こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

混 乱 の 胤

2018-01-28 09:49:28 | Weblog
エネルギーは本来不滅

これは法則として

夙に成り立っている

事実

つまり

自然界のコトワリ


生命エネルギーもまた

これと同じ

肉体を失ってからでも

イノチのエネルギーは

その状態のまま

どこか別の

用意されている特別な場所

へと帰還することを繰り返す


三次元空間を超えた

別の

誰も未だ見たことがない

その他の知られざる

複数の次元


量子力学が到達した

その知見によると

宇宙の構造は

九つの空間次元と

一切を包摂する

一つの時間軸

とで

成り立っている

ということだ


未だ確認されていない

空間次元



あと二倍

即ち六つも

残されている


物理学者たちは

得意としている仮説を用い

真実を探ろうとしてきたのだったが

証拠をつかむことが

一向にできずにいる


そこで

確認されていない

それ

を余剰次元と呼ぶことにし

手がかりを得られないまま

証明を先送りすることに

した


宇宙には九つの空間次元



それらを貫通する時間軸

とで全体を束ねている


そんなイメージで

証明することのできない

哲理についての新しい認識

を共有する段階

へと到達した


証明不能な数式を

導いてしまった

ということが

永遠の課題

を彼らに与えた

ということになる経過



こうして地上へと残された


これと同じ認識が

その昔から

密教に曼荼羅

として

平面画像の状態で

伝えられてきた


世にある総ての宗教は

解釈を都合よく取り入れ

個々の違いを

際立たせることで

現在へと伝え残された

という点で

信仰

に排他性の侵入を許すための

理由

を植え付けた


解釈を施されたあらゆる想念

とそれが導いた

多種多様ではあるが

それぞれに異なった

相似形の認識群は

最早真実である

とは言い難いもの

となった

とそう言わざるを得ない


宗派間に於ける種々様々な対立は

すべて

解釈の違いによって

生み落されたもの

信仰は内的なプロセスであるのだが

宗教は外的なプロセスに留まる

本来一致することのない

真理に対する様々な

互いに異なった個々のアプローチが

人類社会全体に

大きくて強い

漠然たる影響力を

歴史的に与えてきた


すべての対立項は

平和の実現を

一様に遠ざける


解釈で差別化を図ろうとする行為は

そのどれもが

正当性を

その段階で

既に

失っている


偏った認識を叢生させ

真実から

自発的に遠ざかる

このようにして

大かれ少なかれ

宗教は信仰を利用して

今日まで伝え残される

ものとして位置づけられ

定着した


中東では

狂信的な破壊活動集団が

宗教国家を僭称するに至った末

拠点を構えたことにより

国としての体裁

を整えた

ということが

反撃を効率的に集中させる結果



逆に導いた

まことに皮肉なことである


テロ組織を活性化させた

宗教国家の建設が

攻撃の対象を特定させる経過

を生み

破滅への道へと至る行程

を却って急がせた


テロ活動が活発化したのは

拠点をもたない

抽象的組織としての存在形態

が反撃を妨げるよう機能し

間合いを詰めることを

不可能にしていたからだった


テロリスト集団が

宗教国家の建創に執着した

ということが

組織の壊滅を

反対に急がせる方向へと

はたらいた

欲望に囚われた者は

即ち自ら滅ぶ


空間を形成する三つの次元を

仏教では現象界と呼び

それより上に位置する

未知の

所謂余剰次元の存在を

曼荼羅の形で

その昔

九分割された宇宙の概念図

として描き

時間軸という大枠で囲まれた

全体を宇宙とした


現象界は魂(生命エネルギー)が修行する場

として位置づけられ

残りの六次元のすべて

を実相界という

異なった別の枠組み

で表す

という共通概念が

日本に於いて

固有の言語文化を生み出すための

背景となって歴史的に作用してきた


現象界では

いつか必ず滅ぶ肉体に

生命エネルギーが宿ることで

一代限りの研鑽を積む機会が与えられ

死によってその肉体が滅んだあと

魂は実相界へと一旦帰還し

凱旋の可否判断を経て

再び別の肉体に宿る機会を与えられ

新たなる父母のもとに

誕生することが許される

これら一連のサイクルを

魂である生命エネルギーは

こうして果てしなく

繰り返す旅を重ねる


これを古来

輪廻転生と呼んできた

生命エネルギーが不滅であることは

最早説明する必要はなかろう

物理法則が伝えている事実

に異論の余地は

最早ない


宗教的解釈が

生命主体の身中に

不正な認識をもたせることにより

事実関係の確認

つまりサトリを遠ざけさせ

伝統的な宗教行事として

継承することを通じて

死を端倪すべからざるもの

として位置づけた


亡き骸を弔い

胸底の空蝉を信仰の対象とする

その習慣が

世界中に

このようにして

行きわたり

遍く残された


造物主体(Something Great)

