こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

失 見 当 識 ①

2017-07-30 07:25:20 | Weblog
大気中の二酸化炭素濃度が

上がり続けていることから

内燃機関で動く移動体の総て



遅かれ早かれ

地上から

最終的に姿を消す


ガソリンや軽油を燃やすタイプの自動車は

将来そのすべてが

販売が禁止

となる

そう決定した国が

既に複数でている


自動車メーカーは生き残りを賭けて

電気化へのシフトを急がざるを得なくなる

現在の技術水準では

二次電源の容量を増やす

ことしか

その有効な方法

というものが知られてない


搭載する電池

の量を増やせば

長距離走行は伸びるが

コストは上がって

より重くなる


EVへのシフトが今まで起きなかった

というのは

それがコストと使いやすさの両面で

障害となっていたからに他ならない


電池のエネルギー密度を増やせば

価格は上がって

購入意欲を減退させる

重くなった車体は

走行性能に重大な影響を

及ぼすのみならず

電池の更新寿命を短く

する


使った電気エネルギーを回復するには

奔った分だけ

充電しておかなければならない


エネルギーの補充を急げば

高い電圧が必要となり

それが電池に対して

強いストレスとなることから

電池の寿命をより速める

充電している間

EVは走ることができない


エネルギーコストは総体的に高くなり

しかも充電するための電力

は別途必要であり続け

発電所にかかっている負担を減らす

効果は将来も

永久的に得られない


EVの長所は

地下資源の酸化生成物質である

CO2

N0x

SOx

そして

PM2.5

などを一切排出せず

内燃機関が求める

酸素濃度に影響されない

という其の優れた点

の数々にある


高山地帯の走行は

内燃機関よりEVの方が

圧倒的に有利

航空機でもその特徴を生かせば

成層圏をモーター駆動方式で

飛行することも

可能


内燃機関の限界は

温暖化を進めるだけ進めて

しかも

止めることは絶対にできない

というその運命を

どうやっても

振り払えない

というその制約条件の強さ

にある


燃焼行程を除外した

電力発生装置の開発を急がなければ

内燃機関からEVへのシフト



何一つ

意味をもたない


インダクション方式の電源は

EV化を推進するための

基礎的条件を与え

環境負荷因子の関与を

最小化する

そのカギは

磁場変化の与え方

を工夫することによって

のみ得られる


ここに気付かない限り

内燃機関の放逐

は永遠に不可能


パリ協定は

京都議定書が辿った



と同じ運命を再び体験し

国連の環境部会を

喪失感で埋め尽くす


温暖化の昂進

という望ましからざる

の経過は

文明が到達したそのレベルを

地球から試される

という卒業試験の意味をもつ


地下資源の燃焼を捨て去らない限り

地球環境の劣化

即ち温暖化



それによる気候変動要因の増加

を止めることは

トワにできない

という現実と

最終的に

人類を遭遇させる


人類の英知が試されている

この時代に

文明が培ってきた思考力が

失われてしまった

ということが

止まらない温暖化を

世に生み落とす結果となった


教育方法の高度化

が無批判に推進されてきたことに

よって

学力のレベルは大いに高まったが

それは相対的な位置の関係性を

数値によって固定化

しただけのこと


絶対条件である温暖化

を抑止する決定因子を

文明は未だに特定することが

できずにいる

これを教育の失敗といわずして

何と形容したらよいのだろうか


どんなに優れた知識があったとしても

目の前の問題を片づけることができなければ

先へ進むことは

できない

教育投資の一切は

知識による有効需要の創出へと

結びつくこと避けている

それは他者との差別化

を目的とする浅はかな行為

となって生産性を引き下げる

主因となって現在を導いた


マイナス6%の削減目標を

目標達成時期を

今世紀末へと先送りして

マイナス100%

を目指す合意を取り付けただけ

実効性の有無など

問題にさえしていない

それほど抽象的な取り決め

であるに過ぎない


二酸化炭素の排出量削減

へと行きつくための手段など

何一つ与えられてはおらず

罰則の適用も除外されている


思考力の不在が

問題解決能力を無効

にした


直流電源を増やせば

交流電源の負担が減り

二酸化炭素の胚珠量が単純に減る

と錯誤している己の姿

に何年たっても

相変わらず気付かない

という似非知識階級を

