格安の航空運賃で運行するLCCの登場は
リニアモーターカーの実現を
最も早く
意味のないものにする
低運賃が実現するヒトとモノの移動は
科学技術の成果であるところの
超伝導応用技術の一例として歴史に残る
だが
それ以上の価値はない
未来型の最先端の移動手段を
利用者に選ばせないのは
そこに経済合理性が不在となっているからだ
運賃の差に生じる大幅な乖離が
選択肢となる筈だったものを
無意味化し
選択の対象から外すことになる
迅速な移動は共に可能であるのだが
利用者の利便性は
コストパフォーマンスの優劣で定まる
移動時間が短ければ
移動空間に於ける快適性への要求は
経済性を上回るものとはならない
そのことに気づくまでの時間は
そう長くはかかるまい
リニアの新駅へのアクセスが
ローカル空港と大差がなければ
利用者の決定因子は
利便性から経済性へと変化する
移動速度だけなら
航空機の方がより早い
リニアモーターカーの建設コストは
きわめて高額なものになる
LCCにはインフラを建設するためのコストが
はじめからかかっていない
既にある施設を利用するだけなのだから
違いがあるとすれば
気象条件によっては飛べないLCCよりも
運行の安定性が高いリニアモーターカーの方に
若干の利がある
気象条件は待っていれば
やがて落ち着きを取り戻す
通常一日様子をみれば
天候は概ね回復する
最先端技術の成果である
超伝導磁気浮上列車は
経済合理性に勝つことが
要するに
できない
無駄な投資になることは
既に明白になっていることなのだ
役に立たない技術を実用化するために
文明は
大量の資本を徒に浪費してきた
原発はその代表的な設備である
負の成分を隠して
利を強調するのは
バランスを欠いている
有効需要を創出しない一切の投資は
経済成長を促さない
反対に債務の規模を押し上げてゆく
国債の発行残高は
既に千兆円の大台にのっている
発電効率に於いては
原発より遥かに優れたものが
他にある
原発にこだわってきたということが
新しい電源の登場を遅らせていた
信用でなりたっている国際経済システムは
与信がなりたたないことを
市場参加者が悟ったとき
一斉に機能不全を引き起こす
その不幸な事態へと陥らないよう
多くの国が資本を持ち寄ることによって
破局を先送りする決定を
続けてきた
信用経済が成り立たなくなったとき
実物経済が息を吹き返す
通貨価値は
金の保有量の範囲内で
小さく変化するようなものへと戻される
マネーゲームは終り
投資行為は
信用以外の
確実な担保を
資金需要者すべてに対して求めはじめる
企業の成長性や
潜在能力などが
投資判断するための
有力な材料とされるが
評価基準に絶対性が付与されていなければ
資本の移動は起こらない
信用に代わり得る価値基準とは
金に代表される貴金属類などにしか宿らず
資本は担保なしに
移動することが困難
という状態を生み出す
石油の価値が金を補完する時代が続き
石油を決済するための通貨であった
アメリカのローカル通貨であったドルが
基軸通貨として国際市場を成り立たせている
ドルの需要が原油の高騰に伴って増加したことから
国際市場のすべてに
ドルが大量に行き渡るようになったのだった
必要以上に供給されるようになったドルには
過剰流動性が備わり
ドル余り現象を生み出して
サブプライムローン市場に於いて
大量の焦げ付きを一斉に発生させた
信用経済に対する不信任は
その時を境にして
顕在化するようになったもの
金融危機の発端となった経緯は
アメリカが仕掛けたイラク戦争と
その戦費調達の手段となった原油相場の
意図的な高騰にある
五年の長きに亘った原油取引の相場は
米軍のイラクからの撤収が始まってから
ようやく低下し始めるようになっている
国債の信用度を示す指標を
民間の調査期間が発表し
その評価に基づいて
投資判断が行われるようになっていた
国債の利払いが財政破綻によって停止すれば
資本が身に備えていた当時の価値は
