こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

は や み ち

2014-10-26 08:23:23 | Weblog
止まろうとしない温暖化

をひたすら募らせてゆく一方

となっている大気圏の状態を放置し

異変を止められると錯誤した文明は

EUに於いて

二酸化炭素の排出量の削減目標を

1990年の実績値より

6%減らす

とした京都議定書の目標に

実効性が不在であったことから

修正を施し

2030年度末までに

更に34%増やした合計で

40%と大きく減らす

目標を

このほど

独自に設定した


マイナス6%の削減率が

何故達成できなかったのか

という理由を調査しないまま

目標値だけを只高めることで

それが達成できる

としたその認識の甘さが

将来に

再び

禍根を残すことになる


問題の本質が見えていないとき

有効解



絶対に

得られない

世界中の経済対策が

いま

まさに

その弊害を蒙っているように

劣化し続けている状況の改善は

まったく以て

期待に反する事態

となった

世界経済の見通しは

楽観することを許さない

どんどん苛烈なものになって

ゆきつつある


当面する課題の一つでも

合理的に解消することができるためには

問題の本質が

当事者に

しっかりと

見据えられていなければならない


見落とされている項目の

それぞれの要素と要因とが

多ければ多いほど

結果は期待に背くものとなる


温暖化対策だけに

焦点を絞り込むと

無効であることが分かっている

既存の対策を

どんなに拡張していったところで

有効性は引き出せない

と断定するのが

妥当


エネルギー消費をこぞって抑制し

再生エネルギーへの切り替えを急ぎ

排出権取引を導入してきたにも関わらず

大気中の二酸化炭素は

着実に

却って増えていた


減っていなければならない筈の

温室効果ガスの主要成分

である二酸化炭素は

安定した状態で

増加し続けている

ということなのだ


1930年までの15年という短い期間で

不可能だったマイナス6%を

マイナス40%へと嵩上げするための

新たな根拠は

不明である


有効性が実証されていない方法では

問題の解決に結びつきようがなかろう


状況はどんどん悪化する一方

という展開へと陥ることは

当然のこと

避けがたい


実体のない名目値を積み上げていけば

臨界となる領域を超えたところで

それが実効値へと変化する

などということは

あり得ない

減らすべきは帳簿上の値ではなく

大気中に存在する

現実の

有害な

ガスの量


電力消費の削減値を

名目でどれほど増やすことができたにせよ

それで温暖化が実際に止まる

などということは

ない


石油とガスの消費を減らすことで

温室効果ガスが連動して下がるケースは

内燃機関とその他の燃焼炉

に限られる


この方法を電力分野にも当てはめていた

ということが

温暖化をとまらないものにした

最大の理由


化石燃料の消費量を抑制する方法

によるのではなく

化石燃料の輸入量の低下

を基準として見る方法

へとスタンダードを改めない限り

どこまでいっても

元の木阿弥


地下資源の「消費」割合の推移

ばかりに拘っていると

消費を減らして得た削減値

は確かに増加するけれど

二酸化炭素のppm値は

反対に高まり続けるようになる


これが温暖化を止められないものにしてきた

たったひとつの

原因なのだ


交流の電気は

周波数という属性を

永久に手放すことができない

周波数とは磁石のNとSからなる極性が

定期的に切り替わることによって

得られる周期性のこと

それは通常

波様の形となって現れる