は相互作用をしない

仲介する何か

を手段として

間接的に関わる


人が神に相互作用を求めた

ということが

宗教のことはじめ


ビッグバンを許可したそれ

が宇宙に空間と質量を同時に与え

法則という名の

宇宙のプログラム

を条件付けし

137億年前のあの一瞬

突然膨張宇宙が走りはじめた


死は悲しむべきものでは決してなく

再び誕生することを

急ぐための予兆

であることを意味する
    

自然法則を検討すると

造物主体は命のプログラムを

現象界と実相界とに峻別することにより

容易に真実を悟ることが

できないように配慮した

この意味を

現象界へ投企された存在

であるニンゲンの側



法則に基づいて

忖度する

ということが

恒久平和の実現へと至る道へと

踏み出すための

最初の一歩


科学が発達する以前の

宗教的宇宙観



文明は未だに

強く縛りつけられている


信仰生活と宗教活動とは

本質において

別のもの

法則は一切の解釈

を棄却する


法則を知れば

サムシンググレートの意図

を探ることは

おそらくタヤスイ
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連 環 構 造

2018-01-21 10:01:38 | Weblog
資本の論理は

経済成長を賦役する

という有意な役割を

地表へと残し

環境条件を損なう

という行為の継続に縛られている


この自縄自縛と言うべき

追いつめられた状況を

今後より一層

甚だしいものにすること以外

行くべき道を既にもたない


現状へと至るその過程で

自然災害を着実に狂暴化し

降水量を甚だしく増やし

海岸線を日夜圧縮しながら

生命の多様性を

専ら損ないつづけている


人口調節機能のひとつ

という側面をもつにせよ

意味のない無駄な破壊は

経済成長の阻害要因

となることしかできない


生産性の劣化は

資本効率の向上

を目指す投資家すべて

にとって

最大の敵


環境条件を改善する効果



投資意欲を刺激する効果

とを

同時に実現するためには

コスト効率の改善

が常に

実行されていなければならない


既存の電源のあらゆるタイプは

おしなべて

高コスト

且つ有害


有益ではあるものの

環境の劣化

を引き出す

という条件を等しくもつ

再生可能エネルギーは健全でも

商用電源の支援がなければ

役に立たない


資本の論理は

いつかどこかで

必ず破綻する

というのが相場の哲理


環境条件を損なわずに

資本効率を高めるためには

仮想敵からの攻撃

を前提とした軍事予算の増強は

却って障害


これと同じことが

温室効果でも起きている


エネルギーコストをゼロにする

と同時に

防衛コストもまたゼロにする

ことができたとき

はじめて

優良なエネルギーによる

無益な破壊圧の連鎖的増長

から文明は解放される


実体をもたない

防衛する側にとってのみ

意味のある存在

である仮想敵という概念は

対立が生じた時にだけ

具体化して

極めて有害な脅威となる


この事実は

対立を介在させない関係を

破壊のための予算が

力技でぶち壊しにする

という意味をもつ


経済成長は

繁栄の成果

破壊行動のすべて

は経済を疲弊させ

損失だけを

意味もなく

ただ単に積み上げる


対立を共有する関係

にある国家間に於いて

経済が発展した

とする試しはない

只の一例 も


戦争特需を派生させた経過はあるにせよ

それは戦勝国にのみに

与えられる特権であり

一時的な富の流入

であるに過ぎない

長期的な経済成長をするための

土台

とはなり得ない


経済成長を重視するのなら

敵対感情の競りあがりは

禁忌

繁栄は対立を解消し

破壊のための投資を

生産のための投資へと

切り返す


エネルギーコストをゼロ

