こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

成 立 条 件

2019-03-31 07:18:02 | Weblog
太陽光発電や風力発電装置などが

温暖化防止対策で増えると

火力発電所で燃やしている

地下資源の消費量も自動的に減る

という誤った思い込みによる

錯誤

に基づく壮大な誤解

が世界中を支配する

ようになっている

という状況が

温室効果ガスの排出量拡大

を却って悪化させる

動力源となっている


環境性能が高いとされている

再生可能エネルギー

からなる優良な外部電源を

大量投入していながら

大気中のCO2濃度は

増加の一途を

相変わらず辿っている


世界中の火力発電所で

化石燃料を燃やし続けている以上

温室効果ガスの大量生産

は着実に進むこととなり

気候変動はその脅威を

ますます強める

という展開から

どうにも抜け出せない

という状況が

地球規模で拡散するようになってきた


京都議定書を遵守していた

その二十年間を通じて

二酸化炭素の平均濃度は

340ppmから

415ppmへと

大幅に上昇してしまっていた


減っていなければならない

大気中のCO2濃度を

環境対策のすべて

が却って増やす

という結果が確定している


新しい環境対策の指標

となる筈のパリ協定は

環境復元対策であった

COP3が失敗に終わった

その結果として

急遽策定されたもの

だが

その失敗の理由

を突き止めた

とする事実はどこにも

ない


具体的な対策が

国連の環境部会によって

特定された

ということではない


このことから

パリ協定では

目標達成期限を設けることができなくなり

曖昧な状態となることを承知の上で

今世紀末までの間の

できるだけ早期

という漠然たる目標

を掲げることしかできず

有効解の登場をひたすら待つ

というスタンスへと切り替えた


とても曖昧な

それ故に実効を期待することが

できない目標設定

を敢えてしたことにより

きわめて長期の猶予期間

を措くことしかできなくなった


要するに

現代文明の認識レベル

はこの程度のもの

であるに過ぎないのだ


交流電流の意味を理解しないで

省エネ節電の励行



再生可能エネルギー

の普及拡大を急ぎさえすれば

それだけで温暖化防止効果

が簡単に得られる

と勝手な解釈を施して

実行に移した

というのが京都議定書の本質


交流電流は周波数で成り立っている

ものであることから

電源の回転数を

常に一定の状態

に保っていなければならない

という絶対的条件を

すっかり忘れ去っている


火力発電システムに於いては

蒸気圧を安定した状態で

四六時中常に

保っていなければならない

タービン軸の回転数を

維持することが

義務

として定められている


電力消費が減った深夜であっても

燃焼炉の火

を消すことができない

という条件に

火力発電システムのすべては

強く拘束されている


深夜電力料金制度は

その無駄でしかない

需要が減った時間帯であっても

燃焼量を減らせない定めに

置かれ続けている


再生可能エネルギーを

どれほど多く

増やすことができたしても

燃焼炉で燃やされている

地下資源の量は

常に安定した状態

を維持していなければならず

まったく減らせなくなっていた


深夜電力料金制度は

損失となっていた過大な電力供給量を

値引きしてでも換金しなければならない

というその事情が生んだもの

地下資源の消費量を

電力販売量の増加

で部分的に埋め合わせようと

謀った方策

であるに過ぎない


周波数で成り立っている交流電流は

発電機の回転数が乱れると

却って有害な現象

を引き起こす


直近の事例では

北海道全域を長時間

ブラックアウトに陥れた

その事実

半年前の地震の被害

で生じた広域停電が

雄弁に物語っている


50ヘルツの交流周波数は

毎分三千回転する発電機だけが

生み出せる

毎秒50回転している発電機が

たった一回転減っただけで

その周波数は49ヘルツ

へと変化する

50ヘルツの交流が流れている

送電線に

一部分であるにせよ

49ヘルツの周波数が混在すると

二系統の交流電流を

送電系統が内包する

という状況が

突発的に発生する


電力輸送の安定性を保護する機能

がこの異常を検知すると

電流を遮断する機能が立ち上がり

それがブラックアウトの原因となる


家庭の安全ブレーカーが落ちたり

アンペアブレーカーが落ちたりするのと