N極がつくる磁界が右向きの電流を生むとするなら

S極の磁界で生じる電流は

それに逆転した方向へと流れでる


交流の波形は電圧の分布を表し

山型の波が右へ向かう電流がもつ

電圧の遷移を示しているとき

谷型の波は

左へ向かう電圧の遷移形態であることを

意味するものとなる

交流電源の端子は一方が絶縁されており

電流は従って不在であり

電圧だけがそこにとり残される


交流は

電圧の分布がつくる波の形

が安定していないと

エネルギーとしては

使いものにならない


周波数のばらつきは

無効電力の生みの親

一端が絶縁されていない交流は

一寸したことですぐショートし

危険性は大いに高まる


発電所では

発電機を常時

安定した状態で回し続けていることを強制され

それ故に

電力消費が大幅に減った深夜であっても

燃焼炉の熱を維持していなければならなくなっている

そこで採用されたのが

割安な深夜電力料金制度


蒸気発電という形式では

蒸気圧の低下は絶対に起きてはならず

そのために

不断の燃焼が維持されている

という状態の維持に

強く縛られていた


消費者がどれほど多く節電したとしても

発電所では

燃焼炉に送る化石燃料の供給量を

減らすことができない

絶対に


これは交流送電が受けなければならない

宿命であるからだ


自動車のエンジンならスイッチを切れば

燃料の供給と消費は止まる

発電所以外の一般的な燃焼炉でも

結果は同じ


電力業界だけが

地下資源の安定的消費

に縛られている

その事実を糊塗するために

己の利益を圧縮する

ことにしかならない節電を

消費者に執拗に求め

そこで生じた多額の損失を補填する目的で

料金値上げを行って回収を果たす

という対応を繰り返す


要するに

止まらない温暖化の元凶は

電力業界の秘密主義

にまで収斂し

その後はじめて

本当の理由が人の目に見えてくる


問題の本質は

交流送電を成り立たせているその仕組みにあり

国会が理解できないまま

業界の言いなりになって

見過ごしていた交流送電の問題点を

延々と放置し続けている

というその点

にこそあったのだった


交流電流の組成と成り立ちを

国会がもし承知していたのであれば

節電に効果がない

ということは自明の理となっており

実効のない温暖化対策を連ねて

国富を浪費する愚かな行為を

続けていることはできなかった筈である


交流送電について

国会が改めて

学習しようとした事実はなく

そのために電力業界の秘密主義を

現在までのさばらせてきた

その意味で国会の無知

が招いた損失の規模は

巨大

それは財政の結果である累積債務の総額

1000兆円以上の債務となって

国民の暮らしを

押しつぶそうするまでになっている


国会がもっていなければならない

健全な思考力の不在は

知育偏重の教育制度の結果の一つ

それを洗練させる姿勢を貫きてきた

文部行政の欠陥に

こそ

起因する弊害の産物なのだ


温暖化現象というものは

高等教育を極めてきた

それ故に

思考力を失ってしまった

世界中の優れた能力をもつ指導者たち

によって

生み出されてきたもの


二酸化炭素濃度を引き下げるためには

発電技術の総点検

から始めるのが

はやみち


環境負荷がなく

かつ低廉なエネルギー創出法

を急ぎ編み出さない限り

文明の余命は知れたもの

思考力を取り戻すことができさえすれば

置き忘れた有効解を

すぐに見つけだす

法則は宇宙草創期の段階で

人類へと夙に与えられていた
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2014-10-19 07:53:55 | Weblog
落ちるところまで落ちないと