すべて一瞬で消失する
特定の国債に投資していた者のすべてが
一斉に損失を被らざるを得なくなる
IMFはそうなる事態を避ける目的で
市場を共有する有力な国から
支援のための資金を引き出した
それがギリシャで奏功する前に
スペインでより大きな信用不安が発生し
その他の国の公債までが売られて
当該国の長期金利を自動的に押し上げた
これら一連の経過は
経済の枠組みに対する信用度の低下
がもたらしたものである
経済効果のない無駄な投資を続けていれば
増長した債務負担に耐えられなくなるのは
あたりまえの話
ことの本質を覆い隠してきたドルの発行国であるアメリカと
その実質的な下部組織である
IMF体制(世界銀行と国際決済銀行など)とが
金本位制離脱後の信用経済を
国際市場で確立させていったのだった
その行為に対する反動が
信用経済に対する不審の念を
EU市場にいま突きつけている
日本はアメリカ側の一翼を担い
ドル経済圏の安全弁として
世界中の資本を避難させるための
最も優れた港になることを強いられている
G5の頃から日銀は
アメリカの使い走りの役割を果たすことを
自覚なく
率先して勤めていた
理由のない過度な円高の持続という歴史には
財務省と日銀が関与してきた
従順なアメリカの隷僕としての
長い不毛な時間の連なりが
強く関わっている
安保体制にシガミつくことが
唯一の手段だと思い込まされてきた歴代の指導者たちが
日本をアメリカのための前線基地にすることで
政権担当能力を国民に誤認させ
その状態をこれからも続けようと画策している
最新型の輸送機オスプレイの国内への搬入を許したのは
このような歴史的経過に
無批判でありつづけていた
すべての者たちなのである
その共通する症状は
自覚の欠如という点で一致している
適正な判断能力を為政者がもっていないと
国民はひとしく不幸になる
翼賛的な報道姿勢というものが
この国をこれほど早く
ダメにした
もつべきものは
批判精神
ただひとつ
リニアモーターカーの実現を
最も早く
意味のないものにする
低運賃が実現するヒトとモノの移動は
科学技術の成果であるところの
超伝導応用技術の一例として歴史に残る
だが
それ以上の価値はない
未来型の最先端の移動手段を
利用者に選ばせないのは
そこに経済合理性が不在となっているからだ
運賃の差に生じる大幅な乖離が
選択肢となる筈だったものを
無意味化し
選択の対象から外すことになる
迅速な移動は共に可能であるのだが
利用者の利便性は
コストパフォーマンスの優劣で定まる
移動時間が短ければ
移動空間に於ける快適性への要求は
経済性を上回るものとはならない
そのことに気づくまでの時間は
そう長くはかかるまい
リニアの新駅へのアクセスが
ローカル空港と大差がなければ
利用者の決定因子は
利便性から経済性へと変化する
移動速度だけなら
航空機の方がより早い
リニアモーターカーの建設コストは
きわめて高額なものになる
LCCにはインフラを建設するためのコストが
はじめからかかっていない
既にある施設を利用するだけなのだから
違いがあるとすれば
気象条件によっては飛べないLCCよりも
運行の安定性が高いリニアモーターカーの方に
若干の利がある
気象条件は待っていれば
やがて落ち着きを取り戻す
通常一日様子をみれば
天候は概ね回復する
最先端技術の成果である
超伝導磁気浮上列車は
経済合理性に勝つことが
要するに
できない
無駄な投資になることは
既に明白になっていることなのだ
役に立たない技術を実用化するために
文明は
大量の資本を徒に浪費してきた
原発はその代表的な設備である
負の成分を隠して
利を強調するのは
バランスを欠いている
有効需要を創出しない一切の投資は
経済成長を促さない
反対に債務の規模を押し上げてゆく
国債の発行残高は
既に千兆円の大台にのっている
発電効率に於いては
原発より遥かに優れたものが
他にある
