重視に特化した

学力樹脂の教育システムに準拠した

採用基準を企業が設け

教育の場を

人材育成の下請け化することにより

生産性を高めた積もりでやってきた

知識の量的拡大を図って

思考能力の劣化を逆に早めた

ということになる経過


位置エネルギー程度の知識は

中学で扱うレベルなのだが

意味が分かっていないと

温暖化の理由さえ

見失って妄動する


知性を失った似非知識人たちが

無駄な投資行為に国を励ませ

莫大な国費を失った事実に

素知らぬ顔で

温室効果ガスの削減目標

の最大化を闇雲に急いでいる

何と哀れなことであることか


急ぐべきは

水蒸気の無害化なのだ

メタンを主成分とする

天然ガスを燃やせば

CO2と水蒸気とが

同時にできる

メタンが炭素と水素の化合物

であるからだ


水蒸気ではなく液体の水

に戻してから

大気圏内へと放出すれば

気化熱による温室効果は

それほど多く発生しない


水蒸気に備わる位置エネルギー

を発生させる機会さえとり去れば

自然災害の狂暴化は

要するに起きない


水蒸気を生まないようにするだけで

位置エネルギーの開放は

気化熱の結果であって

温暖化したことによる

気候変動の結果ではない

ということが見えてくる


CO2を目の仇にしている限り

気候変動メカニズムの真の姿

は浮上せず

視覚化されることはない


実効のない対策を連ねて

資本と時間を無駄に費やしていながら

変化の意味を

いつになっても悟らない

それでいて満ち足りた気分で

安逸に過ごしているそのことが

多くの喪失を

自らの手で積み上げる


愚かなる者

それは

ひとという名で呼ばれている

地球にとって

有害でかつ無益な

無い方が良い

一つの存在
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