こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

間 接 話 法

2019-07-28 09:58:38 | Weblog
世界的規模で

日夜濃度上昇をつづけている

温室効果ガスの拡大再生産

とそれによる

異常気象の無段階的昂進



もはや

文明が制御する術

はない


交流電流による

長距離高圧送電

をすべての国家が

共通の産業基盤として

採用した以上

温室効果ガスの大気中濃度は

着実に拡大する一方

という状態でトワに推移する


交流電流はその本質に於いて

止まっていることが

要するに

まったくできないものなのだ

交流成分の前提条件

となっている

周波数で成り立っている

電流

という意味をもつものである以上

燃焼炉の火を

発電するとしないとにに関わらず

止めておくことが

完全に

できなくなっているからだ


定期点検するための休止以外

火力発電所のすべては

二酸化炭素と水蒸気からなる

二種類の温室効果ガスを

排出し続けていることが

自らに課した

義務となっている


直流電流には周波数は存在せず

それ故に

蓄電装置に保存しておくことが

問題なくできている

止まっていることができる直流電流と

常に回転する波

の形を維持

しつづけていなければならない

交流電流との違いを

文明はこれまで

なにひとつ

認識してこなかった


そのために直流電源である

太陽光発電を増やせば

その分だけ火力発電所の負担が減り

地下資源を燃やす必要性を

減らせるという誤解を

世界中の電力会社が

社会全体へと

熱心に刷り込むことを許してきた


直流電源に周波数を与える

装置(インバーター)を組み込めば

直流出力を交流に変換するのは

問題なく可能


だがその装置を組み込んだところで

火力発電所で燃やしている

化石燃料の消費抑制

が成立していなかったのであれば

環境投資は損失となるばかり


温室効果ガス

の代表的存在である

二酸化炭素CO2の排出削減

にはまったく結びつかず

環境投資を損失へと

振り替えるだけとなる


交流電源を成り立たせているのは

周波数という絶対的な条件なのだ

永久磁石の極性を

SとNとの間で

交互に切り替えることにより

周波数という成分が

交流電流に本質成分として

備わる


50ヘルツの周波数は

毎秒50回転する電源だけが

生み出せる

毎分では3000rpm

という条件を

満たす能力が必要なのだ


60ヘルツの場合なら

毎秒60回転する必要があり

毎分3600rpmという条件

を四六時中

成り立たせていなければならない

ということなのだ


つまり交流電源というものは

おしなべて

周波数の関与

を絶対条件としている装置群

ということになる訳だ


その理由は

誘導法則に基づいて得られる

起電力を引き出すため

という目的に

基づいていたものであったから


誘導法則は200年前の

1820年に

ファラデーによって

法則として与えられたものであり

現在では世界中で

電力を生み出すための

共通のインフラを成り立たせている

基盤技術として

世界中で採用されている


誘導法則によると

起電力は

磁束密度と磁場変化の割合

で定まる

とされている


磁束密度を高度化すると同時に

磁場変化の割合を高め

その状態で安定化

させておくことで

起電力を効率的に引き出す

という発電効率の向上を図る

能力を引き出す

という効果の実現にあったのだ


交流電源が毎分3000回転する装置なら

それが生みだす交流電流は

50ヘルツの周波数を与えられている

この磁場変化を与えるための

回転運動が磁場変化の割合

となることから

60ヘルツの交流電流は

50ヘルツの交流電流に比べ

20%高い起電力を保持し

より効率的に

交流電流を生み出している

ということになっている


この発電効率の高さ

の違いというものが

周波数の差となっているのだが

周波数が同一であったとしても

波の位相が僅かでもずれてしまうと

電流遮断の原因となってしまう


あらゆる交流電源は

周波数を安定化させておくために

四六時中磁場変化

