こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

解 釈 誤 差

2015-03-29 06:52:23 | Weblog
信仰の証明が

破壊を行うための

目的となり

それを達成するための

唯一の手段

とされる時代となったとき

神意に背く行為を

意図的に実行することを

宗教と見做す

不遜な欲望に裏打ちされた

背信が

正当化された状態で

顕在化することとなる


あらゆる信仰は

崇高な行為

だが

宗教は

その本質に於いて

不純なものを包含することで

成り立つ

という点で

異質なもの


信仰が欲望の手段

となったことはかつてなく

宗教の在り方に映し出されるその違いこそ

数えきれないほどの

戦闘と

戦争とを

これまで途切れなく

数多く

生み出してきた

その根底をなす

基盤

となっている


平和の実現を

これまで遠ざけてきたのは

信仰の名を借りた

その意味で

不遜きわまりない

あまたの宗教者たち

がもつその欲望の深さ

に他ならぬ


この宇宙は

十次元の構造をもっており

ニンゲンはそのうちの

三つの空間次元と

一つの時間次元を

現状で

察知したに過ぎない


残りの隠された六つの次元にこそ

宇宙にある

所与の法則の一切

が秘められている


最先端領域を彷徨う物理学者たちは

知覚の網

にまったくかからない

未知の領域を

身勝手なことに

余剰次元

と称して

時空間の何処かに

多分

見えない何かが

きっと折りたたまれている



とそう考えてきた


科学万能の時代に

どのような検出装置にも

捉えられない次元など

あってはならないものであるからだ


三次元空間が

二次元を包摂することでなりたっているように

一次元もまた

上位の次元に従属することで

成り立っている

という階層構造で宇宙ができている以上

未知の六次元も同様に

上位の次元が

下位の次元の上に築かれていなければ

ならない

という事実には関心を示そうとせず

既存の次元のどこかしらに

ひっそりと

隠されていると断じて疑わない

その姿勢がまことに

奇妙


階層構造を示す空間次元を貫く

貫通次元である

一つしかない時間軸を除けば

見えない次元こそ

不可解な事物へと

ヒトを導くための

壮大な道しるべ


共産主義の産物

の一つである唯物論では

宇宙の十次元構造を知ることが

永遠に

できない


相対論と不確定性原理を統合する過程で

ひも理論が登場し

それに付随する結果として

この宇宙が

十次元の構造体

でなければならない

とする新たな認識が浮上した


量子力学に準拠する以上

余剰次元の存在を受け入れることは

摂理の前の当然の義務


共産主義が神を殺した

と知識階級がそう宣言したとき

唯物論はそれが事実

であることを証明する目的のために登場し

いくつかの科学革命をその後経て

ひも理論へと辿りついた


最初の共産主義国家

となったソビエト連邦を形成する

国家群を

73年後に自己崩壊させることになる

とは露知らず

闘争と粛清の果てに

共産党独裁を貫き通し

案の定

ついに自壊してしまった


市場主義経済

を主導してきたアメリカを

目前の敵

と見做して

信仰を否定する

特異な共産主義を奉ずる

宗教国家へとひた走り

生命の存続を脅かし続けることで

神に傾倒しやすい

それ故に批判精神を持たない

思考力不在の

若者たちを囲い込もうと

謀ってきた組織が

中東で

あだ花をまた咲かせようと

あがいている


判断能力のない

指示待ち世代

を登場させたのは

知識の量的拡大へとひた走ってきた

教える側の都合を

優先する

効率重視の

教育システムと

それに便乗した企業社会の

なれ合いの結果が

恣意的な

その意味で都合のよい

絶対的存在を装う集団を

宗教の反応場へと

改めて登場させることとなったのだった


信仰を否定することにしかならない

宗教的集団となることを目指す

破壊活動を実践することを通じて

不正な宗教に不正な理念を付与し

信仰を穢す行為を

