こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

無 知 蒙 昧 ➂

2016-10-30 09:17:15 | Weblog
現代文明を牽引してきた

先進諸国からなるその連合体は

二酸化炭素の排出量削減に手間取り

その濃度を

400ppmへと高めてしまった


この問題を打開しようとして

今年開催されたCOP21では

パリ協定なるものが合意され

ヒト起源の温室効果ガス

の代表的存在

であるCO2の排出量を

今世紀後半までの間で

ゼロ%にまで引き下げる

とする目標を設定し

その批准をなによりも

急いだ


国際的な連携活動

を強化することにより

その実施を加速させることが

可能と判断し

発効を速めることを

惑星全体

の急務だと心得た


五年ごとに成果を見直すタテマエだが

最初の総括段階で

名目上の効果をどれほど積み上げたとしても

実質的な温暖化防止

ができない

という事実に遭遇することは

COP3以降の無駄な年月で

夙に証明されているほど

それは

明かなこと


問題の本質を見誤っていることにすら

誰一人

未だ一向に

気付かない


最大の排出源となっている

火力発電所が

化石燃料の消費

を続けている以上

総ての国が

この国際条約を

批准成立させたところで

温室効果ガスの生産は

止まらずに

その後も一貫して

維持される


これまでがそうだった

これからもそうなのだ

問題の所在を見失っている以上

有効解を特定することは

要するに

不可能


交流送電に依存して成り立つ

あらゆるシステムは

必然的に温暖化を

募らせる


外部電源をどれほど多く増やしたとしても

火力発電所の燃焼炉で

火が燃やされている限り

温室効果ガスの発生は

永遠に

止まらない


交流電源というものは

出力を調整することが

つまり

できない

四六時中運転していることが

義務

という発電システムなのである


交流電流には

周波数という成分が不可欠

であり

このことが

外部電源を導入しても

二酸化炭素の排出量を

常に一定の状態で

保っている義務を

電力会社へと

課していた


発電機の回転数を変化させることが

あらゆる地域の

総ての電力会社に

できないというその事実を

世界が知らずにいた

ということが

温室効果ガスの濃度を

これまで高め続けさせていた

最大の理由


周波数とは

交流電流だけが持つ因子

極性の異なる磁石同士が

一定の速度で

円運動を継続することで

得られる成分のことであり

磁場変化を与えるための円運動が

起電力の強弱を決定する

最終因子


周波数の関与があったからこそ

高い発電能力が

うまく引き出せていた

磁石には

SとNからなる磁極がそれぞれにあり

その配置を工夫することによって

磁場変化の割合を高めている

回転速度が変化すれば

磁場変化の量は不安定化し

電圧変動と

周波数変動とを

同時に惹起する結果を得る

発電装置の回転数が安定性を失うと

エネルギーとして利用できない

電気の再生産を繰り返すようになる


周波数は常に一定の状態で

安定していなければならないものなのだ


Sから出た磁束は右向きの電流を発生させ

Nへと入る磁束が左向きの電流を生み出す

交流電流とは

180度異なったベクトルをもつ

二つの電流が形作る

正弦波をもつ電圧波形が

規定する複合体

上向きの波が右へと向かう電流なら

下向きの波は左へと向かう電流となる

交流を意味するオルタナティブ 

とは「もう一つの」電流の存在

を意味する


ACとは

二種類の電流が

交互に現れる

波の形態

をとることからオルタナティブ・カレンシー

とそう呼ばれるようになったもの


交流の意味を

正しく理解していた一般の知識人は

不幸にして

ミアタラナイ

それが実効なき温暖化対策

という概念を世に残した


電気回路はすべて

直流電流でなりたっているのだが

交流は一方通行の電路

でなければ成り立たない

送電するための技


電気製品の内部で整流することで

回路が形成されるようになっている


磁場変化の大きな交流電源だったからこそ

発電効率を高めることができていただけでなく

変(調)圧も容易である

という優れた特徴を

19世紀末までには

実用化させていた


このため

高圧の長距離送電が可能となり

電圧を高めることで

電流値を最小化し

電気抵抗が生む送電ロスを減らして

電力会社の収益に

寄与することができていた


だが

交流電流の持つこの特性こそが

止まらない温暖化

を生み出していた張本人だった

ということを業界の秘密主義が

韜晦することを容易ならしめていた


その結果

事実関係の確認を

世界規模で怠らせることに成功し

CO2濃度を一方的に高めつづける

ことで温室効果ガスを量産し

気候変動の脅威を

国連の環境部会が喧伝する

端緒となった


火力発電に文明が依存している限り

温室効果ガスの濃度は

一方的に

高まり続けて

