こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

言 語 文 化

2014-06-29 08:55:47 | Weblog
慰安婦とされる少女の像

がもつ固有の価値は

問題の本質が明確なものになるに連れて

その意味を変えていく

日本軍による

犠牲

となることを強いられていた

慰安婦は

その後の朝鮮戦争当時に

米軍の性欲を満たす存在でもあった

とする訴訟が

いま

韓国でおきている

政府自らが管理売春を統括した

過去の賠償責任を

問われている


人の情動に訴えようとする少女の像は

日本軍の犠牲者としての本来の意味から

朝鮮人全体がもつようになった

ひどく偏った意識

を象徴する

意味を

これから

像が存在する限り

永遠に引きずっていなければならない


顛末の成り行きは

強制的に慰安婦とされた犠牲者を

自己の利益を実現するための

手段

としてきた

朝鮮半島に棲む人々が共通にもつ

心がけに宿る不健全性

の結果として

近い将来

与えられることになるだろう


慰安婦という現象を

竹島の領有権へと

強引に結び付けようとしてきた

その過去の経緯が

像の残置によって

不正な思いが産み落とした

過去の記録のモニュメント

として

全米各地に

末永く残される


慰安婦の像は

やがて

自らを辱めるための記録となって

朝鮮半島全体を

貶める


像の撤去を求めてきた日本は

それが利敵行為になっている

ということを

未だ

知らない


あらたな証拠が

露呈するようになってきたことから

慰安婦像に付与された

固有の価値が

日本に対する負圧となる筈の効果を

朝鮮人すべてに

自己正当化を謀るための

不健全な

志操の偏り

という共有資産を

明示するための記録へと

ヘンゲする


海底に眠る地下資源

の帰属を

韓国政府が意識した時を境にして

解決済の慰安婦に関する賠償責任を

日本に果たさせるための工作の一環

として

慰安婦問題が採用されるようになったときから

歴史認識という概念が

対日工作の主な根拠とされてきた


この問題の所在を詳らかにするために

必要なのは

時の経過

ただ

ひとつ

だけ


事実関係は

その時

勝手に

明らかなものとなってゆく

小細工は不要


このことは

日中関係のくさび

となっている南京事件についても

また

同様に当て嵌まる


自己の主張を正当化するために

さまざまな脚色を施しておきながら

具体的で客観性を備えた証拠

は確認されたものが見当たらず

被害を受けた国である中国側の

一方的損害の大きさのみが

誇張された状態で

喧伝され

今日へと至っている


被害記録の一部が

一方的な誇張と

それによって捏造された

裏付けのない資料だけで

作られているとするのは

南京が国民党政府の首都であり

戦後総統となった蒋介石が

直接の当事者でありながら

台湾へ逃れた後

きわめて親日的な政権を樹立した

というその事実にある


中国共産党は

南京で

国民党と日本軍から

難なく

漁夫の利を手に入れた

ということになる話


加害国であるとされた日本側に

資料となるものが

残されていない

のは一体何故か


つい先日の事例では

南シナ海を巡る

中越関係の悪化で

加害した船の映像記録を

被害を受けた漁船が公開していたにも関わらず

被害者は中国だ

とする主張を繰り返している事実が確定し

その記録と

加害者である中国側の主張の間には

180度の乖離がある

共産党政府のもつ本質が

そこにはよく表わされている

防空識別圏を巡る航空機の異常接近でも

同様の経過が日本で記録されている


1937年当時の国民党政府による

南京事件への言及の記録は

なく

戦後成立した共産党政権によって

都市ゲリラと化した国民党政府軍が

軍服を脱ぎ捨てて

城市から逃げ出した際の

討伐の過程が虐殺の証拠として

今に残された


二つの政府がもつその差の意味を

考慮しなければ

事実関係の確認をすることはできない

異なった両政府機関が示す

特徴的に異なった意識の落差に

加害国とされてきた日本政府は

謙虚に

注目する必要があるだろう


相手を非難することができるものであるのなら