高等教育が再生産しつづけている


これが止まらない温暖化

を生み出した

たったひとつしかない

その理由


教育の失敗は

どこまで行っても

文明と人類に

祟り続ける


自覚症状がない

という共通の特徴が

自己の認識能力を欠落させ

CO2濃度を一方的に

高めている

この現実から

文明は逃れられない


思慮があれば

問題の本質を

把握することは

容易であろう


思考力の不在が

批判精神を失わせ

判断能力に生じた粗漏が

行動規範に確信を持てない

指示待ち世代の量産化

へと繋がった


知育偏重の教育とその高度化

への無批判なシフト



地球環境の劣悪化を生み

その対策となる

温暖化防止対策の総て

を悉く失効させた

自業自得の結果であることに

逸早く気付いていれば

有効解を特定することは

すぐできる

簡単な仕事に過ぎない

知識によって盲しいた文明は

尾根道を踏み外して

自ら滅ぶ

サダメにある
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作 為 の 果

2017-07-23 06:55:17 | Weblog
二酸化炭素を発生させない

新しい直流電源一般は

太陽電池と燃料電池

と呼ばれている

電池という名称がつくものの総て



つまり直流電源という意味をもつ


リチウムイオン電池や

NAS電池

乾電池や鉛蓄電池なども同様に

その他の直流電源に

分類することができる


直流電源は

スイッチが回路を閉じると

そこで発生した負荷

が求める所定の電流だけを

過不足なく

供給する役割を果たしている


消費者が電気製品のスイッチを切ると

回路が開いて

導通は遮断され

電源から電流を供給する

必要性は

たちまち

消滅する


このため

電力消費が消えると

電源にはその場に残された

電気エネルギーが保存され

電流による損失

を生み出すようなことは

その後おきない


直流回路を有する電動装置の電源は

消費者がスイッチを切ったとき

電池内部に

エネルギーを保存した状態

にする


ところが交流電源では

そのような経過は

起きない

交流は常に変化し

波形に電圧の波

を形作る


二つあるベクトルを180度異にする

電流の一方を絶縁することで

残された電流が生む

一方通行の電路となっている

その態様が

いみじくも複素数で表記され

実体のない電流であることを

伝えていた


回路を形成する能力

それ自体を

交流電流はもたない


電気製品のスイッチを切ったところで

誘導電流を生み出している大元

である励磁電流は

少しもエネルギーとして

役立つことなく

そのまま

地の底へと只堕ちてゆく


交流電流は直流回路とは異なり

電位差の関与がなければ

電流を形成することが

要するにできない


電位差が最大化した状態にあるとき

電流値もまた最大化したものとなる

それが交流送電に

接地

をとことを求めさせていた


ゼロボルトの接地点を設けることで

発電装置の能力は

電源として最も優れた力

を発揮できるようになる


電位差が小さくなっているとき

電流となる能力を

応分に減らす

水の流れがそうなっている

のと

それはまったく同じこと


川の傾斜が緩くなる場所では

水流はゆっくりとして

遅くなり

渓谷の高低差が大きくなればなるほど

水流はより早くなる


送電系統には電位差を設けるための措置が

変圧工程ごとに

逐一設けられている


交流送電が要求する接地処理は

最低の電位であるゼロボルトに

電流を最大化して導くための措置

川の流れに例えるなら

それはさしづめ

滝となる

最大の落差が水流を賦活する

高低差が最大である滝が

そこにあることによって

水流のエネルギーを最大化する


この水流を利用してできた電源が

位置エネルギーを電気エネルギー

へと変換する水力発電システム

となって残された


電位差と高低差が小さければ

電流と水流は

ゆるやかなものとなり

こと電力に限れば

落差の割合に応じて

電流値を引き下げる


交流電流の場合

磁場変化を大きくとることによって

二次的に発生する

誘導電流の決定要因

を確定させるためには

誘導効率を高める

磁場変化の高い交流電流の方が

効率の高い優れた方法となる


電位差が大きければ

磁場変化の量は増えて高まる


交流電流は与えられた磁束密度に従って

磁場変化の割合を

定格化する

誘導能力を高めるには

磁束密度と磁場変化の割合

を意味のある値へと

統一的に高めることが

必要不可欠の条件となっている


交流成分の一つである

周波数とは

磁極の配置と数などを

統制することによって