絶対に止まらない


何故なら

周波数によって与えられる

正弦波と呼ばれるその波の形が

維持できていなければ

単一線上で電流同士が衝突する

という短絡を引き起こし

電力火災を至る所で発生させる

こととなる


このため電源系の最上流部では

端子の一方に

絶縁処理が施されるようになっており

電流同士の接触が成立しないよう

予め配慮されるようになっている


周波数の乱れは

火災の原因となっていたことがある

位相制御が徹底されるようになった現在

発電機の回転数が変化しても

危険性は特になく

単にエネルギーとしてとりだせなくなる

という程度の

軽い問題となって治まった


このような経緯と事情があったことから

交流電流は単一線上を

異なった二つの電流が流れ

その一方だけには電流がなく

電圧だけがある

という現在の交流送電の形態が残され

出力変動をすることができない

という決定的な欠陥が

化石燃料の絶えざる燃焼を

強制的に維持させている


世界中の国民が

束になって節電に励んだとしても

周波数を安定化させておく義務

を課されている電力会社には

発電機の回転数を

引き下げることが

何一つできなくなっていた


電力業界の秘密主義が

気候変動枠組みに関する条約の

改訂

を急がせた


これが止まらない温暖化を生み出して

成果不在のパリ協定の批准を

善と信じて急がせている


再生可能エネルギーへのシフトを急いでも

それによって

火力発電所で燃やされている化石燃料が

減った

ことを証明するデータは

確認されたものが

一つとして

ない


どんなに優れた発電機を開発しても

火力発電所が存続している以上

温暖化による気候の変動は

今後ますます荒れ狂い

緩和されることはなく

これからも末永くつづき

状況をより早く悪化せる

という結果の到来を

一途に早めるだけとなる


交流送電に無知であり続けている

世界中の指導者たちが

パリ協定を生み出して

五年経過した後になってから

己の蒙昧さに初めて

真相の持つ意味

を悟る

というシナリオが

来月早々にも

確定する手筈になっている


原油相場の動向に

市場が振り回されているうちは

気候の変動要因が

消え去ることは到底あり得ず

逆に増え続けるだけとなる


無知ほど怖いものは ない


間違った対策に拘ってきた時間の積



国際経済に強い負圧を

いま懸けている

地球環境に対しても

より強い淘汰圧を懸けるようになっている

この事実を文明が

長期間悟れずにいた

ということが

経済と環境に

トレードオフの関係を

築かせた


古来

これを自業自得と呼んできた


己の愚かさに気付いたとき

新文明の萌芽が兆す

その直前の

最もくらい状態のことを

暁闇という


問題の所在を知れば

有効解など

容易に引き出せる

知識の量的拡大に特化した

欧米型の教育制度の浸潤が

止まらない温暖化と

デフレ経済の長期化

をこの劣った文明へと連れてきた
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錯 乱 狂 気

2016-10-22 22:00:26 | Weblog
殺戮と報復を許容する認識の集合



文明とは呼ばない

戦闘が公然と行われている社会の放置を

平和だと思ってはならない

生命が

我欲

に囚われている限り

争いの種

は尽きない


一人称を多用する言語文化



対立をおびき寄せ

高まったエネルギーが

解放された瞬間に

命が消えることがある


英語が公用語となっている世界では

折り合いをつける努力は

敗北に等しい行為


交渉に行き詰まれば

対決を迫るのが

順当な共通の道

これが

文明と呼んできた

問題を内包する

地域に固有の複合社会

が組み立ててきた歴史

の在り方


富を効率よく

そして

より多く得ようとして

侵略が開始され

奴隷労働の上に

最初の文明社会が築かれたり

廃れたりしてきた


帝国主義は

弱者の犠牲の上に成り立っていた

かりそめの支配形態が

通有する負の遺産

繁栄した帝国主義は

一例もミアタラナイ


被支配階級が飽和すれば

大航海時代を経て

見出された新大陸や

未開の野蛮な集団を懐柔し

富を奪う行為が常態となる


文明は未開を蔑み

富を献上させるための植民地

へと野蛮な暮らし

を置き換えた


過去の植民地政策のすべてが

宗主国を豊かにし

先住民の暮らしは

富の簒奪を許すことを余儀なくされ

著しく

貧しい暮らしを強いられた

最初の支配と被支配の関係は

文明が野蛮を規定したことによって

構造化され

帝国主義的支配を

世界各地へと蔓延させた


アフリカの沿岸部では

奴隷貿易がビジネスとなり

内陸部では

宗主国の身勝手な意向の変化で

分断された民族同士が

殺し合う経過が残され

覇権の奪取を目論む

勢力同士の争いが

未だに続いている部族と地域が

内戦へと突入する事例

さえ現実化する

という愚か極まる負の時代

を生み出すに至らしめた


中東では

