こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

閑 話 休 題

2019-08-25 08:12:07 | Weblog
宇宙には

目に見えないさまざまな力

が数多く

働いている

例えば

電気エネルギーを与えることで

運動エネルギーが取り出せる装置



その逆である

運動エネルギーを与えると

二次側で

電気エネルギーを取り出す

ための装置が

早くから実用化されていた


前者はモーターと呼ばれており

後者は発電機と呼ばれている


この産業を推進してきた力は

ローレンツ力と呼ばれていて

経済成長を人知れず支えている

重要な成分

の一つとなっている


この力は何故か

直角に曲げられた状態

で出現するものであったため

これに逸早く気づいた人の名をとって

フレミングの左手の法則や

右手の法則

という風に説明されている


入力に対して

90度曲がって

出力される

という共通の特徴をもっている

それはとても身近なエネルギー


宇宙に存在している力

の一部は

直角に変化して

顕れる

ということができるだろう


入力に対して

出力が曲がってでてくる

ので

この力を利用すると

意外な効用

を生み出せる


その一例を野球に擬えると

打撃術や投球術

ということになる


打者の体軸が地面に対して

直角となっていると同時に

バットが打者の中心である

臍に対して直角となっていて

バットに対するボールの入射角

が90度という関係になった時

長打となって跳ね返す

強い力の根源となっている


この時に生じるローレンツ力の作用が

投球で生じたエネルギーを

遠くへと打ち返す反発力を強め

飛び去ってゆく打球

の速さを決定づける因子となる


MLBで活躍中の大谷選手の打撃スタイル

はこの物理的な法則を

よく理解している人のそれ

のように

労せずして

誰よりも早い打球を

遠くへと

打ち返すことを

可能にした


彼の打撃スタイルが生む

ミートポイントとは

バットのグリップエンドが

常に臍の延長線上に位置しており

ボールとバットとを

九十度でうまく出逢わせている

ということが

スロー再生で繰り返し確認できる


彼のミートポイントは

常に固定されていて

臍の前でボールを捌き

体軸の回転力で

飛ぶ方向

を決めている


投球されたボールには

自分が飛んでいきたい方向

が投手によって与えられており

無茶な打撃が

安打を凡打へと換えてしまう

ここが分かっている打者は

進塁打が打てる確率を

自ら高めているようだ


等級と打撃に於いて

合理的なフォームでなければ

所期の効果を生み出せない

早い打球を打ち返すことができれば

強い反発力を

生み出せる

柔道の返し技にも

それはよく似ている


ものごとの変化

について

日常的に考えていなければ

この法則の存在には気付けない

絶えざる向上心があったからこそ

常人の及ばない

凄い力を簡単に引き出せた


そのためには

日常的に

思考力を高める訓練が必要だ

応用力学について

その仕組みを考えたことが

あったからこそ

因果関係を成り立たせている

見えない法則を

体験的に承知することが

できた筈


教えられてできることと

自ら編み出した技

との間には

巨大な懸隔

が横たわっている


打者としての大谷選手について

ここ暫くの間

ホームランがでていなかったのは

フォロースルーが

おざなりであった

かのようにみえる

ローレンツ力だけでなく

ボールを押し返してやるだけで

長打にする

あの豪快な打撃

を量産するのは不可能

観察力と分析力

そしてなにより

応用力というものが

必要なのだ


合理性のない打撃は

力のロスをボールへと

ただ移す


合理性を追求する姿勢

がなければ

どの分野に於いても

成功はおぼつかない


そのためには

考える力

が何にも増して

重要なことなのだ


合理性に欠けた

あらゆる判断は

有害な結果