にする方法を

いつか見出した国家は

敵対関係を友好関係へと

切り代える


環境の復元を進めて

温暖化を止めることができた

としても

その権益のもつ意味

に気付かずにいるのなら

経済戦争は物理戦争の下位

に置かれ

核兵器の保有から

文明を

開放させないよう

永久に拒ませる


地下資源の消費

を前提としない未来の

ゼロコスト・エネルギーは

健全な経済成長を促して

破壊するための怒りを

創造する喜びへと

変容させる

自然法則を点検すると

その方法が見えてくる


現状は環境を劣化させる淘汰圧

のみならず

経済を劣化させるデフレスパイラル

そしてインフルエンザウイルスなどによる

疫学的な人口調節機能が

巨視的に働いており

複合要因が組み合わさり

重合体を地表に形成することで

負圧をより一層高めている


マクロな調性機能

が働いてそれが

特異的に変化する

時代が訪れた


そこに共通しているのは

知育偏重に特化した

教育の高度化

という独善的な選択

の採用に潜む罠


知識の量的拡大へと特化し

一般化した教育制度は

学力を世界規模で向上発展させたが

知識の意味

を掘り下げる時間を惜しみ

思考回路の熟成を排除し

知識の質的劣化を公平化

することに役立った


一向に止まろうとしない温暖化



反転しようとしないデフレ経済

という二つの回復不能な諸症状

を連れてきた巨大潮流は

教育投資の失敗を再生産する

という循環を成立させた


この事実を

当事者に対し

いま以て何も悟らせていない

というその点で

極めて深刻な病巣

を作り出すに至らしめた


資本の論理は

繁栄と貧困を

1:99の割合で

同時生成させる結果を残し

地球の論理は

環境の復元を促とうとして

気候の変動を

予兆として文明へと

与えつづけている


貧困を量産する論理は

おそらく

やがて破綻する


そこで登場するのが

繁栄を平和の糧

とする

未来社会が前提とする

環境負荷のない

優良な新エネルギー


エネルギーコストは本来ゼロ

優良で健全な

人類が手に入れて然るべき

本来のエネルギー大系

の発掘

という考古学的アプローチ


科学革命

と呼ぶほど仰々しくはなく

教育が辿りついた

荒れた岸辺

に立って振り返った時

初めてみえてくるような

発掘者が手に入れるための

言わば墓標のようなもの


思考力を伴わない知識は

批判精神を圧殺する
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発 掘 作 業

2018-01-14 09:41:11 | Weblog
教育の高度化

を足がかりとして

世界の潮流に乗ることを目指した

この国の戦後教育というものは

知識の量的拡大を志向し

その合理的達成

を独善的に推し進め

現在へと至っている


国際社会は画一化された

思考パターンに基づく

共通の認識をフラクタル化することにより

あらゆる国で学力の達成基準を

より高めようと努めていた


だが

膨大な知識を誇る知識階級

の誰一人として

CO2を削減するその方法を

手がかりを失った状態のまま

探く掘り下げることなく

目標とする期限を徒に引き伸ばす

ことしかできなくなってしまっていた


猶予期間を延長したその代り

削減率を100%へと高める

という異様な方法を取り入れて

善しとする決定を下した

とする経緯がこうして残された


四半世紀以上に亘る

これら一連の経過を閲したのち

同じレベルの認識の誤りを

多方面で

同時生成するようになっただけでなく

判断を公平かつ執拗

に誤って

止まらない温暖化

をこぞって生み落す事態

即ち人為的失敗

を招いた経過は

既に確定したものとなっている


既存の教育が善と信じて邁進して

得た

失敗の数々と

それらを生み出した

根源的な欠陥の放置