宗派間の相違

を理由とする対立が極まり

イスラム国を自称する組織までをも

台頭させる結果となった


共和党大統領となったブッシュジュニアが

イラク進攻を正当化し

その理由となった

大量破壊兵器の存在を確かめることなく

当時のイラク大統領フセインを逮捕し

形式的な裁判で

直ちに処刑してしまった経緯は

当時の報道がよく伝えていた


正当な理由のない侵攻作戦だった

ということがテロリストに

聖戦という名の口実を与え

アメリカを長期戦へと引きずり込み

消耗戦を挑む目的で

宗派間の対立を煽るための自爆攻撃を

どちら側からともなく

相互間で勝手に行ないはじめる

という顛末を米軍が導いた


その結果

力のある指導者を不意に失ったイラクは

外部勢力の侵入を防ぐことができなくなり

原理運動を標榜するテロ組織に

主導権を与え

イスラム国を自称する勢力が

俄かに台頭する環境を

アメリカ自らが整えた


9.11に対するアメリカの報復が

大量の難民を派生させ

英国民にEUから離脱するよう

促して市場規模を圧縮し

国際経済を危機的状況へと

陥れた


米軍の撤退と入れ替わるようにして

野火のように

イスラム国の勢力拡大は

そこから急速に広まった


同時多発テロをアメリカで演出した

それぞれの集団が

イラク戦争へと米政府をおびき寄せ

戦費の調達を目的とする

原油相場の一方的

かつ連続的高騰

をWTIに人知れず実行させ

資源コストの急激な上昇を

世界全体へと例外なく強要し

国際経済の成長を抑圧する結果

を等しく押し付け

宗教的解釈を自在に操り

反米感情に火をつけた


アメリカはドルの供給量を俄かに増やして

戦争遂行を可能にするための

戦費の調達を

市場を動かすための情報を

積極的に漏洩することにより

エネルギー省長官に

ガソリンの需給がひっ迫する

という情報をリークさせたり

原油の調達を

世界規模で急がせたりなどして

ドルの供給量の膨張を図っていた

ということが

2008年秋になると

市場で大量に余らせたそのドルが

リーマンショックを引き起こすこととなり

国際経済に深刻な脅威を植え付ける

という経過を呼んだ


まさしく因果は巡るものなのだ


これによりアメリカは増税することなく

2001年の9.11を起点とする

報復戦名目の産油地域への関与を深め

ISという名の鬼子を逆に産み落とし

その後始末をするために

ロシアを土俵へと引きずり込みはしたものの

状況を却ってより深刻化させてしまう

という結果へと繋げてしまったのだった


こうして巡る因果が世に祟り

混沌の闇が膨張を始め

不可視化の波が伝播していくようになり

見えない影に怯えるエスタブリッシュメントらを

軍事予算の増加へと闇雲に走らせた


平和が呆気なく実現してしまうようだと

アメリカの兵器産業と銃器製造企業のすべては

市場を失ってしまう

兵器の需要増を図る意味でも

戦争状態の継続を

軍産複合体制は今でも

必要不可欠な措置だと

確信しているのである


文明の歴史は

欲望と暴力

そして

利益と破壊

を繰り返すための

不健全な意識に基づく

誤った認識の意図的な正当化

で盈ち満ちている


一人称を多用する言語文化は

必然的に

我欲の押し付け合いで

力による決着

がつくその日まで

戦い続けることとなる


その意味で

主語を省く言語文化を彫琢しつづけてきた

日ノ本の民の祖先たちの見識の高さ

というものが

改めて見直されて然るべき時を

やがて迎えることとなる


文明の基礎となるのは

あいまい



とされてきた日本語以外に

何一つ

存在し得ない


相互間で忖度しあう

磨き抜かれてきた固有の文化が

日本だけに根付くこととなり

その歴史を閲してきたということが

新文明のあるべき姿を

いま

世界中へと発信する時代

を極東へと連れてきた


日本式カルチャーが具有するようになった

特殊な意味を

世界が見極めようとして

積極的に近寄ってくる

時代背景が既に作られている


日本に固有の文化が

世界標準となったとき

文明と呼ぶに値する

繁栄が導く平和状態の実現を

はじめて

地球上へと産み落とす


アメリカ型の民主制度と教育システムが

日本文化を見損なわせる

根拠となっていた

この事実を証明する時代が

すぐ近くへと

やってきている


不具合の源である

欧米型の民主政治と

学力重視の高等教育が

日本をアメリカの犬

となりたがる政府を育成し

そのための重石

となって機能するよう

北朝鮮を位置づけさせた

早い段階で対処しておけば

北の核実験と

それによる六者協議の開催は

無用であった


世界を指導する役割を

日本が果たすその日

は近い

手段となるのは

エネルギーコストがゼロの

環境性能に優れた

小さな電源の分散配置


エネルギーの自給自足体制

が成り立つことを証明することができた時

安全保障政策は

大転換せざるを得なくなる

エネルギーコストの最小化は

地下資源の消費を

不要なものにする

それによる可処分所得の増加は