磁場変化を安定的に保たせる

そのための手段


発電装置の円運動が乱れると

周波数も一瞬で変化する

高品位に作られた優良な電力を

役に立たない無価値なもの

へとたちまち貶める


電源に周波数を与えているのが

蒸気タービンに円運動を与えている

発電機の回転数に他ならない


安定した周波数は

発電装置の安定した回転

を維持する仕組み

が与えている

50ヘルツの交流は

磁石のSとNとが切り替わる

その頻度を示す


磁極が二つの発電装置は

毎秒50回転

毎分3000回転することで

50ヘルツの交流電流

を生み出す

磁極が四つなら

円運動はその半分でよい

だが起電力は半減する


軸の回転数が変化すると

それは周波数変動

となって電気を使えないものにする

これを避けることは不可能

だということが

温暖化を止まらないものにした


交流送電というものは

消費者が電気製品のスイッチを

同時大量に切ったところで

発電機の回転運動を

減らしたり

増やしたり

することがそもそも

できない


電力業界は発電所の燃焼炉

で燃やしている地下資源のすべて

を減らすことが

要するに不可能なのだ


燃料消費律の数値データが

一度も公表されていなかったのは

発電機の回転数を減らすことが

不可能だったからなのだ

この意図的な隠蔽工作が

大気中の二酸化炭素濃度を

先般400ppmへと引き上げた


回転運動の増減

が生み出す変化は

周波数変動を決定づける


乱れた周波数は

電気の価値を

一瞬で

台無しにしてしまう


電力会社の経営資産

である交流電流は

価値を失って

たちまち

無駄で危険なものへとなり下がる


このため電力会社では

発電機の円運動を

常時一定に保たせておくために

何があっても

蒸気タービンの回転数を

些かも変化させてはならない

という制約に縛られていた


この事情から消費者が行う節電や

その他多くの省エネ努力の一切は

二酸化炭素の削減に寄与することが困難となり

地下資源をひたすら消費する一方

という状況へと陥った


再生エネルギーによる外部電源からの

流入電流が量的にどれほど高まったとしても

発電所の燃焼炉が

稼働を続けている限り

CO2の安定的排出を

減らす効力など

まったく得られない

これが買い取り電力の単価を

飽和状態へと導くその理由


この事実を国民に知られたくない

と願う切実な心情が

電力会社を秘密主義へと陥らせ

温暖化を止まらないものにした


国と国民が真相を

先に察知する時代が訪れたとき

電力会社が隠してきた項目のすべて



秘密指定から解除する


その時

京都議定書をパリ協定へとシフトさせた

その本当の理由が明らかとなり

世界は電力業界が行っていた

不貞行為を

一斉に非難することとなる


秘密主義に拘ってきた業界が

温暖化を止まらないものにした

二酸化炭素の濃度が

一方的に上昇しつづけているその理由は

この秘密主義に拘ってきた

電力業界すべてが共通に持つ

その背徳性に起因して

引き起こされた災厄なのだ


莫大な規模へと既に達した

環境投資の悉くは

電力業界の意図的な作為によって

100%無駄となる運命

となることを選び取ったのだった


有効需要を失って

景気の低迷を

徒に長引かせる

という粗末な結果は

このようにして産み落とされた


交流電流の成り立ちを知らない

国連の環境部会が

バリ協定を批准するよう世界に求め

アメリカを離反させた

ということになるだろう

無知は禍の素


責任の所在はどこなのか

ということを

きちんと調べておけば

一目して瞭然たるものがあった筈


交流電流を成り立たせている

事柄と成分

について

要素抽出と要因分析を重ねていれば

温暖化が悪化したその訳を

国はともあれ

国民が理解することは

簡単なことだった


教育の高度化が

思考力を奪い

判断能力を失わせて

指示を待つことしかできない

周回遅れの知性体

を次々に再生産する時代を生みだす

その原因となっている

教育制度が内包するその欠陥

こそが

環境異変を一層加速させる

直接的動因

を構成する展開へと

これから変化していくこととなる


問題の容姿を把握すれば

有効解は勝手に浮上してくる

総ての発明は

掘り出される時の到来を

静かに

ただ

ひたすら待っている

発明プロセスは

考古学のそれ



よく似ている

原始の宇宙ができたとき

総ての法則は

所与の条件

をその時既に与えられていた


遺跡となっていた何か

を掘り出した者が

発明者へと位置づけられる

自然界にある法則

を知れば

問題の解決は遠くない
