こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

み ち す じ

2018-09-30 08:10:50 | Weblog
問題対応を先送りする

ということが

最早許されなくなっている

この地球温暖化

という深刻な課題の早期解決

を迫られていながら

性懲りもなく

徒に先送りし続けている

というのが

これまでの実際の姿


気候変動枠組み条約を担当する

国連の環境部会は

増え続ける一方

となったヒト起源

の温室効果ガスであるCO2

をサッキュウに減らそうとして

京都議定書(COP3)の批准成立

を急いだのだったが

20年後のパリ協定(COP23)では

減るどころか逆に増加してしまっていた

CO2濃度と遭遇し

周章狼狽の体で

CO2削減の失敗理由

を突き止めようともせず

具体的な対処法を特定することなく

達成期限の先延ばし

をただ単に急ぎ

その方便として

排出削減比率を上限へと

最大化して

時間稼ぎを謀り

最終的に相殺勘定にする

という世間承知のスタンス

へと勢い込んでい切り替えた


温暖化とよばれる現象

を二十年経っても

尚一向に止められず

却ってその濃度を徒に高めていた

という余りにも粗末な現実

を自らの不見識で招来した

その罪

の重さを顧みることなく

実効性の保証のない単なる時間稼ぎ

に終始してきたその姿は

余りに粗末


交流電流と直流電流との違いを弁えず

電力消費をただ単に減らせば

火力発電所の負担がその分だけ減り

化石燃料の消費も同じ割合で

減る

とそう勝手にこれまで思い込んでいた


ところが交流電流は

周波数という特異な成分

で成り立っているものであることから

発電機の回転数を

変化させることが

本質的に不可能

となっていた


この事実を悟らずに

ヤミクモに電力消費だけを

減らす

節電行為を拡大することで

CO2の排出量を応分に低下させる

ことができる

という独善的で身勝手な思い込み



自らススンデ囚われていた


温室効果ガスの濃度上昇

という時代を超えて共通化した

一連の負の経過こそ

その結果として

与えられたもの

であるに相違ない


事実認識のレベルの低さ

というものが

気候変動を深刻化

させる動因となって

広く作用した


この陋劣としか言いようがない

ほどの拙い状況の変化は

現在も尚

根深く続いており

悪化の度合いを増しつつある

この経過の意味がもつ

その深刻さを

誰も気に留めないほど

あきらかに

無関心

でありつづけている

というこの不思議さ


交流電源のすべては

出力調性をすることが

一切できない

地下資源の燃焼量を

変動させる能力

そのものが本質的に欠けている

この事実に

これまでまったく

気付かずにいた

ということが

京都議定書をパリ協定へと

書き換えさせる結果

を生んだ


実効を伴わないあらゆる対策は

損失の根源にしかなり得ない

貴重な資本をドブに捨て去り

減らす筈のCO2を340ppm

から410ppmへと

逆に大きく増やしてしまった

その罪は交流電流に関する

知識の不在

が連れてきた

認識の齟齬に起因する


世界中の電力業界の通弊

である

秘密主義という慣行が

交流電流についての理解



誤解へと掏り替えること

にとても役立った


誤解であることを

電力業界がこぞって

否定も肯定もしなければ

勝手な思い込み

を放置正当化して

大多数が無批判に

誤った事実をそれと知らずに

正しいものとして理解する


夏の暑さに耐えながら

温暖化防止に寄与している

と間違った判断を

自らに下して満ち足りるのが

知識階級の義務

だとそう心得た

その結果がパリ協定

へと結びついている


節電のみならず

再生可能エネルギーのすべて

についもまた

火力発電所の燃焼炉の稼働率

を減らしたとする事実

を確かめたその記録は不在

誤った独善性ほど

有害なものはない


知育偏重型の高度化した高等教育は

学力を高めて

その反対に思考力と

それに基づく批判精神

とを

同時に取り上げることに

間違いなく寄与した


知識の量的拡大を只管急ぎ

知識の質的深化を

教育制度が

自らの手で

意図せずに妨げていた

その結果として与えられたのが

止まらない温暖化

という新たな課題

即ちパリ協定が内包する