デフレから抜け出せずにいる

逼迫した経済を

賦活して成長できるようにする

装置の供給権を保持する国は

核の廃絶と戦争する理由を

同時に

消し去る


垂涎の的となる何かを持つ国は

攻撃されることがなく

友好的関係を築かせ

繁栄による平和状態の実現

を可能にする


やるべきことは

環境型の小型電源の開発

を急ぐことであり

その供給権を手段とする

安全保障政策に代わる

繁栄保証政策の普及

という枠組みとの交代

による価値基準の入れ替え

なのである


電源の小型化と

その分散配置の実現は

送電線を直ちに不要なものにする

住宅の単位で

電力を確保することで

無駄な損失を省き

繁栄の実現を加速する


交流の長距離高圧送電がインフラ

なっている限り

気候の変動は深刻化する一方でありつづけ

永遠に止まらない


問題認識能力の不在が

現状の

不具合で満たされた

不毛な似非文明を産み育て

淘汰圧を複合させることにより

多様性を認めない姿勢の

劣った社会を

望ましく思う指導体制を

延命させてきたということが

温暖化を急がせた


経過と結果による証明が示すのは

善と信じて不善を為す

という余りにも愚かな行為

無知であることを悟らない指導者が

環境と経済の同時進行

を急がせた


数の論理による政治制度と

資本の論理による経済体制の拡大が

世界から安定と安寧を奪い

力による決済

を妥当なこと

として許容する文化を

昂然たる態度で

平然として

成立させた


此れが多くの過誤

と錯誤で満たされている

現代社会を不毛なものへと変えてしまった

そのたったひとつの水源池
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反 対 命 題

2016-10-16 08:29:53 | Weblog
この先

英知を集めてまとまった

COP21の成果

である温暖化対策の結果

がおしなべて無駄

であったことに

文明は最終的に

直面する


そこで

はるばるとやって来た

間違った道

であったことを知らされたとき

初めて振り返って

誤りに気付き

改めて

出発点へと戻った後

道標べ

が間違っていた

という事実を漸く悟ることとなる


覚醒のタイミングが遅ければ

生命に対する淘汰圧は強まり

早ければ

新文明の起点を

そこに定めることが

可能となる


温暖化現象の

原因物質である二酸化炭素

の排出量を

これまで

延々と

増やし続けていなければならなかった

という事態が

世界規模で同時多発的に発生し

気候変動枠組み条約の批准発効

が急がれるようになったのは

知識の量的拡大に特化した

高等教育が引き寄せた

負の結果

の一つとして

文明が行き着いた

意図に反する経過

を説明するための

新たなる命題


この自然界からの温暖化という問いかけを

産業革命の時代から

文明は突きつけられていたのだった


教育の高度化を推し進めてきた判断が

考える力を却って貧しいものにした

批判精神の脆弱化は

知識の量的拡大が

もたらした

知の意味を理解することができなければ

活用する方法は分からない

知識人たちは己の無知に

相変わらず無関心

クイズ番組で憂さを晴らすことで

教育投資を回収した積もりでいる


考える力が

指導的知識階級に

或る程度残されていたのなら

節電努力と火力発電所の燃焼炉

の稼働率との間には

どのような相関関係もない

ということくらい

一瞬で

察知できていなければならなかった


太陽光発電や風力発電の導入量

とそれに等しい化石燃料の

消費抑制に関するデータが

なにひとつ

長期間

示されずにいる

という貧しいこの現実を

誰一人

訝しく思わなかった


思考力の不在は

知の貧困化を経て

批判精神の欠如へと至る

調べれば簡単に分かっていたことが

何故か

世界規模で

まったく見えなくなっている

己の姿さえ

見落としているくらい

知識階級の痴呆化は

進行してしまっている


交流と直流の違いを弁えず

交流でも回路を形成することができる

と頑なに信じ込んでいる

三本単位で鉄塔を繋ぐ送電線の半分が

発電所へと戻っている

と確信してしまっている

その不自然な理解を生んだなりゆきを

一向に意に介さない


世界中の知識階級が

電気製品のスイッチを切りさえすれば

発電所の稼働がその分だけ減る

と錯誤している

その事実にさえ

いつまでたっても

まったく気づかない


電力会社の秘密主義

という意固地なスタンスは

今更カミングアウトすることができない

という事情が生み出したもの

その継続を業界は強化した


有効需要を失っている事実

を知りながら

実効のない温暖化対策を

三十年以上に亘って

尚実施しつづけて

大気中のCO2濃度を

ついに

400ppmを超えるレベル

へと導く結果を実現させた

環境投資の一切が

こうして無駄な投資となってきた

経済が低迷し続けているその背後には

それ相応の意味が隠れている


CO2排出量は