沈下から

浮上へと

反転することは

そもそも

できない


現状が示す

果てしなく見えるほどの

国の劣化とその持続



そこへ至るめの必要なプログロラム

として機能する

このプロセスを跳躍しては

ならない


情報を統合することができなければ

結果が出るまでの間

ただ

待っていることしかできない

まことに愚かなこと


経済政策の度重なる失敗

を謙虚に認めることができなかった

ということが

その後の失われた20年と

デフレ経済の発生に

寄与した

という事実が確定していながらも

なお

フィードバックが一向にかからない


同じ過ちを

ただ

ひたすら

繰り返すだけの日々が

今日まで

連綿として

続いている


アベノミクスの失敗は

計画段階で既に明らかだったのだが

警告として

指摘していたのはごく一部のみ

国民の大多数は

儚い期待と知りつつも

辛抱強く

見守ることしかできずにいた


収入の増加を伴わない物価の上昇は

可処分所得を減らすことが

できた 

だけ

国民の暮らしは当然逼迫し

財政はますます悪化する一方

となる展開へと陥ってしまった


理の当然というべきこと か


恒常的に増え続ける一方で

ちっとも減ろうとしない国家予算の規模は

引き伸ばされた景気の低迷と

人口の減少による税収の低下を

国債の増発

で補填する

という財務体質となることを

構造的に押し付け

負債総額は

年年 歳歳

増え続ける一方のまま

消費税の税率を一層引き上げることで

増えない税収を補う

という姿勢を官僚に取らせることを

国会に当然視させている


税収を増やして

国の債務を速やかに減らし

財務体質を健全化させるためには

増税という方法によってではなく

経済を活発化させる別の対策を

最優先で

講じていなければならなかった


税率を高めると税収が増える

という理屈は筋が通らない


この国の指導者階級一般

がもつその認識の甘さ



国家の衰亡を急がせる

ことにしか繋がっていなかった

というその事実が確定するのは

あと僅か


尻に火が着いて

脳が熱さを感じるようになるまで

官僚による身勝手な税率の増加は

圧力として

国民に等しくふりかかる


国民がそれによって失う資産は増し

貧困の度合いは

連動してより早く高まる

消費が増えていなかったのであれば

総需要は当然低下している

只 それだけのこと

問題の本質は

きわめて

単純であり

かつ

素朴


知識の量的拡大

を目指してきたこれまでの教育は

学生に思考力の低下を強要するものとなり

判断力を奪う

という望ましからざる効果を

発揮するものとなる

定め


ある問題について

それを掘り下げるための努力

を重ねる時間があるのなら

新たな別の問題を解くために使わせ

知識量の

時を惜しんでする獲得競争に

努めることで

差別化を促す足がかりとする

というのが現行の教育制度の

基本的な条件


他者を選別するその過程で

明確に

自己と差別し

最終的に

就職するための企業との接点が

進学プロセスの初期段階で

早々と決められる

という仕組みの維持に

異を唱えてきた者の数は

極めてすくない


不利な条件であることを

承知の上で

甘受しなければならない

という教育にまつわる一連の

公平ならざる仕組み



戦後

一貫して成り立たせてきた

ということが

日本の特徴的な教育制度を

これまで無批判に発達させてきた

原動力となっている


国民はその功罪を

いま

速やかに判断しなければならない

その時

を迎えている


学生運動が華やかなりしあの頃

闘争が頂点に達し

学生がキャンパスから

一時的に排除されたそのあと

教育機関と産業界は

内申点に基づいた選抜へと特化してゆき

反抗的な学生をシステマティックな方法で

排除する

というモデルを短期間で誂えた


社員を登用するための選抜に於いても

それにより一層の磨きをかける

という風潮を生み出した

学校によるブランド化は

企業のブランド化に

