こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

知 の 劣 化 ②

2018-10-28 09:15:39 | Weblog
環境性能に優れる

とされている再生可能電源

の登場以来

火力発電の負担割合

が減った

とする事実

を確認した報告は

未だに一例も存在していない


誰も確認したことがない

環境効果を

世界中が

無批判に

受け容れている

という経過の事実が

大気中の二酸化炭素濃度を

着実に高めさせている


太陽電池や風力電源が増えたことで

化石燃料を燃やしている

火力発電所の稼働率

が応分に減った事実

など

確認したとする報告が

どこにも見当たらない

再生可能エネルギーの量的拡大

が温暖化を防止する

と信じて一向に疑わない

のが慣例となっている


その結果

京都議定書が発効していた

二十年間を通じて

文明が得たその成果

はCO2が増えていた

という観測データだけだった


再生電源が環境的に有効である

とする条件は

火力発電所の稼働率

が減っていた場合

だけに限られる


電力会社に対して

化石燃料の輸入量が

どう変化していたのか

という資料に関する

情報請求をした

その形跡は

見当たらない


化石燃料の輸入量が減った

かどうかについて

データの照合を試みた

とする記録はないのだ


地球人のすべてが

環境電源が増えたことで

化石燃料の消費割合が減った筈

という前提の誤った判断を

一様に握り締めてここまで来た


京都議定書がまったくの無効だった

という事実が判明し

対策としてパリ協定

という名の代案にもならない規制規準

が根拠不明のまま

アメリカ以外のすべての国家の賛同

を得る

という経過が残された


火力発電所の燃焼炉で

化石燃料が燃やされ続けている以上

どのような対策を講じたとしても

温暖化現象は今後も

着実に募り続けざるを得ないのだ

これは文明の宿命

といえる


再生可能エネルギーへのシフトは

火力発電所が吐き出している

二酸化炭素を

削減することが

まったくできない


商用電源のすべては

交流電流による

長距離高圧送電

という形式で統一されているからだ


交流電流は

周波数で成り立っている

50ヘルツの交流電流は

毎分三千回転するタービン軸

に装着された永久磁石

が生み出している

60ヘルツなら

毎分三千六百回転する

円運動量が必要となる


周波数は回転数が乱れると

連動状態で変化する

使い物にならない交流電流の再生産

を果てしなく繰り返す

ことは損失にしかならない

安定しない周波数

を帯同するようになった交流電流は

劣化して役に立たなくなった電流を

供給するのみ

という点で損失以外のなにもの

でもない


電力会社は交流の品位を高めておく

という義務を課せられていることから

再生電源がどれほど増えたとしても

化石燃料の消費を

減らすことが

一切できない


この事情を世界中が

知らずにいる

温暖化防止活動を

精力的に推進していながら

二酸化炭素を大気中で

大幅に増やす結果を招く

のみならず環境投資の悉く

を無効化して

経済成長の足を引っ張る

こととなる

その事実がもつ固有の意味を

文明は未だ

理解することができない


その理由を知識人たちが

いま

遅ればせながら

探しはじめているのだが

問題の本質を見失っている

そのため

資本と時間の無駄とを

セットでせっせと積み上げている

その事実にすら

まったく気づかない

というありさま


パリ協定の内容には

これまでに積み上げてきた

拙い経過のさまざまな記録



色濃く反映されている


温暖化現象の発生は

知識階級の進化度を測るための

自然界からの

文明に対する

最後のテスト

試練という名の兆戦状

なのだ


今のところ

知識人たちの総ては

徒手空拳で

佇立する状態

にあることを強いられている


交流電流に関する基礎知識

をもっていなかった

ということが

止まらない温暖化

を世に定着させた

たった一つしかない

その理由


交流電流がどのようなものなのか

ということを

調査したことすら

なかった

ということが引き起こした

深刻な事態