正当化したと錯誤し

身勝手な独善を貫こうと

未だに腐心し続けている

現状の拙さは

このような背景によって

作られてきた


唯物論を前提としてきた

これまでの旧科学の成果として

文明が得た

ひも理論で

当の唯物論は壁と激突することとなり

見えない次元を

小さく折りたたまれた次元

へと自己肯定的に擦りかえることで

かろうじて

体面を保とうと謀っている

その姿がみえる


敬虔な信仰を

破壊活動の手段とする

偏頗なだけの

それ故に不誠実な

宗教的とされる活動一般は

絶対的存在に対する

相対的な従順を

信仰の糧とすることにより

組織的な洗脳教育を施して

志願して自爆する若者たちを

再生産する誘導システム

を作り上げようと企てている


高等教育を施せば施すほど

知識は増えても

そのもつ意味を理解できない

という未熟な認識を量産することとなり

優れた頭脳を生かすことなく

間口だけを単に推し広げることによって

差別化を図った積もりで善し

とする独善状態へと陥った


奥行きのまったくない

薄っぺらな思考パターン

を構築するよう

日夜勤しんでいるという現実

はこのようにして生み出されたもの

一向に成果を見せない経済政策の拙さは

自覚なき指導体制が辿りつく

その果てにある荒れた岸辺

に相違ない


高等教育を経て指導者となった知識階級が

この地球の上で

いま起きている

不具合の一切

を生み出している

ということになる単純極まりない

はなしだったのである


そこに共通するのは

解釈にひと手間加えることによって

相互間の差別化を図った積もりとなり

不正な認識を勝手に善とする行為で

自他の違いを演出し

数の論理が支配する

形骸化した

民主的とされる不毛な制度に則り

それぞれが

己の勝手な都合で

同じ誤った共通のベクトル

に支配されているにも関わらず

敢えて違いを色分けし

根拠不明の正当性を主張しあう

粗末な現実を引き出した


対抗勢力の台頭を許さない

という偏狭な社会システムは

このようにして築きあげられてきた

仕組みによって産み落とされたもの


右向きの矢印は

裏へ回れば左を指す

立ち位置の違いで

同じ方向でも

正反対のものとなる


対消滅する筈の物質は

何故か反物質だけを消滅させ

物質だけで構成される

この宇宙を生み出し

みえない対称性の破れに

永いこと気づかずにいた

反物質は潜在化し

真空中にガンマ線を打ち込むか

粒子加速器の中で

高速に正面衝突させたときにのみ

その姿を一瞬だけ

見せるようなものになったのである


対称性の破れは量子存在を決定づけ

余剰次元まで生み出すに至った

このようにして

見えないものを否定する

本質を有する唯物論は行き詰り

勝手な解釈

が横行する時代となった


ボタンを掛け違えたことを知らずにいると

最後になってから

見たくない事実と

否応なしに遭遇する

破目になる


問題の本質は

解釈の仕方

とその違いの相のはざまにあり

共通の同じ特徴を

異なった方法で

指し示すものとなる
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終 焉 の 地

2015-03-22 08:13:51 | Weblog
資本の論理は辺境へと達し

すそ野を広げる限界をみた

ということが

投資行為を慎重なものにした

生産性の過度の拡大から

一定程度

離れておく必要性を

漠然と

資本提供者の一群に

感じ取らせるようになってきた


気球規模のデフレ化

という経済現象は

原油価格の極端な低下を伴い

減速し始めるようになった市場で

ドルの需要レベルを

強く引き下げる圧力と化した


リーマンショックの原因となった

ドル余り現象を

はるかに超える

過剰流動性が

世界市場の全域に

ドルを滞留させる効果を

及ぼしている


金融危機後にFRBが執った

三次に及ぶ量的緩和の実施で

ドルの供給量が異常に増えたところに

原油相場の急落がおき

決済通貨として機能していたドルの

需要水準自体が半減した

ということに加えて

