こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

環 境 効 果

2017-12-31 09:58:51 | Weblog
水素を燃やせば雨が降る

炭素を燃やせば気温は上がる

熱エネルギーを使うその度に

炭化水素の酸化物

が大量生産されることとなり

世に言う温暖化を募らせて

自然災害の増悪を急がせる

CO2とH2Oのそれぞれは

共に温室効果を有する気体


炭化水素でできている地下資源は

燃焼の酸化作用で

温室効果ガスの代表的存在

である二酸化炭素のみならず

気体の水

即ち水蒸気を同時生成し

集中豪雨とそれによる洪水

を至る所に引き起こす


激甚災害を多発する

事態

をこの惑星の随所で

頻発させる経過を

産業革命以降

一貫して増やしてきた


人工的に電気を生み出す術

が19世紀後半に見出され

その方法を用いて生み出した電流を

交流

と呼んできた


交流とは人為的に作られた

自然界に存在しない電流

であることを意味する

交流電流とは

ベクトルを180度異にする

二つの電流が

電圧の推移を

弓型の二次元では正弦波

実際には回転角を有する波動

であることを示す

山と谷とを並列状態で

交互に生み出すその仕組みが生む

異なった電流と電圧が

併存する状態のこと

但し電流の一つは

予め絶縁が施されていて

危険性が排除されているため

電流として検知されるのは

その内のただ一つのみ


自然界に与えられている電気

のすべて

は直流であり

その電流は負荷による誘導

または

電位差が生む電路

に沿って行く先が決まる


直流電流は一種類のみであるのに対し

交流電流は二種類の異質な電流

が交互に顕在化することで成り立っている


交流を意味するACという記号は

オルタナティブ カレントの頭文字

直流を意味するDCという記号は

ダイレクト カレントの頭文字


ファラデーが見出した電磁誘導の法則によると

起電力は磁束密度と磁場変化の割合

に等しい

という事実を確認したその結果

交流発電機が世界中に

短期間で普及した


磁場変化の割合を高めることで

誘導効率を高め

磁束密度を高めることで

交流電源の発電効率を

引き上げてきた

というのが文明の歴史

を形成させてきたその動因


電化生活を進化させてきた文明は

それまでなかった豊かさを手に入れ

多くの時間を自由に使えるようになり

富の育成を競いあい

市場原理主義経済体制

と呼ばれる現在の枠組を

成立させた


ところが交流が認知されてから

百年後

に相当する1980年代辺りから

自然災害が破壊力を急速に増し

その原因が

温室効果ガスCO2

の大量生産による平均気温の上昇

にある

とする見解が温暖化現象

の発生原因だと特定されたことから

その対策を講じるための

国際的な取り決め

が97年暮れのCOP3で

京都議定書として批准成立

する運びとなった


だがその後の経過を確認すると

目標として定めたCO2削減

の成果はゼロだった

という現実がCOP21で

パリ協定という

新たな達成目標を設定させた


交流電源は周波数を安定化させておくために

磁場変化の量を

常時一定にするよう定められている

たとえ電力消費を一斉に減らすことができた

としても

発電所では

円運動を与えるための蒸気圧を

絶え間なく維持するよう

義務付けられていることから

発電出力の調整をすることが

まったくできなくなっていた


交流送電の意味を知らされていなかった

世界中の知識人たちは

交流を直流と混同した状態のまま

違いを弁別することなく

直流回路がそうであるように

負荷を消す節電努力が

温暖化を止めるための有効な手段

であると単純に思い込み

暑い夏に冷房を我慢し

寒い冬に暖房を我慢する

暮らしを続けることで

気候変動リスクを減らせる

と根拠なく思い込んだ


こうして無駄な努力を積み重ね

電力会社の収入を

節電に同意した人々が

直接引き下げる

という不毛な経過だけ

を生み出したのだった


この三年ほどの間

電力業界は国民に節電を