それはまったく同じこと


電力会社は何が何でも

出力変動や周波数変動を

発生させてはならない

という立場に置かれている


省エネ節電努力を

消費者がこぞって進めていながら

温室効果ガスの濃度は

常に一貫性を以て

上昇し続けている

ということなのだ

再生可能エネルギーの設置拡大を

温暖化防止の名目で

個人や組織が積極的に図った

としても

火力発電所の燃焼炉

ではメタン系の地下資源

の大量消費を

些かたりとも減らすことが

できなくなっている

ということを

世界中の知識人たちが

おしなべて

忘れ去っている


この事情の背後に隠されている

内緒の未解決の課題

がパリ協定の成立を

いまやっと

急がせる契機となった

隠しごとは

いつかどこかで

必ず露見するものなのだ


アベノミクスの失敗が

失われた三十年を

やがて成立させることになるように

国連の環境部会による

温暖化防止対策の失敗

の連鎖

が温室効果ガスの濃度上昇

に寄与した事実がある如く

避け難い現実との遭遇は

確実に訪れる

誤った判断は

最終的に調整を

余儀なくされる

ことになっている


自然法則を蔑ろにすると

手痛いシッペイ返しに

見舞われる

ということなのだ


三十年に達した平成という時代

は身勝手な解釈による錯誤

とそれによる失敗が連鎖する

時代であったと総括できる


学力重視型の教育制度の失敗



交流電流の意味を理解していない

知識階級からなる陋劣な

指導体制の構築

を許し

結果として

温暖化を募らせて

気候変動要因の厚み

を増やし続けた


善と信じて不善を為す

のは思考力の劣化と

それが生む問題認識能力

が不在となったからに

他ならぬ


学力レベルが高まっても

温室効果ガスの濃度上昇

を止めることさえ

まったくできない

というこの現状は

思考力の劣化が原因

となって文明に作用した

その結果


地下資源を必要としない

エネルギー創出法の確立は

エネルギーコストの最小化

へと繋がり

経済政策の失敗による損失



環境負荷の削減に伴って

二次的に生じる

可処分所得の増加による

公平な繁栄へと繋がるものとなる


装置一式の供給権

を支配する権能を維持することで

防衛費を最小化する効果を派生させ

相乗的に有効性を一気に高める

効果を引き出すと

恒久平和の実現と

それによる緩やかな繁栄が

手に入る


日本の高度成長期の背後には

防衛予算に相当する成分

をアメリカが肩代わりしていた

という隠れた効果

が寄与している


地下資源に代わる新資源を確保した組織



環境の復元を推進しつつ

経済の発展に寄与すると同時に

非生産的で無駄な

破壊のための防衛予算

の比率を減らす

ことを可能な状態にする


問題の本質を

マジョリティが承知したとき

意味のない投資は価値を失い

破壊ではなく

生産に寄与するための資本投下で

自らが遠ざけていた

平和状態の実現と

繁栄する時代の到来



自動的に成立させてしまう

だろう
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因 と 果 と

2019-03-24 09:28:13 | Weblog
自然界には存在していなかった

交流電流を

電力供給システムの基礎

としてきた文明の歴史

というものが

巡り巡って

温暖化現象を定着させるに及び

気候変動を加速する

という世界規模の憂慮

をこのところ一団と

募らせる時代がやってきた


交流電流は直流電流とは違って

人為的な操作

を意図的に

加えなければ

生み出すことができない


交流電流は

右に向かって流れる電流電圧



左に向かって流れる電流電圧

とが

綯い交ぜになることによって

はじめて生み出せる


磁石の配置を工夫すると

互い違いに流れ方が変化する

二つの異なった電流電圧を

定常的に生み出すことが

制御裏に可能となる


その事実を物語っているのが

正弦波

と呼ばれている交流電流に特有の

あの波のカタチ


山型の部分を占める電力と

谷型の部分を占める電力

とが

毎分三千回切り替わっている時

50ヘルツの交流電流

を供給する能力をもつ

交流電源

が成り立っている


流れる電流電圧(電力)の向き

が交互に入れ替わることから

交流電流

とそのように呼ばれるようになった


電流の向き

が切り替っていることを示す指標

が周波数

発電機の回転力が

不安定化すると

周波数変動が起きるのだ


複数の周波数が

その結果

単一の導体(電線)