ほぼリンクしており

それは次第に

洗練

されたものへと変化していった


知識の吸収を急ぐために

思考力を鍛えてこなかった学生たちは

問題に直面したとき

どうすればよいのか

ということすら分からなくなる

という特徴的な共通点が観察されている


指示がなければ動くことすらできず

マニュアルがそこになければ

何一つ

判断することもできない

という現実はこのようにして

教育制度の変化の過程で生み出されてきた


教育の欠陥が引き出したこれら一連の課題は

そのままの状態で放置され

選抜の仕組みを先鋭化する

方向へと

執拗にシフトすることを求められている


学びはもはや学生のもつ死生観

宇宙観

などの必須の認識を

育むためのものではなくなっており

他者を差別化するための単なるツール

へと堕していた


こうして企業は活力を緩慢に失っていき

市場競争力を高めることもできなくなり

緩慢に衰弱する道を

うつむいて

辿り続けていく運命から

逃れられなくなっていく


国は

判断の正当性を確かめたことのない国会で

誤った判断を

それと知らずに

善と信じて採用し

国民をキモウし

困惑させながら

人知れず緩慢に

困窮させていくその道を

ひたすら歩み続けさせてきた


この国の現状は

まさしく

教育の結果

であるにほかならぬ


考える力が残されていたのであれば

アベノミクスが失敗する経済政策であることは

自明の理であった

また

止まらない温暖化のわけを探っていたなら

再生可能エネルギーの強制的買い取り制度が

早晩破綻することは

実施する以前の段階で

明瞭に

理解されていた


どんなに優秀な頭脳であったとしても

考える力が不在なら

ただ の ばか

大学へ行くと馬鹿になる

のは正論なのだ


どんなに知識の量が高くても

思考力が乏しければ

愚かなる結果が

粛々として訪れる


現実は雄弁である


この国の進学就職システムというものには

重大な欠陥のあることが

かねてから指摘されていた

学力は

クイズ番組でしか役立てる機会がなく

実社会で応用する場は限られている


知識の意味を知らなければ

仕事で有効に使うこともできない

こうして誤った判断が累々として

積み重ねられてゆき

国はどんどん貧しくなることを

自らの選択によって

強いられるようになっていった


この事実すら

まったく理解されていなかった

思考力の不在は

無批判な国民をただ繁茂させ

それによる国会の低迷を

大いに劣悪化するように仕向け

民主主義それ自体の価値を

諸悪の根源へと導いた


民主主義は多数派の跋扈を許し

国の低迷を急がせる

それが

劣化するシステム

という位置づけを

民主主義へと与えていく


批判精神の欠如は

国の存立を危うくする


財務体質の劣化は

1000兆円を突破すた国の債務に明らかだ

20年で五倍の規模に達した国の借金は

政策判断の拙さ

以外の何物でもない


教育の高度化は

思考力に欠ける指導者たちを

あまた生み出すという経過を導き

それにより

国の劣化を速めさせるよう促してきた


このことは

教育の在り方を見直せば

問題の改善が期待できる

という意味を持つ


知識は使わなければ価値がない

交流電流の組成

を知らなかった指導者たちの手によって

温暖化防止名目の

莫大な規模に達する国の予算が

なんら実効をあげることなく

ただ

無駄に

毎年地の底へと放擲されるままとなっている

これで経済が復興すると思っているのだから

国会のめでたさはこの上ない


膨大な損失の積み重ね

をまったく惜しまない

でいられるというのは

国がもつ認識能力の欠如

そのものを映し出していることだった


問題の所在が見えていたのであれば

そもそも判断を間違えるようなことなどはあり得ず

あらゆる対策は有効裏に

機能するようになっていた


一足す一が二以下

となっている現実が生じているとき

疑うべきは

当事者の持つ認識能力と

その妥当性の有無

なのである