求めないようになっている

誘導法則を活用すると

電流を増幅して取り出すことが

可能になる

変圧器と変成器とを組み合わせ

接地機会を増やすことで

励磁電流を最大化し

ほぼそれに等しい誘導電流を

取り出すことを繰り返すようになった


このようにして広域停電の発生

を回避する仕組みの再構築が図られた


周波数が不在なら

それは交流電流とは呼べない

直流電源は交流電源と比べ

その起電力は半減したものとなり

発電能力は応分に衰える

この事情が交流電源を延命させ

温暖化を止まらないもの

へと位置づけた


周波数の関与という条件は

再生電源を大量に導入しても

発電所の燃焼炉で燃やす

地下資源の量を固定化し

安定した蒸気圧を

四六時中生み出すことで

発電機の回転数に

恒常性を与えることに役立つ


どれほど優れた外部電源を導入しても

発電所の燃焼炉の稼働率を

低下させる能力を

外部電源の総ては

今のところ

何一つとして

持ち合わせてなどいなかったのだ


周波数という名の

この交流成分の関与

を絶対的に必要とする

電力業界に固有の特殊な事情が

パリ協定の成立

へと繋がったその背後の理由となっている


経緯の意味がみえたなら

現在のインフラを構成する

交流電源を主とする

長距離高圧送電を廃止

することができない限り

地球の温暖化

という現象は

止むことなく

つづくということがわかる筈


問題の所在に無頓着だった

ということが

直流と交流との違い

を弁えず

ヤミクモに電力消費を減らせば

地下資源の燃焼が量的に減る

と世界中の知識人たちを

思い込ませることに

強く寄与した


有効解が提示されるのを待って

今世紀中に

ヒトを起源とするSO2の総排出量を

ゼロ%へと引き下げる

というパリ協定の新目標を

見通しのないまま取り敢えず設定し

地下資源のビジネスと

ドルの発行権の維持確保

を図るよう

ドル経済圏全域から

強くいま迫られているアメリカが

逸早く一方的に離脱したのは

当然の帰結


アメリカを代表とする利益共同体が

エスタブリッシュメントとしての権能保持

とその機能強化を一斉に図った

ということが

気候変動を加速させる

ことしかできない未来

を確定させることに役立っている


大規模な交流電源による

長距離高圧送電という統一化

が温暖化を止まらないよう

相変わらず仕向けている


その対極に位置する

独立分散電源の小型化

という手段が

目下のところ

実用的で有効な解


この方法は再生可能エネルギーを

増幅して用いる電源モデル

の開発へと結びつく

誘導法則を高次に有効利用することにより

二酸化炭素の発生率

を抑制するのは

つまり決して不可能なことではないのだ
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創 意 工 夫

2017-12-24 10:01:36 | Weblog
電気自動車EVに関わる

知られざる課題

とされているものの一つ



移動空間の快適性

の安定的確保

というその点になるだろう


一充電当たりの走行距離

を最大限

へと高めることができた

ところで

快適空間の維持

に電力を消費すればするほど

充電しなければならなくなる

タイミングは短くなる

快適性能を犠牲にすることで

走行距離の確保を

かろうじて

成り立たせてきた

というのが正直なところ


快適な移動空間を犠牲にしなければ

走行距離を稼げない

というのがEVの偽らざる

欠陥

となっていた


移動距離と快適性の同時成立

の要請にメーカーが応えようとすれば

現時点で到達している

その技術レベルでは

到底不可能


問題解決能力の不在が

EVの潜在需要を引き出せなくした

ことは言うを待たない


自動車メーカーは快適性への配慮を

意図的に怠り

移動距離の数値だけを問題視した

充電するための強制的停止状態

になるその頻度を

少なくすることができさえすれば

市場が遅れて追随してくる

だろう

と相変わらず妄想している


移動空間の温度調節以外にも