根拠不明の

抽象的合意


現状の拙さに鑑みると

温室効果ガスの濃度上昇は

100年経っても

減らない道理

生命に対する強い淘汰

のみ

が温暖化する一方の地球

を復元するための

唯一の手段


経済成長を急ごうとして

人口を増やせば生産性は向上し

賦活された経済活性

が見失っていた繁栄を

自発的に連れてくる

とそのように思い込んでいるニンゲン供



気候変動の高まりで

文明の劣化

を俎上に載せることにより

目にものをみる能力を思い出させ

ヒトに固有の判断能力の大いなる劣化

を地球自らが

文明へと直接的に伝えようとした

というのが温暖化を派生させた

その基礎的条件の背後の事情


環境の劣化を防ぐ行為で

経済成長を促進する結果

を導く新しい方法を

人類が見つけだすことに

失敗すれば

持続可能性それ自体

が否定される結果を蒙る


身勝手な思い込みであったとしても

それが正しい認識

に基づいたものであるのなら

有効性は結果に対して

付随する

反対に誤った理解による

不正な認識であるのなら

実効不在の結果が

損失の増大という経過

を伴って地表へと訪れる


こうして失敗の山々を

地表へとただ残す


さしあたって

交流電流についての学習

を遅々としてでも

着実に積み重ねる

ということだけが

正しい理解へと至る

唯一正当な道すじ

であるとそう考える
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文 明 の 壁

2018-09-23 08:11:39 | Weblog
太陽電池や風力発電などの

再生可能エネルギーを

どれほど大量に設置し

てみたところで

電力会社に買いとってもらわなければ

資本の回収はできない

こうした事情が

環境投資を買い手市場にする

ことになったのは

当然の帰結

投下した資本を健全に回収するには

100%自家消費する以外

に合理的な方法は

ない


再生可能エネルギーが生んだ

環境負荷のないきれいな電気は

CO2の大量生産から抜けられずにいる

商用電源に買いとらせる行為が

温室効果ガスの発生量削減

の意義を失わせている


電力会社が買い取った電力を

どう生かしているのか

という実績に関する記録を

これまでに誰一人として

確認したことがない


太陽光発電などが発生させた電力を

買いとってもらう必要性

がある以上

買い手市場になるのは

当然のなりゆき


国の意向で買い取らされた電力を

電力業界がどう

有効利用したのか

という点について

これまで問題視されたこと

は一度もない


そこに投資を促す力学

は最初から不在であった

再生電源の本来の眼目は

温室効果ガスの排出量削減

というその点にある


だが

世界中の電力会社は

地下資源の燃焼量

を減らすことが

未だにまったくできていない

というのが実情なのだ

安定した周波数を

常に維持するためには

高温の蒸気を

絶えず

作り続けていなければならない


高品位の優れた電力を

日本中に遍く販売している以上

品質の劣ったそれ以下の

不安定な周波数をもつ電力

を再販売する

という行為は

電力会社にとって

余りにもリスクが高い


発電機のタービン軸が

毎分正確に

三千回転している

そのたった一つの状況だけが

50ヘルツの交流電流

を常に正しく生み出せる


周波数の予期しない乱れ

の発生という唐突な変化

が先般北海道全域を

深夜

広域停電へと陥れた

この事実

こそ

温暖化による気候変動要因

をこれまでまったく減らせずにいる

隠されていたその最大の理由


発電機が担うべき

高速の回転数を

一定の状態に

常時

保ちつづけていなければ

周波数はたちまち乱れて

発電した電力のすべて

はものの役に立たないものとなる


交流送電システム全体に

重大な損傷を与えることは

つまり避け難い

ということを

今回のブラックアウトで

はじなくも

露呈させてしまったのだった

粗末きわまる

これら一連の経過にこそ

学ぶべき特別な意味

が込められている


交流電流は周波数で成り立っているため

周波数を失った電流は

直流と呼ばれるものとなる

また動態をもたない静止した電流

は静電気とならざるを得ない


周波数の安定性を失った交流電流

即ち毎秒50回転する磁石

の異なった極性

の関与

