こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

誤 謬 の 罠

2019-10-27 05:36:24 | Weblog
温暖化の犯人とされている

二酸化炭素の質量は

空気より1.5倍も重い

このため大気圏では

地表の最下層にしか

留まっていることが

できない

この事実を知っていながら

大気圏内全域



CO2が滞留したことで

平均気温の上昇が起き

気候変動へと繋がった

という既存の解釈

は成り立たなくなった

正当な認識

だとされていた迷妄

の時代はやがて終わり

異端だったことが確定した段階で

誤認の事実を

いつかどこかで

認めざるを得なくなる



ドライアイスが気化したときにでる

あの白い煙こそ

CO2そのもの

マイナス79度以上の場所

に置かれたドライアイスからは

絶えず白煙を下に向かって

床上へと押し流す

低くたなびく姿がみえる


このよく知られたありふれた現象

がCO2の重さ

を予てから伝えていたのだが

その意味はまったく

理解されていなかった


この事実誤認は

温室効果ガスの代表的存在

である二酸化炭素が

大気圏では上昇することできず

最も低い水準の地平



海面を目指して沈降する

性質を属性としてもっていた

ということを意味する


このことから

大気圏上層部で発生したCO2

の総量は航空機のエンジン

が吐き出したものである

ということになる

高空域で発生した二酸化炭素は

その重さの故に

そこに留まっていることができず

ゆっくりと

地平や海面へと向かって

降下することしかできない

上昇する

などいうことは考えられないことなのだ


世界中の知識階級が

CO2の質量を

要素化していなかったのだ


蓄熱性能だけをみて

質量の差に

注目してこなかった

ということが

温暖化の原因が

CO2であるという

誤った認識を

世界中に拡散させた



既に定着している

この経緯が生んだ

ひとびとのもつ

態度と姿勢の抜きがたさ

から

すべての指導体制が

離れられなくなっていたそのために

温暖化がCO2によって発生した

と今も頑なに

世界中を信じ込ませている


知識の量的拡大を追及して

学力偏重に特化した

現代の教育システムのあり方が

知識の質を考慮しない

劣った判断と認識を

例外なく世界中に刷り込んだ


その結果


気候変動は時と共に悪化するようになり

京都議定書で実効の不在を自らが暴露し

罰則規定のないパリ協定を

否応なしに成立させた


温暖化現象に関する

誤った判断の普遍化が

有効解の発掘を妨げた


真実以外に価値はなく

誤った認識は

損失の再生産を

ただ単に

推し進める


温暖化の根本的な原因は

水蒸気以外に

ア リ エ ナ イ

気体の水は

熱媒体として

太古の昔から

今にいたるまで

地表の熱を上空へと運ぶ

その重要な役割を果たしている


その主体となっているのが

気化熱なのだ

蒸発蒸散作用で

水を撒いた後

周辺が俄かに涼しくなった

という経験は誰もがもっている


気化した水である水蒸気が

地平の熱を上空へと運び上げ

熱の移動を行うことで

地表を冷やし

上空を反対に温める


地平の温度が下がっても

それは熱が消滅した

ということを意味しない

低層から上層へと

熱の移動がおきただけ

であるからだ

この変化こそ

エネルギーが保存されるもの

であることの証佐


自然条件下で発生した水蒸気と

人工条件下で生みだされたそれ

との違いは

気体の水が太陽の熱によって

生じた変化であるのか

あるいは

人為的に燃やされた地下資源

によって

二次的に発生させた変化なのか

というその点に

大きな差を残す


CO2は水に溶けやすい

という性質があることから

海に接触した段階で

その海域の表面温度を

高める

だがその熱の移動が

水蒸気を広域で発生させ

海面で気化熱を奪い

吸収した熱を上空へと運び上げ

大気圏内に滞留するよう促した

これが温室効果となって

気温の上昇を導き

温暖化とそれによる気候変動

を繰り返し発生させる

というメカニズムを定着させた


二酸化炭素と水蒸気との

相互間に於ける熱のやりとり

が大気圏を常に温め

低気圧と呼ばれる上昇気流を

地平と海洋の双方で

定性的かつ定常的に

発生させることとなってゆく