それがなんであれ

必要以上に誇張して

己の利益に結び付けようとする

この大陸に棲む民族に通有する特異な性癖を

日本人は

論理として

理解することができない


論理を外れている認識の政治利用が

問題の所在を

より曖昧なものにしている


被害を訴えている側がもつ思考パターンには

ある共通した特徴がみられる

それは

己の非を絶対に認めない

ということ

そのために

相手側に起因する非を

殊更にあげつらい

正当性をやみくもに主張する

という展開をとるのが

一般的な経過となる


思考の傾斜は

言語文化の違いによって

不健全性をこのようにして

増していく

日本語による思考が生む文化は

相手に非のあることであっても

決して追い詰めない

逃げ道を常に残しておく

という武士道の精神によって

裏付けられている

その配慮が

当事者間にできている緊張関係の

緩衝装置の役割を担っている


日本人一般が

ユーラシア大陸系の戦闘的な文化に

違和感を抱くのは

歴史的な文化の変遷

という経過の関与が

日本語によるコミュニケーション能力の確立に

大きく寄与したというその点にある


己を正当化する必要があったからこそ

相手を非難する義務

というものを生じさせた


互いに許容しあえる関係であるのなら

対立はそもそも起きない

日本の言語文化は

意図的に

曖昧さ

というものを身に付けてきた


真意を慮ってからでなければ

対応を誤る

という共通の認識が

日本語から主語を省かせているだけでなく

忖度することによって

相互関係に



を挿入するきっかけを与え

募りゆく危機

を円滑に回避する文化

を日の本の民は作り上げてきた

その意味で

慰安婦と南京事件に関する日本の対応には

性急な要求に間を挿入させ

的を射た

まことに的確な配慮の跡が

随所に見受けられるものとなっている


慰安婦問題では

河野談話の検証着手に

韓国政府が異常なほど神経質になっている

この事実は

まことに雄弁なものがある


これら一連の経過が

慰安婦の像に込められていた不正な認識を

自らに降りかかるようなものにする

日本が性急な対応をとっていたなら

慰安婦の問題は

朝鮮半島に質的な利益を与えるものとなり

日本には重大な量的損失を与えるものとなる


経緯を整理して

要点を詳らかにしておくことで

日の本の民がもつ

言語文化に由来する

突出した賢明さを

最終的に際立たせる

そのプロセスに

世界の耳目が集まるときがくる


ワールドカップの会場で

日本のサポーターがとった当たり前の清掃行為が

世界の注目を集めている

これなども

数年前から国内の試合では慣例となっており

とりたてて

話題にするほどのことではない

ことほど左様に

言語文化の違いは

かくも大きなものとなっている


国会の成員だけが

諸外国の言語文化の圧力をうけ

憲法の美点を

国民の意志を問わずに

消し去ろうと熱心に努めている


まことに奇異な変化が

国会ではおきている


日本の国民は紛れもなく世界のリーダーたり得るが

政治家のすべてには

その能力がない

二酸化炭素さえ

1mgたりとも

減らせていない

という否定できないお粗末なこの現状に鑑みれば

能力の欠如を示すための証拠に

こと欠かない

要するに考える力を

失った者は

指導的立場に就いてはならない

ということなのだ


日本に固有の優れた言語文化は

優劣を意味もなく競うことを蔑み

嫌う

平和による安寧

こそ



共に目指して行動する意識を醸成している


だからこそ

地球の公用語は

日本語でなければならない


地球人会議の議長は

一人称の主語を

可能な限り

排除するよう自ら努め

会議の構成員すべてを

例外なく

その方向へと

導いていくことが

できる

人物でなければならない


正しい日本語の使い手であるということが

この惑星の指導者として

ふさわしい


その意味で

日本人の中から

最も適正な資質と能力をもつ

誰か



初代の地球人会議の指導者として

選ばれる

世界が必要とする最終エネルギーは

その時真価を発揮するだろう
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存 在 証 明