電力消費を必要とするものは

他にたくさん

残されている


運転しながら音楽を聴きたい

というドライバーにとって

走行距離が確保されたところで

車内の音響効果が失われたまま

であるのなら

移動体としての価値

は失われてしまう


GPSを搭載するナビゲーションシステム

が消費する電力を惜しんで

長距離走行を優先

したところで

目的地に辿りつく

ことができなかったのであれば

利器としての性能は

無きに等しいものとなる


モバイル端末を

車内で充電する

ことを諦めて

長距離移動を堪能する

ことを選んでも

満足は得られまい


EVの接近を歩行者に伝えるために

電力の消費を極力

惜しんだのだったからこそ

EVが危険な乗り物

であると不正な位置づけが

横行する状況が

生み落された


エネルギー支出を

可能な限り

精一杯抑えなければ

移動距離を稼げない現状のEV



一体どのような価値

があるというのだろうか


EVの普及を急ぎたいなら

移動中でも充電することが可能

なポータブル電源システムの開発を

何にも増して

急ぐべきであったのだ


順当な手続きを踏まずに

市場投入を

ヤミクモに急いだ

ということが

無駄な開発投資を積み重ねる

という経過と結果とに

やっと今

繋がった


当然のことながら

ハイブリッドタイプの移動体は

その存在価値を

真っ先に失うこととなり

未熟な市場にしかなっていない

EVの開発競争への

遅ればせな参入

を強いられる結果へと繋がった


内燃機関の排熱を利用する従来の暖房と

エンジンの回転力に便乗した

オルタネーターを補助電源

として用いる

古典的な移動体の存在意義は

EVが意図的に課題視してこなかった

それぞれの分野で

エネルギー効率の到達度の違い

を際立たせ

逆に古き良き時代の産物の性能

を却って詳らかにしてみせる契機

となった


EVに備わる

これらの根源的な欠陥

を敢えて見落としている以上

新市場の獲得は

予見不可能

当然ながら温室効果ガスの

排出量削減に寄与するかどうか

さえ疑わしく思わせている


移動体に備わる

その不効率性というものが

実現可能性を凌駕する

段階から逸早く

抜け出すことができない限り

市場支配と付加的に与えられるその権能

を保持する機会

は当然ながら得られない


EVが機能的に進化を遂げたところで

最大の欠陥

である小型電源の開発

に成功しなければ

キーテクノロジーの提供者

の傘下に入ることが
    
設定された身の定め


この問題をEVメーカーが解決したとき

電力業界が生み出している

温室効果ガスの総て

が消えてなくなるきっかけ



文明は晴れて手にすることだろう


利益優先型の市場経済型ビジネス

というシステムは

資本集約化の時代を閲して

一定の深化を遂げはしたものの

それは環境の劣化と

引き換えだった

ということに

世界を遅れて気づかせた


いまほど文明の真価

が問われている

深刻な時代は

嘗てない


問題の所在がみえていない

世界中の知識階級は

市場創出を狙って

資本の集約を闇雲に急ぎ

パリ協定を締結させたことにより

課題の解決が可能となる

いつのことだかさえ分からない

その日

がくるまでの間

現状の快適な暮らし

を少しでも長く続けたい

と願うようになっている


これが問題の本質

を見失っているその証拠

エネルギー密度を高めるのは

確かに有効ではあるのだが

飽和点という壁

の存在に気付かないふり

をして見果てぬ夢に

相変わらず永く囚われている


何と愚かなことであることか


効率の良い小型オルタネーターが不在

であるというそのたった一つの理由が

突破口を開く最終手段となり得る

開発投資をこの点に集約することで

創意工夫の機会がやってくる

問題の本質

を見失っているあいだ

損失を取り戻す

などということは

愚か者のタワゴト

でありつづける


無駄な損失を徒に連ね

富を失い

繁栄を手放し

遍在するようになった

利益と富を互いに奪い合う

過去の不毛な時代を再現する

サイクルへと

繰り返し嵌りこむ