自然条件の場合

太陽から届く日射量に

特段の変化や

有意な差は

まだ見受けられない

だが人為的な変化が生む

燃焼工程で

生じている

二酸化炭素と水蒸気との相関

が生むそれぞれに異なった

二種類の温室効果ガス

の関与

が地球の平均気温を

高める方向へと偏向させた

その事実は否定できない


化石燃料を燃やすと

CO2とH2Oとが

同時にできる

地下資源の主成分が

メタンCH4であるからだ


地下資源を燃やすと

大気中の酸素O2に

炭素Cと水素Hとが

それぞれ同時に結びつき

CO2がひとつできるその間に

H2Oはその二倍

も多くつくりだされる


この1:2という発生比率の差が

気温の上昇がもたらす以上の

降水量の増加となって

ものみなすべてを押し流す

自然災害を生みだした


異常な量にまで急増した降水量は

90年頃から

2020年にかけての

三十年ほどの間で

急増していくようになった事実から

人類が学ぶべき何か

があることを察知する

必要があったのだが

問題認識能力失ったための

怠慢が関与して

被害規模を

これほどまでに巨大化

させてしまったようだ


二酸化炭素だけが増えたとしても

これほど大きな変化とはならない

そこにはもう一つ別の

温室効果ガスである水蒸気の作用

が強い影響力を及ぼしている筈だ


温暖化の原因となったのは

二酸化炭素だけではなく

これまで見落としていた

水蒸気の方が可能性として

より高い


冤罪は真犯人を延命させ

第二の犯行を可能ならしめる

という点で罪の深さは

とても大きい


アボガドロ定数と呼ばれる

6、02x10の23乗

をきちんと理解していれば

CO2を質量換算する程度のことは

容易にできた

だがそうではなかった

ということが

このような規模の

壮大な錯語を

引き起こした理由となった


この6、02x10の23乗

という数字が

10月23日を

化学の日

として国際的に認定させた


だが

打ち眺めてみると

この質量の差

を前提とした比重の違いの意味を

誰一人として

今まで指摘したことがない

これこそが教育の失敗を指し示す

最も有力で

具体的なその証拠

温暖化が生んだ気候変動は

知性亡き知識階級が

こぞって生みだしたもの

無駄にしかなっていなかった

環境投資と

教育投資に対する

無批判なその姿勢が

経済的な損失をかさ上げする

という結果の定着に

大いに役立った


この損失規模の巨大さが

政治経済の反応場に

不協和音のノイズ

となって世界中の市井人を

圧迫し

環境だけでなく

生活の場に於いてもまた

不安定化することを

強制する

という効果を

普遍化させている


啓蒙が通用する段階ではもはやなく

壮大な誤謬を前に

覚醒を待つことだけが

当面の最善手

教育の失敗は

後で祟る
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乾 坤 一 滴

2019-10-20 06:39:41 | Weblog
気候変動が異常気象へと変化し

そこに成り立っていた

安定的な社会を

自然現象による猛威で

破壊するようになってしまった

温暖化をつづけていながら

ヒトゴトのようにして

世界中が遠巻きに

眺め続けていたからだった

総ての環境対策は無効であった

そのために

フィードバックもかけられない


その原因が

火力発電という方式にあることを

突き止めておきながら

改善ではなく

悪化を急がせるため

だけの環境投資を積み重ね

現在の便利で快適な暮らし

に執着し

安閑として過ごしている


火力発電に取って代わり得る

健全な電源など

どこにも存在していない

これが実効のない弥縫策

であると知りながら

意味のない投資を続けるために

血税を無為に投じさせている

悪化する一方となった現実を

ひたすら

眺めつづけて暮らしている


この環境異変に対する文明の態度

が気候変動を加速して

環境を破壊するためのエネルギー

を惑星の内部に

より高く

積み上げさせた


効果のない対策

であることを知りながら

徒に継続してきたその行為は

損失の膨張を

ただ単に急がせた


無為に過ごしていた永い期間

が自然破壊という名の

地球からの警告

すなわち

目覚めよと叫ぶ天の声

に気付こうとすらしなかった

おろかなる文明人たちの生活圏