を安定した状態に

保っていなければならない

ということが

絶対条件なのである


このため火力発電所が

温室効果ガスの恒常的生産

を止められなくしてしまったのであり

温室効果ガスの生産を

常に維持していなければならない

ようにしてしまうこととなったのだ


止まっていることが

まったくできない交流電流

であったからこそ

消費者が束になって

節電に取り組んでいながらも

電源の回転数を減らすことが

全くできなくなってしまい

環境効果を何一つ

上げることができなくなっていた

これが温暖化の直接的な

原因となったことにより

環境対策から実効を

悉く失わせる原因となったのである


止まっている

ことがまったくできない

交流電流であったからこそ

京都議定書を成果を引き出せないまま

ただ単に失効させ

パリ協定の導入を急がせた

そのたった一つの

理由となった


交流電流の成り立ちを知っていたのであれば

誰にでも分かる

とても簡単なこと

に過ぎなかったのだが

世の知識人たちのすべては

直流と交流とを混同したまま

温暖化を止まらなくしているその訳を

一切追及しようとしなかった

かれらの問題認識能力に

重大な不備があったからだった


再生可能エネルギーを大量に導入しても

火力発電所が周波数を維持するために

化石燃料を燃やし続けているのだから

大気中のCO2濃度は

高まる一方

という状態で推移し続けるのが

身の定めとなったのである



気候変動要因の一つ

である温室効果ガスが

減るどころか却って増えてしまっていた

というのは

交流と直流との違いの意味を

世界中の賢人たち



まったく

弁別していなかったからなのだ


それには電力業界の通弊となった

秘密主義の高度化

という変化が

大きく関わっている


電力会社が買い取っているからといって

それが有効理由されている

ということにはならない

買い取っているように見せかけて

発生した損失を

消費者に負担させる行為

である太陽光付加金の請求を

未だに行っている事実は

詐欺行為であることを

立証していることなのだ


その有力な証拠となったのが

有効利用することができない

外部からの流入電流を

高値で買い取らせているすべての国家



気候変動要因をその手で高めさせることとなり

自然災害の狂暴化を

結果として急がせた

という積年の事実


現在既に起きている

世界規模の異常気象を生みだしている

主要な本質成分は

電力業界の秘密主義と

知識階級が陥った

普遍的な判断停止という

その状態

の現象論的な相互作用


その根底には

教育の成果なき高等化

という学力重視の偏向姿勢

が横たわっており

知育偏重型教育制度の欠陥

の一つである思考力の劣化

という粗悪な経過が

盤石の状態で蟠踞する通底システム

となって多くの禍を

この惑星へと偏に推しつけた

経過の事実


知識だけを与えておいて

その意味を掘り下げない

という知の量的拡大

に特化してしまった現在の教育制度

のあり方が

温暖化を止まらなくした

そのそもそもの

背後の理由


共育投資が有効需要の創出

に失敗し続けている現実を

承知していながら

気付かないフリを

しつづけている当事者の

何と数多くいることか


気候変動による異常気象の

昂進

はこれから更に

苛烈なものとならざるを得ない


さして意味のない大量の知識の獲得に

長い時間と大きな資本を投下していながら

その失敗の意味すら

未だに理解できずにいるようでは

どのような成長も

期待してはなるまい


教育投資の失敗が

環境投資の莫大な損失を生み

経済成長に

強い下押し圧力を掛けている

経済活動の長期的低迷

によるデフレ化する一方

というプロセスを見過ごし

巨額の債務負担

を増長させる負の論理

で市場経済全体を

特定の方向へと

欲望が操っている


異常気象に狂暴性を与え

社会資本の大量喪失のみならず

多様性に対する淘汰圧

を強く与える状況

を定着させた淵源を遡り

濫觴を辿っていけば

教育の意味のない高度化

へと自動的に辿りつく


義務教育を終了したら

インターンとして暫時社会参加し

進むべき方向性を

