信仰と宗教は
本来
別
敬虔な気持ちは
魂の浄化へと繋がるが
宗教は必ずしもそうではない
純粋性は前者に宿り
後者はそれを排除する行為を
信仰の名のもとに強いることがある
という点で質的に不純
信仰は神秘的な経過をとる
が
宗教は現実的な経過を必要とする
多様な解釈を許してきたのは宗教活動で
一つしかない真理へと至る道を模索するのが
信仰生活
信仰者がいなければ
宗教は成り立たない
多くの信者を獲得しなければ
宗教は行き詰る
だが
信仰に果てとなる境界はない
多くの宗派が乱立しているのは
解釈の仕方で
差
をつける必要があったから
差別化しなければ成立しない信仰
というものはなく
違いを明確にしなければ
正当性の根拠が不明
となるのが宗教に壁を与えている
撞着するのを承知の上で
折り合いをつけてきた
この両者には相容れない領域が
最初から与えられていた
神的なものを崇めるのに
帰依をもとめるのが宗教であり
それを疑わないのが
信仰の証し
とされてきた
これはすべての宗教が共通にもつ
本質となっている
宗教が過去に犯した罪は
決して少なくない
中世の魔女裁判では
事実関係の確認をせずに
思い込みによる
権威主義的な決めつけ
を
己を正当化するために行い
疑わしいとされた者の
命を
使命として奪うことが
聖職者による
義務
となっていた時代さえあった
数世紀の時を経て
バチカンが謝罪した事実は残されたが
過ちの記録を消すことは
永久に
できない
日本で起きたオーム事件も
同様に不利益となる第三の存在
に対する熾烈な攻撃
という点で
信仰に名を借りた
社会への報復
という身勝手な行為を
信仰の証として
頻々と信者に実行させていた
一連の経過は
信仰の対極に
共に位置していたのだが
盲目的な信仰であるが故に
過誤を疑うことすらしていなかった
イスラム国を名乗る組織が
再び
宗教による犯罪を
信仰の証明
として勢力の拡大を謀り
中東を中心にして
積極的な活動を
理非善悪を超越して
盛んに行っている
信仰者の一部が
宗教者の名を騙り
勝手な解釈を敷衍して
犯罪の正当化
を公然として進めさせている
疑わしいものの存在を批判せずに
放任する時代は
混乱と不信とを
世にはびこらせる
隙に乗じた特定の宗教が
信仰を盾にとり
勢力の拡大を急ぐようになるのは
歴史が等しく教えている
普遍の事実
単一の宗教が人類を支配したことは
未だかつて
ない
健全な認識は
不健全なものの関与を
排除する
多様な宗教が乱立するのは
解釈の差を強調してきた
排他性のなせる業
一つしかない真理を
多様に解釈してきた宗教が
この時代に
イスラム国という
テロ組織の一つ
に過ぎない集団が支配する地域を
生みだし
拡大させている
あらゆる宗教は
排他性というものを
本質的に備えている
他の宗派を否定することで
己の正当性が証明される
と
そのように信じられている
共通の否定できない傾斜が
そこにはみられる
信仰は確かに尊い行為だが
宗教は必ずしも
そうでない
この違いを弁えておかないと
真実から遠ざかりつづける
信仰は内的な過程であり
己の裡に宿る神的存在に対する
唯一無二の
アプローチとなっている
生命の誕生は
それだけで
奇跡
多くの偶然が
執拗に重ならない限り
人は生まれでることが
できない
信仰は探求へと至る道だが
宗教は利益なき布教を目指さない
信仰者の善意識に
つけこんできたのが
宗教のもつ
一側面になっている
自己の利益を守るために
排他性を身に着け
差別化を図って
邪な思いを
着飾った美しい衣に隠し
信仰者の再生産に勤しんできた
宗教が寄付を求めるようになってから
宗派の乱立が際立って増えるようになった
テロリストが帰依する宗教は
殺戮の思想から成っており
信仰の表れとは
到底見做し難い
水準のもの
破壊による生命の簒奪行為に
信仰者が踏み込むことは
ない