だけを残して終わる


最近顕著になってきた

日韓関係で生じた軋轢に関しては

その増長が

勝手な方向へと

突き進む事態となっている


筋を通さない国の

混乱に基づいた勝手な処断



どのような結果を招くことになるのか



いうまでもないことだ


情動は正常な判断を

狂わせ

国の将来を

危うくするまで

追いつめる


気分転換が必要な時には

横になって

野球中継でも眺めながら

時間の経過を待つ

というのがよさそうだ


自縄自縛に陥った側が

責任を引き受けることになる

これは

ものの道理なのである

果報を寝て待つ

というのが

最善手

人為的に生じた屈折したエネルギーに

ローレンツ力

が働くことは

決してない
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魑 魅 魍 魎

2019-08-18 09:03:51 | Weblog
これまでがそうであったようにして

これからも

地球の平均気温の上昇は

確実に

つづく

誰も

この変化

を止めることはできない

健全な判断能力を

失っている自覚

が最初から

なかったからである

止まらない温暖化は

こうして世に

生み落された


手を拱いていた訳では決してなく

有効と信じられていた

数多くの対策を

矢継ぎばや

に講じていながら

とのような成果も

まったく

引き出せていなかった


温暖化がちっとも止まらずに

着実に

進行し続けている以上

文明の側にある

認識能力の欠陥

を改めて

疑って然るべき時機


温室効果ガスの最大の排出源

それは

世界中に遍く分布している

すべての火力発電所

ここでは高圧の交流電流を

絶え間なく

安定した状態で

恒常的に生みだしている


電力需要が減った深夜になっても

発電出力を減らすことが

できなくなっているいため

割安の深夜電力料金制度

が早くから導入されている

交流電源は周波数を維持するために

出力を調整することが

本質的に不可能

という条件に縛られている

これは

交流電源の宿命なのである


発電機の回転数が

交流電流に不可欠な成分

である

周波数

で成り立っているものである以上

発電装置の回転数を

常に維持し続けていなければならない

ということが

その根源的な理由となった


温暖化が進んだから

といって周波数を

勝手に替えるなどということは

絶対に許されない


火力発電所は何が何でも

一定の蒸気圧を

発電タービンに

吹き付けていることが

義務なのだ


このため地下資源を

絶えず燃やし続けている必要が生じ

二酸化炭素の排出量を

チットモ

減らせなくしてしまったのだった


交流電流は自然界には存在していない

人工的に作られた

特殊な電流なのである

それは起電力を効率よく

合理的に引き出すための措置

として

磁場の変化と

磁束密度の割合

とで作り出された誘導能力

が生みだしたものであり

この相互作用が成り立っている

という条件の下でのみ

電力の供給を

円滑に成り立たせている


磁場変化を与えているのは

発電機の回転運動能力であり

磁束密度を保証しているのが

永久磁石の配置方法

となっていることから

磁力の強い磁石を用いて

高速で回転させることにより

高い起電職を引き出すことが

うまくできている


これが交流電源の

発電原理なのである


磁石の持つ異なった極性を

交互に

切り替えることにより

周波数が与えられ

それが生みだす磁場の変化が

高い発電能力

を交流電源へと賦与している

更に変圧装置で高圧化

することで

長距離送電を実施することが

合理的に実現できた


交流電流は発電と送電を

効率よく行うための技術

として文明社会の発展に

大きく寄与したのだが

交流電流による

長距離高圧送電がインフラとなって

世界中で採用されるようになった

1880年代頃から

2020年の直前

までの僅か140年間で

温暖化現象を発現させ

気候変動を引き起こし