が高速で切り替わることによってのみ

電流に周波数を

遺漏なく与えることができるのだ

それが交流電流の本質成分

なのである


磁石のS極とN極がもつ

それぞれに異なった磁束密度の移動

という状態が

交流のもつ電圧の波形

に固有の意味を与えている


交流は右向きの電流を生むと同時に

左向きの電流も同時生成させている

このため

接触して発火する事故

を呆気なく引き起こす


火災事故を未然に防ぐ

という目的で

どちらか一方の電流を

電源側のできるだけ近傍



絶縁しておく必要があった


電流同士の意図せざる接触事故は

重大な火災

発生の直接的な原因となる

発電所で起きた火災について

電源に関わる事故の場合

これら二つの電流同士

の衝突による

対消滅に等しい短絡

と疑って然るべき事態を生む


発煙発火を招来した段階で

発電機の回転軸が

止まってしまうと

周波数変動へと

すぐさま遷移する

これを防ぐ目的で

強制的な電流の停止

が自動的に起き

所謂広域停電が

そこで生み出されることとなる


深夜に起きた北海道の地震では

火力発電所の蒸気配管の破断が

二か所で確認されている

その原因は

分かっていない


複数の発電機を併用する場合

周波数を一致させておくために

位相の制御をすることが

絶対的に必要なのだ


太陽光発電の買い取り制度は

周波数という要因の関与

を無視していることから

いつまで経っても

経済効果を引き出せなかったばかりか

環境効果さえ失わせたままとなっている

この事実こそが

京都議定書をパリ協定へと

書き換えさせた

その背後の事情


国連の環境部会の成員

の総て

が交流電流の成り立ちと

その違いの意味とを

全く理解していなかった

電力業界が共有する

秘密主義というものが

交流送電に関する効用

と限界についての認識

を完璧に失わせていた


CO2の増加による

自然災害が90年代以降

頓に増長頻発するようになったのは

交流電流に関する誤った理解

とそれによる不正な認識の蔓延

が大きく関わっている


精密な加工を必要とする産業

のすべては

正確な周波数を有する

交流電流

がなければ成り立たない

だがそれには

地下資源の絶えざる燃焼

という工程

が絶対的に必要なのだ


交流電流についての理解

がこの先

緩やかにであっても

深まっていくのであれば

温暖化を有効に止める

正しい解

を文明は最終的に手に入れる

だがそれまでは

誤った知識と

それが生む身勝手で

間違った思い込みの強さ

とが作用した

知識階級に特有の

偏った独善性を

より一層

目に見えないようにする


止まらない温暖化

という積年のこの深刻な課題

を起源とする新現象は

環境投資と教育投資の失敗

とそれが生む経済成長の蹉跌

などが積み重なって

生み落した結果なのだ


問題認識能力の世界規模の同時喪失

という変化は

インフラ関連の投資を

おしなべて

台無しにしてしまった

デフレ経済化とその長期的低迷は

そのなによりの証拠なのである


交流と直流との違いくらい



最低限

知っていて然るべき基礎的な知識

に過ぎない


教育システムが実現した

学力重視の高度化

という偏った傾斜こそ

思考力を奪う経過

を導いたその一方で

電力業界の秘密主義が

業界全体に享受させている

巨大な利益の温存

という根強いバイアスを

人知れず定着させ

地球環境全体に

いま

重大な淘汰圧を

強く掛けている


問題の所在が見えていないと

おきている現実の変化の意味

にすら気づけない

これが高度化した教育

が辿りついたその果て



絶滅直前の文明が見ることになる

最期の景色
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交 換 条 件

2018-09-16 07:41:51 | Weblog
生活を維持するための

基礎的条件

を満たすインフラ

となっている

ライフラインの一つ

である電力輸送システム

に重大なダメージが発生すると

当該地域でブラックアウト

が一瞬で発生する

その確率は大いに高まる

今回の北海道で起きた地震は

その事実を教訓として

残した


仮に都市部で懸念されていた

直下型地震

が発生した場合

被害の大きさは更に大きなものとなる

取り訳けこの日本では

至る所で巨大な自然災害