自らの判断で探り出すならば

時間と費用からなる多大な無駄を

地表から放逐することは

容易であろう


必要な知識は

AIを下請けとして利用すればよく

判断をアナログ回路で

ニンゲンが導く

というスタイルが望ましい


その時に役立つのが

考えるための

基礎的なちから

温暖化は無駄な遠回り

であったことを

文明へと告げるための

間接話法として

人類へと託された

事象の変化

現象から何を読み取るか

ということが

人類にとっての

進化のカギ
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不 可 視 観

2019-07-21 11:25:34 | Weblog
地球規模と化した

現在の市場主義経済

というものは

資本移動の効率化

を目指して規模の拡大

へと邁進することとなり

環境の急速な劣化

という余りにも粗末

なこの現実を

率先して手に入れた


欲望の強さ

が仕向ける富の争奪戦

を当事者のすべてが参加する

という構成で演出し

1%の資産階級を生み出すために

残りの99%を犠牲とする

拙い経過を生み出した


その一連の過程を通じて

温暖化現象を発症させていながら

止められず

ついにCO2発生量を

ゼロ%にまで減らす

という目標を課すことになったのが

京都議定書を見限った

パリ協定の成立だった


京都議定書を率先して

精力的に遵守していながら

結果を見ると

温室効果ガスの大気中濃度

を却って

大幅に高めてしまっていた


この事実と遭遇するまでは

実効のない無益なままの環境対策

が善

であるとして

世界中がそう心得ていた


想定外の環境異変の登場は

経済成長を目指してきた

文明社会にとって

青天の霹靂となった


成長目標を達成しようとして

生産活動を活発化させてきた行為

が齎した高い成長性の実現は

環境破壊を前提とする

という条件がついていた


問題認識能力を失っていた当事者

のすべてが事実認識を失っていた

ということが温暖化現象を

より一層深刻化させてしまっていた


グローバル市場に組み込まれた状態の

参加者は

おしなべて資本効率を最大化しようとして

生産性の向上に努めていた

経済成長こそが

善であるとそう信じて

資本と利潤を対象とする

世界規模の追いかけっこ

という遊びの継続

に文明社会は

これまでのところ

余念なく無事に過ごしているのだが

将来展望を描けずにいる


産業合理化を進めて

生産効率を高めるためには

エネルギーが絶対的に必要となる

熱エネルギーと電気エネルギー

の二種類のエネルギー

が経済成長にとって

最も重要で必須のファクター

となっている現状が既にある


どちらのエネルギーも

石油と呼ばれている

地下資源が生みだしていて

化石燃料と呼ばれてきた

炭化水素系地下資源である

メタンを燃やすことで

熱と電気とを

世界中で同時に生み出す仕組み

で世界全体を

成り立たせている


炭化水素の成分となっている

炭素と水素とは

それぞれ単独で燃やすことができ

炭素系地下資源を燃やす酸化作用で

二酸化炭素CO2を生み出すと同時に

水素系地下資源

を燃やすその酸化作用で

燃焼工程を成り立たせ

大気中の酸素

を反応に取り込むことで

水素系酸化物である

気体の水

つまりH2Oとよばれる

水蒸気を同時生成する

一連の反応が成り立っている


炭化水素の代表的存在

がメタンCH4であることから

地下資源を一分子燃やすと

共通の酸化作用で燃焼が成り立ち

CO2を一つ作り出すと同時に

二倍のH2Oを生成し

三分子の温室効果ガスを

大気中へと放出してきた


これら二種類の酸素化合物のそれそれは

共に

温室効果ガスに分類されていることから

メタン系燃料を燃やすと

温室効果を有する

ガス

を三分子

即ち

一分子の二酸化炭素と

二分子の水蒸気

とを同時に

排出する結果を残す

温暖化現象の発生機序は

燃焼の酸化過程で

炭化水素の成分に

酸素原子を取り込ませ

三分子の温室効果ガス

即ち一つのCO2二酸化炭素と

二つのH2O水蒸気とを

同時生成する過程の増加

にあったのだ