に混在する状態が発生する

このような複合状態にある電力は

発火する惧れが多分にある

電力として無効であるだけでなく

危険性が高く

要するに使い物にならない


このリスクをゼロにしておくためには

常に波の位相が

正確に一致していなければならない

という条件に交流送電システムは

常に拘束されている


交流電流を文明が選択した

ということが

周波数の位相制御を

安定化させておくための義務

を電力会社に課している

ということなのだ


発電機の回転数が変調を来すと

複数の周波数を内包した

交流電流を許容せざるを得なくなる


そのとき

電流と電圧の制御

を逸脱した状況が

突発的に発生する


ブラックアウトは

その結果とてして起きる

送電システムがもつ

固有の変化の一つ


電力会社には

発電機の回転数

を些かでも変化させてはならない

という絶体的条件の下

で電力供給を

事業として行っている


このため

メガソーラーやウィンドファームを

どれほど大量に普及させても

化石燃料の消費量を

減らすことが

些かたりともできなくなっている


この交流長距離送電

という条件が

京都議定書が定めた

CO2削減目標の達成



世界中がこぞって取り組んでいた

二十年間を通じて

切なる期待を裏切りつづけることとなり

大気中の二酸化炭素濃度を

却って大幅に増やしてしまった

という事実

を先般確定させてしまっていた


この一連の不毛な経過が

パリ協定の成立を急がせた

だがその合意内容は

実現不可能なもので

永遠にあり続ける

周波数を保っているためには

絶えざる燃焼が

必要条件となっているからだ


問題の本質を

正しく理解していないと

判断を誤って

資本と時間とを

徒に喪失するだけ

という

既存の温暖化防止対策と

何らかわらないものと

ならざるを得ないのだ

パリ協定に新味はない

ことなど

既に立証されてしまっている


問題認識能力の欠如

はその濫觴を辿ると

交流電流の意味を

正しく理解していないこと

へと辿りつく


交流電流を成り立たせている周波数

の意味を考慮しないで

電力消費を一方的に止めたとしても

二酸化炭素の排出量が減る

道理など成り立つ筈がない


この事実が

気候変動を

これから危機的な状況

へと短期間で

強制的に落とし込むことだろう


火力発電の存続

を文明が容認している限り

温室効果ガスの排出量が減る

という理屈は成立しない


交流電流のメリットは

磁場変化が量的に高い

ということ

そこで起電力を高める効果

が楽に得られる

というその点にあるのだ


起電力は磁束密度と磁場変化

の割合で決まることから

磁束の制御と回転力次第で

任意の交流電力が取り出せる

というところに

直流電流にはない

特徴的なメリットがある


環境負荷のない

つまり燃焼工程を排除した

交流電源の開発

を急ぐことこそ

失った麗しい地球環境を

復元するための唯一の手段


交流電流についての情報を

電力業界が未だに隠し続けている

ということが

温暖化を加速させてきた

たった一つの動力源


誘導法則を活用すると

電流を増幅することが

容易くできるようになる

資源効率を重視した結果

単一の電源で

北海道全域を供給対象としてきた

その選択の根拠

となった合理性の高さこそ

地域全体を一斉に暗闇化

してしまうこととなり

復旧を遅らせて

徒に長期化させた

その最大の理由


環境対策としての再生可能エネルギーや

省エネ節電行為ほど

無駄な投資行為は見当たらない

却って状況を悪化させてしまった

だけなのだ


この現実に

学ぶことができなければ

温暖化による気候変動は

近い将来急速に進み始める


交流電流についての

基礎的な知識がないと

直流電流と変わりない

とそう勝手に思い込み

誤った判断に基づいて

不正な結果を喜んで

手に入れるサル

と等しい昏い文明

を誕生させる


思考力を涵養しない

学力重視の画一的な高等教育が

環境異変を放置して

生命の多様性を

緩慢に奪い去る起源

となったことに気付いたとき

突きつけられた不可逆性に

文明は遅れて

漸く青ざめる


直流と交流との違い

を弁別せずにいた

ということが

止まらない温暖化

の生みの親


電力業界の利益誘導型体質と

教育制度の知育偏重型体質とが

問題認識能力を急速に喪失させ

あらゆる環境対策から

実効性を悉く

奪い去っていく

この拙い現実に

文明は相変わらず

まだ一向に

気付かない
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創 意 能 力