膨大な規模の国費

を連続投入し続けていたことで

実効なき温暖化対策と揶揄されており

有効需要を失いつづけていながら

その事実を悟れないまま

景気の低迷を国民の責任へと押し付ける

アベノミクスを引き伸ばしすことにより

消費の低迷に

自らが直接関与してきたことで

一向に改善しないGDP成長率の低回ぶりを

無駄な環境投資の結果である

といま以て悟れずにいる

その愚かさ


火力発電所の燃焼炉では

その期間を通じて

二酸化炭素が

着実に

増やされ続けており

発電機が運転を止めているときであっても

燃焼炉では

蒸気圧を一定水準に保っていなければならず

電力の発生の有無とは無関係に

天然ガスや原油などを

四六時中燃やし続けている


蒸気圧を維持するためには

絶えざる燃焼の継続が

基本的に必要なことなのだ

電力会社が輸入した化石燃料の総額

の年度別の推移を見れば

一目して瞭然たるものがあったはず


残念ながらそのデータは

ネットで検索しても

手に入れることができない

京都議定書COP3が発効する以前には

エネ庁のサイトや

各種の貿易統計などの資料には

それが記載されていたのだったが

今ではその数値を記録したサイト

にすら辿りつけなくなっている


有効なデータにリンクするサイト

を検索することは

もはや不可能

意図的な韜晦が為されている

ということを覗わせる変化

がその頃から既に起きていた


交流電流の成り立ちについて

正しく説明できるのは

利害関係を有する上部構造のみ

それ以外の知識人で

交流を知っている

と思わせる発言と遭遇した経験は

これまでに皆無


業界の秘密主義というものが

CO2濃度を高めさせ

実効不在の分野への

国費の大量投入を許し

日本経済から有効需要を奪い去ったことで

景気の低迷を自ら強いて置きながら

リフレーションでかわせる

と錯誤し

国と国民を

三年以上の期間に亘って

更に苦しめさせる結果を生んだ


電力業界がその間の消息について

一貫して黙り通している

ということが

国民を欺き

温暖化を

止まらないものへと位置づけた


業界が

知られたくない秘密の数々を

率先して公開していたのであれば

民間から

新電源の開発が熱心に行われ

今頃

日本は世界一の

発電システムの輸出国

として世界中から尊敬されていたことだろう


地下資源に頼らずとも

電力を確保する術がないではない

電力業界の秘密主義が

その開発を遅らせて

COP21の発効を急がせた


火力発電を捨て去らない限り

温暖化が募らせる気候変動は

これからますます悪化していくだけとなり

自然災害が生む犠牲の数を

否応なしに高めつづける


交流電流を成り立たせている要素群

の抽出を急いでいれば

温暖化は確実に

止めることができていた


業界の利益を守ろうとした

利益共同体の面々が

経済成長を押し留めて

異常気象を逆に募らせ

自然災害を狂暴化させ

今世紀末までの間で

二酸化炭素の排出量をゼロ

にする約束を

来月早々にも公表する段取り

で合意した


考える力を失った

知識階層に属する全員が

国際経済全体に壮大な負圧をかける

認識の錯誤を自覚せず

気候変動を急がせて

できもしない空約束で時間稼ぎを行って

具体的な対策を何一つもたないまま

目標とするCO2排出量ゼロ%を

目指すことで

問題の先送りでたちまち合意した


目標実現のための具体的方法について

言及した事実は一例もなく

これまでのところ

その可能性さえミアタラナイ


発電原理を再点検すれば

有効解は夙に得られていた筈だ

電力会社の秘密主義を放置して

隠蔽工作まで行っていた

利益共同体の責任を追及する

その時代はおそらく

遠からずやってくる


温暖化を止める有効な方法を見出した国が

アメリカに代わって

新秩序の確立を急ぐ義務を与えられ

世界を指導する枢要な立場を

得る


変化というものは

いつだって

唐突にやってくる

ものなのだ
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約 束 手 形

2016-10-08 21:53:40 | Weblog
バリ協定が発効する来月から

世紀末までの八十数年間で

温室効果ガスの一つ

である二酸化炭素の排出量は

ゼロ

になっていなければならない


あらゆる燃焼炉では

地下資源を燃やすことが一切許されなくなり

二酸化炭素を発生させない

これまで全く知られていない

新たな方法で

熱を得る暮らし

が一般化している

ということになる

予定


自動車はエンジンを搭載することが許されず

ハイブリッド方式であったとしても

パリ協定には

明確に抵触する存在

となる


水素エネルギー社会が実現すれば

温暖化の原因物質である二酸化炭素は

確かに消える

だが

温暖化の結果として与えられる

降水量の増加と

それによる海面水位の急速な上昇は

却って甚だしいものとなる


何故なら

水素の酸化物は

水 H2O

または H2O2(オキシフル)