電力業界が秘密主義を貫いているにせよ

調査して確認することすら

避けている

これが京都議定書の

期間満了後に人類が遭遇した

不都合な真実

文明の愚かさが

環境投資のすべて

を無駄

へと換えてしまう結果を生んだ


減っていて然るべきCO2が

京都議定書の発効期間

である二十年を超える

その時間の中で

340ppmから410ppmへと

増加してしまっていた

という事実こそ

知識階級の責に帰すべき

認識能力の劣化問題

へと還元すべきこと


世界中に広がった教育制度の高度化

という共通の変化は

知識の量的拡大に役だちはしたのだが

知識の質的深化には

何一つ寄与してこなかった


それどころか

却って誤った理解を

世界規模で浸透させる

という害悪となって

生命の多様性に対する

攻撃性を

気候変動で却って高めさせた


化石燃料の輸入量が

大幅に減らない限り

大気中の二酸化炭素の濃度は

着実に増加しつづけて

止まらない

産油国の経済が豊かである限り

国際経済に強いバイアスがかかり

地球環境に

温室効果ガスの濃度上昇

という避け難い経過を残す


これまで問題の本質

を知らずに過ごしていた

ということが

有効解の所在確認を

自らの手で

遠ざける原因となって

機能した

この皮肉な結果が

文明の愚かさを示す指標

となった

平均気温の変化が示す

その数値

こそ

排除するべき負の

価値基準
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無 間 沈 降

2018-10-21 09:32:37 | Weblog
これまで

交流電流と直流電流との違い

について

識別することを

理由なく避けていた

世界中の知識階級に属する人々



問題の所在をそれ故に見過ごし

交流方式で成り立っている

商用電源のすべてを

不正に理解する

という過ちを犯していた

そのために二酸化炭素濃度は

上昇し続けることとなり

その対策として

実効性に欠けるパリ協定

の成立を急いで

ここまで来た


消費者が節電に励めば

火力発電所の負担が減り

その分だけ

CO2の排出量が

相応に減る

という根拠不明の

思い込みの横行を許し

増えてしまったCO2の

対処法を見失ったままでいる


メガソーラーやウィンドファームが

二酸化炭素を減らす

という勝手な思い込み

が事実ではなかった

ことから京都議定書の失敗

が確定したにもかかわらず

同じ方法のまま過ごしていれば

その内に有効な代替電源が

登場する

という期待だけで

時間稼ぎを

世界中でやっている


気候変動を問題化させた

その時代を風靡した再生電源

だったが

その有効性を否定する

CO2の濃度上昇という結果を招き

過去の努力を一瞬で

無駄にした

その事実さえ

受け容れられずに

佇んでいる

無知な知識人たち

の何と多くいることか


問題認識プロセスで生じた

事実誤認というその経過が

減っているべき二酸化炭素が

案に相違して

却って逆に増えていた

という皮肉な事実

を彼らの眼前に突き付けた

当惑したのは当然の

帰結


太陽光発電や風力発電の

導入事例を増やしておきながら

温室効果ガスの濃度上昇

が起きたその経緯について

説明を試みた事例

はこれまで皆無


知識人の総てが

温暖化が意図に反して

大きく進んでしまった

その訳について

相変わらず無関心のまま

でありつづけている

ということが

問題をより一層深刻なもの

にした


二酸化炭素削減の達成期限

の最長化



削減目標率の最小化

とを協定に盛り込んだことで

温暖化対策が有効化する

という根拠も裏付けもない

独善的な解釈

を持ち込み

モンダイのカイケツ

を図ることが可能

であるかのように

世界中を思わせることに

一時的に成功したものの

京都議定書の失敗

という現実が

その誤りを明確にした


火力発電が存続している限り

大気中のCO2濃度が減る

ことは絶対になく

増やし続ける一方となる

という既存の経過がもつ意味

を何一つ変えられないまま

漫然と過ごすことしか

できずにいる


火力発電を残したままで

温室効果ガスの削減が可能

だとする認識にしがみつく

その哀れな姿は

もはや