を破壊するための潜在能力を

緩慢に引き上げてきた

その経過の事実



自然破壊とそれによる

社会資産の喪失

をこれからも果てしなく

繰り返す


原因を特定していながら

何の改善策も得られずにいる

問題認識能力の拙さそのものに

根源的な欠陥があるようだ

教育制度の高度化による

思考力の不在こそ

その原因を語るための理由

となった

知識はあっても

その意味が分からなければ

豚に真珠


このような似非知識人

を再生産するだけの教育システムが

学力重視型の教育に特化していったときから

判断能力の劣化が

一般化するようになっている

考える力があっても

知識の意味を理解できていなければ

問題をモンダイとして

理解することは

できない


交流電流についての

基礎的な知識がなかった

ということが

太陽電池を導入すれば

火力発電所の負担が減る

という誤った思い込みを

真実だ

と決めつけることに役立った

実際のところ

交流電流で成り立っている

世界中の産業基盤(インフラ)は

優れた外部電源を大量導入したり

省エネ節電に励んでいたりしていながらも

どのよう環境効果も

生みだしてはいなかった

成果らしきものがあるとすれば

それは光熱費の抑制でしかなく

節約して得た可処分所得は

太陽光付加金という名目で

強制的に時間差を措いて

後に徴収されることとなる

電力会社が蒙った損失を

消費者が嵩上げして支払う

という逆効果

となって経済成長の足を引っ張る

原動力へと変化した


交流電流は周波数がなければ

成り立たない電気エネルギー

周波数は交流電源の回転数

が与えているものであるため

再生可能エネルギーやクールビズで

CO2を減らす効果は

まったく引き出せなくなっていた


過去の環境投資が悉く無効

に終わっていたその理由は

世界中の知識人たちが

交流電流を成り立たせている周波数を

要素化していなかった

というその点にあるのだ


火力発電所が稼働を続けている限り

化石燃料の消費量が減る

ことには絶対にならない

温室効果ガスは増え続けて

減るという変化は

何一つ引き出せず

反対に増やしてしまった事実

がパリ協定の成立を急がせた

現況の拙さこそは

その雄弁な証拠


交流電流は直流とは違い

止まっていることが

そもそもできない

周波数を維持するためには

発電装置は四六時中

一定量の回転数を

安定的に

持続させていなければならない

このため不断の燃焼が

絶態的に必要な措置

となっている


節電して周波数が減ってしまったら

乱れた周波数をもった

使い物にならない電力が

大量生産されるだけ

役に立たない電力は

輸入した地下資源の価値

をゼロにするのみならず

温室効果ガスの濃度を

着実に引き上げて

気候変動をより一層

加速する主因となって

惑星の環境に祟りつづける


交流電流のもつこの性質を

世界中の電力会社が

意図的に沈黙することで

隠しつづけてここまできた

その行為がある故に

京都議定書を無効化してしまい

パリ協定を成立させる結果を生んだ


だが

火力発電にとってかわるほどの

環境電源の候補は一つもなく

直流化することで

この難局を

乗り切ろうと専ら図っている

その姿は あはれ

そのためには蓄電デバイス

が別途必要となることから

その開発競争が

世界中で鋭意進められているところ

今年のノーベル化学賞は

そのための技術の発見

に対して与えられている


リチウム資源は狭い地域に

限られた状態で分極的に散在し

そのために奪い合うという状況が

既に発生してしまっている

希少価値が高まれば高まるほど

エネルギーコストは影響を強く受け

急速にその価値を高める


ただでさえ高価な太陽電池や燃料電池に

プレミアムがついた蓄電装置

が加わるのだから

環境効果はあるにせよ

経済効果は失われることとなる

追加のトレードオフという関係が

そこで再び加わるとどうなるか

言うまでもなかろう


シンプルなシステムでなければ

環境と経済の相関関係を

改善する効果など引き出せない

ここが智慧のだしどころ


ここで頓挫や蹉跌が生じると

文明にあった筈の明日はなく

絶滅へと向かう過程のどこかで

文明の崩壊を告げることになる


思考力が試されるのは

まさに今


誘導法則を知っていれば

スマートグリッドが成り立たない

ことくらい

分かっていた筈のコト