洗脳に気づかなかった者だけが
宗教支配者の手先となることで
救われることを勝手に夢見た
あさはかなことである
考える力を失うと
愚かな行為を
平然とやってのける
歴代の指導者たちは
みな
宗教であると否とに関わらず
ヒトをして
考えさせることなく
ただ従わせる術に
よく長けていた
信仰心につけこむと
世界を支配することが
もっと容易にできるのだ
中東でいま起きていることは
思考力の欠如
が生みだした経過
の一つに他ならない
考える力は
考えさせる教育によってのみ
養われる
大政奉還は
松下村塾に集まった優れた認識
とそれによる影響を受けた
高い思考力を育んできた
日本語による教育
によって実現し
明治維新を経て
その後
教育に効率が持ち込まれたことにより
教育システムがブランド化
するという経過をとった
思考力より学力の方に
特化していったということが
現状の国の劣化へと繋がっている
思考力を失うと
一人で
独自に判断することができなくなり
第三者の指示に
盲目的に従うようになる
考える力があれば
黙過し難い事案に接し
無批判で済ます
などということなど
およそあり得ない
つまり
無関心ではいられない筈なのだ
明治維新が国家神道を奉ることで
廃仏毀釈を実行しても
国民に普及せず
一向に定着しようとしなかった
文明開化で
官僚の促成栽培を急ぎ
帝国大学の分散配置を経て
現在の中央官庁へと
それが繋がっていく
爾来
150年を経て
国の借金は千兆円の大台を
突破した
維新から日清日露の戦を経て
軍部を増長させて敗戦へと至ったのは
指導者が国民に
無知でい続けることを
求めたその結果の報い
「依らしむべし
知らしむるべからず」
という有名な文言だけが
記録へと残された
指導者が不健全性に支配されたとき
国民の不幸は極まる
新文明の創出は
泥にまみれた蓮の根から
花の咲く時代が
繰り返し生み出す
不毛な時代が
リセットの開始
を決める
スイッチとなる
本来
別
敬虔な気持ちは
魂の浄化へと繋がるが
宗教は必ずしもそうではない
純粋性は前者に宿り
後者はそれを排除する行為を
信仰の名のもとに強いることがある
という点で質的に不純
信仰は神秘的な経過をとる
が
宗教は現実的な経過を必要とする
多様な解釈を許してきたのは宗教活動で
一つしかない真理へと至る道を模索するのが
信仰生活
信仰者がいなければ
宗教は成り立たない
多くの信者を獲得しなければ
宗教は行き詰る
だが
信仰に果てとなる境界はない
多くの宗派が乱立しているのは
解釈の仕方で
差
をつける必要があったから
差別化しなければ成立しない信仰
というものはなく
違いを明確にしなければ
正当性の根拠が不明
となるのが宗教に壁を与えている
撞着するのを承知の上で
折り合いをつけてきた
この両者には相容れない領域が
最初から与えられていた
神的なものを崇めるのに
帰依をもとめるのが宗教であり
それを疑わないのが
信仰の証し
とされてきた
これはすべての宗教が共通にもつ
本質となっている
宗教が過去に犯した罪は
決して少なくない
中世の魔女裁判では
事実関係の確認をせずに
思い込みによる
権威主義的な決めつけ
を
己を正当化するために行い
疑わしいとされた者の
命を
使命として奪うことが
聖職者による
義務
となっていた時代さえあった
数世紀の時を経て
バチカンが謝罪した事実は残されたが
過ちの記録を消すことは
永久に
できない
日本で起きたオーム事件も
同様に不利益となる第三の存在
に対する熾烈な攻撃
という点で
信仰に名を借りた
社会への報復
という身勝手な行為を
信仰の証として
頻々と信者に実行させていた
一連の経過は
信仰の対極に
共に位置していたのだが
盲目的な信仰であるが故に
過誤を疑うことすらしていなかった
イスラム国を名乗る組織が
再び
宗教による犯罪を
信仰の証明
として勢力の拡大を謀り
中東を中心にして