90年代以降に顕在化した

降水量の異常な増加は

温暖化プロセスの結果

として世界規模で

与えられたものなのだ


石油を燃やすと

最終的に温室効果をもつ

二種類のガス

を合計で

三分子

否応なしに

生成させる

という結果を招く


メタンの燃焼を減らそうとして

再生可能エネルギーの導入量

を増やしたり

エネルギー消費を減らそうとしたり

して節電に励んできた

過去の判断の過ちが

京都議定書とパリ協定とを

続けざまにうみだした

その理由


温暖化現象の本質

をすべての知識階級が

未だに捉え損なっている

それは

交流電流と直流電流との違い

をまったく弁えていなかった

からである


直流電流は電池電源による回路

を成り立たせているのに対し

交流電源は周波数

に拘束されているため

一瞬たりとも止まっていることが

つまりできない


節電と再生可能エネルギー

を有効利用することが

未だにできないままとなっているのは

交流電源が

毎分三千回転していなければ

50ヘルツの交流電流

を維持することが

不可能であったからなのだ


60ヘルツの地域なら

交流電源の回転数は

3600rpm

でなければならない

節電が無効であり続けているというのは

交流電流が周波数で成り立っている

ものであるからだ


交流と直流とを弁別できずにいた

似非知識人たちが

温暖化を止まらないよう

仕向けていた

ということになるハナシであった


原発の有害性はいうに及ばず

火力発電の有害性を

パリ協定が

遠からず証明することとなるだろう


発電効率を最大化するためには

交流電源に勝るものはなく

そのために

電力業界は世界中で

秘密主義

をひたすら高度化する一方となり

交流電流の意味を理解していない

半可通の知識人たちが

誤った環境対策に

莫大な資本を長期間

投下し続けるという無駄

を何年も重ね続けて

現状へと至っている


温暖化防止対策である

環境投資の一切が

有効需要の創出

に失敗している事実を知らずに

有効需要の喪失

に一意専心励んでいるという

いとも愚かな経過を

真顔で行っている

という時代を

いたるところで

現出させてきた


環境異変を止められずにいる

というこの拙い現状が

気候変動を一段と悪化させ

環境破壊を世界中で

必然的に生み出すことを

扼腕状態で

放置容認する風潮

を蔓延らせたままにする

この現状を生み出した


石油を燃やして

生産の合理化を急ぐと

経済は成長しても

気候変動による環境破壊を急がせ

途中経過で副生された

複数の温室効果ガスが

環境を直接破壊する

という経過を残す


ほどほどの経済成長であったとしても

環境投資の無駄を減らせば

投資効率は大きく改善され

無駄となっていた巨大な損失

を消してしまえば

経済を成長させる実利的な分野

への再投資が

そこではじめて可能となる


投資方法の選択肢

が有効化するようになれば

巡り巡って

国民が消費に回せる

可処分所得のソコアゲ

という活性効果

が自動的についてくる


石油資源を世界中が必要とする

ようになった現在

決済通貨となっているドルの需要は

高まり続けて減ることがない

ドル余り現象はその結果

として起きたもの


ドルの供給量を制御すれば

それはたちまち

ドル高となって

アメリカへと跳ね返る


このため

ドルの供給を拒めなくなったことから

機軸通貨には

過剰流動性が付き纏うようになり

市場経済のグローバル化

が急速に進むようになったのだった


ドル余り現象が

通貨インフレや金融危機の起源

となる可能性を憂慮した

FRBが80年代

盛んに公定歩合を

機動的に制御していたのは

過剰流動性を回収しておく必要性

を強く意識してからに他ならない


アメリカはドルの発行権を

市場から積極的に

行使するよう迫られていた


1971年のドルショック

から2019年の現在まで

漸くMMTが取り沙汰されるようになる

半世紀ほどの間

市場経済のグローバル化と

同時に

地球全域に

温暖化という危機が

時を同じくして訪れた


地下資源の需要増加が

経済成長を加速させ

市場経済の地球化が