ロシアとウクライナによる

地域争奪戦の勃発と

宗教の衣を着たテロリスト集団による

破壊活動の蔓延

などの複合作用のあれこれ

で経済制裁や

その他の理由による

市場規模の強制的な低下などが

随所に発生するようになり

資本の需要全体が

いまや大きく落ち込むようになっている

FRBが政策金利を引き上げるのは

確定的

いつそれを行うか

という時期の問題に過ぎない


グローバル化したドル余り現象が

過剰流動性を

サブプライムローン市場へと一斉に流入させ

短期間で輻輳した資本が

デフォルトを引き起こし

不良債権と化したそのときから

経済成長の礎と見做されてきた

資本の論理が

このところ

急速に

求心力を失おうとする

ようになってきた


資本効率が飽和し

成果を分配する仕組みに

公平性を失わせているそのことが

所得格差の乖離を推し広げさせ

利益獲得のための機会を

妨げてさせる最大の要因

となりつつある


その指摘に対する大方の認識が

世界的に共有される時代が

ついに

やってきた


富を公平に分配する

ということをすっかり忘れ去り

利益を独占することに

のみ

猪突猛進し

格差の拡大が起きているのを承知していながら

その事実に対する配慮を失念し

投資と再投資とを

雪ダルマ式に肥え太らせて

資本提供者の周囲に集まる

貪欲きわまりないグループが

貧富間の格差を

拡大する一方

とするその原動力を一段と加速させ

その反動による破壊活動を

信仰を装って

恐怖支配を正当化する

ことを

これまで放念し続けてきた

という過去があるのだ


世界各地に不具合の種を撒き散らし

自らの手で

生命を奪い去る行為を

招いている

その事実に

打ち揃って目を瞑る

という経過を資本の論理が導いた


資本を手段とする者だけが

どんどんと裕福になり

そうでない者は貧困の暮らしに

喘ぎつづける

資本の論理が行き着いたその果てで

待ち構えていたものの正体は

思慮を欠いた

過度の一方的な分配



それによって新たに生じた

格差の拡大であったのだ


自らの身に

やがて

襲いかかることになる

壮大な

淘汰圧の関与を

恐れるものは未だいない


信用経済の末期は

たったの一瞬

で済む

ほどの

資本の喪失

という経過の確定

で終わるのだ


信用経済の脆弱性は

価値の裏付けを失った

資本のやりとりがもつ

本質的なものであるに相違なく

アメリカが71年夏に

一方的に離脱した

金本位制へ向かって

一斉に収斂する

という手順を踏む


資本の論理にとって代わる

新しいものとは

平和の論理

でなければならない


恒久平和の実現は

繁栄の実現

それひとつ

にのみかかっている


優れた製品を

平和に背く地域に

公平という名目で

等しく供給して得た利益で

資本提供者たちは繁栄を築いてきた

その結果

世界はより一層剣呑な状態となり

平和に背く勢力が

力をつけ

生存か破壊か

という二者択一の選択を

世界に迫る様相を

急速に強めようとしている


これが資本の論理が行き着いた

その終焉の地のすがた
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唐 突 な 幕

2015-03-15 08:22:53 | Weblog
世界中の名だたる指導者たちが今

縮む方向へとシフトし始めた

地球規模での変化を伴う

経済の趨勢に

身構えている


金という名の貴金属のもつ

固有の価値から離れたとき

通貨の発行権は

保有資産の大きさ



国に宿る生産性の高さ

などで

通貨価値が信認される時代

へと一斉に変わった

世界各国は紙幣を印刷するだけのことで

国内経済に潤沢な流動性を供給できるようになり

生産したものを輸出して得た富で

必要なすべてのものを輸入する

ことが楽にできるようになった


輸出入のバランスが保たれているのなら

経済は何の問題もなくまわりつづけ

生産余力に応じた富の蓄積が

国家と国民とを潤す


輸出過多なら収支は黒字

そうでなければ赤字となる

貿易赤字の累増は