余りにも見苦しい


温暖化防止に結びつかない

甲斐のない努力の末に

打ち揃って絶滅する運命

を受け容れることしかできない

現状を座視するだけの

愚かな身分


自らの認識不足で

選び取った過ちに充ちた過去

を肯定し続けることしか

できなくなっている

ことに未だ気づかない


これが

文明が善と信じて到達した

その不善に満ちた

不毛な荒野


人類に懸かっている

避け難く強い淘汰圧

こそ

文明自らが生み落したその所産


火力発電を全廃しない限り

パリ協定が目指す

ヒトを起源とする温室効果ガス

の発生割合を

ゼロパーセントにまで減らす

とした大目標の達成

は言うまでもなく

不可能


移動体の電気化

を強制的に推し進めてみたところで

燃焼炉で燃やす火が

残されている以上

炭素系酸化物と水素系酸化物の

生産はどこまでいっても

止まることは

決してない


パリ協定が絵空事に終わるのは

現時点で既に確定済の結末

その理由こそ

交流と直流の違いを

これまでまったく

弁別することなく過ごしていた

文明社会全体の

無批判

という姿勢が生んだ

責任回帰


発電効率を高めると同時に

電力の輸送効率も高められる

交流方式の電源系と

変圧する過程で電力の増幅

が可能となる現在の方法の蔓延

という経過

が温暖化を止まらないよう

仕向けている


生産性の向上を最大の目標とする

経済の成長を大前提

と位置づけた枠組みの合理化



二酸化炭素の量産化を

効率的に急がせ

気候を変動させる要因を

地表へと色濃く与え

生命の多様性を剥奪する

というサイクル



いましも

完成させようと身構えている


既に成立している

負の循環系

を修正するためには

地下資源の採掘と

それを熱へと変換する工程を

全廃する以外に

有効な方法は

存在しない


燃焼の酸化作用で

炭素系酸化物であるCO2と

水素系酸化物であるH2Oとの

同時多発的量産化

をひたすら推し進めてきた

という過去の経過のすべて

こそ

温室効果の増大と

降水量の量的拡大

とを地表へと齎した

その理由


炭化水素であるメタンCH4は

それ自体に

CO2の25倍の温室効果があり

その成分となった

炭素Cと水素Hとの化合物

にもそれぞれ固有の温室効果

が須らく備わっている


気候変動を薄めるためには

燃焼させない方法で

電力を取り出す

ことができるように

しなければならないのだが

人類は未だ

その方法に気付かない


産業革命を成立させたのは

蒸気機関の発明だった

気候変動を加速させたのは

その蒸気機関の仕業

であるに他ならない


火力発電所の蒸気タービンが

正確に毎分三千回転することで

50ヘルツの交流電流が

生み出せる

蒸気圧が下がると

周波数の安定性は

一瞬で失われてしまう


火力発電という方式では

地下資源の燃焼量

を減らすことが

本質的に不可能なのだ


この事実を世界中が知らずにいる

ということが

低気圧の発達を異常なレベルへと押し上げ

降水量の増大が

洪水や山津波の被害を

想像を絶する規模

へと高めた


メタンCH4を燃やすと

その酸化作用で

一つしかない炭素C

は空気中の酸素と結びつき

一分子のCO2となり

同時に

四つある水素は

同様に空気中の酸素を取り込み

二分子の水蒸気H2Oを

大気中へと放出する


火力発電所でCO2が一つ放出されると

二倍量のH2Oが

同時合成されることになる


自然災害の狂暴化は

メタンを燃やして得た

その結果以外のナニモノ

でもない


交流電流の成り立ちを知らずにいる

ということが

悪循環から

文明を抜け出せないよう

長期間仕向けさせている
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本 質 成 分 ④

2018-10-14 07:50:09 | Weblog
再生可能エネルギーへのシフト

の実行

という対策の方法では

温暖化を止めることが

何一つとして

できない


二酸化炭素濃度の着実な

増加

という既定の事実

がそのなによりの証拠


太陽光発電システムの導入拡大で

火力発電所が燃やしている

化石燃料の消費量

を減らした

とする事実を