温室効果とそれによる

世界規模の気候変動

を定着させた


デフレ経済を生みだした市場の逼塞化



温暖化を生み出した環境異変の普遍化

との間には

紛れもなく

相関する強い関連性が

当初から

成り立っていた


不都合な真実の起源には

ヒトの欲望が

蟠踞していることを

忘れ去ってはならない


大切なのは

見えないものを

観る力
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時 の 流 れ

2019-07-14 10:05:09 | Weblog
賽は投げられた

趨勢

を眺めているだけのことで

やがて

行き着く先

で待ち受ける岸辺

の景色

が明瞭に見えてくる

だろう


拙速で身勝手な判断は

却って

危険

ことここに至れば

混乱した意味を内包する

一切の関与

は無用


第三者的立場にある

アメリカの静観する態度



学ぶことが

日本のゆかしさ

を高める


一連の経過

の上に成り立っている

趨勢の変化

が与える成り行き

のさまを見ていれば

落ち着く先の風情

など勝手に

視野に収まってくる


隠忍自重を強いられてきた側が

一転してついに

反転攻勢にでた

以上

変節など固より不可

譲歩することなど

絶対にアリエナイ

心得違いは

このときから

始まっている


余分な情報を取り除き

判断ではなく

観察をつづけている

ということが

内在する不確定性因子を

最終的に無害化

することに役立つ


変化の態様と事実の推移

だけが

根拠としての

なによりの証拠を残す


人為的な変化が

唐突に与えられたことにより

対象化されてしまった側の

姿勢にあった

思慮の浅さ

というものが

如実に示される


問題のもつ深刻度

をより高めていることに

気づいたとき

手遅れでなければ

ハードランディング

は避けられる


輸出規制措置の慮外な強化



確定的となってから

漸くことの深刻さ

を察知したところで

どうすることもできまい

確定した現実と遭遇し

問題と直面しなければ

その後の周章狼狽ぶりが

仕掛けた側

を有利にする


問題認識能力に関する

重大な過ちが

一方を

当座増長させることとなり

却って疵口を押し広げて

痛苦を高め

自らの身に襲い掛かるようになった

単にそれだけのこと


譲歩を重ねてきた側が

切っ先

を喉元へと

突きつけざるを得なくなり

抗議の姿勢をとったその経過が

計画的でかつ

抑制的な姿勢を

保たせている

のは幸運なこと


他者の反省

を強いていながら

己の姿を顧みたことがない

という経過の事実が

人災となって襲い掛かる

展開は

予測の外


自業自得とは

まさに

このこと


非は常に相手方にあり

己は無欠

というのが半島と列島の

間にできた歴史と文化

のその違い


自罰型の列島文化



他罰型の半島文化

の鬩ぎあい



東アジアに禍根を残した


歴史認識を盾として

現実認識を遠ざけてきた

相互間の関係性が

カタストロフの決定因子


与えられた結果は

すべて当事者の責任

に帰すためのもの

反省が不在なら

学習もまた不在


対立関係の明瞭な成立

という韓国側にしてみれば

不測の事態

へと

自ら陥った一連の経過

はこのようにして

与ええられることとなったもの


異変の総ては

当事者にとって

もはや

引き返すことのできない

臨界点

を踏み越えた

事実を指し示す


結界を突破した事実

が確定している以上

経緯のほどを

静かに見守っている

ことが最善の策となる


当然の成り行き

に過ぎない事態

に添えられた

ドラスティックな変化が

青天の霹靂

と映るようででは

その動揺の大きさが

不測の事態を呼び覚ますこととなり

状況を却って危ういもの

にする


問題の本質が

遠からず

詳らかとなるその段階

が訪れたとき

隠れていたすべてのもの



一斉に

浮上する


両者間の関係性に

決定的なある変化

が起きる

蓋然性はきわめて高い


通過すべき転換点を閲したあと

新しい到達点

へと続く道

がいつか

どこかで

眼前に立ち現れる