2019-03-17 09:52:56 | Weblog
経済成長の持続的安定

を維持継続しつづけるためには

電力の需要と供給の確実な相関が

円滑に成り立っていなければならない


需要が量的に高まれば

供給不足がそこに生じ

売り手市場が形成され

価値の移動

が高い方へとシフトする


反対に供給量が過剰であれば

買い手市場が形成され

価値の移動

は低い方へとシフトする


物事の総て

は価値のバランスに於いて

不安定性を常に保持する


相対的な位置関係の変化

が価値の絶対性

を左右する動力源


既存の電力は

地下資源を熱に換える

ことによって

日夜たゆみなく

着実に

生み出されている


電源構成の六割ほどは

炭化水素系の地下資源

俗に化石燃料などと呼ばれている


その他に含まれる三割相当の成分

は地底に眠っていた

核分裂反応を引き起こす

高い能力を秘めた

放射性物質を

精錬濃縮して得た

重い質量の核資源


核分裂反応を制御することにより

緩やかな熱の上昇を引き出し

液体の水を気体のそれ

へと変え

圧縮熱を人為的に導くことて

水蒸気を効率よく加圧する

というプロセス

が原子力発電というシステム


タービン翼に高温の蒸気

を吹き充てることで

電源に回転するための力

を与えている


残りの一割相当が

自然エネルギーと呼ばれている

水力発電という

熱に依らない電源構成

でこの国の電力供給網



全体として成り立っている


その仕組みの総ては回転運動

で統一されており

回転する力を有意義に用いることで

磁場変化を量的に決定する

という点に共通する特徴をもっている


世界中から根拠なく期待されている

再生可能エネルギーには

単独運転する能力に

安定性が最初から欠けていて

主要な電源となることが

未だにできない


全体の九割を占めている

主要な電源の殆どが

蒸気発電という形式

で電力の供給を行っている


蒸気圧を利用した回転運動は

周波数を安定的に維持する

ことが容易にできる

水蒸気の粘性が

回転軸に装着された

回転体に

規則的な円運動を

安定的に与えるからだ


角運動量は回転軸のない

90度単位で変化するもの

に対して適用する規準


惑星の軌道や電子軌道などの

回転軸に拘束されない運動系であり

かつ電磁相互作用にも依存しない

独立した系

であることを示すためのもの


プラスとマイナスの電気的な性質の違い

が電子軌道を成り立たせている

という訳ではない

電磁相互作用で成り立っている系

は最終的に対消滅を経て

見えないエネルギー

へと遷移する


姿が見えなくなっただけの理由で

存在を否定するのは

早計であり且不合理

エネルギーは本来不滅

消費することはだれにもできない

という本質をもっている


このエネルギー保存則が

温暖化という変化

を人類に遅れて気付かせることとなり

その弊害にやっと気付いた文明を

いま

急速に追いつめる

ための圧力を強くかけている


フレミングの右手と左手の関係を

成り立たせているのは

90度の単位で変化する

ローレンツ力

90度の角運動量を四倍すると

360度の回転運動する

系となる


温暖化の原因として特定されている

火力発電という方式は

タービン軸に固定された

回転体

が毎分三千回転することによって

50ヘルツの交流電流を生み出す

60ヘルツなら3600回転する

運動体が必要なのだ


周波数でなりたっている交流電流

の限界を定めている

解決不能なその課題とは

再生可能エネルギーの導入量

が増えたからといって

電源の回転数を減らすことが

まったくできない

というその点にある


発電機の回転数を減らせば

周波数は同じ割合

でたちまち低下してしまう

乱れた周波数がブラックアウト

を引き起こす

ということを半年前に

北海道電力が証明した事実

が既にある


再生可能エネルギーに対する

環境投資の総ては

当初から無効

であり続けている

ということなのだ


事実関係の確認を放置して

再生可能エネルギーが

温暖化防止を可能にする

唯一の手段だと世界中を

信じ込ませてきた

その錯誤こそ

文明崩壊を加速する行為


環境復元にとって有効

であると世界中が未だに

頑なな姿勢で

強くそう信じ込んでいる


その結果

京都議定書を履行していた二十年間で

大気中のCO2濃度は

大幅に増えてしまった

という事実だけが残された


火力発電を続けている以上

炭化水素であるメタンの燃焼は

決して減らない

このため二酸化炭素が一つ生まれると

二倍の量の水蒸気が

同時生成することとなる


火力発電が急増した地域では

降水量の異常な増加