氷山氷河を融解して

海面水位の上昇と

降水量の急激な増加

までをも誘発し

自然災害の狂暴化を

促す事態を

地表へと連れてきた


その理由こそ

止まっていることが

まったくできない

交流電流に起因する

変化だったからである


50ヘルツの交流周波数は

発電タービンの回転軸が

毎分三千回転したときにのみ

賦与される磁場の変化

であることを意味する


毎秒50回転する状態

を常に維持できる電源だけが

商用電源としての

電力供給義務を

円滑に果たす唯一の

手段


回転数が毎秒一回転少ない

毎分2950回転となったとき

周波数は49ヘルツへと変化する


周波数変動は交流波形を歪め

位相の安定性を失わせる


長距離送電を行っている送電線に

複数の周波数が混在するようになったとき

電力供給系は

部分的に安定性を失い

最悪の場合

電圧の急上昇だけでなく

発火現象さえ引き起こす

場合があり得る


送電中の火災事故

を防止する目的で

送電系統には電流を遮断する

仕組みが導入されている

これが起動すると

広域停電を瞬時に引き起こす


電力会社には

周波数を

常に一定のレベルに保っていることが

義務として定められている

このため温暖化を防止する目的で

消費者が節電したり

再生可能エネルギーを

大量に増やしたりしたとしても

火力発電所の燃焼炉では

何があっても

化石燃料の投入量を

減らすことが

そもそもできなくなっていた


この事情を知らないでいると

太陽光発電が増えれば

火力発電所の負担がその分だけ減り

化石燃料の消費が抑制される

と根拠を確かめないまま

誤った判断を下してしまい

温暖化を止めた積もり

で反対に増産する

という結果を世界中が行う

ようになってゆく


この事情はクールビズでも同様であり

消費者ががんばって

節電したその分だけ

化石燃料の消費を

減らすことができたと

思い込ませることに役立った


このような誤った理解を

世界中に刷り込んできたのが

電力業界が共有するようになった

公然たる秘密主義



その結果

京都議定書を遵守していながら

CO2の大気中濃度を

却って大幅に増やしてしまうこととなり

対策としてパリ協定を

急遽導入する

という無様な顛末を

記録に残す結果となった


交流電流の意味を

利益共同体以外の誰一人として

正しく理解していなかった

ということが

温暖化を

止まらないものにしたのみならず

気候変動を加速して

自然災害を地表の至る所で

一斉に狂暴化させる

という異変を生み落す

その原因となったのだ

この余りにも拙い現状を

強烈に押し付けたことにより

誕生したのが

気候変動だったのだ


交流と直流の違いを

未だにまったく理解していない

そこら中の指導体制が

生命の多様性を

自らの不明によって

奪い去るその行為

を率先して推進している

ということになる訳だ


交流電流は止まっていることが

本質的にできない

その訳は

周波数がなければ

交流電流

を生み出せなかったからなのだ


交流は直流と違って

磁場を変化させることで

起電力を高める効果が

簡単に引き出せる

電解する必要がなく

変圧も容易にできる

という優れた特徴をもっている


人類は効率の良い交流電源

を19世紀の終わり頃に

手に入れることができていた

百年後の20世紀の終わり頃には

それが生む温暖化の原因物質

であるCO2の濃度上昇を

加速させる要因

として特定していたとする記録がある

自然災害を募らせる原因

であることを突き止めておきながら

21世紀が始まってもなお

有効な対策を探しあぐねている

その劣った状況を

相変わらず露呈した状態のまま

排出量の削減目標だけ

を最大化すれば

行き詰ったこの状況から

抜け出せるとそう根拠なく

頑なに思い込んでいる始末


文明に問題認識能力残されていた

としても

交流電流の本質について無知

なままでいる以上

平均気温の異様な上昇

を止められずに

文明社会を危地へと