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啓 蒙 以 前

2017-07-16 06:50:18 | Weblog
およそ文化と呼ばれているものの

本質は

破壊する行為

に与することを

是としない


だが

文明は戦争を

繰り返し引き起こすことを

是とする本質

を捨て去ることが

できない


指導体制による

既存の枠組

への強制的変更

を実現させることにより

統治する側の地位を手に入れては

権威の失墜を機に

権能を手放し

統治スタイルを反転させる

行為を自らの手で呼び込み

変化を進化するためのチャンスへと

切り替えてきた


戦争の記録と

それによる血塗られた

暗黒の歴史に

小規模な組織によるテロをも加え

繁栄を否定するあまたの行為を

根拠なく推し進め

我欲を貫き通す独善的行為を

専らにするその展開の仕方を

共通の路線として

一般化するような時代となった


あらゆる破壊活動は

損失のみを積み上げて

ヒトの暮らしを

ただ単に

圧迫し

経済を逼迫させるのみ


一連の愚行が生み出した蛮行の総ては

破壊を前提とする再生産

を牽引する際に

役立つことはあっても

しかし

それ以上の価値をもたない


新しい価値を

破壊が生み出す

という望ましい経過は

為政者が共有するようになった

傲岸な姿勢が生む

判断の誤りが

すべからく

結果に於いて否定する

これを

文明は

歴史

と意味づけてきた


権益の増大とその拡張は

国家を繁栄へと

間違いなく導く

だが

その状態は永く続かない


力による安定は

国民の支持を失ったとき

呆気なく崩れ去る

過去の事実は

雄弁な証人として

未来に復活するための

遺跡へとなり替わる


考古学者らによる

発掘がなされた後で知る経過の意味を

熟成するまで待っていなければならない


問題の所在を知れば

それが生む不具合の意味と

損害の規模を

同時に理解することは

可能


問題の姿かたち

を見ようとしなければ

実体を持たない対象による

抽象的な恐怖だけを徒に募らせ

軽挙妄動して

最悪の結果

を自らの手で

引き起こす


臆病者はこのようにして

安定を否定する行為を

先走って世に生み落とす


臆病者の通弊である

ネガティブな想像力を

理由なく唐突に働かせ

勝手に妄動することで

独りよがりの誤った判断を下し

破壊へと至る道の舗装に励む


国民の厭戦気分が募り

政権を引き斃す

動力源となるまで

その状態は持続する

イラク戦争がそうだった


政権の転覆が有効となっている時代は

長い歴史からみれば

ごく短く

力による支配は

より強大な腕力の前に

呆気なく

ひれ伏す時を

やがて迎える


滅亡から逃れることができた文明は

これまで皆無

崩壊と再生とを繰り返し

進化を遅らせ

失った人命を

拡大再生産することに

努めてきた


帝国主義は

否定した共和制を復活させ

民主制が失敗を引き寄せたとき

独裁体制への移行を模索する


混迷する時代に於ける文明は

カリスマの登場を

求めることを繰り返す


共産主義体制は

それが生んだ

平衡状態へと戻すための

安定化装置の一部

として機能する


イスラム原理主義による

宗教指導体制もまた

排他主義を経て

孤立する


その代表的先行事例が

ナチスドイツの第三帝国の誕生



日本の軍閥型政治体制への

大政奉還を契機として始まったと

維新という名称で総括される一つのシフト

その時代に誕生した新体制を

国家神道の下で統一する目論見は

廃仏毀釈運動となって顕在化し

仏教を圧迫したことによって

国民の支持を失い

その後の世界規模の大戦を経て

日本の敗戦が確定した後

維新体制の消滅へと繋がった


指導体制による一連の誤った判断が

英霊を祀るための組織

へと神道を変容させたことで

GHQの容喙を遠ざけ

神仏混淆の信仰形態として残らせた

天皇制の存続を容認する決定が

戦後日本の発展を齎した


仏教の死生観と

神道の死生観とは

互いに大きく異なっている

その違いを生み出したもの

こそ

解釈の差であった


真実は解釈を

まったく必要としていない

自然法則は宇宙的に真

であることが

証明されたものに限られる


誰がどのような視点から眺めても

揺らがないもののみを

真実と呼ぶことが許される

その意味で

解釈に基づいて成り立っている宗教は

有益ではあっても

無害であるということができない

イスラム国の登場は

その典型例


自然法則に基づく真実とは

例えていえば

核分裂反応のそれのこと

E=MC2

とは

要するに

エネルギー「E」は