に襲われたとしても

仕方がない

という状況が予てから

設定されている


電力供給のネットワークが

二次的に惹起する

インフラの同時多発的喪失

という状況の出現



生命のみならず

社会資産をほぼ一瞬

で失わせ

経済機能のマヒ

を必然的に現実化する


今回の教訓を未来に生かす

ことが

日本の将来を

決定的なものにする


大電力に依存する比率を引き下げ

独立独行型の

二酸化炭素を発生させない

未知の小型電源による

意図的な分散配置を

実施する以外に

有効な対応法は見当たらない

だが

この仕組みに気付けば

エネルギーの安全保障だけでなく

国家の安全保障政策にも

決定的な影響を与え

日本を世界の指導国

へと押し上げる

契機となる


世界中が探し求めている

垂涎の的

こそCO2を発生させない

電力創出法であるからだ

その供給権を持つ

国だけが

繁栄を約束する資質

を只一人もつ


地下資源を燃やさなくても

電力を生み出すことは

十分可能

再生可能エネルギーがそうであるように

電力会社に依存しなければ

なりたたない旧弊な

環境電源の増設など

有害無益な行為であり

損失の源泉にしかならない


過去の環境投資のすべて

が無効であった

という事実を実証した

パリ協定の成立は

気候変動を止めることが

不可能

であるとそう断定した

だからこそ猶予期間を

最長で今世末

と措定せざるを得なかった


過去に実施された

無駄な投資のあれこれが

国際経済の成長を

抑圧する結果を招いた

事実が先進諸国へと

デフレ経済を

蔓延させた


環境投資による有効需要の創出

が実現していたのであれば

世界中から投資の波が押し寄せていて

それが国際経済を牽引する

動力源として

機能していた筈なのだ


この判断の誤りこそが

CO2濃度を着実に引き上げることとなり

気候変動を加速する経過

をこれほど早く引き寄せた


再生可能エネルギーへの

無分別な投資

の増加

が国際経済にいま

負の成長圧力

をかけている

度重なる投資の失敗は

判断能力の質の劣化

をよく物語っている


京都議定書へと至る一連の

準備期間

を含めて

過去三十年間の努力の総て

が無駄となり

増え続けていた二酸化炭素濃度

をより一層高め

それが気候変動を

地表へ発現せしめた


最大の原因が

火力発電という方式にあることを

文明社会は承知していながら

状況を改善することが

未だにできない


科学技術を急速に発達

させてきた時代が生んだ

この文明社会は

経済の成長を急がせて

繁栄を手に入れたのだったが

そのことこそが

電気エネルギーの需要拡大

を前提としたものだった

その結果

自然条件下で

完全に分解できていたCO2

を解消することができなくなり

閾値のレベルを超えた時から

濃度の蓄積が始まった


こうして温室効果

を一方的に積み上げる展開

が地表へと生じ

気候変動を急がせて

自然災害の狂暴化を

容認せざるを得なくした


温室効果ガスの代表的存在

である二酸化炭素が

大気中に滞留するようになり

その濃度を着実に

高めていったということが

温暖化を発現させたその経緯


フロンガスが

オゾンホールを広げている

事実が警告されたのと

ほぼ同じタイミング

で温暖化現象が

気候変動の原因となる

としたその警告が

発せられていた

経過の事実が存在する

70年代中ごろのことだった


この時代は

73年の第一次石油ショックと

79年の第二次石油ショックとが

相次いで起きた

気候変動条件のエポック

となった


石油の需給が逼迫する

ことを察した先進諸国が

石油の備蓄を急ぎ

流通在庫としてではなく

エネルギー安全保障政策の一環

として中間在庫を積み上げた


石油の対価を決済するための通貨

となっていたドルの需要

はその時を境にして

急速に高まった


石油備蓄を確保したあと

先進諸国はドルの調達

を産油国

就中OPEC加盟諸国

から迫られ

ドルの発行権をもつアメリカは

機軸通貨の供給量を

増やさざるを得なかった


需要が高まっている時に

その供給を怠れば

価格は勝手に高騰しはじめる

需給バランスを失ってしまうと

ドルの通貨価値は発行国の都合を超えて

勝手に暴走しはじめる


ドルを安定供給してきた

当時のドル資本(現在の国際金融資本)