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増 幅 電 力

2014-10-12 07:26:20 | Weblog
原発は無くてもよい

寧ろ

無い方が

もっと

よい

原発がkすべて消えたとしても

電力不足は起きない

これは既に

日本で

実証されている

事実


燃料代が多少上がったところで

放射性廃棄物の処理や

被爆汚染物を

除染するための費用を

上回ることは

ない


電気は増やして使うもの

というのが電力業界の鉄則

電信柱を繋いでいる低圧の配電線や

鉄塔が結ぶ高圧の送電線などは

変圧の過程で

電流を

制限なく

増やすことができるようになっていて

電気エネルギーを

増幅して生み出せる

そんな仕組みが既にできている


配電線は

その源流部に末端の変電所があり

そこから先には

熱による電力発生装置

と思しきものは

見当たらない


つまり発電機なしで

電力輸送を果てしなく行える

というシステムが成り立っている

その秘密はトランスにある

トランスは変圧するためだけのものではなく

誘導電流を生み出す

という能力をもっている

このため

誘導電源という名称で呼ばれることがある


要するに

電力をリサイクルする仕組みが

トランスには内臓されていて

それを人知れず活用することで

電力会社の収益が高められている

という訳


東電の収入の80%は

この住宅地に張り巡らされた

配電系統が生み出している利益

であることを意味する

いわゆる家庭で使うための

電灯用電力であり

残りの20%が

産業用電力に属する利益からのもの

とされている


50ヘルツの周波数をもつ

東日本エリアの交流電流は

配電系統を流れる時

その電圧は

6600ボルトに統一されている

60ヘルツのエリアなら

7700ボルト


これは発電機の回転数によって

自動的に決まること

毎分3000回転する電源は

毎秒50回の頻度で

磁石の極性を切り替えている


起電力というものは

「磁束密度と磁場変化の割合」で決まっており

回転数は磁場変化の量を規定する

この回転数の設定が

周波数の違いとなり

起電力に差をつけている

6600ボルトと7700ボルトとの

電圧を帯びた電流が担うその差は

磁場変化する量の違い

からきている


電流と電圧とを掛け合わせたものが

電力であることから

家庭で使う電気は

おしなべて100ボルト(平均)と決められており

この電圧を安定的に供給する目的で

電信柱の上には

減圧するためのトランスが乗せられている

6600ボルトで1アンペアの電流は

100ボルトなら

66アンペアまでに電流を増やすものとなる

減圧と昇圧を適宜組み合わせていくと

遠くの町まで電源なしで

または誘導電源のみで

電力を輸送することができるのだ

つまり

地下資源を必要としない電流発生法

を電力会社は活用している

これが業界全体の労働賃金を

優れて高いものにしているその理由


発電効率に注目するなら

60ヘルツの交流電源の方が

より高い

この事実が

配電系統の電圧の違いからも

よく見えてくる


配電系統では末端の変電所で

減圧分岐させた電流を

どこまでも

延々と繋いでいき

終点がどこかを知ることが

できないほどの広範囲に

電気エネルギーを

安定的に供給することが

効率よくできている


その役割の重要な一つを果たしているのが

トランスという名の電気工作物だったのであり

リサイクルする機能を分担しているものが

変成器という名で呼ばれている同様の電気工作物だった


この両者は外見がそっくり同じであるため

見分けることができない

だが

電柱に複数のトランス様のものが乗っており

それが一本の電線で繋がれている場合には

接続されている下流側にあるのが

変成器ということになる


変圧器は減圧することによって電流を増やし

(例えば6600ボルトを66分の一である100ボルトに落としたとき、電流が1アンペアから66アンペアへと逆に増えている事実)