2014-06-22 08:35:44 | Weblog
重力場と量子場とを

止揚する 

というのがひも理論

「超」ひも理論とも呼ばれている

それは

余りにも小さすぎて

目や

その他の検出装置などで

確かめることが

誰にも

できない


実証不能な理論なのだが

これなしで

宇宙を語ることに

意味はない


それによると

この宇宙は

10次元の構造体

でなければならない

ということが

1920年代後半には

最も合理的な解である

ということを

最先端の領域にいる物理学者たちに

気付かせていただけでなく

そこにできていた

ある絶対的な矛盾を

打ち消すための理論として

否定することのできない

登山道であることを

当時

既に知らしめるものと

なっていた


現在の科学レベルでは

三次元の立体的構造に

時間の次元が加わった

「時空間」である

四つの次元で構成される

ということまでしか

確かめられてはいなかった


足りない六つの次元はどうなっているか

というのが研究者たちを

いまでも

大いに悩ませている


未知の六次元は立体型の宇宙のどこかに

小さく巻き上げられており

何らかの理由で

人知の及ばない場所に

格納されている

として

余剰次元という形容を与え

余りにも微小で

検出装置の網にかからない

ということまでを

物理学者たちに納得させた


三次元空間が

一次元と二次元とを包摂する関係にあることから

見えない空間次元は

この三次元空間を

包囲する外皮の構造

となっていなければならない

のだが

物理学者たちは

微分する方の道を選択した


文明がどうあがいても

未知の六次元を実証することは

今も

これからも

共にできない


手掛かりとなる見識を探っていくと

仏教がその昔

到達していた「界」の概念へと辿りつく


確認されている地表の時空間のことを

僧侶たちは現象界と呼び

それ以外に真実の空間があり

それを

古来

実相界と呼び慣わしてきた


現象界は仮の世界で

整合しない要素を前提とする宇宙

からできている


実相界は本来の世界で

たましひ

の憩う場所

つまり生まれてくる前にいた世界

また死後に帰還するための世界

を指す


現象界は

たましひ

が自発的に修業を積むため

に用意されている仮の世界のことであり

矛盾に満ちた

決して整合しない

フラストレーションの溜まる場所

として与えられている


そこには何もないことを意味する

「無」

という概念が存在しており

非存在を示すために

自らの不在を存在することで

明らかにしようとする

矛盾に満ちた

異質の世界


これが現象界であるが故の

特異点


たましひ

は不滅であり

輪廻し

かつ

転生するサイクルを繰り返す

実相界と現象界とを

行き来することにより

何度も生まれ変わることで

過去の生で負った数々の「業」を

消すための修行を続けて

生きることを

繰り返し迫られる


同時代に生きる人々は

互いに他生の縁に添って

その時にしかと出遭い

また

然る後に離れてゆく


婚姻へと至るエニシがあれば

殺生へと陥落するエニシもある

人間関係は

たましひ

が結ぶ

ひとの縁でなりたっており

現象界で起きることは

たましひ

にとって

必然の帰結

とされる


理由のない変化はなく

修行の段階に応じた変化が

粛々と

ただ起きる


結婚する相手を直感的に悟るひとがあり

実相界での記憶を

幼少期に思い出す

イノチもある

生後六カ月程度のたましひは

親の言葉を完全に理解しており

言語によらず

話の意味を明敏に把握している

その記憶をもつ事例が

紛れもなく存在する


肉体が成長すると

たましひ

の記憶は消えて初期化され

しがらみのない

あたらしい人生へと

船を出す


実相界の次元があることは

仏教では真実とされており

次元が入れ子細工のような

階層構造になっている

であろうということは

状況証拠を積み重ねていくことにより

ある程度

推察を可能ならしめる


その中間にある未知の次元の裂け目から

UFOが見えるという人もあり

成仏できずに霊界をさまよう次元が

あってもよい


実証できないことがらは

自由に想念を展開し

重く錆びついた扉を