送電プロセスを前提とするモデルは

混乱と損失の胤

健全な認識は

ソリューションが別にある

ことをいつか

どこかで察知する

それが科学

というものの本質

であるからだ


意味のない知識を増やす行為は

健全な思考回路構築の邪魔

環境負荷を生まない

経済合理性を有する

あたらしい電源でなければ

文明の進化を妨げるのみ

価値の判断に課題があるのなら

有効解との遭遇は

ない

現状を正しく認識する能力が

持続可能性を賦活する

教育でそれが与えられることはなく

遊びを通じて得た好奇心が

そのとき初めて役に立つ

遊ぶことは

よく考えること

考えなければ

現実を理解することすら

できなくなってしまうのだ

世界中の知識人たちが

交流と直流の違いを見失い

気候変動を

率先して推し進めている

この現状



世界が今も尚

まったく気付いていない事実に

文明は

謙虚に学ぶ必要があるだろう



天地は雨の一滴ではじまり

その集合で終わる
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知 の 劣 化 ④

2019-10-13 08:27:29 | Weblog
温暖化したことによって生じた

環境破壊のあれこれは

温室効果ガスの濃度上昇

がその起源

気候変動が強制的に発生し

麗しく安定していた気象条件

は失われ

生命の持続可能性さえ

疑わしくなった


経済が低迷したまま反転せず

長期間持続するようになった原因は

実効不在のままになっている

環境対策のすべてに亘る失敗の連鎖



経済成長に対する判断の認識不足

などを前提とした

不正な対応の仕方にあった


環境と経済にまつわる

世界規模の諸対策について

相次いで失敗を重ねていながら

旧知の手法に執着し

投資の失敗による資本の喪失

を指を咥えてただ眺めている

経済学という名の迷信に囚われ

有効解の発見へと至る糸口

を見逃してきた

ということが

止まらない温暖化と

デフレ経済という蟻地獄

へと陥る負のスパイラル

から抜け出せないように

自らの過った判断を

独善的に実行する

という虚しい経過を

時代の趨勢として

当て嵌めてきた


この余りにも愚かな

事実誤認という

身勝手な思い込みが

独善であることを悟らずに

牢固たる保守的なその姿勢の維持に

世界中が相変わらず

拘っている

この奇妙さこそが

なにより不気味


誤った認識を堅く握り締め

身勝手な解釈を施して

過ちを認めずに真である

とひとり勝手にキメつけた

だけでなく

錯誤と確定している諸事実に

目を背けたまま

決して振り返ろうとしてこなかった


気候変動の悪化と

経済成長の長期的停滞は

認識能力に生じた不健全性

がその理由


これまでの温暖化防止対策に

所期の成果が一切なく

時間を無駄に費やして

状況の悪化と

資本の劣化とを

己の認識不足で急がせた


誤った不正な認識は

おしなべて有害な結果

を引き寄せる

CO2が温室効果を齎すものであるにせよ

大気中の密度は

昨年実績で

高々415ppmに過ぎなかった

これを百分比にすると

0.000415%となり

窒素N2の78%

と酸素O2の21%

その他残った1%のうちの

たった0、000415%

でしかないCO2が

地表にこれほど大きな変化を及ぼしている

ということになる訳だ

比率から見ると

これはいかにも不自然なこと

比率の単位である%を

質量の単位であるkg

に置き換ええてみていれば

CO2以外の主犯が他にある

事実に思い至る程度のことは

おそらくできた

そうではなかったということが

温暖化の本質を

世界的に見失わせていた

ということに

早い段階で

気付くことは可能であった


分子のもつ質量は

Mol

という単位で表記する

こうすることで

百万分の一を単位とする

ppmで表記した場合のガスの密度が

地表に壮大な規模の変化

となって顕れた気候変動が

CO2だけのものではない筈だ

という疑いを浮上させていた筈なのだ


第二の温室効果ガスとは何か

という問いに対する答えとは

水蒸気という名の

気体状態のH2Oのことなのだ


水蒸気に温室効果があることは

気化熱が古くからよく証明していたことである

散水後の地面が涼しくなるのは

蒸発蒸散作用で

熱を水蒸気が

上空へと運び去っていたからだった


地表が俄かに涼しくなったのは