質量「M」



光速度の「C」の二乗

の積に等しい

「=」

ということ


この式を知らない知性など

存在しない

それほど普遍化した事実のみを

真理と呼ぶ


現在の文明社会を成り立たせている

優良なエネルギーである電気が

ファラデーが200年以上前に見出していた

電磁誘導の法則に従って生じたもの

であることを知る人は

驚くほど少ない


誘導法則を承知していれば

温暖化が止まらなくなったその理由



磁場変化と磁束密度の割合を

恒常的に保っていなければならない

交流電源にある

ということなど

一目して瞭然たるものがあった筈

磁場変化の量を決めているのが

円運動量を意味する

発電機の回転数のこと

回転運動が安定性を失うと

それは周波数変動となって

電気をたちまち使えないもの

へと突き落とす


学力重視の高等教育は

交流の高圧長距離送電の課題

について

何一つ説明したことがない


電気製品のスイッチを切れば

電気エネルギーは保存され

無駄に消費されることはない

と頑なにそう信じ込んでいる

その姿勢が

温暖化を止まらないものにした


誘導法則を前提とする交流送電では

消費者が電気製金のスイッチを切っても

発電所では

発電機の運転を止めることが一切できない


業界がこぞって秘密主義へと陥ったことにより

国民に真実を告知する機会を

意図的に見逃してきた


このため化石燃料の消費は減らず

その副生物質である

二酸化炭素が

常に一定量を四六時中

大気圏内へと吐き出し続けている

という結果を生んだ


この事実を国民が理解できないように

意図的に隠していた

これを電力業界の秘密主義

というのである


交流電流は周波数という成分を

絶対的条件としている

この周波数を成り立たせているのが

発電機の回転数

円運動量が少しでも安定性を失うと

それは周波数変動となって

高品位の電力を

使い物にならない

劣った電気エネルギーへと

瞬時に貶める


これが省エネ節電や

再生エネルギーを大量に導入しても

CO2濃度が

却って増え続けていた

そのたった一つの理由なのである


電力会社が拘っている

秘密主義

というものが

環境投資を100%無駄なものにし

経済効果をもまた

同時に失わせている

最大の因子であり続けさせている


環境投資が有効需要を生み出す

動力源として機能していたのが事実なら

化石燃料の輸入量を減らした効果で

エネルギーコストを

すぐさま

引き下げることなど

簡単にできていた


現実はというと

電力供給契約者と受益者との間には

太陽光付加(賦課)金

名目のあたらしい追加請求項目が

一律に着けられている

その意味にさえ

気付かない知識人が

京都議定書をパリ協定へと

棚上げさせた


環境効果のまったくない

役に立たない太陽光発電などの

意味のない導入促進対策費を

最終的に消費者が支払う

という経済効果のない無意味な制度が

こうして世に定着した

健全な思考が国民に残されていたのであれば

真実を知ることは容易であった


有効需要の喪失と

可処分所得の逸失とを

同時に受け入れなければならなくなった

国民が

GDP成長率を引き下げたのは

当然すぎるほど当然の

帰結


より問題なのは

この無駄が

最大の環境負荷因子

である二酸化炭素をまったく減らすことなく

却って増やし続けている

というその事実

誰もこの真相に

相変わらず気づかない

これが教育の失敗を

よく物語るその証拠


教育が高度化していくと

知識の量的拡大が目標となり

知識の質的深化

を蔑ろにするようになる


これが知識階級から思考能力を

剥奪する経過を呼び込んで

さまざまな不具合を浮上させ

不都合な真実を

世に遍く押し付けた


温暖化を生み出した動機

とそれを止まらなくした要因は

共に

教育の失敗にある

問題の本質を見なければ

有効解を特定することは

言うまでもなく

できない
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秘 密 主 義

2017-07-09 10:06:24 | Weblog
世界中に分布する

ありとあらゆる国の電力会社は

真実を告げることが

要するに

これからも

できない


犯した罪の大きさ

を知れば知るほど

真相の告知

が不可能

となることが

自明

であるからである


既に成立している損失の規模



弁済可能な領域を

遥かに大きく超えており

その損害の総額は

世界中がこれまでに支払ってきた

総ての環境投資

の総額と

同一の資本を無駄に捨て去っていた


最悪の場合

告知して得られる負の報酬は

企業の弁済能力を