以外の化合物には

なり得ないのだから


気体の水を意味する水蒸気は

地表の熱を奪って上空を温めるが

やがて

寒気に触れて凝固することとなり

重さを得て

地表へと落下して



となる


炭素系資源を捨て去ったとしても

代わりに水素系資源が台頭するのなら

降水量の増加と洪水

その他の自然災害は急増し

気候の変動は収まらず

海岸線の総延長距離を

時の経過とともに

急速に狭めてゆく


炭素系酸化物の二酸化炭素を減らそうとして

水素系酸化物である水の増加を急ぐなら

水没することを迫られる地平は増え

耕作地は減り

作物の収量は縮小する

食糧の自給自足に事欠くようだと

生命の多様性は

消えうせて

取り戻せなくなる

炭素と水素を含まない地下資源

即ち

核燃料へと手を伸ばせば

生命の生息環境は劣化して

復元に要する時間の単位は

類例のないものとなる


無害化することのできない物質

に頼ってきた

ということが

文明に大いなる試練を与え

課題の解決を

迫る時代が

ついに訪れた


今世紀中に有効解を得られなければ

文明の滅亡は

避けがたい

問題解決能力がある

ことを人類が証明すれば

環境負荷はゼロとなり

エネルギーコストもまた

ゼロとなる


温暖化は文明の英知

を問うための変化

進化する機会を人類が見送れば

たちまち危機に見舞われて

生息環境は極端に劣化する

チャンスの後にやってくるのは

いつだってピンチ


窮地を脱することができえたなら

地球は宇宙で一番優れた

光り輝く

水の惑星

として存続することを

所定の期間

許される


バリ協定は文明に

存続の可否を問いただすための

最終的な設問

実現不可能にみえる困難なテーマが

一瞬で手に入る

という可能性はゼロではない

自然法則を探れば

壁を突破する方法と

出逢うだろう


電磁気学を点検すれば

突破口らしきものが

仄見える筈

既得権益を享受している階層が

状況の危うさに気づく時

環境の再生と

それによる経済の復興

が徐に訪れる


問題の姿かたちがみえるようになったなら

実現可能な選択肢

を選び出すことは

タヤスイ

これから先も問題が見えないままでいるのなら

パリ協定によって

文明は自滅する

だけとなる


得意技の一つとなった

先送りという名の常套手段を

繰り返し重ねることを

文明はそのとき

余儀なくされる


環境の劣化と

経済の鈍化とには

共通する種がある

ことに気付くためには

追い詰められて行き詰る

というプロセスが

愚かなる文明には

未だ

必要だというこなのだろう


環境問題を解決すれば

経済問題は自動的に改まる

温暖化を長期間止められずにいた

ということが

経済低迷をこれほどまでに長引かせ

環境の劣化を急がせた


パリ協定は文明が得た

最終的な目標

この目標の達成ができない限り

経済の成長は覚束ず

試練の日々は

数百年の長きに亘って

つづく


問題を解決するための方法に気が付けば

文明は進化を速め

環境の回復と

経済の復興を

同時に果たす


未知のエネルギーは

環境と経済の間にある

トレードオフの関係性を打ち消し

不可能だった温暖化を止め

低迷していた経済を

たちまち賦活して

活性化するだろう


問題の本質が見えていたのなら

直流電流と交流電流とを

勝手に混同する

などという信じがたい

不毛な経過を引き起こすことなど

到底ある筈のないことだった


直流電流は蓄電デバイスに保存することができ

交流電流にはそれができない

何故なら

交流電流は周波数を維持していなければならず

一瞬たりとも

発電機の回転数を変動させることが

そもそもできない

電源装置


国家的規模で

広範囲な節電を行ったからと言って

二酸化炭素が減らせると思い込むのは

愚の骨頂


思考力の不在が

気候の変動を促して

経済成長から有効需要を奪っている

この現実にさえ

全く気が付かない


問題は

この程度の事実確認を怠って

平然と過ごしていた

知識階級の怠慢

にあったのだ


国会に判断能力がなかった

ということが

電力消費を減らせば

二酸化炭素も同様に減る

と即断させた

この一連の経過に共通するのは

思考力の不在


知育偏重へと特化した

高等教育のあり方

というものが

豊かだった思考力を低下させ

鋭さに裏づけられた判断能力を

偏差値教育への一斉シフトが