とそれによる大洪水

そして山林を破壊する規模

の自然災害が世界中で

頻発する時代

はこのようにして現れた


メタンの大量燃焼を

長期間続けてきたことによって

対流圏の大気は温められ

平均気温の上昇

という変化が

90年代以降

頓に急増する事態を招いた


この変化の裏面に潜んでいるのが

他でもない

【エネルギー保存則】

消費することができないエネルギー

を大量生産する時代が更に続けば

環境の変化は

予想を超えたものとならざるを得ない


問題として指摘するべきことは

外にもある

最大の因子成分は

地下資源を輸入するためには

産油国が指定する通貨

で決済しなければならない

というそのこと


ドルの需要レベルが高まっているときに

その供給を意図的に絞れば

ドル高へのシフト

が世界規模で同時発生してしまう

このためアメリカは

決済通貨となっているドルの供給を

制御することが

次第に困難になっていった


経済成長を急ぐためには

エネルギー資源の大量調達

が不可欠

同時に自国通貨を売って

ドルを大量に買わなければならない


石油の需要量の増加

がドルの供給量を高める

という展開が世界中

で同時進行するようになり

高くなり過ぎたドルの通貨価値を

G5が協調介入することで

強制的に通貨価値を制御する

というドル安政策が

急遽実行に移された

1985年秋のプラザ合意が

その後の経過を決める

転換点となったのだった


ドルを売って得た外貨が

円だった

このシフトが

日本にバブル景気を齎した

ドル安政策に協力すれば

土地神話がなりたっている日本で

不動産ビジネスを展開できる

ということが国内外の資本を

日本市場へと蝟集させ

異常な円高を生み出したのだが

日本の指導体制は

理由のない円高とひと括りにし

トレンド変化を容認し続け

五年を経過する直前に当たる

90年四月を起点として

緩慢に破裂させる対策

を果断に実行に移してしまった


バブル崩壊のプロセスは

この時に起動している

その後過剰供給したドルを

北米大陸へと呼び戻す目的で

サブプライムローンを創設し

それを証券化したことで

リスクを分散したものの

ついにデフォルトを発生させてしまい

その直後にリーマンショック

を呼び込んだ

これが起点となったことから

信用経済に対する壮絶な危機

が世界中を沈黙させる経緯となった


さらに下って

過剰流動性を始末する目的で

中国を世界の生産基地にする

というアメリカの誘導政策によって

世界中から過剰流動性が

中国市場へと輻輳する経過を導き

元安政策をとらざるをえなくなった

共産党政府が

人民元を印刷するだけで手に入った

大量のドルで

世界最大の債権国へとのし上がらせ

手つかずとなっていた海軍力の増強

を進める契機ともなったのだった


ミリタリーバランスを破壊する行為が

アメリカの不興を買って

経済戦争へと

その後発展していくこととなる


一連の変化の起源は

温暖化の原因物質である

メタン系の地下資源

の取引へと還元できる


不具合の一切は

合理性のないエネルギー創出法

にシガミついてきた文明

のもつアサハカさ

という根源的な限界

にあったのだ


環境負荷のない電力創出法

に気付いた組織が

温暖化と核のない

平和で繁栄に輝く

新文明の指導者として

宇宙に君臨する存在

となるだろう
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ス ジ 違 い

2019-03-10 08:38:54 | Weblog
日本国債を保有する

最大勢力となった日銀は

新たな債務

を囲い込むための

主体として機能する組織

としての風格を身に備えた


政府内閣がその意思決定

を支持し

公的債務の返済義務

を消費税率を

国会が調節することで

バランスを整えてきた慣行を

改めるための機運

の兆しが顕れた


日銀が保有するその債権を

自発的に放棄することで

劣化した財務体質を

一気に解消する新しい道

が開ける


債権債務の関係は

貸し借りのバランスに於いて

等価


政府の債務は

国債を保有する側がもつ

債権

であることをも同時に意味し

国民の担税能力

を担保とすることによって

赤字国債の発行継続を繰り返す

行為の連鎖を

これまで長期間許してきた


財政赤字の本質は

日銀が債券市場に介入

したことによって

債務者である政府が

債権者である日銀に

債権の放棄

を迫ることを可能にする


この平衡状態の変容は

既に成立している


バブル経済崩壊当時200兆円規模

に過ぎなかった政府債務を

失われた十年を倍の二十年