遥かに超えたものとなるだろう

真相を詳らかにする行為は

当事者にとって

タブーとなっていた

この事情が経済に下押し圧力

となって作用し

国際的なデフレ化を

出現させた

有効需要の創出に失敗した

ということが

インフレ転換しようとしない

不毛な経済を生み出した


電力業界が秘密主義を

貫き通して来たそのために

地球は温暖化する一方

という事態へと

しようことなく

陥ってしまい

気候変動を根拠とする

自然災害による各種の被害を与え

それにより失われた

あまたの生命のみならず

土砂崩れによる地形の変化



道路や橋梁

そして

線路などの多くの社会資産

を繰り返し破壊してきた


電力業界が承知していた事実について

黙り通してきた

そのために

温室効果ガスの濃度は

減るどころか

着実に高まり続けるようになり

降水量の増加とそれによる洪水

が至る所で頻発

する事態を年中行事のように

繰り返すようになった


交流送電を成り立たせているその仕組み

について沈黙を続けている

というその姿勢が

温暖化を止まらないものにした


交流発電機というものは

一瞬たりとも

止まっていることが

できない

たったこれだけのことを

認識していなかった文明が

気候変動を

容赦なく募らせてきた


周波数という交流電流に特有の成分が

地下資源の安定的消費

を前提として成り立っているものである

ということを

誰にも悟らせない

という経過を齎し

再生エネルギーの導入量を増やせば

それで温暖化が止まる

と錯誤する知識階級を

温存させただけでなく

省エネ節電を進めて

クールビズなるキッカイな概念

を世界展開することを合法化し

大気中の二酸化炭素濃度を

先年ついに

400ppmにまで

押し上げる

という意に反する結果

をついに確定させた


交流電流による長距離高圧送電

がインフラを形成している限り

地球の温暖化という現象は

これからも

着実に高まってゆく

それ以外の道は

存在してなどいないのだ


周波数を失った交流は

最早交流と呼ぶことが

できない

直流へと回帰してしまうからである


乱れた周波数は

送電の安定性と安全性とを損ない

取り出せない電気エネルギー

を輸送するだけの

単なる媒質へとなり下がる


周波数が50ヘルツと60ヘルツのそれぞれを

日本では保ちつづけている

ということが発電機の運動量を

規定するための根拠となった


長距離の高圧送電は

安定性を失ってしまうだけでなく

安全性もまた同時に失い

電力輸送を

エネルギー的に

意味のないものへと

切り替える


電力業界が秘密主義を

一貫して貫いている

ということが

気候変動を不安定化させ

地下資源の大量消費を前提

とする国際経済の枠組の構築

とその維持とを

基盤技術として

現在に至るまで

支え続けている


真相の告知を意図的に避けている

というその業界のしきたり



環境投資の一切を無駄なものへと貶め

資本を無駄にする行為が

有効需要の創出

を阻み

経済の成長を抑圧しただけでなく

異常気象の原因でもあり続ける

というこの現実を導いた


生命の多様性の喪失と

景気循環のダイナミズムを

緩慢に消し去ってきた

というその点で

極めて罪深い咎

を文明社会へと押し付け

負の資産だけを

大量に残す経過を

未だに与え続けて

一向に恥じない


再生エネルギーの導入量に等しい

化石燃料の消費抑制が

実施された事実を示す記録は

確認されたことが一度もない

太陽電池や風力発電が増えた分

に相当する火力発電所の燃焼炉で

地下資源の消費を応分に減らした

とする事実を数値で確かめた

とする事実は一例もない


発電所に於ける化石燃料の消費が

減っていた事実があるのなら

それはエネルギーコストの低下となって

国民の暮らしに反映されていなければならず

同時に大気中の二酸化炭素濃度の減少

となって数値化されていなければならなかった

現実を眺めると

太陽光賦課金という名目の

これまでになかった新しい請求項目が

増えただけ

という結果がこうして残された


マイナス6%を目指した

京都議定書を失効させた

ということが

マイナス100%という努力目標

を掲げるパリ協定へと

問題の解決を

先送りさせた

というまことに拙い結果を

連れてきた


これら一連の粗末な経過は

すべて

電力業界が通有する

その秘密主義に起因

しておきたこと


交流送電という仕組みは

円運動で成り立っている発電機

の回転数を変化させることが

要するに

一切できない

周波数変動は電力の品位を落とし

安全性もまた損なうことから

発電装置の回転数が