と概括されていた勢力が

執拗なドル高状態の継続を

アメリカに嫌気させ

当時国際経済を主導していたG5

を臨時招集し

ドル売り

の協調介入へと踏み切った

経済史に記録を残したプラザ合意

は85年の出来事だった


こうしてドル売り外貨買いの潮流

が一斉に生まれ

その資本が

日本市場を目指して上陸してきた

この変化が

日本にバブル経済を

生み落す契機となった


エネルギー資本が

不動産投資へと向かった

最初の変化



こうして日本市場を舞台

として

引き起こされたものなのだ


経済成長は資本の流動化

を導いて日本経済を急進させた

だが

それは地球環境の劣化

と引き換えだった


交換条件が付いた

ということを

当時誰も悟れなかった

この事実こそ

後の止まらない温暖化

を生み出したその理由
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悪 事 露 見

2018-09-09 08:20:02 | Weblog
所謂周波数変動と

指摘されている現象の発生



夜の北海道を

まっくらな闇に包んだ

この事実こそ

二酸化炭素の増産体制



世界中で続けさせている

その証拠

商用電源というものは

要するに

出力調性をすることが

まったくできない

それは周波数を安定的に維持

することを妨げる

という意味を持つ行為

であるからだ


世界中で

温暖化を未だに止められずにいる

その現実の正体の本質

とは

交流送電に備わる根源的な

欠陥

が作用したその結果


周波数が安定性を失うと

交流電流は健全性

を損なって

たちまち一気に暴れ出す


それを防遏する目的で

送電系統システムには

自動的

に電流を遮断する関が

随所に設けられている


周波数を一致させておくためには

波をスタートさせたその位置

がどこにあるのか

ということが

分かっていなければならない

タイミングが少しでもずれれば

波形の位相は同一性を

失う


複数の周波数を

単一の導体上に抱え込む

ようになった複合体の電力は

危険であるだけでなく

システムを成り立たせている系

全体に極めて有害な結果を及ぼす

安定性を失った送電系統から

電気エネルギーを無理矢理

取り出してみたところで

それはエネルギーとして

何の役にも立たち得ない


発電するためのタービン軸の回転数は

50ヘルツのエリアであれば

毎分

正確に3000回転していなければならない

49ヘルツの波や

51ヘルツの波

であったのでは

電気エネルギーとして

役には立たないものとなるばかり


波形が乱れて

電圧振動を示す波

の傾斜が

不規則に乱れるように変化すると

交流電流の安定性は

失われて

まったく使いもの

にならなくなってしまうのだ


交流の電圧は

100ボルトの基本電圧の場合

水平線でゼロボルトとなっており

上下のそれぞれのピークで

140ボルトとなっている


50ヘルツの交流電圧は常に

小刻みな電圧振動を繰り返す

この波のもつ位相の変化

が示す波形の意味

絶えず反復運動

を繰り返していることから

その上下の平均で

100ボルト

となるよう

波の上昇曲線と下降曲線とが

電源側で予め設定してある


周波数が乱れると

電圧の振動を加速して

制御不能な状態

を差し招く


世界中の電力会社は

発電機の回転数を安定化

させておくための努力

を四六時中

強いられている

ということなのだ

だからこそ節電が無効

となっていたのだったし

再生可能エネルギーへの投資の総てが

二酸化炭素の増産にしか

寄与していなかった

ということになる


この事実は

温暖化対策として

太陽光発電を大量に

増やすことができた

としても

またウインドファーム

を高原や海洋上に

どんなにたくさん

増やすことができた

としても

火力発電所の蒸気発電を行うための釜

の温度を一定の水準に保ち続けて

いなければならなくさせた


つまり化石燃料の消費削減など

交流送電をやっている限り

本来不可能なことであったのだ

北海道で起きた今回の地震が

その有力な証明

となった


火力発電の燃焼炉で

燃やしている地下資源の量

を勝手に発電所で減らしてしまえば

蒸気圧の低下は避け難い

それは

回転数の減少となって

すぐさま顕れる


これが周波数変動の原因

となることを避けるためには

絶えざる安定的な燃焼

が常に釜の水を

一定の条件で

蒸発させていることを

すべからく必要とした


外部電源を環境性能の高い装置