こじ開けて進む道がある

その思考方法のひとつを

形而上学と呼び

近代から超物理

と呼ぶようになった

実証することのできないものを

扱うための

智恵を扱うゲーム

思考実験では法則の関与が根拠だが

思考展開には一切の制約がない


アインシュタインが思考実験で

相対論を展開した事実があるように

誰でも

未知の宇宙の扉を開くことは

可能


人間が持つ頭脳は

潜在能力だけでなく

膨張拡大の機能も

付与されている

実証主義を前提とする

教育制度を推し進めてきた結果

未知の六次元を余剰次元として

処理することが

当座の慣例となっている


予知能力や千里眼を磨くことは

この現象界でも

ありふれた事例となっており

超能力者と呼ばれている人たちは

おしなべて

異次元世界を横断する能力を

多かれ少なかれ

身に付けることを許されている


隠された次元を援用すれば

あたらしい文明を切り開き

そこに知の土台を築くことは

たやすい


考える力こそが

現象界と実相界とを

融合させる基礎となる

現象界に留まっている限り

止揚する必要性から

ひとは逃れられない

だが

思考力を解放させてやることにより

10次元の宇宙に

あたらしい時間次元を付け加えて

11次元とすることさえもが

できるようになる

超ひも理論の研究者たちは

これをM理論と呼んでいる

Mとは

ミステリアスの頭文字


矛盾を前提とする現象界で

宇宙の真理を知るためには

限界を突破する思考力を

個人が

努力して

身につける以外に

有効な方法はない
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考 え る 力 ③

2014-06-15 08:14:29 | Weblog
世界中で

いま

独立を目指す

民族を単位とする動きが

活発化している

この変化は民族の自決権

をあらたに得るための

運動へと発展していく


不幸なことに

力で独立を勝ち取ろうとしたことから

より深い怨恨を

当該地域へと派生させる経過をとり

互いに

武力攻撃を正当化するための理由探しを

絶え間なく続けさせている


多くの場合

異る宗教観

を巡る相互間の認識の違いが

そこに加わっていくことにより

事態は一層

深刻なものと化す


経済的にみると

分離独立の実現というのは

スケールデメリットにしかならない

当事者がその事実に気付くのは

独立を果たしたそのはるか後のこと


そこで

市場統合という

いま先進諸国を枢軸とする

国家間で専ら流行っている

スケールメリットを追求するための

資本のもつ合理性の最大化

を巡る駆け引きが常態化するようになった


TPPはその好例一つに相違なく

間太平洋地域に市場を限定する

多国間協定

という地理的本質の制約に縛られる

経済を主軸とする

モノと資本の移動を滑らかにするための

工夫


市場を細分化する意味をもつ

分離独立の動きの対極に位置する

近隣諸地域に於ける

さまざまな

国家群による

市場統合を目指す

資本効率を際立たせるための

アンビバレンツな変化が

いま

人の住む

あらゆる地域で

同時におきている


民族的な自立を手に入れた後では

経済成長を急がなければならず

それには

市場を統合して拡大を目指さなければならない

民族自決権の確保に潜む隠された意味を知り

通貨の共通化で流通機能を円滑化させるEU型の道と

基軸通貨となっているUSドルを介して

ローカル市場を一元的に統制する

ドル経済圏の拡大を目指す道とができたのだが

EU市場もまた

ドル経済圏の埒の範囲に収まっている


民族的な自立

を手に入れるために支払った犠牲と

それにより市場規模を自ら圧縮した

ことで得た不利益とを

独立を目指した国に棲む人々が

結果のもつ具体的な変化のさまを

見比べることが許されたとき

独立という状態がもつ

その本来の意味を

正しく見定めることが

できたと言える


意味として認識することができるまで

怨念を互いに募らせる日々が

つづき

民族の自決権を求める地域を抱える国では

一時的に独立を認めることにより

それがもつ真正の意味を

国民が認識するその時の到来

を速めることがもしできるなら

その後の市場統合を

合理的且つ速やかに推進するための