により生み出された

バブル崩壊とそれに続く失われた多数の年月

及びその後の一向に成就しない

インフレ目標の設定

等に関する稚拙極まりない

劣った認識が生み出した

各種のプロセスに潜む

その代表的弊害となった

COP3(京都議定書)を経て

COP21(パリ協定)へと至った

余りにも拙い結果

見れば夙に明か


CO2の発生量を引き下げる

ための有効な方法を

相変わらず見いだせないまま

達成期限を今世紀半ば

から世紀末までとした

その危機感のない姿勢

こそ

問題の本質をよく物語る


交流と直流の違い

を弁別する必要性を理解せず

ただ単に電力消費を減らしさえすれば

地下資源の燃焼が減り

その副産物である二酸化炭素も

連動して自動的に減る

と盲目的といえるほど

勝手な解釈を取り込んで

無効な対策を

ひたすら推し連ねてきた


クールビズとウォームビズを導入して

電力消費を減らしはしたのだが

その結果

大気中の二酸化炭素濃度は

減るどころか

却って増加し続けていた

のみならず

電力業界が一斉節電で蒙った

売り上げ金の過大な減少により

得べかりし収益を

自らの手で失う

という淫らな経過を

引き出した三年という歳月が

史実へと残された

その後業界による節電の要請は

すっかり影を潜めている    


これが教育を高度化して

獲得した

その成果の一つ

教育制度に潜む欠陥が

気候変動要因を

嵩上げすることに

大きく寄与していた

ということを

未だに誰も悟らない


パリ協定の成立は

認識の不備

を公平化した

制度欠陥が生み出したもの

濫觴を辿れば

知育偏重の教育制度

へと辿りつく


文明の健全なる覚醒は

このように教育を高度化したことで

思考するための時間を惜しんだ

学力競争の結果として

判断能力と認識能力

そして何より

批判精神を失った知識階級によって

永く先送りされてきたのだった


画一的な教育を制度化したことによる

合理化運動の推進は

思考力を制限する効果を引き出し

問題認識能力の低下

を却って急がせることに役立った


交流電流の意味を

知識階級が知っていたのだったら

節電に環境復元効果が不在

であることくらい

一瞬で喝破していたことだろう


周波数の関与が

発電機の回転数を規定し

電力消費の有無に関わらず

地下資源の燃焼を

恒常的に安定化させている

その不埒な行為の意味に

健全性を保っていた知識階級は

早い段階で

おそらく気付いていた

筈なのだ


無駄な節電行為と

優良な外部電源

として位置づけられた

再生可能エネルギーの大量導入は

CO2濃度を逆に引き上げただけでなく

消費者が後追いで負担する

再生エネ付加金の強制的徴収を加速し

経済成長を遂げるための有効需要

の創出

を喪失へと変容させた


これが教育を高度化して

文明が手に入れた

その不毛な経緯と

と粗末な結果

を世に導いた共通集合

を成立させたその顛末


変化の原因は

教育の画一化と

それが導いた学力の高度化

以外に考えることができない

教育制度の欠陥による汚染

が所与の問題認識能力を蝕み

正当な判断能力を阻害して

誤った思い込みによる

偏った理解を蔓延させた

既存の教育は知識を授けはしても

その意味を教えるための時間

を惜しむようになっていた


これら一連の不毛な過程が

健全なインフレ経済から活力を奪い

デフレスパイラルという名の

蟻地獄へと

先進諸国を引きずり込んだ


経済成長を活性化するには

エネルギー資源の大量消費が

絶対的に必要不可欠

有害な温室効果を抹消するためには

地下資源の一斉燃焼

を放置しておいてはならない

経済は成長することが

義務づけられており

成長余力を失った経済は

リセッションへと直ちに陥る


既存の枠組を前提とした場合

環境の復元を図るためには