まこと

禍福はアザナエル

縄のごときもの

痛みの強さは

回復への道の遠さを

教えるためのもの


ときには顧慮

するために振り替える時間

が必要になることもある


恥の文化



恨の文化

をそれぞれ根底に措く国は

互いに相容れる余地

がない

相応の調整努力が

必要となる筈だ

文化の違いは

対立の種となることがあり

諍いの総ては

「我」の応酬へと発展する


一人称を排除する工夫

を凝らしてきた日本語

にのみ

一人称がゴマンとあるのは

相応の訳がある

日本語以外の言語文化は

対立を極めない限り

終息へと

向かうことが決してない


日本語以外の言語

が公用語となっている世界では

力による決着が

常套手段となる定め


日本語はその代償として

曖昧な意味を包摂することとなり

結果として

相互に忖度しあうことで

穏便な解決を図る

とする文化

を歴史的に

うまく成り立たせてきた


曖昧な意味を許容する

調整型の言語文化



力を誇示する言語文化

との違いが

列島と半島の間だけでなく

いらざる軋轢

を徒に高めさせている


侵略国と被侵略国との

歴史的な文化

の違い

について

改めて考慮する段階

が今やってきた
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分 か れ 道

2019-07-07 08:07:43 | Weblog
温暖化による

大気圏への日ごとに募る

負荷の増強

という積年の変化

が齎した

のっぴきならないこの状況悪化

が平均気温の一方的上昇

をこの地表

全体

へと

強く

与えるようになってきた


兼ねてより警告されていた

そんな時代の到来

がついに

実現してしまったようだ


前々から指摘されていたこと

が予測を超えて

逸早く現実化してしまった

ということになる訳だ


分かっていながら

避けることができずにいた

文明のもつその姿勢の至らなさ

というものが

持続可能性を強く圧迫し

複雑で定まらない変化のかたち

を成り立たせている

生命系の連鎖

が作り上げている

見事なまでの多様性

を根こそぎ奪おうとして

攻撃的で威圧的な姿勢を

機会ある毎に

見せはじめるように

なってきた


この避け難い強い力で

方向づけられた変化

を免れることは

誰にもできないことなのだ


一蓮托生の関係性で

生態系は

円滑に成り立っている


変化の原因を

地表へと与えたのは

他ならぬ

ニンゲンだった


高度化した教育によって

効率よく獲得した

知識

を不健全な方法

即ち

利潤の効率的で合理的

な獲得に邁進する行為

を是としてきた経済体制

の根幹が

現在世界中で不具合の根源

となって不測の事態を

所かまわず撒き散らす

という行為で成り立っている

現代社会を定着させた


これらの経緯が導いた

過去に関する経済のありようが

巡り巡って

有害化した

二種類の温室効果ガス

の濃度上昇

へと自動的かつ必然的

に繋がった


その一つとなったのがCO2

二酸化炭素であることは

言うまでもあるまい


これまで意識されたことのない

もう一つ別の温室効果ガス

である水蒸気

即ち

気体の水

H2Oであるということを

これまで誰も

問題視してこなかった


その結果

世界中で

大雨が

所かまわず

降るようになってしまい

至る所で水害

が脈絡なく引き起こされる

という不埒な時代

を地球規模で出現させた


多くの天候被害に

苦しむようになった国々が

90年代以降

俄かに急増するようになっている


共通の原因が

火力発電所にあることを

繰り返しここで

指摘してきた記録が

ログにある


その理由として

火力発電所で燃やしている地下資源

に問題の根源が隠されている

という調査結果を

嫌になるほど繰り返し

ここで発信し続けてきた


熱エネルギーを電気エネルギーへと

変換する過程で

熱を得るための地下資源

即ちメタン

を絶え間なく

燃やし続けていることが

義務と化し

再生可能エネルギーを

大量に導入していながら

CO2の大気中濃度を

却って大幅に増やしてしまう