そこにあった熱が

上空へと移動したから起きたこと

エネルギー保存則が

水蒸気に温室効果を与えた

ということを指す変化

が水蒸気の温室効果を指し示す


湿度の高い日が蒸し暑くなる

というのも温室効果のなせる業


CO2は化石燃料を燃やしたとき

酸化作用で二種類の温室効果ガスを

同時に大気中へと放出する

地下資源の主成分は

炭化水素を主成分としていることから

それがメタンCH4という化合物

であるということが

一つしかない炭素Cに

空気中の酸素O2が結びついて

CO2という炭素系酸素化合物を合成し

同時に四つある水素Hは

酸素Oと結合して

H2Oを大気圏内に放出する

問題なのはCO2が一つしかできないのに対し

H2Oはその二倍できてしまうことなのだ


1;2というその関係が

温室効果ガスの濃度上昇を

これほどまでに急がせた


火力発電所では石油・石炭と

LNG(液化天然ガス)を

絶え間なく燃やすことによって

安定した周波数を持つ交流電流を

残るくまなく安全に

送り届けることができている

太陽電池が増えたからといって

化石燃料の消費を減らせば

発電装置の回転数は減り

周波数は安定性を失ってしまうのだ

電力会社にとって

周波数変動はまさしく

タブーなのである


交流電源がもつその理由が

二種類の温室効果ガスを

世界中で同時排出することに

繋がっている

更に気体の水である水蒸気は

海上と陸上のどこででも発生するため

量産効率が極めて高い

その事実が

大気圏の低層と高層とで

異なった温室効果を

二重構造で発揮させている

ということなっている


水蒸気は低層では湿度を与え

中層で冷気に触れて凝固する

液化して雨となった段階で

熱エネルギーから

位置エネルギーへと質が遷移し

降水量の異常な増加を引き起こし

洪水や山塊の崩落を

至る所で引き起こす


気圧差の拡大が低気圧を発達させ

優勢な高気圧となって下降する循環

を対流圏で反復し

気圧差の拡大が

暴風雨となって

文明を破壊するためのエネルギー

へと繰り返し遷移する


より深刻なのは

水蒸気の一方的増加

というこの変化


気体の水は海面からだけでなく

地表からでも生みだされることから

発生密度はCO2の比ではない

ほど多くなる

このところの降水量の異常な増加は

水蒸気の大量発生が与えたもの

に他ならない


環境異変の原因が

化石燃料の燃焼にあることは

疑いようのない事実

だがそこにある比率の違いを

世界中が無視していた

ということが温暖化を加速させ

一向に止まらない状態へと

追いつめた


世界中の電力会社は

交流電流による長距離高圧送電

というシステムを導入し

その状態が業界全体の経営効率を

高からしめた

この方法の選択が

気候変動を

却って避け難いものにした


何故なら交流電流とは

止まっていることが

そもそもできないものであったからである


周波数で成り立っている交流電流は

常に回転していることで

電力需要を満たす

ための電力供給能力を確保している

周波数とは

磁石の極性を人為的に切り替える

ことで生み出せるものであることから

そこで生じた磁場変化が

磁束密度と相俟って

高い起電力を

電源に誘導状態で

効率よく発生させる仕組み

を成り立たせている


これが交流電流を止まっていられないようにし

発電した電力を

地底へと導くための電位差を

最大に保たせ

電流密度を同時に高める

という仕事を円滑に行わせている


交流送電の場合

電力を地中へと捨ててしまっても

それ以上の電力を

新たに誘導する能力が備わっている


電信柱を繋いでいる低圧の配電線は

無補給でどこまでも果てしなく

電力を送り届けることが

問題なくできている

これこそが交流電流の特徴である

増幅効果の成果の一つ

電力消費が消えてしまったら

二つあるうちの一つである

励磁するための高圧側の電流は

消費電流を派生させることなく

無駄に地底へとただ落ちるのみ

もう一つの誘導される側である

低圧の消費電流は

高圧側の励磁電流が流れている時にだけ

誘導発生することが許されるため

励磁電流が消えた段階で

誘導能力を直ちに失うこととなる

この段階で電力輸送は

一瞬で不可能になる定め


この事情こそ

電力需要が急減した夜間

深夜電力料金制度を適用することを

許す結果を導いた


クールビズや省エネ節電は