投資の失敗が損失の温床となり

過去の歴史を

一から再び繰り返す

という其の循環が

滝壺という入り口となって

待ち構えている


ローマ帝国時代の奴隷労働

を前提とする古典的繁栄

の再来を急がせる


確定している史実

に鑑みるならならば

その後に発生した植民地政策

という方法もまた

階級差を増長させ

結果として

世界大戦へと文明を引き込み

核兵器の実戦使用へと

最終的に繋がった


北朝鮮が目指している核の保有

という対応法は

パワーポリティックスが生んだ

退行現象という意味をもつ

正しい学習を実践することができた

とするためには

環境問題とエネルギー問題の

同時的解決を

成り立たせることが

枠組みの更新を行ってきた

その機会のある毎に

既に達成されていた筈なのだ


学力重視に特化した

高等教育の成果

は思考力の減退を伴う

知識階級の劣化となって

批判精神を奪い去り

国際間の様々な軋轢を

一層顕在化させただけだった


資本集約型産業は

デフレ経済へと至らしめると同時に

環境の復元義務を

この文明へと

義務として残した


課題解決のソリューションを

速やかに抽出

することができなければ

混乱とそれによる混迷の時代

が再び

やってくるだろう


奴隷労働と植民地主義の蔓延は

いずれも

帝国主義の産物

であるということを

ここらで

再確認しておく必要があるだろう

歴史に学ばざる者は

信じる道を突き進み

ついに滅びることとなる
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存 在 意 義

2017-12-17 06:41:08 | Weblog
地下資源の燃焼

を必要とするあらゆる装置



その酸化作用の影響



必然的に

地球環境へと及ぼし

温室効果を高める

有害なものとならざるを得ない


炭素(C)系資源では

大気成分の21%を占める

酸素O2をとり込んで

温室効果ガスCO2を合成し

気候変動要因の主成分

となって異常気象を発現させている


水素(H)系資源では

水H2OをCO2の二倍多く

生産し

地表の水没を急がせている


直接燃焼が可能な地下資源

はその殆どが

炭化水素系であることから

炭素と水素とがその主成分

となっている


その代表的存在が

メタンCH4であることは

ここで繰り返し言及している


地下資源を燃やすと

最大の比率を占める

大気中の温室効果ガス

を量産するだけでなく

気体の水

つまり水蒸気を

大気中へと放散する

結果を生む


気体の水は雲というカタチ

で目で見ることができるものとなり

一方の二酸化炭素はというと

無色無臭で

目には見えない


その大気中濃度が上昇した

ということで

気候変動要因が増え

低気圧という名の上昇気流を

対流圏で強化しただけでなく

高気圧という名の下降気流

となったものが

次の段階で

低気圧を逆に発達させる

きっかけとなる


温室効果で海面温度が上昇し

発達する低気圧となった勢力は

気圧差をより一層拡大し

強風を募らせる


異常に発達した低気圧は

太平洋では台風と呼ばれ

大西洋ではハリケーンとなり

インド洋付近ではサイクロン

として地上に暴風雨を与え

自然界に於いて

強い力を発揮して

多くのものを破壊する


温室効果を生み出している

最大成分であるCO2は

それが占める大気中の濃度は

現時点で403ppmへと達し

更に増加し続けている


ppmは百万分比のことであることから

百分比にすると

それは0.00043%

ということになる


増えたとはいえ

たったこれだけでしかない

CO2が

巨大な自然現象となって

顕在化する時代がやってきた


気候変動を問題視するようになった

80年代後半の段階で

CO2濃度は340ppmとされていた

97年暮れの京都会議

COP3を経て

世界中でCO2削減

に取り組んできたのだったが

結果を見ると

CO2濃度はまったく減らず

一貫して

増え続けていた


実効性を失ったままの温暖化防止対策

の結果に限界を悟った