葬り去った

そう断じざるを得ない

教育の高度化が

取りも直さず

止まらない温暖化と

アベノミクスの失敗の

そもそもの起源となった


真実は単純なものごとから

作られる

誤った認識が生む

誤謬こそ

不具合の種

考える力を取り戻す

ということが

文明の存続を可能ならしめ

繁栄による平和状態の実現を

導くためのたった一つしかない

そのための


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通 底 法 則

2016-10-02 08:57:44 | Weblog
パリ協定(COP21)が発効してからも

二酸化炭素濃度は止まることなく増えづけ

これまでがそうだったように

これからもその大気中濃度を

高めつづける

過去にできなかったことを

先送りして未来を待つ

というのが現状で

最善の策

となった


この現実から

目を反らせることが

できなくなったとき

文明は

温暖化防止のために

いくら目標設定を高めたとしても

温室効果ガスの増加が

止まらない

という現実を

最終的に

受け容れざるを得なくなる


二酸化炭素の排出量をゼロにする

事は現状で

まさしく不可能

既に400ppmへと達した

その値が何よりの証拠

あらゆる手段を講じていながら

このていたらく


逼塞した状況を打開するには

火力発電を撤廃することは固より

内燃機関の関与もまた

ゼロにしなければならない

燃やすものがゼロにならなければ

CO2排出量をゼロにすることは

当然のことながら

できない


COP21とは

不可能な現実を目標にした

一時しのぎのきれいごと

であるに過ぎない


既存の温暖化防止対策にできなかったことが

削減義務を公平化することで可能になる

ということにはならない

順守義務を怠った国だけに

責任を負わせたところで

問題は改善せず

ますます悪化し続ける


これまでの諸対策が無効だったその理由を

きちんと調べておかない限り

有効解など到底得られない

無効な投資をつづけてきた

ということが

止まらない温暖化を生み育て

無駄な投資を積み重ねることで

有効需要を圧殺し

経済の低迷を国民へと押し付けた

その結果が世界規模の

デフレ


ディスインフレだったものを

デフレへと突き落としたのは

一に懸かって

指導階級に共通にみられる

問題認識能力の公平なる欠如



内燃機関を捨て去ったとしても

総ての移動体を電気化することができなければ

それは不可能

燃焼炉の廃絶もまた

地下資源に代わる新たな方法

に切り替えない限り

文明を

異常気象が際限なく苦しめつづける


発電所が交流電流での

長距離高圧送電を前提としている以上

化石燃料の消費は

必要不可欠

核燃料で置き換えることは可能でも

核廃棄物の無害化は

言うまでもなく

不可能


ごみ焼却炉を撤廃するには

燃焼に代わる未知の方法を

新たに見つけだすことがなにより必要

バリ協定は

ゼロエミッション社会

を前提とした誤った理解の上に

成り立つ

砂上の楼閣


燃やすものがなければ

炭素系酸化物

即ちCO2の排出は

必然的にゼロ

ものを燃やせばその酸化作用で

酸化物の副産物が

二次的に量産される


地下資源に代わり得る

環境負荷のない熱源を求めて

文明はこれから

彷徨い続けることが分かっている

辛い旅

へと出発することになる


どこにもない大陸や未発見の半島を目指して

羅針盤のない航海

を始めさせようとする新たなる枠組み



バリ協定の本然の姿


自然エネルギーにはもともと代替能力それ自体がなく

核エネルギーでは逆に有害性を極める

無害化することができない資源

に飛びついてきたこれまでの文明の浅はかさ

が温暖化という名の

安定していた気候を乱す原因を産み落とし

生命の多様性に重大な負荷を与える

平均気温の上昇をひたすら急がせた


これまでのところ

温暖化を止めるための有効な方法を

文明は未だ知らずにいる

熱源の関与

を前提とする電気を使わないようにすれば

地下資源の消費は大きく減る

と勝手に偏ったまま

即断してしまった

ということが

温暖化を止まらないものにした


電力消費を減らしたことが

発電所で燃やす地下資源を圧縮する

とした文明が抱いた理解に

合理的根拠はない


節電で電力消費を減らした

ということが

火力発電所の燃焼炉の火を