電力資産から収益を奪うだけの行為

温暖化防止能力は即ちゼロ

交流電流に関する基礎的な知識があれば

この程度のことは

子供にでも

理解することができていた


電力業界の秘密主義が

温暖化を止められない状態へと

追い込んだ当のそのもの

交流と直流との違い

をまったく弁えていなかった

世界中の知識人たちが

気候変動をとめようとして

却って温室効果ガスの濃度上昇

を急がせた


実に愚かなことが

いま

知中状で

所かまわず起きている
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儚 の 後 先

2019-10-06 07:42:43 | Weblog
持続可能性と形容される

極めて抽象的な概念を

世界中でいま

熱心に探し求めている

だが

それは単なる

絵空事


形あるものは

いつか消えてなくなる

生者は必滅し

会者は必ず定離する

というのがこの世の中


実現しない可能性は

いつまで経っても成就せず

抽象化された状態で

そこに佇む

不稔性の目標は

結果を残すことが

つまりできない


秩序は混沌へと

不可逆的

かつ必然的

に遷移する

宇宙はこの法則で

成り立っている

きれいごとで終るハナシ

などどこにも存在したことはない


手放してからでなければ

手に入るものとは出逢わない

犠牲が不在であるのなら

成果を得ることは

即ちできない

持続可能性が成り立つためには

合理

がそこに成り立ってい

なければならない


理のないところに

目標が近づいてくる

ようなことはない

身勝手な解釈は

ヒトの姿勢を傲慢にして

成就する方向へではなく

撤退へと赴かせる


我欲を切り離し

サダメを受け容れた後

でなければ

判断の当否を

知る機会とは遭遇しない


既に深刻な社会問題

と化してしまった気候変動は

持続可能性に対する脅威

となって逆襲する時の到来を

ほくそ笑みつつ待っている


繁栄は経済成長の上にのみ成立し

人口の増加が勢いを失えば

縮み続ける以外の道はない

食料と水の確保が十分でないのなら

持続可能性は

どこであっても成り立たない


エネルギー創出でCO2の再生産

が避け難くなっているのを知りながら

それが齎す恩恵

の一つである経済成長を優先させ

温暖化とそれによる気候変動

を一斉に導いてきたその酬い

がやがて現実のモノとなる


自然災害を募らせたまま放置し

生命に対する淘汰圧を一入高めている

文明のあり方というものが

顧慮することを

人類に改めて求めはじめた

執行を猶予されているこの間に

目覚めなければ成果はない


人口減少で生産力を引き下げ

成長能力を失う結果

を自ら招いておきながら

そのことにいつまで経っても

気付かない


環境問題を放置して

経済問題

を優先的に解決

しようと腐心するようになったのは

自家撞着のエビデンス


混沌は極まった後

やがて静謐へと向かう

新たな秩序をそこで樹立する

という経過を繰り返す


この循環を断ち切るために

必要とされているのが

ヒトに与えられている

この英知


判断能力を失った者は

対象を正しく見ることが

できない


目先の利益とそれが生む

ほどよく安逸な暮らし

を追い求め

自らの末路を

自発的に狭めていく

このようにして

誰にも気付かれずに

間違った方向へと

進むことを余儀なくされる

それが温暖化


繁栄を根拠とする支配体制

の確立

を追求することを善

と心得ていた覇権主義国家群は

経済成長を維持しようとして

エネルギー創出を急ぎ

却って生息環境の劣化を早める行為

を独善的に推し進め

効果のない対策を連ねて

富を失い

批判されることなく

安んじて現状の保持に

余念なく努めている


文明が辿ってきたこれまでの

あり方というものは

利権の確保と継承を目的とする

種々雑多な秘密主義を生み落し

実効を確認しないで

意味のない継続を続けてきた


国際社会にこのような圧力

を半世紀近くに亘って

与え続けてきた

気候変動を生みだしたのは

要するにこれらの過去


文明の利器を生み出した科学の成果は

電気がなければ只の箱


忍び寄る危機を察知していながら

どうすることもできずにいる

温暖化による気候変動を

止める能力を持たない諸対策

を連ねることで

利益の確保

を果たした気分で過ごしている