国連の環境部会は

パリ協定へとシフトすることで

規制強化へと踏み切った


だが

問題の本質を見失っていることが

明らか

という事実に目を背け

達成期限を今世末までに引き伸ばす

ことによって

代替電源が登場するまでの間

猶予期間を挿入し

免罪符を手に入れた気分で

罰則を適用しない規制状態で

エネルギー消費の抑制

をその猶予期間の間

当事者に一任する

という決定を下すに至った


温暖化に関する諸悪の根源

は炭化水素

即ちメタンの燃焼に他ならず

熱エネルギーの中間的関与

というプロセスが

気候変動を生み出す

直接的な要因となったのだった


天然ガスはこのメタンが主成分

となっていることから

ガスを燃やせば燃やすほど

温暖化と地表の水没が

同時進行する

という現実を

より一層際立たせることとなる


メタン系資源の最大の供給国

となったのが新興勢力と位置づけられる

アメリカだった

パリ協定からアメリカが一方的に離脱

したのには理由があるのだ

メタン資源を供給する新興勢力は

これまでエネルギー産業を支配する立場

にあった産油国を

供給価格に於いて譲歩させ

競争力を失った

すべての産油国に

減産体制を敷くよう強要し

エネルギーコストを制御したその効果で

国際経済の成長に

強い推進力

を発揮する存在となって

君臨する体制を確立し

相場の方向付けを行い

市場規模の拡大

で巨額の利益を得ることが

容易にできた


この情勢を導いた

当の

アメリカにしてみれば

温室効果など嘘っぱち

であって欲しい



そう願っているに違いない


一連の情勢の変化の趨勢に準拠するなら

温暖化による気候変動要因

の増加は

紛れもなく

避け難いこととなる


現状で実行することが可能だ

といえる項目は

内燃機関型移動体の総電気化

以外に残された道

は今のところ

見当たらない


ハイブリッド方式を牽引してきた

日本の自動車メーカーにしてみれば

その経験と能力とを生かす道

はEV化の波によって

完全に閉ざされた


加減速の調節をドライバーが行うことで

変速装置の多段階化を推進し

走行性能を楽しむことが

運転する愉しみを人に与える


AIにはできない

数秒先の予測

とそこへと至る過程で生じる変化

に対応する瞬時の状況判断

などで差がつくと

無人の自動運転方式のEVは

ヒマとカネのある階層向けの

限定的な移動体

に過ぎない

という評価が定まる


AT化が進んだ自動車産業で

MT化への回帰現象が

再び注目されている


どのような最先端技術でも

利用する側であるヒトの満足

を引き出せなければ

無駄な投資を

ただ単に

積み上げて

損失の拡大

という結果を残すのみ


EVにAIを搭載したところで

受益者であるヒト

を満足させることができなければ

合理性はそこに宿らず

価値の喪失を招いて

終る


限定的な機能は

短命である

という共通の特徴を有する


IT革命がそうだったし

IOTもまたそうなる運命

の下にある

願望主導型の技術革新は

必然性の裏打ちがない

という其の点で

いつも

需要の拡大に寄与しない
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構 成 要 素

2017-12-10 10:05:12 | Weblog
交流電流による長距離高圧送電

という今できているその形式を

これからも更に続けていくのであれば

温室効果ガスの濃度上昇

を止める術を見出すのは

絶対に

不可能


送電を必要としない方法の開発が

未来社会の持続可能性を生み出す

根拠となって

文明に作用する


例えば

住宅が必要とする

交流発電機を独立した状態で

分散配置することによって

温暖化の原因である

二酸化炭素の大気圏内への放出

を止めることが

可能となる


家庭用の電圧は

たった100ボルト

の低電圧であるに過ぎない

この程度の小型電源なら

既存のものを改造する

程度のことで対応が

可能


この独立分散型の小型電源を

住宅内部に潜ませることにより