へと適宜取り換えることができたとしても

火力発電所の釜を加熱するための

燃焼炉の火は

何があっても減らせない

ということなのだ


蒸気圧が安定性を失うと

発電装置の回転数に

重大な影響を及ぼすからである

この事情が電力産業を

二酸化炭素の再生産へと

日夜強く狩り立てている


既存の温暖化対策のすべて



無効であったその理由こそ

周波数という名の

交流成分の目に見えない関与

だったということなのだ


太陽光発電が増えたその分だけ

化石燃料の燃焼量が低下した

という事実を確かめたデータ

など始から

存在してなどいなかった


相関する相互関係

が成り立っていない以上

どのような環境対策も

実効性を失ったままとなる

のは当然の帰結

この部分が

まったく見えていなかった


交流送電を廃止して

軽便な小型交流電源を

分散配置することによってのみ

大気中の二酸化炭素濃度

を引き下げる効果が

実際に引き出せる

その他の方法では

おしなべてコストアップ

の原因となることが

既に分かっている


電気と磁気とは

表裏一体の関係にある

電気が顕在化しているとき

磁気は潜在化している

磁気エネルギーの効率的な制御

という行為こそ

電気エネルギーの創出



人為的に可能なものにする


この交流の持つ特徴

を発電装置に生かしてやることにより

地下資源を必要としない電力

を取り出すことが

住宅の単位で

問題なく簡単に

できるようになるだろう


電力業界の牢固たる秘密主義



温暖化を止まらないよう

仕向けてきた

その罪の重さは

実に計り知れない規模

にまで達している

今更真相を告白できないよう

自らを追い詰めたのは

電力業界に固有の

普遍的な秘密主義

という他ならぬその体質


隠し続けていなければならない

その秘密の多さ

というものが

温室効果を一入高め

気候変動から

永久に抜け出せない

状況を世界中に設えた


夏の暑さや冬の寒さに耐えながら

電力消費を減らしてきた

クールビズやウォームビズ

などの社会的運動が

CO2削減効果

を何一つ挙げ得ていなかった

という積年の実効不在

の無駄な努力を

明瞭に価値を否定する結果

がこうして確定する運び

となった


交流送電を実施している限り

地球環境の温暖化

という途中経過の現象は

絶対に止まらない


一部の健全な知識人だけが

所期の効果が不在

となった

その事実に関する消息

を知らないままでいるにせよ

実効なき温暖化対策

と揶揄を籠めた緩やかな表現で

問題の本質に関する

的確な指摘

を90年代中ば頃には

既に行っていた事実がある


交流送電という方法

の存続を是

としてきた隠された諸課題の実相を

逐一点検実証することなしに

直流回路と同一だと安直に錯誤した

その経過が示す事実

にこそ

世界中の環境保護団体と

交流の基礎的な理解をもたない

「知識階級の成員」

を気取っている

総ての

似非知識人たちこそ

温暖化を増長させ

パリ協定へとシフトさせた

その張本人


なるほど

無知ほど恐ろしいものはない

道理
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負 の 合 理

2018-09-02 07:50:00 | Weblog
電力会社の請求書に

新たに付け加えられた

太陽光付加金という名をもつ

国民に負担を押し付けるための

電力会社が一時的に立て替えた

環境税

の如き性質をもつ

電力受益者に対する

電気代に上乗せされた資金の

代理徴収という新たな制度は

電力の供給を受けている

家庭のすべて



一定の費用

を電気代に合算して

支払うよう

強制する能力を賦与されたもの


この制度のもつ異常さ

に気付かないことそれ自体



国民に備わって然るべき

判断能力と批判精神

の欠如

をよく物語る


誤った認識であることを知らずにいる

ということを映しだすための

制度となってから

既に多くの時が流れた


太陽光発電に代表される

再生可能エネルギーの

導入実施をこの制度が急がせた

としても

その期待された効果である

二酸化炭素の排出量削減の推進

はいつまで経っても捗らず

相も変わらず

以前としてゼロのまま

無駄な時間の浪費の積

が経済成長を妨げていることにも

この国の指導者達は

未だにまったく気付かない


その結果

大気中の二酸化炭素濃度は

一方的な増加を

ひたすら休むことなく

続けていなければならなくなり

その経過の事実が

パリ協定の成立

を翻って