現代生活にとって必要なのは

電気エネルギー

電力を確保することができなければ

生産能力は失われたままとなる

生活を維持することすら

ままならなす

生産効率を高めることなど

得に書いた餅


電気の不在は科学の成果を

一瞬で否定する

停電した時

人はその事実を改めて知る


長期の広域停電を強いられたとき

電気のあり難さを

はじめて正しく理解する

ブラックアウト

を引き起こすようになったのが

地震や台風などの

自然災害による破壊活動だった

その理由が火力発電にあることを

誰も未だ認識していない


中でも気候変動を起源とする

台風被害によるさまざまな損失は

経済発展を阻害する重大な

因子

富の喪失を早めているのは

資本の論理


その直接的な原因が

温室効果ガスの濃度上昇

にあることは

夙に知られたことなのだ


電力を必要不可欠とするようになった

人の暮らしのあれこれが

様々な思惑を交えて錯綜し

巡り巡って気候変動を加速させ

生命の存続と便利で快適な暮らし

を取り上げているその主体

となって機能する


火力発電所を撤廃できなければ

経済の発展とそれによる繁栄は

終息する

石油石炭天然ガスを燃やさなければ

良質の電力は得られない

電気のない暮らしは

文明だったものを

たちどころに

未開へと突き落とす

あるものすべてを

原始状態へと誘導する

科学を善用してきた文明は

やがてベクトルを反転させ

遠い昔の生活へと

一瞬で舞い戻る運命にある


再生可能エネルギーに対する投資が

火力発電が生みだしているCO2を

減らしたという事実は

ない

火力発電所が存在し続けているあいだ

交流周波数が発電機の回転数

を規定する

蒸気発電を成り立たせている動因

は蒸気圧の維持

ただそれ一つ


交流電流による長距離高圧送電という方式は

おしなべて

周波数の関与

を必要条件として位置づけた


火力発電システムには

温室効果ガスを減らす能力

がまったくない

という事実を

世界中に当初から

訴えていたのだったが

業界の沈黙が

事実認識の成立を

妨げた


50ヘルツの周波数は

毎秒50回の頻度で

永久磁石のS極とN極とを

切り替えている

この安定性が失われると

電力輸送は遮断され

成り立たないようになるしかない


蒸気圧の低下は

回転不足となって周波数を減らすのだ

周波数に支配されている交流電流は

地下資源の燃焼量を制御することが

要するにまったくできない


問題なのは

世界中の電力会社が

交流電流を成り立たせている周波数

の意味について

おし黙ったまま

何の説明もしていない

というその点にある


電力会社が周波数についての情報を

これまで公表してこなかった

ということが温暖化防止対策から

すべての実効を奪っていた


知識階級が

この問題を指摘した事例は

今のところ皆無

交流電流の意味を

誰も理解していなかったからである


並み居る指導者達の欠陥は

知識があってもその意味に関心がない

という共通の傾斜にみられる

思考力が不在なら

それがもつ意味を

察知する洞察力

は眠り続け

劣化する一方というこの過程を

自覚させることなく

凡庸に過ごすことを許している


電力会社の秘密主義もさることながら

知識階級の怠慢を

決して見逃しはならない

そこにエスタブリッシュメント

の思惑が人知れず関与し

既得権益享受層が

交流電流を成り立たせている周波数について

言及することを意図的に避けさせている痕跡

が仄見える


交流と直流の違いを弁えていなかった

これら一群のひとびとすべてが

直流電源である再生可能エネルギーを増やせば

交流電源である火力発電所の負担が減り

温暖化が止まる

と勝手に決めつけてそう思い込み

誤った判断を握り締めながら

温室効果ガスの濃度上昇

を加速させている


善と信じて環境投資を推進し

火力発電所に依存する文明のあり方

に潜む深淵を問題視する機会を遠ざけてきた


環境保護団体が

温暖化を無知によって増長させ

気候変動を

自らの手で推し進めている

という構図が見えてきてよい頃だ


自覚なき錯誤は

温暖化を助長して

気候変動を生み育て

生命の生息域に強い負圧を与える


持続可能性が絵空事である

というその理由は

ここにあるのだ
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