という拙い経過と結果とを

この文明は

同時多発的に

手に入れた


メタンを燃やすと

CO2が一つと

二つのH2Oが大気中へと

同時に放出されることとなる


メタンの組成が

CH4となっている以上

大気中の酸素と結びつけば

必然的に

炭素系酸素化合物である

CO2と

水素系酸素化合物である

H2Oが生まれるサダメ


水蒸気は気化熱の作用で

地表の熱を取り去りはするものの

奪った熱を上空で

保ちつづける

エネルギー保存則を知っていれば

誰にでも分かる

それは極めて簡単な

仕組み


ところがこのシステムの存在を

知識として承知していながら

誰一人正しく認識していなかった

教育の高度化が

知識の量的拡大

に特化してしまったために

意味を咀嚼するための時間を惜しみ

思考力を涵養するプロセス

を均等に蔑ろにしてきたからだ


温暖化という現象は

メタンの酸化作用による

二種類の温室効果ガスの

同時生成

という効果で成り立っている


ことほど左様に

学校でまなんだ知識を

有効利用させてこなかった

これまでの教育制度ののあり方

というものが

すべからく投資の無駄

へと繋がってしまっている


教育の高度化

という変化が地球大気に

温暖化という現象を感染させ

その原因を生み出したニンゲンが

盲目的な姿勢のまま

温暖化を止まらなくするよう

錯誤した状態で

不正な理解を押し付けて

自覚なく

自発的に務めていた

ということが

気候変動のメカニズム

を発生させた機序となっている


この世界的規模で行われてきた

教育投資の壮大な失敗

が止まらない温暖化

という粗末極まる

不毛な結果を

世に定着させてきた

その事実こそが

問題なのだ


火力発電所を無くしてしまえば

温暖化の進行は止まっても

文明の継続と発展は

成り立たない


原発には未解決の課題

が多く残されており

火力から原発へと向かうシフトは

問題をすり替えるだけ

という結果を押し付け

危険性から目を反らして

将来に禍根を残す


再生可能エネルギーには

単独で電力を安定供給する

基本的な能力が

本質的に欠けている

蓄電デバイスと併用すれば

供給能力の安定化

という問題は解決するが

エネルギーコストは増加する


環境電源を増やすことができたとしても

国が火力発電を見限らなければ

温室効果ガスの大量生産

は止まらないまま

何処までも果てしなく続く


交流電流は周波数

という欠かすことのできない成分

でなりたっているものであることから

地下資源の燃焼量を

減らす能力がまったくない

この部分がひとつも

理解されていなかった


50ヘルツの周波数を得るためには

毎分確実に三千回転する回転体

か必要なのだ


この制約条件が

節電行為や

再生可能エネルギーの関与を

まったく無効なままにした

だけでなく

実効性が不明のままの

パリ協定で

問題解決を図ろうとする機運が生れ

世界中に

対策を講じた気分にして

意味ない安堵で

時間稼ぎに終始する経過

を意味も知らずに引き寄せた


温室効果ガスの発生量を

ゼロ%へと減らすためには

メタンの燃焼量を

真っ先にゼロ

にするということが

できていなければならないことなのだ

これは

ガスと電気と自動車が

2050年以降

一切使えなくなってしまう

という事前のメッセージ

となっていた


文明はこの難題を

未だに

そしてこれから先も

乗り越えることが

まったくできない

エネルギー保存則は

消費することができないのが

エネルギーなのである



そう断定した


それが温暖化現象の

本質なのだが

だれも正しく問題を

認識することができずにいる


地下資源を燃やして

電力や動力を生み出してきた

という文明の歴史が

消費できないエネルギーを

大量生産し

エントロピーを増大させたその結果

である乱雑系をひたすら積み上げ

地球大気の平均気温

着実に高め続けさせている


エネルギーが不滅である

というその事実

に先ず気付く

ということが

この惑星の

分かれ道
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