時の政府が

国債という名の借金をすることにより

急場を凌ぐ

この経過は繰り返し行われ

一度経験したことを

その先抵抗なく

何度も繰り返す

ようになる


累積債務の膨張は

このようにして生じ

赤字を補填するために

国民には

増税という名の首枷が

嵌められる


政府が負った借金を減らそうとして

課税を強化すると

国民は支出を減らして

それに対応する

欲しいものがあっても我慢し

消費をできる限り控える

この状況が続くようなら

需要は低下し

経済成長は鈍化する


総需要が強く抑制されると

経済をマイナス成長させ

リセッションという状態を導き

景気はますます悪化する

という負の循環が訪れる


増税が限界に達すると

次に来るのが

再度の

赤字国債の増発

という状況なのだ

これは借金を返すために

更なる負債を

国民の代表である

政府が背負い込む

ということ


政府に返済能力があれば

投資家は国債の償還を

敢えて急がない

金利収入が保証されているからだ

投下した資本を

取り戻せなくなったとき

その国の国債は売られて暴落し

政府はでデフォルトを宣言して

破産する


国の破産も企業の破産も

本質は同じ

投資家が資本の回収に走れば

債務の返済はより早く不可能になる


第三者による追加融資が実行されると

破産の危機は回避され

政権は存立を許され

国民は所得の減少と

増税効果で二倍苦しむようになる

ギリシャではいま

そんなことが起きている


政府に経済観念が希薄であるとき

投資家は慎重になる

その指標となるのが

民間企業による格付け評価


これは

国家のもつ返済能力を示し

投資するための信用性を記号化し

一定の評価を与える機能をもつ

格付け評価が最低なら

投資リスクは最高となる


ロシアの信用度は

クリミアの領有権を巡り

このところ下がり続けているため

投資リスクは高まり

ルーブル経済圏からは

既に

流動性の厚みが

大きく減り始めている


地下資源に恵まれているロシアなのだが

このところの原油相場の急落で

国際収支の黒字幅は

原油の価値が減ったその分だけ

相応に低下した


資源価値が半減すれば

資産価値は50%減少する

国際経済のデフレ化は

与信能力の劣化が

その原因の一つになっている


膨張に膨張を重ねてきた信用経済は

通貨価値の裏付けとなる信用を失ったとき

一斉に収縮へと転ずる

これは文明が

一度も軽軽したことのない

破滅の危機となって

世界中を凍りつかせることだろう


基軸通貨となっているドルが

一方的に金本位制から離脱したときから

国際経済は信用をバブル化させていくようになり

中身のない空疎な価値を

あたかも存在するかのようにして

経済成長を急ぎ

資本効率を最大化し

巨大な収益を確保したことにより

99%から富を吸い取る1%へと

成り上がっていた


投資家は再投資には熱心なのだが

利益を献上したローカル市場の育成には

まったく無関心

流動性の厚みを失って

枯れた市場からは活性が消え

増税と国債の増発で

首の回らなくなった国の経済に

デフォルトの影が

密かにそっと忍び寄る


巨大な経済圏を構成する国の一つで

この債務不履行が現実化するとき

それは世界全体の経済に

巨大な影響を及ぼさずにいられない


投資家は先を争って

資産の保全へと突っ走り

その行動が

しなくてもよいデフォルトを

ドミノ倒しのようにして

次々に派生させていく


成長余力のある市場を持つ国の通貨は

投資家に買われて高くなり

資産の逃避を急がせた国の通貨は

必要以上に売られてしまい

その結果

急激に値下がりして安くなる

これが貿易赤字を急増させ

国際収支をより不健全なものにする


為替相場というものは

ドルの供給元が支配し

言わば賭場の胴元のような機能を

裏で果たすようになり

市場参加者が

胴元の参入を

歓迎する事態にすらなっている


地下資源が欲しい国では

何を差し置いても

ドルを手に入れなければ

石油を輸入することができない


国際金融資本は

生産性の低い国に

ドルを安売りする必要がなく