自家発電システムを足り立たせてやれば

地下資源を用いない電源系



最終的に創出する

という成果を手に入れることは

比較的だが容易にできる

誘導法則を理解していたのであれば

そんなことは トックノ 昔に

世界中でできていた筈のこと


一寸した工夫を凝らす必要があるにせよ

その方法に気付くか否か

ということが

未来文明のあるべき姿を

改めて決めるための

決定因子


直流と交流との違い

をこれまで何一つ

弁別して対応してこなかった

ということが

二種類の温室効果ガス

即ちCO2とH2Oの濃度を

一貫して高め続けさせていた


水蒸気にも温室効果があることは

よく知られている事実

気化熱や放射冷却現象

によって日常的に

伝えられている

ことに過ぎないほど

それはありふれたコト


雲が冬空を蔽っている日には

保温効果を発揮することで

地表の熱を閉じ込める

反対に熱した地表を冷やす散水が

そこにあった熱を上空へと持ち去り

周辺がすぐ涼しくなつのは

運び去ったその気化熱が

今度は反対に

上空を部分的に温める


これはエネルギー保存則として

よく知られていることである


温暖化という文明が解決すべき

その現象は

二酸化炭素濃度の上昇のみならず

水蒸気との相乗効果を引き起こす

単にCO2だけの問題だと思い込んでいると

判断を誤って

見当を外した結果を

自らの手で差し招く


水蒸気がもつ温室効果

の関与を見落としていると

温暖化が伝えているメッセージ

の意味を

見誤っていることに

永久に気付けない


燃やすことができる地下資源の多くは

炭化水素と概括される

地下資源に属しており

その代表的存在が

メタンCH4なのである


メタンは単体で

二酸化炭素の24倍の温室効果をもっている

これを敢えて燃やすことで得た

その酸化作用で

炭素Cは二つの酸素と結びつき

一分子のCO2となるその一方で

四つの水素Hは

同様の酸化反応で

二つのH2Oを

二次的に同時生成する


CO2は紫外線で分解するけれど

H2Oは自然条件の下では分解しない

外部エネルギーを人為的に与えない限り

水分子としての安定性を

トワに保ちつづける


こうして地球が持つ水の絶対量は

文明がエネルギーと交換してきた歴史的事実

によって

徐々に増えてゆくこととなり

地表を緩慢に水没させながら

海岸線の縮小を推し進めてきた


水が勝手に分解しない

という極めて安定した化合物

だということが

フクシマ第一原発の水素爆発

の規模を一層高める結果

へと繋がった


冷却水の循環を成り立たせていた

ディーゼルエンジンの停止

が原子炉の熱暴走を許し

大量の水を熱分解したことによる

水素と酸素へと

それぞれが分離したことにより

水素の濃度を高め

原子炉建屋の密閉された空間に

水素と酸素とが

執拗に満たされいったその状態

がこの爆発の威力を大いに高めた


核分裂反応が進み

金属の温度を執拗に高め

大量の冷却水を熱分解させ

金属製の配管に蓄えられた高温

が起爆剤となって

水素爆発を複数回

引き起す事態を生んだ


水素分子H2は互いに遠ざけ合う

という避け難い性質を強くもっており

それが堅牢な密閉空間に

時の経過と共に満たされていった

高圧環境が水素分子の膨張圧力を高め

それがあの日

開放されたことで

放射能を世界中に拡散させた


原子炉を蔽っているコンクリートの壁

の厚みは2メートルもあったのだが

その頑丈な設えが却って災いし

爆発の威力を一層高める効果

を発揮したのは皮肉な経過

人知の浅はかさを知らされても

その方法から

文明は離れることが

未だにできない


原発を破壊するには

冷却水の循環を遮断するか

ポンプを動かすための電源ケーブル

を切断するかすればよい

ということを

3・11で生じた大津波は

世界中に教え伝える実例

となった


電源立地の独立分散化という方法は

送電するための高圧送電の存在理由

を短期間かつ

低コストで消し去る

低圧の小規模な電源を

各戸に配布するだけのことで

温暖化を止めることが

すぐにでも可能となる