へと長期化しただけでなく

アベノミクスの失敗を重ねていた期間

を加えると

三十年相当

とみるのが妥当


誤った経済再生策の実施

を機会としたことにより

消費税率を5%から8%

へと改める

という決定を当時行った

その時代が債務合計を

千兆円を突破するレベルへと

膨張させしまう結果を生んだ


そのツケの清算を

政府が実行するためには

税収の増加が絶対的に

必要なのだ

そこで先送りされてきた

10%への消費増税を

政府が今年秋

実行できるチャンスがやってきた


このような経緯があった

ということを再確認すれば

バブル経済を崩壊させた

政府による

不動産融資に対する

総量規制の実施

から始まった錯誤の連鎖が

アベノミクスを生み落し

財政赤字の累増

を加速する動因となった

ということが

明確にみえてくる


アベノミクスの当初の推進力

を円安誘導とそれによる

株式市場に対する人為的な

価値の演出

を意味する高値誘導で

株価の高騰を支援する

水面下のムーブメントを

これまで加速させてきた

背後の勢力が

含み資産の劣化

を急がせる展開へと

これから落ち込もうとする

その直前の段階

がついにやってきた


これが海外投資家を賦役して

国富を失う結果

へと更に繋がってゆくこととなる



円安誘導を目的とする

円売りドル買い効果は

株価の上昇

に寄与しただけでなく

貿易収支の改善にも貢献したのだが

円の通貨価値は

対ドルで

50%切り下がってしまい

80円で買えた筈のものが

120円出さなければ買えなくなった

このため消費市場に於ける経済効果

を台無しにする経過を残した


通貨価値を下落させる

という経済政策は

消費増税とセット

で実施されたことから

2%に過ぎないインフレ目標

へはついに届かず

物価目標という表現

へと

その後改められた


一般会計予算が発生させた

赤字成分

を補填する行為

である赤字国債の継続的

追加発行の連鎖



特別措置法を

毎年

可決成立させ続ける

ことでかろうじて凌ぎ

違法性を消し去る合法化で

毎年

連続的に不足する成分を

赤字国債の発行で

補填しつづけ

現在の状態

を生み出す動力源へと位置づけた


これが選良と呼ばれる分子成分

がこぞってやってきたことの正体


赤字国債の発行主体

である政府が債務を引き受け

国民に対して課税強化するために

消費税の段階的上昇を

法律で合法化する

という判断を

国会が支持する構図が

このようにして出来上がった


日銀が国債の購入に乗り出し

確保した国の資本を

金融市場へと大量投入する

ことで金融緩和を促進する

政策

を改変することができない状況下で

毎年80兆円規模の流動性の供給

を四年以上続けていながら

2%の目標達成に難渋しつづけ

ついにマイナス金利さえ導入する

事態を現出させた


日銀に選択の余地は当初から夙になく

状況の推移を見守る

程度のことしか

残されていなかった


国債発行で生じた

巨額の債権を保有する立場

となった日銀は

受け取り利息の50%を

当該年度の剰余金

として国庫に納めるその一方で

政府債務を補償する側の国民が

消費増税を受認することで

貸借関係のバランスをとっている


このダマシ絵の如き構造の容認



政府債務の累増を許容する

国民の意識を高めるよう導くことで

消費税率の段階的引き上げ

を揺るぎないものにしようと謀っていた

のが

抽象名詞としての財務官僚


政府債務に懸かる支払利息は

同時に日銀が保有する債権と同一

であることから

受取利息へと振り替えられたのち

その内の半分を

政府の裁量判断で

制約のない支出

に充てるための資金として

繰り越しを重ねて

資産残高を積み上げる


問題の根源は

日銀が返納した受取利息を

政府が債務の元本返済へと

一度も回したことがない

というその事実にある


元本を減らさない限り

赤字国債の発行は止め処なく

つづく


政府が受取利息を含む

日銀の収益を債務の返済に使わず

専ら内部留保の積み上げ

に特化専念している以上

国民は消費税の課税強化に

自らの可処分所得を犠牲にし

協力することが国民としての義務

という認識を抱き締める


このいびつな構造が成り立っている限り

歳出欠陥を歳入欠陥だと

政府内閣は言い続ける

モンダイのカイケツには

一向に役立たない


国民は消費増税効果で

消費抑制を強いられ

GDP成長率に

強い下押し圧力をかけつづける


GDPに占める消費市場の割合

となっている60%の資本成分は

国民生活によって成り立っている


消費増税は政府が負った債務

の返済

を当事者である国会の成員