高いままのドルを供給し

多くの利益をその段階から引き出す


生産性の高い国には

余っているドルを回収し

その過剰流動性を必要以上に供給し

アメリカのドル安政策を支援する


アメリカの輸出はドル安効果で活気づき

日本の輸出はドル高効果で減速する

世界市場にはドルが大量に余っており

その一部がリーマンショックを引き寄せた

これは周知の事実となっている


余っているドルを回収して

成長が見込まれる市場へと投資すれば

ドルの過剰流動性を始末しながら

高いリターンを同時に引き出せる


意図的に価値を高めおいた外貨で

根の下がっている安いドルを買い戻すなら

そこに為替差益をも生み出せる


過剰流動性を放置しておくと

だぶついたドルで通貨インフレを引き起こし

ドルを供給することで得られる

莫大な利益を

たちまち失ってしまい兼ねない

それはアメリカの固有の利益に

反する


国際金融資本の役割は

ドルを共有することで得た利益を

一時的に外貨で運用することにより

その利潤をドルで年度内に回収する

という体のもの


ローカル市場で獲得した利益を

投資家へと還元する際には

ドルを買い戻さなければならない

この時ドル高が一時的に再現されるが

反対に値下がりした外貨を

有利な条件で

買い戻せる条件を生み出すことにもなっている


この操作を繰り返すことで

通貨価値を移転させるその往復の行程で

それぞれ利益を生み出させ

配当効率を引き上げてきた

というのが国際金融資本の実態なのだ


地下資源を輸入すると

ドルを調達しなければならず

売り渡した自国通貨が

その国の市場を投資効果で

一時的に活性化しはするものの

投資家への配当を行う際に

獲得した利益の全てを回収し

還元率を高からしめた後

改めて再投資の波を打ち返す行為が

1%のグループとなるための与件となる


地下資源を必要とする国であればあるほど

国際金融資本の餌食とならざるを得ない

国際経済にはこのような構造的欠陥が

あまた

ある


こうして世界中から

アメリカ大陸を目指す資本の移動が

繰り返されていくようになったのだ

富の偏在は雄弁な

証拠である

制度欠陥を放置してきた国際経済が

債務の増大を自らの手で招き

信用経済に

いつか

どこかで

引導を渡すことになる

というのは必然の帰結であろう


石油ドル本位制という枠組みの成立が

世界中に混乱の種

をばら撒いている
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反 知 主 義

2015-03-08 07:33:32 | Weblog
世の中の仕組みを

理屈のみで

仕切ろうとしてきた

文明社会に固有の過去が

あらゆる混乱の生みの親


知識の量的拡大に特化したことによって

ヒトを差別化するための合理的理由と定め

選抜結果を数字に依存する形で決め

大多数の賛同を引き出してきた


個々人の間に生じるようになった

学力の偏差を数字で可視化し

知育偏重の教育制度を連綿として積み重ね

保有する知識の量と

その呼び出し速度とを測ることで

ヒトに備わる価値の一部を

判断できると断じてきた

現状で

指導階級のレベルを見れば

その経過のもつ意味が

よく伝わってくるだろう


知識を学ぶことに間違いなく

意義はある

だが

その使い方を教ええてこなかった

ということに

こそ

異議がある


高等教育になればなるほど

質的深化より

量的変化でヒトを占うようになっていく

評価者の壁が低いと

そこから上の領域を理解できない


戦後教育というものは

教育する側の都合で進化し

教育を受ける側の精神に

軋轢を複合させてきた

いじめの万延や

唐突に表れるようになった狂暴性の発露

には特段の意味がある

問題の所在に目を瞑り

一貫して

副作用の強い教育方法を

国民へと平等に押し付けてきた


いま

世界中でおきるようになった

多くのの混乱は

知の独善

が生みだしてきたその結果

として起きたもの


そうみえる


極右勢力の台頭や

信仰の名を騙る

原理運動の散発的な勃興などは