自らの手で追い詰めてゆく


問題認識能力が知識階級に不在

であるというそのことが

所期の成果を引き出せなくした

ということになるだろう

未だにCO2が増えたその原因を

不明としたまま放置し

削減率だけを最大化して

何故か満ち足りている

削減目標を最大化して

100%にまで高める

という空疎な目標を設定しただけで

仕事をした積もりになっている


現状で判断すると

気候変動要因は確実に増えており

不可逆性は期待できない


交流電流について説明することが

できていない以上

問題の所在を真っ先に突き止める

ということが喫緊の課題

となる


起きている問題の意味を知らずに

対策を連ねてみたところで

どのような成果も得られまい

問題の本質は

分かってしまえば

実に単純なものなのだ

知識階級が交流電流について

分かった積もりになっていた

という事実に気付かない限り

その先の展望

は啓けない


電力会社が太陽光付加金を

臆面もなく未だに請求している

というのは

化石燃料の輸入を

まったく減らせていなかった

からであるに他ならない


損失を消費者が補填する制度など

考えられないほど

稚拙であり

かつ不合理なことなのだ


環境にとって有害なだけでなく

経済にとっても

消費者に可処分所得の削減

を強いるという

頗る有害な経過を押し付けている

この事実を見るがよい


合理性のない

自然電力の買い取り制度など

損失の根源にしか

成り得ない


この禍々しく

誤ったままの不実な制度は

国民による損賠賠償請求訴訟

の対象とされであろう

温暖化を加速させている

その根源的存在

とは

交流電流について無知だった

世界中の知識階級と

誤った法律を制定した国会の成員

及び

再生可能エネルギーを

根拠を確認しないまま

一方的に推進してきた

環境保護団体と

そこにつけこんでいた

施設と工事などで糊口をしのいできた

営利目的の関連業者

のみならず

誤った情報を伝播拡散してきた

報道機関などの

魑魅魍魎に分類すべき

すべての凶々しい

意識の統合体なのである
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壁 の 莫 迦

2019-08-11 10:46:56 | Weblog
温暖化を拡散させている

最大の原因物質

となっているメタンを主成分

とする化石燃料と呼ばれてきた

惑星由来の地下資源を

長期間燃やし続けてきた

この文明の歴史

というものが

地球温暖化という変化を与え

気候変動

を定着させたことによって

自然災害を狂暴化し

破壊するための圧力

となって

そもそもの原因を与えた側の

ニンゲン社会

に報復する事態

となった


気候変動のはじまり

となったのは

蒸気機関を発明したことにより

それを動力源としたことで

100℃で気化して

水蒸気となった気体の水に

圧力を加える方法を活用し

数百度に達する高温の熱を取り出して

発電機に高速回転を与え

それが生む磁場変化

を利用して

高い起電力を生みだしてきた


高温の蒸気を

発電タービンに吹き付け

回転力を安定化させることで

一定の周波数をもつ交流電流

が生み出せる


黎明期に水平運動する蒸気機関

が開発され

鉄道輸送を発達させた

その後船舶などへの応用展開が進み

同じ方法で電力を創出する

交流送電が一般化した


この熱エネルギーを用いた

運動エネルギーの創出が

産業革命と呼ばれ

大量輸送を地表に於いて成り立たせ

効率的運用が

技術の進化を推し進める

契機となった


この蒸気圧を利用する方法の一つ

として交流電源が開発され

ファラデーが見出した

誘導法則を利用する火力発電

へとその後繋がってゆく

こうして交流発電が実施され

効率の良い電力輸送が

成立する時代が

地表へとやってきた


交流電流は

左右に流れる二種類の電流を

同時生成することから

直流電流にはない

もう一つの(オルタナティブ)電流(カレント)