経済の成長を犠牲にしなくてはならない


環境と経済の間には

二律背反という相反

が蟠踞しており

互いに相容れない対立を

解消してやる必要があったのだが

そのことについて

文明は関心を

まったく示してこなかった


このトレードオフの関係性が

温暖化を防止するための有効解導出

を遠ざけ

二酸化炭素の大気中濃度を

一方的に引き上げつづけさせている


地下資源の燃焼を減らせなければ

温暖化による異常気象は

制限なく増悪し

生命に対する強い淘汰圧

となってこれから更に

気候変動要因を複合強化する


精妙なバランスで

かろうじて成り立っている

が如き

この危うい生命環境を

一方的に損なう

悪性要因を生み出しつづけているのは

他ならぬ

偏ったこの文明社会のあり方

そのもの


教育に潜むその深刻な欠陥は

今後一層

生命の多様性に対する

圧力源となって

存在のすべてに対して

公平に圧し掛かる


地下資源を燃やす方法を

人類が見限ったとき

新文明と呼ばれる

新たなる地平から

陽が昇る
     

その方法はビッグバンの段階で

既に与えられていた

自然法則の中にある

教育が汚染した土壌の改質

と除染作業が同時に

進みだすようになったとき

知の発掘が

漸く始まる
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事 実 誤 認 ➂

2018-01-07 10:07:02 | Weblog
「善と信じて不善を為す」

文明が閲してきたその過程は

このような思い込みと

それによる独善

の歴史とで

できている


たとえば

角を矯めて牛を殺す

という言葉が参考となるだろう

清潔な暮らしを望んで

衛生環境を高度化してきた

という経過が誤った認識を成り立たせ

我が子を早逝させる

事例が

最近頓に増えてきた


感染症に対抗する能力をもつ

抗体

を生まれながらに作り出す

免疫

という能力を

ヒトは誕生と同時に

身に備え強化する


知育偏重の教育を高度化してきた

そのことが

思考力を涵養しない教育の方法

として定着し

細菌による感染比率を

低下させようとして

より清潔で快適な環境

をつくるための

人工的な浄化作用を設定し

体外環境を整備することで

過剰なほどの人為的な予防対策を

親が率先してとるような風潮が

或る頃を境として急速に広まった
    

生命が等しくもつ

免疫能力を

無知による過度な予防が退化させ

抵抗力を失った世代

が命を奪われるケースが

俄かに増えた


毒性の弱いO157にさえ

抵抗することができない固体



再生産する時代

が商業ベースに乗ったことで

急速に一般化した


こうして親の善意によって

ヒトに固有の免疫能力を強化する機会

を失って逆にそれを退化させてしまった

幼い生命が

嘗て存在していなかった

ノロウイルスなどの感染源

によって呆気なく逝去する

という不幸な顛末を

日本中で生み出す時代を連れてきた


誤った理解を放置してきた

知識量重視の最近の教育と

それによる誤った理解に基づく

知識の誤用が一般化することとなり

免疫機能を強化する機会を失った幼児



所与の機能を賦活させる機会

を失った活性の弱い老いた生体が

細菌感染とその増殖作用によって

生きる

ことを許されない身分

へと一様に追い詰められている


知識の質的向上を放棄して

知識の量的拡大に特化した

高度化した教育が

知識の意味を考慮する

その時間を惜しみ

思考力を減退させて

清潔を保つことで安心を買い

結果として免疫機能を退化させ

生命活性を奪い去る行為

を善と信じて

布教する

身勝手な正義を文化的だ

と思い込むようになっている

このように誤った理解を

無批判に放置してきた

ということが

不正な認識を跋扈させる

媒質となる土壌を生んだ


教育の欠陥