反知主義が導いてきた

その経過の一つ

断面をみたところで

必然的に生じた経過の構造を知ることは

要するにできない


論理的説明で納得せず

感情的行動で対処しようとする

そうなっている現状に

知性は不在

知識と知性とは本来



知性は知識の使い方次第で

毒にもなれば薬にもなる

単に使い手の側に属する問題なのだ

知識を生かすことがで来ていなかったからこそ

一向に止まらない温暖化に

手を焼きながら

気候の変動がもたらす因果に

生命を含む

社会資産の多くを奪わせている


教育制度に潜む重大な欠陥が

極右思想と原理運動とを

生み育てる原動力を

アンチテーゼの形で与えている


どちらの系統も

反動形成によって産み落とされたもの

という共通の特徴で

裏打ちされている

論理より情動に訴えるという共通点も

特徴的によく似ている


教育システムが問題の所在を認識し

有効な対応策を採用するようになったとき

一連の反発は内圧を低下させ

功利(繁栄による平和)を模索するよう転じ

平安を実現することに

漸く目覚める


混乱は世界の指導者たちが受けてきた

知育偏重の教育による

知識がもつようになった偏頗な傾斜

が生みだしたその途中経過

の相の断面のひとつに過ぎない


財政収支を劣悪化させただけでなく

増税を重ねて

国民から豊かさを取り上げ

経済成長をなおざりにした

その自覚すらもたない

というのが指導者たち一般にみられる

共通の特徴となっている


資本の論理を検証せずに論(あげつら)い

貧富の格差を拡大させておきながら

見えないなにかの所為にする

そんな行為を繰り返しながら

格差間の懸隔は

1:99にまで最大化され

報われない階層に

破壊活動をさせ

その理由を勝手に合理化するよう

振る舞わせている

既に成立している有害なサイクルに

何一つ手を付けず

背を向けて放置した


EUでは極右勢力に対する若い支持層が増え

ISを自称するテロ組織が

ヒトとして未成熟の戦闘員を促成栽培し

攻撃的に振る舞うことを

信仰の証として求め

宗教による世界支配を

反米の旗幟を鮮明にすることにより

正当化する行為を続けている


両者ともに合理性の不在に目を背け

不寛性という本質を露呈させ

互いに排他的な姿勢をとることで

正当性を立証した積もりになる

というその相似する点にこそ

愚かさの根源を

隠せぬ尻が露わしている


知と知性との間にある

壮大な違いを弁別せずに

一概に反知主義を唱える

その行為が

己を独善的に正当化している事実に

気づくこともない

脳は見たくないものを

見ていないフリをする

便利でとても都合のよい機関


世界の混乱はこうしてより募り

異常気象の増加と重なって

生命に巨大な負圧を今やかけている


特定の集団に利益を誘導しようとする行為は

必ず反動を誘い

物理的な破壊を経て

暫定的な安穏を得

やがて終息へと至る


文明の歴史は

その繰り返しでできている

作用があれば反作用があり

動因が与えられれば

やがてその反動が

いつかどこかに

必ず形成されることになっている


電気の分野にも同じことが当てはまり

電流が消えれば

その変化を打ち消すために

反対向きに流れ出ようとする電流が

自動的に誘導される

というレンツの法則が成り立っている


この事実をみずに

せっせと電流を消す

節電運動をやっている文明は

温室効果ガスを減らした積もりで

逆起電力を地底へと逃がす行為を

愚かにも未だに続けている

という始末

この経過も

電気についての半端な知識で分かった積もりとなり

電気製品のスイッチを切れば

遠くにある発電所の巨大な燃焼炉で

化石燃料が

節電した分だけセーブされている

と盲信させる根拠不明の理屈を

闊歩させるようになったほど

それは有害な経過を

この文明へと与えている


節電行為は逆起電力を誘導することと同義であり

自然エネルギーからの買い取り電流の逆流も

電流同士の衝突を生むだけのこと

真相を知られてはならない電力業界が

不承不承

高値で買い取っているに過ぎない

買い取り枠は次第に圧縮され