大いに急がせた


再生可能エネルギーに

環境復元能力がもしあるのなら

化石燃料の消費を

抑制していた筈なのだ


だがそんな事実はなく

環境条件の悪化が進んだだけ

というみすぼらしい結果

がこの地表へと訪れた


地下資源の輸入割合は

再生可能エネルギーが増えたその分だけ

変化していなければならないのだが

温室効果ガスの濃度は

当初の340ppm

から

昨年実績で410ppmへと

反対に増加してしまっていた


その変化がマイナスとなっていたのであれば

大気中の二酸化炭素の発生割合

もマイナスとなっていた筈なのだが

データを見ると逆だった


地下資源の輸入量

の削減が実現していたのであれば

それは

エネルギーコストに

間違いなく

反映されていた

CO2濃度は確実に

減っていた

所期の目標を達成できなかったばかりでなく

有害な温室効果ガスの濃度上昇

を急がせた

というその粗末な結果が

パリ協定の成立を急がせた


電力料金は輸入単価の変動を受け

一定期間ごとに

見直されることが決まっている

だが

別途請求されている

太陽光付加金については

設備導入量に比例して減少した筈

の地下資源を輸入するためのコスト

としての請求が

一貫して続けられている

つまり

地下資源の輸入削減の実施

が為されたとする証拠

は一例も存在しないのだ


原油等の輸入量が減らない限り

二酸化炭素の排出量の低下

という現象は起き得ない

再生可能エネルギーが

電力料金を引き下げる方向

へと作用したのが本当

のことであるのなら

太陽光付加金などを

電力業界が請求代行し続ける

根拠もなければ

筋合いもない


国民が負担すべき

再生可能エネルギーであるのなら

所期の成果

が失われている事実

に関する背景説明

を電力業界の代表は

速やかに実施するべきだ


パリ協定の内容は

二酸化炭素を減らす具体的方法



現状で存在していない

という事実を明らかにした

これまでに実施してきた

あらゆる温暖化防止対策

のすべて

が無効であった

というその事実を

国連の環境部会が

取り敢えず理解した

ということなのである


要するに

再生可能エネルギーの設置率

が向上すれば

温室効果ガスの濃度は下がる

という大前提が

崩れ去った

ということになる

既存の環境投資には

それが何であれ

あらゆる経済効果が

失われている

という結果がこうして示された


この期に及んで

国と電力業界は

効果のない環境投資

を更に継続しようとして

実効のないことが

既に知れ渡っている

再生可能エネルギーに対する支援策

を盲目的に推進するための

太陽光付加金を

無駄を承知で

遍く徴収する姿勢を

善と信じてこれから先も

続けようとする姿勢

を保守し続けている


この批判精神の欠如こそ

思考力を涵養する努力を怠った

高等教育の一層の高度化

を進めた結果として

当事者のすべてに

強い悪弊となって残された


失われた三十年を築いた

一連の経済政策の失敗と

二酸化炭素濃度の一方的上昇

を同時に急がせた京都議定書

が発効していた97年以降

の無駄な環境努力

を世に定着させたものこそ

知育偏重型の教育制度と

それが生み出した思考力の不在

という状況を出現せしめ

文明諸国に判断停止

という条件

を押し付けた


交流電流の意味を知らずにいた

ということが

気候変動を加速させた

その根本原因となっている


考える力を涵養する姿勢をもつ教育は

知識の量的拡大に同調せず

批判の対象として

問題認識能力の劣化

を批判することができていた

問題の本質を見損なうと

有効解の所在すら見失う


経済政策の失敗と

環境政策の失敗とは

共に

教育政策の失敗

というその点に

起因する災厄だといってよい


経済問題に関する

基礎的な認識能力が

十分に健全なものであったなら

アベノミクスのかくも長き低迷

など決して発生するようなことはなく

環境問題に関する

基本的な認識能力が

健全に保たれていたのであれば

京都議定書がパリ協定へと

シフトしたその訳を

一瞬で把握する程度のことは

容易であった


これほど明確な因果関係にある

負の結びつきを悟れない程

この文明は劣化してしまった

気候変動は自然災害を誘発し

経済変調は繁栄と平和を遠ざける

この二つの解決不能な課題とは

共に

教育の失敗によって

刷り込まれた価値

の変容

に基づいて起きたもの
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