積極的な活動を
理非善悪を超越して
盛んに行っている
信仰者の一部が
宗教者の名を騙り
勝手な解釈を敷衍して
犯罪の正当化
を公然として進めさせている
疑わしいものの存在を批判せずに
放任する時代は
混乱と不信とを
世にはびこらせる
隙に乗じた特定の宗教が
信仰を盾にとり
勢力の拡大を急ぐようになるのは
歴史が等しく教えている
普遍の事実
単一の宗教が人類を支配したことは
未だかつて
ない
健全な認識は
不健全なものの関与を
排除する
多様な宗教が乱立するのは
解釈の差を強調してきた
排他性のなせる業
一つしかない真理を
多様に解釈してきた宗教が
この時代に
イスラム国という
テロ組織の一つ
に過ぎない集団が支配する地域を
生みだし
拡大させている
あらゆる宗教は
排他性というものを
本質的に備えている
他の宗派を否定することで
己の正当性が証明される
と
そのように信じられている
共通の否定できない傾斜が
そこにはみられる
信仰は確かに尊い行為だが
宗教は必ずしも
そうでない
この違いを弁えておかないと
真実から遠ざかりつづける
信仰は内的な過程であり
己の裡に宿る神的存在に対する
唯一無二の
アプローチとなっている
生命の誕生は
それだけで
奇跡
多くの偶然が
執拗に重ならない限り
人は生まれでることが
できない
信仰は探求へと至る道だが
宗教は利益なき布教を目指さない
信仰者の善意識に
つけこんできたのが
宗教のもつ
一側面になっている
自己の利益を守るために
排他性を身に着け
差別化を図って
邪な思いを
着飾った美しい衣に隠し
信仰者の再生産に勤しんできた
宗教が寄付を求めるようになってから
宗派の乱立が際立って増えるようになった
テロリストが帰依する宗教は
殺戮の思想から成っており
信仰の表れとは
到底見做し難い
水準のもの
破壊による生命の簒奪行為に
信仰者が踏み込むことは
ない
洗脳に気づかなかった者だけが
宗教支配者の手先となることで
救われることを勝手に夢見た
あさはかなことである
考える力を失うと
愚かな行為を
平然とやってのける
歴代の指導者たちは
みな
宗教であると否とに関わらず
ヒトをして
考えさせることなく
ただ従わせる術に
よく長けていた
信仰心につけこむと
世界を支配することが
もっと容易にできるのだ
中東でいま起きていることは
思考力の欠如
が生みだした経過
の一つに他ならない
考える力は
考えさせる教育によってのみ
養われる
大政奉還は
松下村塾に集まった優れた認識
とそれによる影響を受けた
高い思考力を育んできた
日本語による教育
によって実現し
明治維新を経て
その後
教育に効率が持ち込まれたことにより
教育システムがブランド化
するという経過をとった
思考力より学力の方に
特化していったということが
現状の国の劣化へと繋がっている
思考力を失うと
一人で
独自に判断することができなくなり
第三者の指示に
盲目的に従うようになる
考える力があれば
黙過し難い事案に接し
無批判で済ます
などということなど
およそあり得ない
つまり
無関心ではいられない筈なのだ
明治維新が国家神道を奉ることで
廃仏毀釈を実行しても
国民に普及せず
一向に定着しようとしなかった
文明開化で
官僚の促成栽培を急ぎ
帝国大学の分散配置を経て
現在の中央官庁へと
それが繋がっていく
爾来
150年を経て
国の借金は千兆円の大台を
突破した
維新から日清日露の戦を経て
軍部を増長させて敗戦へと至ったのは
指導者が国民に
無知でい続けることを
求めたその結果の報い
「依らしむべし
知らしむるべからず」
という有名な文言だけが
記録へと残された
指導者が不健全性に支配されたとき
国民の不幸は極まる
新文明の創出は
泥にまみれた蓮の根から
花の咲く時代が
繰り返し生み出す
不毛な時代が
リセットの開始
を決める
スイッチとなる