確認した事例は

未だにゼロ

データが公開されたこと

すらない


国が電力業界に買いとらせている

再生可能電源が生んだ電力を

電力業界がどう有効利用したのか

に関する報告事例を

確認した実績は

不在のまま


再生可能エネルギーだから

二酸化炭素が減っている筈だ

という強い思い込みだけで

二酸化炭素の削減量として計上し

温暖化を止めた積もり

で満ち足りていた


だが

CO2の大気中濃度は

当該期間を通じて

一貫して増加し続けていた

という現実が

こうして残された


止まらない温暖化を生み出した

温室効果ガスの着実な濃度上昇

という過程

を有効裏に止めるためには

火力発電所が生み出している電力量



再生電源からの買い取り電力量

との間に

明確な相関関系

というものが

成り立っていなければならない


すなわち

民間の投資で

設置した再生電源

が生み出した

自然電力と

旧来の有害な

化石燃料の燃焼

を前提とした

非再生電源の組み合わせ

によって

新たに生み出された

実効的に創出された

交流電力との間には

全体で100%を構成する

相互シェアの関係性

が成り立っていなければならない


太陽光電力が10%増えたなら

化石燃料が生み出した

交流電力の発電量が

同じ比率の10%減って

90%へと

変化していなければ

ならなかった


ところが

交流電流には周波数という

特殊なな成分

が必須条件となっていることから

周波数を安定的に成り立たせておく

という必要性の関与が

世界中の電力会社に

発電機の回転数を

常に一定の状態に保つよう

強く義務でけていた


周波数は磁束の方向が

定期的に切り替わることで

与えられている

磁場変化を保つための

カナメという意味をもつ

起電力は

磁場変化と磁束密度の相関

によって与えられる

物理量であることを意味する


温室効果ガスの発生量を

減らそうとして

燃焼炉で燃やす

化石燃料の消費量

を落とせば

安定に保たれていた蒸気圧

はたちまち低下し

回転運動能力は

自動的に減少してしまう


毎分三千回転することで

得られていた50ヘルツの周波数を

半分に減らすと

地下資源の投入量は半減し

発電機の回転数は

1500回転へと低下する

この段階で

周波数は25ヘルツへと変化しており

50ヘルツの二分の一

にまで減少する


単一の導体上に

異なった周波数が混在する状況は

そのまま誘導される側の二次電流

にも転写され

50ヘルツで統一されていた

電気製品の直流回路には

二種類の周波数に

対応することが

同時に必要なこととなる


異なった周波数は

それが生み出している波形の位相

を一瞬で不安定化させ

最終的に短絡

を引き起こすその確率を高め

発火事故の原因

となることさえある


現時点で周波数を制御するための

技術開発が

成果を挙げた

とする報告は未だない

そのため日本で成り立っている

50ヘルツと60ヘルツの

二系統の周波数が

地域を分けて遍在する

結果を生みだした


異なった周波数を統一するためには

一旦直流化した上で

インバーターによる

スイッチングを行い

所望の周波数

を導出しなければならない


交流電流に備わる

電圧分布の波形

を統一するための方法は

直流化する以外に

知られているものが

ない


風力電源は交流出力なのだが

それが生む周波数は

吹く風任せ

商用電源が与えている

精密な周波数

を前提とする高品位な電力

に統合するためには

直流化

という措置

が絶対的に欠かせない

ところが

ウィンドファームには

蓄電デバイスの関与

を示す記録

それ自体が抜け落ちている

誘導電源によるバックアップ

が行われているからである

これが何を意味することなのか

については

近い将来

総ての国民が

一斉に知るときがくる


メガソーラーでも同じこと

太陽電池は本来が直流電源

であることから

回路電圧を統一する

というだけのことで

電力の備蓄は即座に可能

だが

商用電源レベルの周波数安定化装置

の関与を示す設置記録は

見当たらない


要するに

新エネルギーに分類されている

再生可能電源には

CO2を減らす能力はあるにせよ

商用電源に糾合すると