地下資源を用いない方法を採用する

というのがこの方法の肝


課題は運動エネルギーの与え方

それ一つだけなの

地下資源を用いない

方法に限定することで

エネルギーコストは極限の水準

へと一気に低下することとなり

高い経済性能を発揮する効果を

文明社会へとやがて連れてくる


問題の本質を

見失ったままで過ごしていると

環境の劣化だけでなく

経済の低迷をも引き起こすこととなり

己の手で己の首を

絞めつける


世界規模のデフレ化と

止まらない温暖化とは

こうして同一の歩調をとって

闊歩するようになったのだった


温暖化には

環境と経済の危機

を示す指標という意味が与えられている

判断の過ちは

文明のサスティナビリティをも

左右する淘汰圧

となって逆向きに作用する


認識能力の欠陥を生み出したものは

教育の高度化を目指してきた

知識階級の独善と

それによる判断の誤りの連鎖

がその起源となった

問題の所在を理解すれば

有効解を手に入れることは

タヤスイ

事実誤認を悟れない知識人のすべて



文明の淘汰を推し進める

その主体成分の構成要素

となっている
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生 産 効 率

2017-12-03 09:45:07 | Weblog
一向に止まらない温暖化

という現状が示す

長期化した怪異現象とその経過は

文明が直流電流と

交流電流との違いを理解することなく

ただ単に混同している

ことに今尚気付かない

という牢固たるその姿勢が禍となり

環境に対して

不健全に作用した

当然の帰結

に過ぎない


問題の解決を図っていながら

実効性をいつまで経っても引き出せない

という不毛な顛末を導き

損失の山を築いて

経済成長の足を引っ張り

温暖化防止対策が果たすべき役割

を遠ざけて

徒に

問題の解決を先延ばし

するという粗末な経過

を世に残す事態を生んだ


直流電流(DC)は電池電源を起点とし

それによる回路

を成り立たせることで

負荷に対応した正味の電流を

所定の電圧条件で

正確に誘導する

ことを可能ならしめた


ところが交流電流(AC)では

もう一つの電流(オルタナティブ カレント)を

自動的に帯同することとなり

ベクトルを180度異にする

二種類の電流を同時に生みだす

という結果を残した


この形態をとることで

磁場変化の割合を大きく高め

その効果で起電力の制御を

自在に行えるようになった

このときから送電するための方法

である交流が電力輸送の基礎となり

電気製品を動かすための直流電流

を生むその母体となって機能した


性質を異にする二種類の電流の併存

という状態は

とても危険性が高く

電流同士が触れ合っただけで

ショートして発火することとなる


このため一方の電流を

送電端の一方で

予め絶縁処理しておくことによって

電流値がゼロで

電圧だけを具有する

という条件を与えることが

一般化した


これは実数と虚数の関係

として説明できることから

数式で説明する際には

複素数を用いることが

通例となった


実際に存在する電流があるその一方で

電流は不在だが

電圧だけが単独で存在する

という上下に分かれた波形

で電圧振動が描かれる


山型の波に電流電圧があるとしたとき

谷型の波には電圧だけがあり

電流は不在

という波形が現れる


交流電流の波は

山型を示す電圧の分布と

谷型を示す電圧の分布

の双方でなりたっている


この上下に分かれる二つの波の連続が

二次元で表現されるあの

回転角をもつ独特の波形

を成り立たせ

それが電流電圧の変化を体現する

交流電流となることで

長距離高圧送電を可能ならしめ

送電効率を高め

電流損失

を最小化する役に立っている


交流の波形を形作らせているのは

磁石の持つ極性の違い

要するに

それだけなのだ


SとNからなる磁極の違いは

発電機に於いて

右向きの電流を生むその一方で

左向きに流れる別(オルタナティブ)の電流

も同時生成する仕組み

を足り立たせている

この磁極が切り替わるその頻度が