を意味する【AC】という略号が与えられ

直流(ダイレクトカレント)【DC】

とは全く異なった電流

を交流電流と呼ぶようになった

十九世紀が終わる頃には

欧州と北米大陸で導入が進んでいる


当時直流方式に拘ったエジソンと

高い起電力の誘導が可能で

電圧調整が任意にできる

交流方式を主張したニコラ・テスラ

との間で

電力輸送の標準化論争が起き

エジソンが敗れた後に

交流方式が世界中の電力基盤

として世界中で重用され

網羅されていくこととなる


地球全域で交流電流による

長距離高圧送電が

このようにして定着する

時代がやってきた


交流送電の優越性は

起電力の高さのみならず

変圧が容易にできる

というその点にあった

代りに

周波数という成分の関与

が絶対的に必要となり

そのために出力を制御するための

微調整をまったく行えない交流電源が

世界中に普及する展開

が生まれ出た


周波数を成り立たせているのは

SとNからなる

磁極の違いが

切り替わるその頻度

を示すための指標


誘導法則は磁束密度と

磁場変化の割合で

起電力が定まるとしており

磁場を変化させる目的で

磁石の置き方を工夫することで

極性が交互

に切り替わるよう配置されている


磁束密度を高めてやると

磁束線と導線が直交する関係

となったとき

負荷に対応する電流を

効率よく誘導

することができるようになる


この方式で交流を

コイルに流すと

併設した磁場を共有する関係

にある別のコイルにも

遜色のない二次電流を

誘導発生することが

できるようになる


高圧側のコイルを流れている

一次電流(励磁伝流)のもつ

電流密度の範囲内で

負荷を通じて

任意の電流を誘導することが

できるようになっている


この変圧工程に於いて

コイルの総延長距離で

電圧制御が自在にできる

ということが

交流方式をインフラとして

定着させることに寄与した

と同時に

経済成長を促して

工業化と産業化とを

円滑に育成する効果

を育み

その状態を

世界中で展開することに

大きく貢献した


長距離送電を実施するためには

導体となる送電線に

電気抵抗が発生することから

そこで生じた熱損を軽減する目的で

高圧化する必要が新たに生じた

低圧のままでは

電気抵抗による熱の発生で

電力の喪失を

避けられなかったからである


そこで変圧装置を介して

電圧を高めてやると

電流損失を減らす効果

が簡単に帰出せたことから

交流電流による

長距離高圧送電という方法に

世界中で統一された


電力は

電流と電圧を掛け算した値

であることから

一方の増加は他方の低下

となって顕在化する


高圧化することで

電流値が下がると

電流損失も縮小する関係

が成り立っているため

電圧を高めると電流が小さくなり

熱で損失となる成分

を大きく減らす効果

を生んだ


これが交流送電を

世界中に蔓延らせてきた

その理由


だが

そのことが

温暖化を止められないもの

にもした


周波数を安定化させていなければならない

電力会社は

発電機の回転数を

少しも変えられなくなってしまい

地下資源を絶えず

燃やし続けていなければならなくなった


この事情が温室効果ガスの濃度を

着実に高め続けさせることになり

気候変動を避け難いもの

にした


このことは

再生可能エネルギーを

どれほど大量に増設したとしても

火力発電所では

化石燃料の大量消費を

まったく減らせなくなっている

という事実を伝えていたのだ


周波数を維持する目的で

四六時中

燃焼が維持されている以上

CO2の発生を

減らすことが不可能

であるということを意味していた


消費者が暑い夏を我慢して

節電努力に務めていても

火力発電所で燃やしている

化石燃料の消費量は

まったく減らせていなかった

という事実を

正しく伝えていたのだが

世界中の知識人たちは

交流電流と直流電流の違い

を弁えることなく

太陽電池や風力発電を増やせば

温暖化が自動的に止まる

とすっかりそう

思い込んでしまっていた


その結果京都議定書

の遵守に務めていた

二十年以上の期間を通じて

大気中の二酸化炭素は

着実に増え続けることとなり

当初340ppmだったCO2が

総括段階で415ppmへと

増えてしまっていた事実

を突きつけられた


パリ協定はこの失敗と遭遇したことで

その理由を調査しないまま

削減目標値の最大化

に取り組む決定を行って

お茶を濁しただけのことだった


交流電流の意味を

今でもまったく理解していない

世界中の指導者達は

交流送電方式が

直流回路と同一である

とすっかり思い込んでしまっていて

己の蒙昧ぶりに気付くことなく

世界に対する努力目標として

大所高所からのものいい

に終始しているありさまを

世に恥ずかし気もなく

晒している


電力消費を受益者が減らせば

CO2の排出量が自動的に減る

とそう思い込んでしまったまま

現在も安閑として

過ごしているほど

病状は既に悪化してしまっている


交流と直流との違い

を弁別していなかったということが

過去に投じられた総ての環境投資

を損失へと振り替えただけでなく

有効需要の創出にも失敗し

経済成長の足を自らの手で

引っ張っる行為を

善と信じて余念なく努めている


文明にとって

思考力を失った状態の知識階級ほど

脆弱性を押し付けている存在

は外にない

学力重視に特化した教育への変更

が考える力を熟成するための時間

を惜しみ

知育偏重へと80年代頃から

既に特化するようになっていた

現在の指導体制に属する成員が

学生だった頃の時代にあったこと

が認識能力の劣化へと

結びついている


この時代の教育制度の変更が

教育投資の失敗となって

環境投資の損失へと繋がっていき

世界中に気候変動要因を押し付ける

みえない動因となって作用する


国際経済のデフレ化という変化

の裏には

問題認識能力の劣化

という世界共通の課題が

横たわっている


※エジソンとの間で起きた所謂直交論争で勝利した、交流側のテスラの名は今や直流の覇者となりつつある電気自動車のエンブレムとなっている。隔世の感あり、とせざるを得ない。リチウムイオン二次電池を採用したということが、次のステージで巨大な障害となって、行く手に立ちはだかるようになることを、彼らは未だ悟っていない。このタイプの蓄電デバイスは、放電と充電を同時に行うことができない。充電するために走れなくなった時間を、必然的に押し付けるというその点で、EV革命の限界を自ら設定したことになる訳だ。充放電を同時にできる方式に統一しない限り、走行中の充電は不可能であり、環境の復元もまた不可能となる。ここに思考力の欠如という状態が、明白なカタチとなっていみじくも見えていた。
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キ メ ツ ケ