単価も下がりつづける

という事実が既に成り立っている


こんな制度を作り出してきた国会の不明こそが

止まらない温暖化を生み出し

血税を惜しげもなく

無駄な投資のあれこれに注ぎ込ませ

この国の財務体質を短期間で劣化させ

消費税率を漸進的に高めて

国民の生命財産を圧迫する悪政を

善と信じて勝手に敷き

世界の不安定化に率先して寄与する

国を思考力の無い知識階級が

何の疑いもなく推し進めてきた


作用には

おまけとして

反作用というものが

必ずついてくる

薬には副作用があり

エネルギーには温暖化が付随する


健全な思考力がもし残されているのなら

どのような難局であっても

それを踏み台にして

より高いところへと辿りつく

ことは容易でなければならない

解決できない課題は

ない


知識の拡大を急ぐほど

思考力は反対により狭まる

考えるための力の不在

という状況こそが

おおいなる混乱の玉手箱




主知主義は反知主義を経て

知性が導く平和主義へとやがて向かう

その前夜こそ

再生不要エネルギーが産声をあげる

とき
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投 資 効 果

2015-03-01 07:36:02 | Weblog
これまでのところ

教育投資は

費用対効果からみて

有効なものとは

到底

言い難い


長い時間と

高い費用とをかけて

広い範囲の学習で

得てきたものを

どこかで

役立てることが

もし

できていたのだとしたら

世の中は

もっとマシ

な状態に

なっていなければなるまい


行政機構によって施されている

所謂画一的なカリキュラムに基づく

均質で均等な教育は

ワンパターンの思考経路を共有化させ

異能な素質を平均から払い出す

という不毛な行為を

正当化した


狭い範囲の共通認識を

相互に弄ぶことを通じて

理由なく安心する

という傾斜を強めてきた


問題の本質をみようとせずに

過ぎゆく時の安定したその流れに

ただ身を任す

というのが

大方のもつ

保守的な姿勢

となった


国の現状はその結果として

歴史が与えたものなのだ


学んできた高度な知識を

一度も有効活用することもなく

吐露する機会とてない人生を過ごし

薀蓄としての価値しかない

死蔵された知の在庫

クイズ番組でのみ

質量を増した憂さを晴らし

投資を損失へと変える行為を

意味もなく繰り返す


そこには創造性などある筈もなく

意思決定に於いてさえ

体制の赴くところへと

盲目的に従い

結果として

生命環境を自らの手で

狭めていることに

気づかない


その弊害が地球全域へと及ぶようになっていき

温暖化による気候の変動を

すべての生命が

ひとしく

受けなければならなくなった


温室効果ガスの削減に取り組んでいながら

実効性の不在に気づかないフリをして

机上の計算で積み上げてきた

名目でしかない空疎な値を引き出して

安堵する

というのが現実の相


実証データの開示を一度も求めずに

電力消費を単に減らしたその分だけ

二酸化炭素も減っている

とそう勝手に思い込み

その錯誤を顧みることもなく

ただ放置した


電流が止まっていることができない

という事実を

よく承知していながら

電気製品のスイッチを切りさえすれば

水道やガスのように

電流もまたそこに止まっている

と思慮なく同意し

お経のように有難がり

真実だと信じ込まさされている事実

に背を向ける

牧歌的な迷信をたよりに

快適な生活を手放なそうとせず

ただ安穏に

なにごともなく

過ごしている


これが教育投資の結果

として国民が得たものの

正体


省エネ節電が

温暖化防止に有効な措置

であることを立証した

とするためには

化石燃料の消費割合の減少という結果

を数値で示すことができていさえすれば

よい

その簡単なことを求めずに

電力消費を抑制すれば

温暖化が自動的に止まる

とそう頑なにいつまでも信じている

狂信的行動が

世界に与えている重大な負圧を

真剣に

排除する工夫を凝らす

必要がある