周波数を生み出すことで

交流電流を特徴づけている


毎秒50回の頻度で磁極が切り替わるとき

それは50ヘルツの交流電流となり

毎分3600回の頻度となるなら

それは60ヘルツの交流電流となる

周波数とは要するに

発電機の回転数によって

与えられるものなのだ


このことは電力需要を減らす目的で

どれほど大量に節電したとしても

周波数変動を許容できない

商用電源では

化石燃料の消費を減らすことが

本質的にできない

という事実を立証するための

絶対的な基本条件なのである


火力発電所の多くは

蒸気圧を高めることで

電磁相互作用を生み出している

磁場が生む回転抵抗を打ち消すための

強い円運動の継続を

化石燃料の安定的消費

が支えている

という仕組みが

温暖化を止まらないようにした


節電を世界中で実行していながら

CO2は却って逆に増えていた

その理由は交流送電が

電力輸送のインフラ

となっていたからだった


化石燃料の消費を抑制すれば

蒸気圧は低下する

蒸気タービンの回転力が落ちれば

磁気抵抗を打ち消す力は減殺され

発電機の円運動量は後退する


こうして磁場変化が量的に減少すると

周波数も同じ割合で変化する

このため周波数変動が惹起され

それまで安定していた周波数は

俄かに乱れて不安定化する

こうして化石燃料の消費を節約すると

周波数変動と電圧変動とが

同時生成するようになってしまう

その事実を承知の上で

世界中の電力業界は

地下資源の輸入量を

永久に減らすことができない

身分となることを

エジソンとテスラによる直交戦争を経て

最終的に選び取った

という歴史的経緯が

温暖化を止まらないものにした


乱れた周波数は電力の品位を大きく引き下げ

使い物にならない電力を

意味もなく量産し続ける

この無駄が生む損失と

周波数変動による短絡の発生

という危険性の増加とが

電力業界の足枷となり

温室効果ガスの削減を

実行不可能なものにしただけでなく

業界全体を秘密主義の温床とした


世界中がこのような状況になっている

ということが京都議定書をパリ協定へと

変更させたたった一つしかない

その理由


節電が無効なだけでなく

再生可能エネルギーの大量導入に於いても

地下資源の燃焼量を

減らす効果を

最初から失っていた


交流送電という形態は

どんなに優れた外部電源を導入したとしても

それが周波数変動の原因となる以上

地下資源の燃焼を

量的に減らす効果を

永遠に引き出せないようにしてしまう


周波数を安定的に堅持することが

電力業界の責務

となっている以上

どのような省エネ節電対策も

環境的に無効となり

再生可能エネルギーの設置を

急いでみたところで

どのような成果も引き出せなかった

という粗末な結果

だけがこうして残されたのだった


室効果ガスの濃度のみが

時の経過と共に只管積み上がていく

という仕組みを成り立たせる時代

が文明の本質をこれからも

試し続けることとなる


このメカニズムが

省エネ節電の励行や

自然エネルギーの大量投与では

大気中の温室効果ガスの濃度低減

にはまったく寄与していなかった

という現実の確認を閲して

気候変動要因が生むその危機感を

より一層深刻なものにした


教育の高度化を急いだ

ということが学力の効率化を導き

知識の量的拡大を急がせて

考えるための十分な時間

を惜しむ結果を教育の場へと齎した


思考力の減退は

批判精神の劣化を招き

原因がそれ

と分かっていながら

その生成を制御することができない

という知識階級を世界中に生み出した


地下資源に依らない

運動エネルギーの導出法を見出せば

気候変動要因は

最終的に消滅する

呆気ないほど

それは簡単なことである


問題認識能力の不在こそ

止まらない温暖化と

画一的で定型的

且つ同質的な認識パターン

の生みの親

学力が差別化するための方便

となっている以上

生産性の向上を

最早

期待するべきではなかろう
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