2019-08-04 06:54:38 | Weblog
地球環境に関する条件

がこのところ頓に劣悪化

したことによって

平均気温が急速に上昇した

という変化を生んだその因子



エネルギー保存則

へと還元できる


エネルギーが不滅である

という自然法則の関与

が夙に一般化

してしまった多岐にわたる

様々な想定外の変化が

同時多発的に生みだされ

巡り巡って

温暖化現象となり

気候変動を募らせている


一向に止まろうとしない

その変化のベクトルは

気候変動と呼ばれる

環境異変を

惑星の地表へと齎した


エネルギーは

消費することができない

という事実

をこの法則は伝えていたのだが

問題を正しく認識したとする事例

は皆無

地球を取り巻いている

目に見えない領域のどこかしら

にエネルギーが保存されているのだから

温暖化を避けることは

誰にもできないことなのだ

智慧を付けたと自負する

ニンゲンが尊大な姿勢をとって

地球のありようを見下している

ということが

熱の滞留を意味する

温暖化

とそれによる気候変動

の結果となる

異常気象を生み出した


エネルギーを消費した積もりでいても

実はそうなっていなかった

という現実が

温暖化という現象

をこの惑星へと

与えたのだ


地下資源を燃やして

熱エネルギーを作り出し

その熱で水を沸騰させ

蒸気を加圧していくことで

発電タービンを高速で回転させ

それによる磁場変化を制御して

高電圧の交流電流

を生みだしている


交流電源のすべては

周波数を与えられることによって

起電能力を効率化させており

環境性能の高い外部電源を導入しても

発電装置の回転力を

常時

安定化させていなければならない

という義務を

電力会社に負わせている


そのため消費者が行った節電や

再生可能エネルギーを

世界中で大量導入していながら

京都議定書を総括した段階で

大気中の二酸化炭素濃度は

逆に増加してしまっていた

という事実と遭遇せざるを得なくなり

パリ協定へとシフトした


交流電流には周波数が備わっているため

電源の回転数が

安定性を失って乱れると

瞬時にして周波数変動を

引き起こす

最悪の事例では

長期間のブラックアウトが発生した

2018年9月の

北海道電力のケースが

記憶にまだ新しい


地下資源を燃やして

電気エネルギー

を生み出しはしたものの

エネルギー保存則が禍して

地表に多くの不具合

が恒常的に発生する時代となった

それが

温室効果ガスを原因とする

異常気象の累増

という不毛な経過

へと結びついた

ということが

天変地異の不自然な増加

となって

原因を与えた文明と

人類へと請求書を突きつけた

というのがコトのナリユキ


エネルギーが消費可能

なものであったなら

温暖化が発生する事態など

決して起きてはいなかった


消費することができない

エネルギーを大量に生みだしてきた

過去の時代の積み重ね

という経過こそ

気候変動を引き起こして

異常気象を募らせて

モノと生命を

集中的に破壊する

力のエネルギーの開放現象

となって

増長を再生しながら

破壊するこの経過を導いた


温暖化の本質は

ここにあるのだ


熱エネルギーは

電気エネルギーや

移動体を動かすための

運動エネルギーとなるだけでなく

焼却炉や製鉄所にある高炉の熱源

として利用され

ボイラー設備にも

例外なく広く適用されている


自動車の内燃機関に於いて

炭素Cと水素Hの酸素化合物

即ち

CO2とH2Oを

同時大量生産するためのプロセスを経て

様々な異常気象を

文明社会へと押し付けている

この事実に学ばない限り

不毛な展開はこれからも

つづく


燃やすための地下資源

の主要な成分は

メタン

その化学記号はCH4