変成器は高圧側の電流を昇圧することで

繰り返し賦活させ

励磁能力を何度もリサイクルしながら

励磁電流から

誘導電流を常時導いて

再利用することが

できる仕組みが世界中で機能している


問題はこのメカニズムが

一律に

秘匿されているということにある



この方式が配電系統を

どこまでも

延々と

延伸させることを許し

電力の供給を

発電機なしで行うことを

可能ならしめている


たった一つしかない最終変電所にある電源から

変圧器と変成器とを経て

高圧側の一次電流を繰り返し再生させながら

その励磁電流が生む誘導された消費電流を

アンペア契約の範囲内で随時発生させ

制限なく生み出し続けることが

うまく成り立っている


電磁誘導の法則を活用すると

電流が増やせることは

自明の理

業界の秘密主義が国民に

意味のない節電を強いて

自らの得べかりし利益を

国民に電気製品の利用を減らすよう求めたことにより

売り上げの減少という結果を導き

失った利益を国民に

別途補填するよう

国会を通じて密かに仕向けてきた

度重なる電気料金の値上げは

自作自演のマッチポンプを

実例として記録へと残した


電力料金の値上げの背後には

燃料費の高騰以外に

業界の秘密主義による損失補填

という表に出ない失態

が蟠踞している


業界がこのところ

節電するよう国民に殊更求めることがなくなったのは

それが直接の不利益でしかない

ということを意識したその後のこと


原発がなくても

電力不足に陥らないようにする方法は

いくらでも

ある


それを敢えてやってこなかったのは

核エネルギーに対する一部国会の執着が

圧力となって業界にかけられていたからなのだ

原発が総合コストで劣った電源であることは

当事者である電力会社が最もよく知っている

その業界を従わせてきた隠然たる勢力が

霞が関と永田町に

今なお

跋扈している

という経過の事実が

いらない原発を再稼働させようと謀らせ

また

原発増設工事の再開

を急がせてようとしてもいる


電気は増やして使うもの

この単純な事実は

道を歩いているとき

見上げた目に

すぐ映しだされていた


配電線には

どこまで行っても

発電装置など見当たらない

この事実は

化石燃料に頼らずとも

電気エネルギーの確保には事欠かない

というメッセージ

になっていた


再生エネルギーをどんなにたくさん増やしたとしても

外部電源からの電流の逆流は

危険なだけ

電流同士の衝突は

スパークを伴った爆発を生む

台風や竜巻などで接地線を失ったトランスが

このような現象を容易に引き起こすものとなる

ニュースやドキュメンタリーの記録で

誰にでも

見覚えがあるだろう


トランスが接地線を失うと

電磁誘導の法則から

逆起電力がそこに生じる

それは

磁場変化を打ち消す方向に流れる電流を

即座に誘導する

という結果を導くものとなるからだ


励磁電流に対して逆向きに流れでる電流の唐突な発生は

トランス内部で

逆方向に流れようとする電流を

互いに与え合う

という結果を生む

これは

電流同士の正面衝突を意味するもので

相互誘導と呼ばれている


再生エネルギーを業界が取り込めないのは

それが有効利用できないものであることを

よく知っているからなのだ

再生エネルギーの有効利用が可能であったのなら

電気料金は上がらずに

逆に減っていなければならなかった

原油とガスを燃やす量が減るのだから

地下資源を輸入するコストは

当然下がっていなければならない

二酸化炭素の排出量も

同じ量だけ減っていなければならない


現実は

この逆

温暖化対策のすべてはそれ故に無効となり

有効需要の創出には繋がっていなかった


有効需要の不在は経済を失速させる


経済の低迷はこのようにして強制され

核にこだわる国会の成員一人ひとりによって

日本経済の復興が

長年に亘り阻まれていた

という粗末な結果を国民に与えていた


国会の判断が賢明さを取り戻すなら

財政の健全化は

経済復興の勢いが増すに伴って

自動的に早まる

消費税を亡くしてしまうことさえ

できるだろう

税収を上げるために

税率を引き上げる

という方法は

まさに愚の骨頂

税収をたちまち減らして

景気の低迷を一層加速させるものとなるばかり


誘導法則を正しく知り

それを活用することができるなら

エネルギーの安全保障政策のすべては

その意義を失う

電気は需要地で

勝手に作ることが簡単にでき

地下資源がなくても

十分に

実現することが可能なものとなるからだ


高圧化する必要がなければ

送電線と鉄塔は共に不要

自家発電システムを工夫することによって

必要な電力を誘導発生させる方法が

宇宙に

前以て

組み込まれていた


めでたしメデタシ
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峠 は 近 い

2014-10-05 07:47:24 | Weblog
いまのこの日本

を作ってきたのは

いうまでもなく

国会での地位

を生業とする

住人たち


民主主義と呼ばれる制度下に於いて

意思決定した多数派の責任は

決して問われない

多数決とは責任の所在を曖昧にする仕組み