常に一定であることを

法令によって

当初から定められていた


蒸気発電という方法

を採用した

ということが

発電プロセスに於いて

蒸気圧を常時

安定化させておく必要性

を義務として与え

電力会社にその遵守を植え付けた


蒸気発電を実施している限り

蒸気タービンを安定した状態で

回し続けることが義務となる

回転数が僅かでも乱れると

それは周波数変動となって

電力の品位に重大な影響を及ぼす

出力の安定性を維持するためには

核分裂反応が生む熱で

一定の蒸気圧を

タービン翼へと

与え続けている必要性が

あったのだった


原発に拘るその姿勢は

資源コストの抑制のみならず

出力の恒常性維持を

最大の眼目とする交流の高圧送電

という方式が招いたこと


秘密主義を貫き通す肚を

業界が一致して決めた

ということが

止まらない温暖化と

有効需要の喪失による

経済の長期的低迷

を同時に生み出した


事実関係の確認を怠りさえしなければ

温暖化を有効に止める技術の開発は

80年代の終わり頃迄には

十分可能なレベルに達していた筈だ

地下資源に依拠しない電源の開発は

比較的簡単にできるものであるからだ


誘導法則にはその可能性が

ファラデーの時代から

既に埋め込まれていたのである

秘密主義へと業界を奔らせた

というその過ちが

代替手段の構築を阻害する経過を強要し

気候変動枠組み条約の達成を

直接遠ざける理由となった


電磁誘導の発見と超伝導現象の発見

とは

およそ百年の隔たりがあり

次の百年を経た現在になって



文明は存続の危機に

相変わらず立たされている


誘導法則と超伝導応用技術

とを組み合わせてやると

地下資源をまったく必要としない

未来型のエネルギー創出法へと辿りつき

環境負荷のない

優良な電源系統を

成り立たせることが

その段階で可能であった

電力業界が統一的に採用した

秘密主義という慣行が

代替電源の開発を

直接遅らせる動因となって

強く働いている


電力業界の秘密主義が

超伝導応用技術の登場を

執拗に遅らせていた

という其の点に於いて

業界の罪は

極めて大きく

そしてとても重いものとなった

のである

業を負わせた当事者が

自らその責任を果たす

というのが

ものの道理

というものだ
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認 識 能 力 ②

2017-07-02 07:29:22 | Weblog
一概に軍事予算

と呼ばれる項目の

総額

が多い国であればあるほど

経済成長を促す

可処分所得の割合は

相対的に

低下する


防衛費と呼び換えてみたところで

再生産に結びつかないあらゆる支出



有効需要の創出を妨げる

重い足枷

となって国家財政のみならず

経済全体を

大きく左右する


財政を劣化させた

債務負担の規模は

千兆円を優に突破し

国民に対する課税強化

となって

GDP比率を

政府与党の判断を

押し下げる結果となって

アホ一族が国家経済の失敗を

更に加速させる結果を生んだ


予算配分に於ける

新たに生じた

アンバランス

をきっかけとして

低い経済成長

を続ける時代の長期化

が目標とされたインフレ率を

国会の成員すべてが

自らの手で

遠ざけた


創造性を活性化することで

経済成長を通じた税収

の増加を目論んだ

政府与党と財務省による

行きがかり上の

野合

は低迷状態を却って長引かせ

有効需要の喪失を導いたまま

その現実に尚気付かない

エコノミストを中心とする

この国の知識階級を

一律に錯誤させ

財務官僚による

偏った

一方的壟断を許し

アホノミクスを決定的なものにする

その萌芽となった


生産を行うための資本が

破壊のために専ら使われていくのなら

再生産を成り立たせているように見えたとしても

失った健全な需要

を取り戻すことは

最早できない


破壊を目的とする

国家予算の偏頗な配分比率

への思慮に欠ける変更は

経済の質的劣化を加速させ

国民の暮らしを

最終的に

圧迫する


経済成長に寄与することのない

破壊を目的とする資本の増加は

有効需要の創出にとって

極めて有害

国家予算の健全性を計るには

生産を目的としない科目の

成分比率の割合

を比較することで容易に得られる


国家予算に占める防衛関連費の総額

が増えれば増えるほど

経済成長率の上昇には

抵抗となって

最終的に

強く作用する


市場経済のグローバル化で

コスト圧縮要因が

影響力を発揮するようになった

国際経済の反応場

へとシフトしたグローバル市場に於いて

非生産的な予算比率の割合が増えてゆけば