同じ分だけ抑制した

と見做す法律を勝手に制定したことで

論理的に導出した机上の値と

燃焼炉が燃やし続けていた地下資源の実際の量

との間にある無意味な数値

を検証したとする事実は

一例も存在したことがない


電力会社が輸入している

地下資源の量的変化

を眺めれば

一目して瞭然たる結果と

遭遇することは夙にできていた

意図的な隠ぺい工作が行われていたにも関わらず

事実関係の確認を

当事者の総てが

怠っている

ということが二酸化炭素の増産を導いた


これまでの経過にみられるその姿は

世界中で

そっくり同じ

便利な生活から離れられない社会が

温暖化を防止する目的で

数字だけの削減値を持ち込むことで

実態のない名目だけの値を積み上げ

温暖化をくい止めた積もりになっている


総ての移動体からエンジンを取り除き

電力会社が地下資源の輸入量を

ゼロへと減らす

ガス会社が炭化水素の供給を全廃すれば

バリ協定が目指す効果を

引き出す可能性は高まる


問題の本質を探ろうとしないまま

表層的な変更で解決することができるほど

温暖化問題の解決は

易しくない


気候の変動を増長させている

現実を明確に知りながら

有効な対策を絞り込むことすら

まだできずにいる

それほど世界がノー天気で過ごしてきた

ということが

削減比率の目標を0%へと設定させた

この経過が文明の限界をよく指し示す


問題の姿かたちを

曇りのないマナコで見ることができるなら

有効解を導き出すことに

困難などはなかった

真相を探ろうとしてこなかった文明が

自らの手で己の命運を

パリ協定という名で

決定したということになる経緯


文明の愚かさが招いたその結果が

止まらない温暖化を

止めるためのバリ協定を

来月発効させる

見通しとなっただけ


問題の本質を探らない限り

温暖化を止めることは

誰にもできない

課題解決の方途を探っていれば

期待された解とは何か

を知る程度のことは夙にできていた


問題の理解を曖昧にしてきた

ということが

自然災害の狂暴化を急がせ

経済成長を阻害する

無効な需要への投資を積み上げさせ

貴重な資本をドブに捨て去ってきた

その無駄な時間の経過があればこそ

デフレ化の渦から

抜け出られない身分へと

自ら陥る愚かな展開を

未だに続けることとなったのだった


問題の所在を確かめることができていなかった

ということが

意味のある環境装置の開発

を抑制することとなり

既得権益享受層に

不要な利益を過大なままでに

未だに与え続けている


新しい環境型の新電源の登場は

電力会社の存在理由を

直ちに消し去る

節電や再生エネルギーで

環境復元ができると錯誤した階級が

電力業界とガス業界

そして自動車業界を温存し

二酸化炭素の排出量を

今世紀末までにゼロにする

COP21の成立を却って急がせた


交流高圧送電をなくすには

効率に優れた環境電源を小型化し

各家庭や事業所などに分散配置すればよい

この方法でオール電化を進め

ガスを燃やす必要性を消す

エンジンを外して

電気モーターへと置き換えることにより

移動体が吐き出している

総ての有害物質は消滅し

ゼロエミッション状態の持続性を確保する


そこで必要となるのが

環境負荷のない

効率的で

合理的な

小型電源


この程度の発電装置など

三年以内に実現できる

環境電源の登場は

政治と経済の枠組みを

そっくり変える


石油産業で富を得ていた組織群と産油国

並びに

決済通貨としてのドル供給事業を推進してきた

国際金融資本とが

同じタイミングで

最小化する方向へと

動き出す

そこで生じる負の経済効果の大きさに

文明はその時漸く気づくのだ


環境の劣化を止めることは

経済の推進力を減らすこと

温暖化が止まっても

経済成長が失われるのなら

文明の存立は

危うい


そこで必要となるのが

平和本位制という名で呼ばれる

あたらしい枠組み


平和の価値が

あらゆるものの基準となったとき

不具合の一切は

消えてなくなる


本質を見失った文明は

彷徨い続けながら

ついに

滅び去る運命へと陥る

転落を避ける努力の意味に気づくなら

この太陽系第三惑星は

宇宙で最もひかり輝き

末永く

法則を与えたなにものか

の意図を解き明かす
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