とはまさにこういうことなのだ

知識量の高さを誇る学力が

知識のもつ意味を

正しく認識するための

時間を惜しみ

薄っぺらな知識に基づいた

不正な理解で

ものごとを分かった積もり

にさせている

思考力の脆弱化は

認識能力を劣化させ

判断の誤りを

遅れて顕在化する結果を招く

国の急速な劣化は

その象徴
    

この教育の高度化という変化

が齎した様々な投資の失敗

が多くの不毛な経過を

休む間もなく

陸続として

生み出す原動力となっている


問題認識能力というものは

思考力を鍛錬する機会

が身に着けさせる

体験から学んだ経験を

フィードバックさせることで

身に着く

教科書から学ぶことには

自ずから限界がある


学力の間口をどんなに拡大

していったところで

問題の姿かたち

を見る能力を失っていたのなら

状況を改善するどころか

悪化するだけの途をひたすら辿る


免疫能力の低下と

止まらない温暖化現象

のそれぞれの分野領域には

共通の原因が関与している


知識量の拡大は

認識能力の育成

とは本来無関係

知識の意味を承知していれば

現象を見ただけで

数ある対策の中から

たった一つしかない

有効解を

一瞬で割り出す


一知半解の粗末な知識

ほど文明にとって

有害なものは外にない

判断を誤ったということが

所期の成果を失わせ

長年に亘って祟りつづける

その因果の素


バブル経済の崩壊を起源

とする失われた十年の倍増

やアベノミクスによる

デフレ経済からの脱却の実現

が五年経っても未だ実らない

という一連の不毛な経過こそ

教育の失敗が生み出した

当のそのもの


思考力の欠如と認識能力の低迷

が生み出した相乗効果が

教育投資と環境投資の同時的失敗

を生み落し

国民に富を

ではなく

貧困と失望を同時に与え

将来展望から希望を奪い

カネを回さない世の中

となるよう水面下で

強く迫っている


投資の失敗が損失を誘導し

成果不在の国費投入が

財政赤字を増長させ

債務総額の異常な積み上げが

金利の上昇を

執拗に妨げる


インフレ目標を達成するためには

物価の上昇だけでなく

金利の上昇と収入の増加

が同一歩調で

底堅く

成り立っていなければならない


アベノミクスは金利の低下

から離れられない状況を導き

インフレ効果をマイナス金利

で抑制するという

加速と制動を同時に行う

無駄が生む損失を

ただ単に嵩上げする態のもの


日銀は己の失敗を認めることが

未だにできない

当初から分かっていたことが

指導体制の蒙を啓く機会

を先送りする経過を辿らせた

日銀がとり得る選択肢は

始めから限られたものだった


この状態が資本の外需志向を生み

内需を形成する消費市場全体を

長期間低迷させてきた

総需要の停滞

を意味するGDPに於ける

負の効果となって作用した


過度に清潔な住環境が

免疫能力を却って奪い

健全な生命がもつ抵抗力を殺ぎ落し

大切に育ててきた幼いイノチ

を保護者の意識が

自らの手で葬っている

現状を放置した


免疫機能の意味を

親が理解せず

清潔を尊ぶ風潮が広まって

我が子を失う親の再生産を拡大する

という実に不幸で不毛な経過が

世に定着する時代となった


このような事例は

過去には

まったくなかったこと

毒性のある細菌が

急に増えたという事実は存在せず

それは太古の昔から

人類と共存していた

微細な機構が

免疫活性を促すための

自然界から与えられていた

自然法則に基づく

事前の配慮


その他の不具合なども

多くの場合

認識の失敗



ヒトに証明するためのもの


大企業の経営者一同が

打ち揃って叩頭する姿が

画面に映し出さるようになったのも

同じ理由が関わっている
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