負担割合を相応に偏らせることとなり

その結果は

経済成長の度合いとなって

遅れて顕在化するだけのこと


国家が蒙るようになった財務体質の劣化

という共通の変化には

地球規模で統一された拡大市場と

安全保障政策費の支出割合の変化

との関連性の高度化

という状況が

抜きがたく

強く関わっている


防衛関連予算の負担割合が

低下してゆかない限り

経済成長は牽引力を殺がれて

破壊するためのシステム関連予算の増大効果で

財政収支の悪化を

より一層早める


裏を返せば

攻撃的に振る舞いたがる国家

が近隣に存在しなくならない限り

総ての国家予算を

破壊ではなく

創造するための資本として

活用することが

困難

であり続ける


核廃絶がまったく進捗しようとしないのは

すべての核保有国が

核を放棄する最初の国

になることを目指そうとしなかったから


問題の深刻さを承知していればこそ

核の保有に拘ることが

正義だと

身勝手にそう強く思い込む


軍事予算一般も

これと本質に於いて

かわりない

経済成長を急ぐ必要があったとしても

防衛関連費を削減する最初の国家

となることを目指そうとする国は

軍事大国が拡大

または存続する限りに於いて

経済を犠牲にすることと引き換えに

防衛費の拡張を

ヤミクモに目指すようになり

当然ながら

核を含むあらゆる軍事予算を抑制する

という健全な意思をもつことが

不可能となる


経済が不安定化した時ほど

テロをはびこらせる温床は広がっていき

国民を幸せにすることができずにいる

政府に対する

有形無形の圧力と

それを前提とするさまざまな意思表示が

折ある毎に頻発する事態を生み出す


イラク戦争が

テロの国際化を支援する結果となり

破壊活動を正当化する

自称イスラム国を増長させ

世界の富の一部を

反テロ活動を世界展開する目的で

個々の国家がそれぞれに

予算化しなければならなかった時代が

このほどISの撤退を経て

漸く終息する見通しが高まった


資本の力学は

市場規模の拡大を通じて

利益を追求するようになっていったのだったが

グローバル化で統一された市場は

コストダウン圧力を一律に受け

デフレ経済化へと向かう相を伴う

市場の収縮がトレンド

となる局面を閲したのち

資本市場は飽和する直前

のあやうい段階へと

差し掛かるその時



これから迎える


71年のドルショック以降発展を極めた

ドルを基軸とする信用経済は

08年のリーマンショックで

仮死状態となったものの

生死の境をさまよった末

かろうじて回復してことなきを得た

かのようにみえる


欲望に突き動かされる資本の力学と

恐怖に扇動された安全保障の力学とが

インフレ経済を形成していた

資本が循環するその土壌を

デフレ経済へと突き落とす

展開がこのようなプロセスを経て

一般化するだろう


そこに通奏低音として加味されてきた

思考力蔑視型の

つまり

学力重視の高等教育と呼ばれる方法が

戦後世代に長期間施され

差別化を安易に推し進めて

現状を理解することができない

粗野な認識を増長させた


現在の指導体制総てが

考えるための能力を錆びつかせ

正しい判断を下すことが

できずにいる

一連の経過に通有する相貌の変容には

一定の浮上しようとしない

隠れた理由が蠢いている


その証拠となったものの一つが

一向に減らない温室効果ガスと

これを生み出すために

国際的規模で

長年投じられてきた

環境対策費のすべて


実効性を欠いた環境投資の一切

は有効需要の創出に失敗し続けていながら

問題の所在に

誰一人気づかない

あって然るべき経済成長を

景気の長期的低迷へと

身勝手に結びつけ

分かった気分で漫然と過ごしている


問題認識能力の欠如という

世界規模の共通項の肥大化

という変化の流れが

止まらないデフレ経済と

止まらない温暖化を

現在に定着させた


教育の思慮に欠ける高度化

というものが

多くの不具合の生みの親

学力重視の選抜主義が

過当競争の時代を経て

現在の劣った指導体制を

同時多発的に世界規模で蔓延させ

思慮のなさを

ことある毎に露呈する経過を

次々に生み落す事態へと

繋がった


指導体制に問題認識能力があったなら

未解決の課題の多くは

問題であることを

夙に止めていた

教育の高度化が生み出したその弊害は

現状の拙さに見る如く

余りも既に大きい


※日本が体験してきた戦後の、いくつかある高度経済成長期のすべては、こうしてみると平和憲法の賜物だった、ということができるだろう。
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