原発にこだわってきたということが
新しい電源の登場を遅らせていた
信用でなりたっている国際経済システムは
与信がなりたたないことを
市場参加者が悟ったとき
一斉に機能不全を引き起こす
その不幸な事態へと陥らないよう
多くの国が資本を持ち寄ることによって
破局を先送りする決定を
続けてきた
信用経済が成り立たなくなったとき
実物経済が息を吹き返す
通貨価値は
金の保有量の範囲内で
小さく変化するようなものへと戻される
マネーゲームは終り
投資行為は
信用以外の
確実な担保を
資金需要者すべてに対して求めはじめる
企業の成長性や
潜在能力などが
投資判断するための
有力な材料とされるが
評価基準に絶対性が付与されていなければ
資本の移動は起こらない
信用に代わり得る価値基準とは
金に代表される貴金属類などにしか宿らず
資本は担保なしに
移動することが困難
という状態を生み出す
石油の価値が金を補完する時代が続き
石油を決済するための通貨であった
アメリカのローカル通貨であったドルが
基軸通貨として国際市場を成り立たせている
ドルの需要が原油の高騰に伴って増加したことから
国際市場のすべてに
ドルが大量に行き渡るようになったのだった
必要以上に供給されるようになったドルには
過剰流動性が備わり
ドル余り現象を生み出して
サブプライムローン市場に於いて
大量の焦げ付きを一斉に発生させた
信用経済に対する不信任は
その時を境にして
顕在化するようになったもの
金融危機の発端となった経緯は
アメリカが仕掛けたイラク戦争と
その戦費調達の手段となった原油相場の
意図的な高騰にある
五年の長きに亘った原油取引の相場は
米軍のイラクからの撤収が始まってから
ようやく低下し始めるようになっている
国債の信用度を示す指標を
民間の調査期間が発表し
その評価に基づいて
投資判断が行われるようになっていた
国債の利払いが財政破綻によって停止すれば
資本が身に備えていた当時の価値は
すべて一瞬で消失する
特定の国債に投資していた者のすべてが
一斉に損失を被らざるを得なくなる
IMFはそうなる事態を避ける目的で
市場を共有する有力な国から
支援のための資金を引き出した
それがギリシャで奏功する前に
スペインでより大きな信用不安が発生し
その他の国の公債までが売られて
当該国の長期金利を自動的に押し上げた
これら一連の経過は
経済の枠組みに対する信用度の低下
がもたらしたものである
経済効果のない無駄な投資を続けていれば
増長した債務負担に耐えられなくなるのは
あたりまえの話
ことの本質を覆い隠してきたドルの発行国であるアメリカと
その実質的な下部組織である
IMF体制(世界銀行と国際決済銀行など)とが
金本位制離脱後の信用経済を
国際市場で確立させていったのだった
その行為に対する反動が
信用経済に対する不審の念を
EU市場にいま突きつけている
日本はアメリカ側の一翼を担い
ドル経済圏の安全弁として
世界中の資本を避難させるための
最も優れた港になることを強いられている
G5の頃から日銀は
アメリカの使い走りの役割を果たすことを
自覚なく
率先して勤めていた
理由のない過度な円高の持続という歴史には
財務省と日銀が関与してきた
従順なアメリカの隷僕としての
長い不毛な時間の連なりが
強く関わっている
安保体制にシガミつくことが
唯一の手段だと思い込まされてきた歴代の指導者たちが
日本をアメリカのための前線基地にすることで
政権担当能力を国民に誤認させ
その状態をこれからも続けようと画策している
最新型の輸送機オスプレイの国内への搬入を許したのは
このような歴史的経過に
無批判でありつづけていた
すべての者たちなのである
その共通する症状は
自覚の欠如という点で一致している
適正な判断能力を為政者がもっていないと
国民はひとしく不幸になる
翼賛的な報道姿勢というものが
この国をこれほど早く
ダメにした
もつべきものは
批判精神
ただひとつ