無能力化してしまう


火力発電所が燃やしている

化石燃料の消費量を低下させる能力



買い取りを行った段階で

完璧に失われている

ということなのである


これが京都議定書の第一約束期間で

二酸化炭素を大幅に増やす

という結果を招いてしまった

そのたった一つの原因

パリ協定の規制規準に

大幅な変更を加える

決定的な要因

を与える結果となった


問題の本質は

交流と直流の違い

をまったく弁別していなかった

世界中の知識人たちの

怠慢に基づく無理解

とそれによる事実誤認を導いた

独善的な思い込み

の強さにある


二酸化炭素の最大の排出源

である火力発電所

が稼働し続けている限り

大気中の二酸化炭素濃度は

増え続ける一方のままとなり

減る

などという結果を実現するステージは

永遠に

やってこない


気候変動を有効に止めるためには

交流電源と交流送電の双方

を同時に廃止してしまう

に限るのだ

それ以外に有効な手段

は現時点で存在しない


地下資源をまったく必要としない

小型交流電源の分散配置

という措置の早期履行

が何にも増して

いま必要なこと

その普及が遅れれば

火力発電の必要性が

却って高まる


太陽電池を利用する独立分散化

は可能なのだが

蓄電コストの負担が応分に増える

太陽電池の代わりに

小型化した交流電源

を置き換えるなら

交流電流の特徴である

二倍の磁場変化が

高い起電力

をその状態のまま

末永く保ちつづける


新電力の採用は

起電力を効率よく高め

無駄な成分を省くことで

コストダウンを目指すモデル

が主流となる


そのカギは

電信柱を繋いでいる

配電系統の仕組み

に隠されている


単一の電源を利用して

どこまでも果てしなく伸びている

電信柱と電線の延長は

変圧装置を意味のある方法で

取り込むことで

電力を増幅しながら

励磁電流の能力の範囲の中で

果てしなく取り出せる

ものとなる


気候変動要因を圧縮する能力は

気候変動の主因

となっている交流の高圧送電

という方法の内部に

人知れず

隠されている

ということが既に分かっている

電力増幅系の採用が

火力発電所に懸かっている負担



最終的にゼロへと落す
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無 知 と 鞭

2018-10-07 08:10:47 | Weblog
再生可能エネルギーの中で

太陽光と風力を

発電の基礎

とする

温暖化を防止する効果

が期待されてきた二系統からなる

環境性能が高い

と評価されてきた新電源システムは

そもそも

単独で存立することが

本来不可能なもの


この事実を

北海道全域を対象とした

先般発生したブラックアウト

が一瞬で

証明した


発電能力が安定しない電源のすべて



出力を安定的に保つための

何等かの補助的手段を

絶対的に必要とする


蓄電デバイスを併設しない

自然法則のみに依拠する

人工的な新エネルギーは

安定化装置の関与

が絶対的な必要条件

となる


電力会社が高値で買いとっている

環境性能の高い再生可能エネルギー

には

安定化を成り立たせるための

仕組み

つまり

蓄電能力そのもの

が備っていなかった

この緩衝装置(バッファ)がある

とないとの違いによって

環境性能に重大な差

が生じる


電力会社が買い取っていたからとって

それが有効利用されている

ということにはならない

蓄電されていなかったのだから

有事の際に

まったく

役立つことができなくなっていた


ブラックアウトを発生させた事実

に鑑みると

再生可能エネルギーの買い取り制度

は無益な投資

という位置づけ

から抜け出せなくなっていた


買い取り単価の引き下げや

買い取り機関の縮小

というその後の顛末を眺めれば

いかにも無駄な投資

であり続けている

ということが

よく分かる


高品位の優れた電力に

再生電源からの不安定な電力

を混ぜ合わせたら

どうなるか

この一事だけで

電力会社が一時的に立て替えた

役に立たない電力購入費

に相当するコスト全体を

損失として計上するのを避け

国民全体に押し付けるカタチ

で回収する制度

すなわち

太陽光付加金の有害性