こと電気に関する限り

あらゆる温暖化対策は

おしなべて

無効

発電所の燃焼炉が

消費変動の推移に対応して

柔軟に

出力調整を行った

とするデータは何一つとてない


不可能なことを

あたかもやっている

かのように見せかけるために

発電で消費した地下資源が

節電で消費を減らしたその分だけ

大気中に放出されなくなった

ということにして

誤魔化しただけおこと


この馬鹿げた理屈を国会で採用し

温暖化防止に関する法律

を制定して

日本国中で



世界中で

二酸化炭素の排出削減を実行し

温暖化を防止した

積もりになっていた


なんと愚かしいことだろう


電力業界は節電と

燃焼炉の稼働率との間に

なければならない相関関係を

データで示すことが

永遠に

できない


これが止まらない温暖化

を世界中で生み出している

たった一つの

その理由


太陽光や風力を送電系統に取り入れていながら

それによって

発電所の燃焼炉の負担が

「実際」に

どれほど減らせたのか

という事実を

数字で示すことすらしたことがない


自然エネルギーからとりだした電力の合計値



二酸化炭素の削減量と同一化してしまうことによって

その分だけ

火力発電所の負担が減った筈

というタテマエを前提に

業界は電気事業をせっせと推し進めてきた


その一連の愚行が積み貸さない

世界規模での気候変動を現象化させ

降水量の急激な増加と

それによる洪水や

土砂崩れなどの自然災害を

繰り返し

容赦なく

文明社会へと与えている事実を

みようとしない


温暖化した地球に生じた環境異変は

人災以外のなにものでもない


電気を使わなければ

温暖化が止まる

とする根拠は

どこにもない

燃焼炉の稼働率が低下した事実を

証明するデータなど

どこにも存在したことはない


地下資源を燃やさなくすることができなければ

温暖化はやがてより苛烈なものとなり

自然が文明へと返す熾烈な報復を

人類は受け続けていなければならなくなった


地下資源を燃やさずに電気を生み出すためには

交流と直流の夫々の違いを知る

こというとから先ず

始めなければならない

電池と名の付く電源はすべて

直流を出力する装置

太陽電池や燃料電池などがその代表例

止まっていることができない電気を

電荷に戻して

そこに静止させておくために

身近な乾電池や蓄電池

そしてリチウムイオン二次電池

などが開発され

進化を遂げてきたのだったが

成果としてはまだ不十分


文明社会で使われている巨大な電力は

交流電流となっていることから

直流電源をそのまま活用することは

できない


電力会社が再生エネルギーを買い取っているからといって

それが有効利用されている

とする証拠を

誰一人として

見たことがない


これは普遍的な事実


交流送電は

外部電源からの流入電流を

受け容れる能力を

本質的にもたない


電流同士の衝突は

一瞬の閃光の後に

変圧装置を爆発させる

ほど強い破壊力を示すものとなる

電圧が高ければ高いほど

その破壊力はより強まる


国会審議で

法律を制定する際に

誘導法則の関与を

もし要素化することができていたなら

止まらない温暖化を止めようとして

無駄な投資を繰り返す愚を

重ねるようなことなど

起きることはなかった

国が蒙っている

異常な財務体質の劣化急増は

このようにして

平均化を目指してきた

教育の結果

として国民に与えられたもの


実効なき温暖化対策とは

成果なき教育投資によって

世界中に産み落とされた

惡の華


教育投資が行き着いた

その辺境にできたこの現状が

経過の事実を

本質としてよく物語る


無効な投資は

景気の足を

強く

引っ張り

経済成長を確実に阻害する


劣化する一方となっている国の姿には

本質のありようが仄見える

問題をモンダイとして

正視することができないままであるのなら

有効な対策を特定することは

これからもできまい


単にそれだけのこと
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