一つの炭素に

四つの水素が

組み合わさっていることで

この炭化水素の代表的な化合物

を安定状態で成り立たせている


燃焼炉で酸化反応が発生すると

炭素Cは大気中の酸素と結びつき

CO2を合成し

四つある水素Hは

同じ酸化作用の結果として

二つのH2Oを同時生成する

このプロセスで

温室効果ガスのCO2が一分子

作られた時

温室効果をもつ別の化合物

である水蒸気

つまりH2Oが二つ

同時に大気中へと放出されることとなる


こうして

大気中の温室効果ガスの濃度は

必然的に高まりつづける一方

という状態をとり

温室効果ガスの濃度を

一方的に高め

大気のみならず

海水の表面温度を引き上げて

低気圧を発達させる原因

となるのみならず

降水量を急増させて

洪水までをも

無差別に引き起こす


平均気温の上昇という結果

を与えた文明社会へと

保存されたエネルギーは

機会ある毎に

跳ね返る

というサイクルへと

文明を強制的に追い込む


降水量の増加は

今や世界規模にまで広がってしまい

水害を多発させ

地表の変化と海岸線の圧縮

を急がせる


日本では

記録的短時間大雨情報

という過去になかった表現を

気象庁にとらせるほどの

脅威にまで達している


メタンを燃やすと

温室効果ガスの濃度

は急増し

一層の温室効果を

与え続けることとなる


低気圧を発達させて

台風の勢力を異常に高め

エネルギーを広域に開放する

それが破壊圧となって

原因者である人類へと

請求書を突きつける

行為を果てしなく繰り返す


エネルギー保存則を

正しく理解していなかった

文明が

温暖化という現象を誘発し

社会資産と生命の多様性を

同時に奪う


真っ先に淘汰の対象とされるのは

原因に関与していない

無辜の犠牲者

破壊力を際限なく増長させ

温度上昇を止まらなくする

臨界域へと近づく段階が

これからほどなくして

やってくる


エネルギーの本質が

不滅

であることを知らずにいる

この文明が温暖化を急がせ

環境異変を一入募らせて

気候変動を増悪させてきた


この経過の意味

が分かっていないと

節電すれば

大気中のCO2が

その分だけ減り

再生可能エネルギーの導入で

火力発電所の負担が応分に減る

とした根拠のない憶断で

環境投資の悉く

を無駄に失う

余りにも不毛な経過に

気付かないまま

安閑として過ごすこととなり

己の健康と長寿のみを

ひたすら

庶幾(コイネガウ)ようになる


大量の資本投下を続けたことによって

大きく成長する筈の経済は

有効需要を失ったことによって

頓挫

することを繰り返し

その理由すら

分からずにいる


環境投資だけでなく

教育投資も成果なく終わる

ということを

止まらない温暖化

がいみじくも告げていた


問題認識能力の不在



この逼塞した状況を生み出した

思考力を失ってしまったら

どんなに優れた頭脳があったとしても

問題の本質

を見失ってしまうのだ


停滞しつづけるこの現状の拙さは

考える力を失った人類

が自らの手で引き寄せたもの


原因を生み出した者が

結果を引き受けるのは

自然法則の定めるところ


山ほどある状況証拠

を具に目撃していながら

問題の本質を

一向に顧みないその姿勢こそ

不可解


ニンゲンの業

と言わざるを得ない


改善の効果が

一向に見えてこない事実

がそこにあるのなら

文明の不明

が関わっている


問題の所在が分かれば

対策は自動的に

浮上する

抑圧要因となっているのは

身勝手な思い込みと

根拠を確かめていない

独善的な

それ故に偏ったままの

強固で牢固たる

壮大な

キメツケ
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