にこそ

国民は意識を向ける

必要があったのだった


電力会社が買い取った

二酸化炭素を生まない

環境性能の高い

電気エネルギーを

直ちにその場で

捨ててしまわない限り

商用電源の価値は

消え去る


蓄電デバイスを採用すれば

新規分野への投資コストが嵩み

収益構造を圧迫する結果を招く

これがブラックアウトしていた

その時間を

徒に長びかせる理由となった


メガソーラーやウインドファームに

支払った買い取り電力

の購入費用が経済的に有効

なものであったのなら

広域停電など発生してはいなかった

備蓄していた電力を

小規模でも活用する術

は系の内部に

しっかりと

残されていた筈だからである


損失を積み上げるだけの

無駄な環境投資は

大気中の二酸化炭素濃度を

減らすどころろか却って高め

京都議定書をパリ協定へと

書き換えさせる結果

を導いた


再生可能エネルギーに対する

切実で深刻な期待は

一連の経緯を見ると

損失の根源にしか

結びついてはいなかった


日本では判断を誤った政府が

電力会社に

失った損失

を後で補填する目的で

太陽光付加金として

国民から広く徴収する制度

を見返りとして

与えた

ということになる事実

が記録として残された


電流は止まっていることが

要するに

何一つできない

蓄電するためには

一旦直流化しなければならない

電池と名のつく二次電源は

すべて直流出力となっている


太陽電池がそうであり

燃料電池もまたそうである

風力発電は交流出力だが

回転数が一定せず

発電能力は安定を欠いている

それどころか

周波数も吹く風任せで

勝手気儘に変動する

このため

電圧のばらつきも大きく

それが電力の品位を

著しく穢す原因

となって強く作用する


これまでに実施されてきた

すべての環境投資

の悉く



このような訳で

無効となっていた

この事実こそ

パリ協定を生み落した

その起源


環境負荷の最も小さな再生電源

を大量に導入したところで

二酸化炭素の排出源である

火力発電所の燃焼炉



地下資源が

大量に燃やされ続けている以上

温室効果による気候変動は

永遠に止まらない


火力発電所にとって代わる

ほどの優れた能力

があることを

再生可能エネルギーが証明できなければ

大気中のCO2は

その濃度を

着実に高め続けることとなる


今回の北海道内陸部で起きた

地震による火力発電所

の火災事故と蒸気配管の二か所の破断

とは

この事実を

自らの手で

電力会社に証明させる

経過を呼んだ

というその点で

とても有意義


太陽光付加金の支払いなど

有害無益なものでしかない

二酸化炭素の排出削減

を証明する

地下資源の輸入量の低下

を証明するためのデータ

など存在したこそすらない


現行制度が内包する

固有の瑕疵

を無批判に放置容認したまま

太陽光付加金支を

抵抗なく支払い続けている

国民こそその長閑なる良き共犯者

可処分所得を失っていながら

その無駄に気付くことなく

消費の抑制を専ら率先して

実行する存在

という位置づけ

に思慮なくすっかり甘んじている

済度できないその姿こそ

あ は れ


経済政策と環境政策が

同時進行する失敗の連鎖は

無知が与えた過信

に基づく負の遺産

思考力の不在は

現実から学べずにいる

この余りにも粗末

で拙い経過

につまり明らか


二酸化炭素を減らす

と思われている再生可能エネルギー

に真実性が少しでもあるのなら

減らした筈の化石燃料

のコスト総額の還元

が国民に施されていて

不思議はない

そうなっていないことそれ自体

即ち不可解


現実は

この正反対の結果を示す

ダマした

側の国が無知だったのだから

ダマされていた方の国民も

また同じレベルの無知

ということになるだけのこと


この先温暖化が更に進むと

気候変動が引き起こす自然災害

の苛烈さは想像を超える領域

へと黙っていても達してしまい

人類は己の愚かさ

について無恥なまま

天から下される厳かな鞭

の痛みに耐える暮らし

を強要される

そんな時代が

遠からずやってくる
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