に負わせるのではなく

選良に投票した国民が

背負うべきもの

という理解が横行する社会

を生み落す結果を招いた

一連の経過は

いかにも不健全性に充ちている


そうした事情が

赤字国債の発行を無制限に行わせ

政府の資産となった内部留保

を源泉とする可処分所得のすべて

を債務の返済に

ではなく

不時の出費に備えておくために

国民の暮らしと経済成長を

共に犠牲とすることによって

国会が決定した財務体質の劣化

を国民に担税義務

を押し付ける行為

であることを自覚させずに

機械的に続けてきた

国会が

問題認識能力を改めさえすれば

短期間で解決する課題へと収斂する


国民が消費税の課税強化

に強く抵抗してきたのは

相応の理由があってのことなのだ


経済政策に対する抵抗圧力

となってその成否を

大きく左右する

循環型のサイクルを

延々と繰り返して

課題の解決を

先延ばしにしてきたその

懶惰な姿勢

こそ諸悪の根源


千兆円を優に突破してしまう程の

債務総額の規模

が問題の本質をよく物語る


問題の所在が選良と官僚とに

揃ってみえなくなっている時代

判断を誤っていながら

その事実に

気づかない国民のすべて

が犠牲となることを強いられる


思考力の劣化は

判断能力の低下となって

遅れて顕在化する

教育制度に潜むあまたの瑕疵

が国の劣化を加速する


問題の所在を特定する努力

を怠らなければ

有効解は呆気ない程簡単に

手に入る


財政赤字がどれほど大きく膨らんだ

としても

債権保有者となった日銀に

債権を放棄させるだけのことで

国家の財政上の危機など

簡単に解決してしまう
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終 り の 宴

2019-03-03 08:30:09 | Weblog
メタン【CH4】を燃やすと

その酸化作用で

大気成分の21%を占める

酸素【O2】



二酸化炭素【C】と気体の水【H2O】

とを

同時生成することとなり

前者の【CO2】は

温暖化の原因物質

となって地表に温室効果を与え

気候変動を着実に加速する

最大の動因を形成する


後者の【H2O】は

温暖化の結果の一つ

でもある降水量の増加

とそれによる海面水位の

着実な上昇を

結果として地表に残す


メタン【CH4】は

その名の通り

一つしかない炭素Cと

燃焼を成り立たせるための

大気中に存在する酸素

【O2】とが

反応場で結びつくことにより

【CO2】を合成する同じその過程で

四つの水素【H4】の半分

に当たる【H2】が

大気中の酸素【O2】の二分の一

を取り込み

【H2O】を同時合成する


メタンが燃えて酸化するとき

温室効果ガスであるCO2が

一つでき

その二倍となる量の

H2Oが大気中へと

一緒に放出される

というメカニズム



温暖化現象の原因となり

その結果である降水量の増加

とそれによる海面の一方的上昇

を確定させることを繰り返す


メタンを燃やすと

温室効果ガスであるCO2と

気体の水であるH2Oとが

反応炉から

否応なしに放出される

事態

を避けることができない


水蒸気にも温室効果があることは

気化熱

が古くから証明している

地面に散水すると

地表の熱が下がって

涼しくなる事実

は誰もが経験的に

よく知っている


地表の熱を奪う効果が

地表を涼しくするのだが

奪った熱を上空で保存する効果

を生み出している


要するに

メタンを燃やすと

温室効果をより一層高めることで

気候変動を加速し

降水量の増加による

海面水位の上昇を

結果として急がせる


島嶼国家の水没

を早めたのは

平均気温の上昇による

氷山氷河の融解

以上に急増した

火力発電所の燃焼炉

を起源とする

気体の水の着実な

増加による


水素の酸化を強制する

火力発電の燃焼炉で

メタンガスを継続的に燃焼させる

その行為

が気候変動要因を増殖させ

降水量を増やし

水面の上昇を急がせた

そこに根源的な理由

があったのだ



90年代に入ってから頓に顕在化した

降水量の異常な増加は

気象庁にその後

今まで体験したことのない大雨

という表現を採用せざるを得なくして

顕著な変化を

地表へと

与える効果を

定着させる機序となった


これら一連の経過が示す事実に

無関心であり続けている

というその姿勢

こそ

温暖化による気候変動のレベル



抜き差しならないようにした

本来の理由


水は極めて安定な化合物

であることから

一旦合成されると

自然条件の下では

元素へと分解される機会が

殆どない


例外的に