民主的

という欠陥を内包する制度に守られて

数の論理で

国の針路を決めてきた指導者たちは

判断の誤りを反省することもなく

あたらしい政策を

毎年繰り出しては

国の予算に穴をあけ続けてきた

その結果が

ついに

昨年1000兆円を突破した


国の借入金となっている

国債保有者の主な成分は

郵貯と簡保

年金機構と金融機関

生保と損保

などの

いわゆる

機関投資家と呼ばれる一群

で構成されている


国民が納税を怠ると

国債保有者への利息も滞り

最終的に

支払うことができなくなる

この債務不履行に陥った国の公債の価値は

紙くずにひとしい

外国人の投資家は

少しでもリスクを避けようとして

格付け機関の評価や

長期金利

経済成長率とGDPの推移

などの経済動向を示す指標に

鋭敏といえるほど

素早く反応する


日本では

国債保有者の殆どが

国内の法人で占められている

このため

外国人投資家のように

一斉に売られてしまうようなことは

おきない

勤勉な国民が納税を怠る

などということは

およそ

菅家られないことであることを

よく承知することができているからだ


つまり

国債のデフォルトは

日本では

おきない

日本国債のもつ

この特殊性

を理解することができなければ

1000兆円規模の負債総額を見ただけで

慎重に身構えて動くまい

その代表的な存在例が

IMF

日本の債券市場の特異性を

考慮せずに

危機感だけを

やたら募らせている


世界の目が日本の債務負担の巨額さに

注がれているのを梃に

消費増税を合理化するための

方便

として使っている国会周辺の勢力が

偏った認識を前提とする誘導で

目下のところ

優勢な地歩を占めている


国内の投資家は財政の悪化を

気にかけたことがない

それほど

国債投資は安全で手堅いもの

という共通の認識ができあがっている


消費税率の見直しは

国家予算の増額を図り

経済成長を急ぎたい

官僚組織の思惑

が圧力として左右する

国会は予算案の妥当性を審議

するふりをする代議員の多数派が

その決定権をもっている

意思決定の過ちがあっても

責任を取ったことが一度もない

国の劣化の最大因子は

これ


予算が執行されても

その成否のほどを検証する義務もない

国が与える予算を

官僚がブレークダウンして分配し

結果を国民にフィードバックする義務もない


このため

経済政策は悉く失敗し

失われた20年と

それに続く迷妄の5年を

いま以て

生み出しつづけている

反省のないところに

転機はない


アベノミクスの失敗を糊塗するために

経済指標を強引に解釈してみせる日銀と

公的資金で株式市場を誘導する

風潮を演出してきた政府内閣とが

辻褄を合わせようとして

牽強付会を繰り返す段階へと

急ぎだす


少子化が募れば人口は減る

経済成長は輸出を除けば

人口の増加で

決まる


国民の数が減っている時代に

国家予算を増額する理由はない

身の丈に即した衣服でなければ

お笑いぐさ(種)になるばかり


止まらない温暖化は

効果のない節電と再生エネルギーに

国家予算を毎年大量に注ぎ込んできた

その経過の指標

要するに有効需要を生み出せずにいる

国会の不明

がまさしく導いたもの

無効な需要は経済の成長に寄与せず

単に損失のみを太らせる

その事実が

失われた二十年という短い間で

債務規模を

五倍の1000兆円以上へと増殖させた

唯一最大の原因となっている


国会のめでたさは

事実認識が不在であったその結果

ドル経済圏に組み込まれている儚い身分を

嬉々として受け入れている為政者の

その姿勢が

アメリカの戦略家の哄笑を誘っている

無知

ほど哀れなものはない


真顔でいまの国政に参与していることそれ自体が

認識の不在を物語る

国会に健全性が保たれていたのであれば

国の劣化がこれほど急速に悪化する

などということは

なかった

国会を志すという行為そのものが

能力の不在を明かしている


やることなすことのすべて



裏目に出ているこの現実こそが

まことに雄弁な結果なのだ


おろかなる指導者たち

を量産してきた戦後教育というものは

アメリカの利益代表に

忠君愛国の衣を着せて

国民をながいこと迷わせてきた

偏向教育が生み出したシステムのすべてが

環境と経済

そして政治などのそれぞれのあり方に

警鐘を鳴らしている


知識の量的拡大に特化した教育は

知識に備わる本然の意義を

学習者に悟らせない

他者を差別するための知識差

を顕彰し

それに基づく指導者の育成を通じて

権威主義者へと

一心に育て上げてきた


日本の戦後史は

教育の失敗

を後世に残すための歴史でもある

指導者の質

を向上させる教育が行われる時代には

豊かな国民が

納税義務から解放され

世界の指導者として

背中で語る存在となっているだろう


恒久平和というものは

其のあと

静かにやってくる

ここで予告している再生不要エネルギーは

そのために与えられたもの

利益獲得のための卑猥な道具

であっては

ならない
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