火山による水の熱分解

であるところの

水蒸気爆発

が水を自然条件の下で

分解する能力をもつ唯一の手段


電気分解という方法では

エネルギーコストを引き下げられず

経済効果は何一つ

得られない


この水のもつ化合物としての

高い安定性



地球を水の惑星

とそう呼ばせている


これが火力発電を続けてきた文明



水没

という運命を

最終的に与えることとなる


地下資源を熱に変換するあらゆるプロセス



地球環境とそこに生息する

多様な生命のすべて

に対して

甚大な悪影響を

強く及ぼすこととなる


現状では炭素の酸化物

であるCO2にしか

関心が持たれていない状況だが

問題意識を高めていくことを通じて

問題に備わる深刻な課題



より明確なものへと変わる


惑星が水没する

ということの次第

が温暖化の二倍の速度

で進行する時代が

将来ここへと

確実にやってくる

のは現段階で

既にあきらか


温暖化現象について

無関心であり続けているのなら

知識階級の怠慢は

多様性喪失へと収斂していき

やがて静謐を迎えて終わる

という展開が確定する


思考力の劣化が

平均気温の上昇を生み出し

気候変動による

自然環境の無秩序化

となって顕れる

段階のいま

有効な対策を講じておけば

健全で安寧な環境条件

を取り戻すことは

まだ可能


問題認識能力を失ったままでいる以上

被害は

例外なく

公平かつ平等



与えられる

結末

へと必然的に結びつく


有害極まる温暖化

という名の環境条件の変更を

止められないように仕向けている

のが

再生可能エネルギーを増やせば

火力発電所の負担

が応分に減る

という誤った理解


その先鞭をつけることになったのが

ドイツアーヘンの市民たち

太陽光発電に投じた設備投資

の回収を急ぐことで

太陽光発電システムの普及促進

に繋げることができる

という強くて堅い

身勝手な思い込み

が電力会社に

直流電流を高価格で

買い取らせる

アーヘンモデルを

世界中に拡散して

定着させる動因となっている


そして今

太陽光付加金に相当する

必要のない支払い義務を

全国民が分散して担う

という結果を

招くこととなっただけでなく

更に悪いことに

大気中の二酸化炭素濃度が

却って急増してしまう

という最悪の事態を

その錯誤の故に導いた


これがパリ協定の批准

を急がせることになったのだが

有効な対策が不在であった

ということが

達成期限の設定

を極めて曖昧なものにした


交流電源による

長距離高圧送電を実施している限り

温室効果ガスの濃度上昇

は絶対に

止まらない

それは交流電流が

周波数で成り立っている

という事実認識が

おざなり

にされてきたからなのである


周波数とは

磁束の向きを切り替える

その頻度の態様

を表すためのものであり

毎分三千回転する電源でなければ

50ヘルツの交流電流

を生み出せない

という物理的事情が

温暖化を止まらないよう

今尚仕向けさせている


地下資源の継続的燃焼が

蒸気発電にとって必要不可欠な

蒸気圧

を高めることに

とりわけ大きく役立っている


蒸気タービンに一定の回転力

を与えることで

周波数を安定的に

長期間成り立たせることが

うまくできてきる


地下資源の消費を抑制すれば

周波数の低下は避け難く

電力品位は著しく

劣化してしまう


火力発電を実施している地域のすべて



温暖化を加速する効果と

降水量の異常な増加

を受け容れなければならなくなった

これが京都議定書を履行していた間に

温室効果ガスの濃度を高からしめた

その水面下に潜む

隠れたままの

内緒の事情


降水量が異常に増えれば

洪水を引き起こす

大洪水は地表を削って

最終的に海へと至る


海面水位の着実な上昇

という最悪の結果を

より早く招く主因

となる経過を

こうして繰り返し再生産

し続ける循環

へと陥ってゆく定め


このメカニズムを承知していないと

再生可能エネルギーの増設や

省エネ節電行為で

温暖化を防止できる

と誤った認識を

世界中の指導体制に

錯誤した状態のまま

強く思い込ませてしまうのだ


思考力の劣化は

問題認識能力の低下

となって

環境に作用する

というのが

温暖化現象が教えている

その本質


文明の自己崩壊は

その結果として

地球からの報復

という意味をもつ

自らの業による

生命のすべて

を消し去る効果

を発揮して

唐突に完結するカタチをとり

卒然として

ただ終わる
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