基礎的な諸条件の洗い出しを

誘導する役割を果たすことが

可能となる


反目しあっている関係である間

相乗効果を引き出すことは

固よりできない

最終的に市場統合が必要になるのは

既定の事実

目先の不利益に拘って

地域の安寧を損なっているのなら

永遠に

損失の当事者

として過ごさなければならない


当該地域に地下資源が埋設されているにせよ

それは時の経過と共に

採掘することが次第に不可能になってゆく

それだけのものなのだ


地下資源に依存しない

あたらしい

エネルギー創出法が世に出たとき

石油はかつての石炭が辿ったようにして

一瞬で

誰にも顧みられないものとなり果てる


石炭は1960年代頃までは

産業の米

とまで形容されていた必須の資源であった

石油の使い勝手の良さ

が短期間で浸透し

国民に理解されていったことにより

石炭のありがたみは失せ

汎用性の高い資源である石油が

もてはやされるようになった

という歴史的事実が

残された


究極のエネルギーとは

何も消費せず

際限なく発電する

そんなモデルでなければならない


電磁気学は

それが可能であることを

19世紀の初め頃

つまり草創期に於いて

既に

見出していた

交流送電はその応用技術の一つなのだが

直流電流を誘導する方法

を洗練させていく過程に於いて

回転機を関与させる方法が編み出され

それが交流電流を必然的に

産み落とすこととなったのだった


円周を三等分すると

120°づつに分けられた領域が

三つできる

空間の利用を合理化して最大化した結果

三相交流が偶然に誕生した

ということなのだ


テスラは人工的に造られた交流に着目したが

エジソンは自然界にもともとあった直流に拘った

一般的な交流は

直流より安全な電流となることから

使い勝手の良さと

変圧の容易さなどが相俟って

いまでは

世界中で使われている基盤となった


交流の発電機が登場したのは

19世紀の終わり頃のこと

誘導法則が発見されてから

60年ほどの歳月が流れていた


この法則を正当に理解することができていたなら

地下資源を必要としない電源は

20世紀の初め頃には普及していたことだろう

1905年を起点とする

物理学に於ける黄金時代が

怒涛の如くに押し寄せ

相対論と量子論とが相次いで認知されただけでなく

それらを繋ぐ超ひも理論までもが

当時既に産み落とされていた

超伝導現象も1910年に発見されており

各種の知見を統合する認識が

当時の段階で

合成されるようになっていた

技術統合が実施できる環境が整っていたのであれば

21世紀の人類が

地下資源を巡って争う

という状況などは

間違いなく生じていなかった


高等教育は知識の量的拡大に熱心となったあまり

その使い方

つまり

応用方法に関する重要性を

完璧に見落としてしまっていた


知識だけを吸収することが是認され

詰め込むだけ詰め込むようになった教育が

それを消化することができなくなったことにより

世界は19世紀の技術に過ぎない

交流送電をインフラとしたまま

その状態で保守化してしまったのだった


一連の歴史的経過が温暖化を募らせ

異常気象を凶暴化させた

ということなのだ

知識の拡大のための時間を減らし

思考力を錬磨するための時間を増やす

これを怠ってきたがために

世界には紛争の種が絶えなくなり

力による支配を当然視する時代を

傲然と引き寄せた


一切の不都合は

文明の不明がもたらしたこと

種を撒いた者が

その実を収穫する義務を負う


富の偏在による経済の不均衡は

地下資源の配分を巡る枠組みの選択が

自ら招いたことであるに他ならぬ


問題の相が正しく見えていたのであれば

分離独立の動きは

市場統合を目指す経過の第一歩

に過ぎない

ということが分かる筈

思考力の劣化は

極めて深刻な事態を

地表へと導いている


教育の在り方を見直すことにより

困難な状況を打破する

自然法に即した思考が躍り出る

望ましい結果を得るには

要因を急ぎ特定し

生じているメカイズムにフィードバックをかけ

速やかに原因を取り除く必要というものが

あるだろう
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構 造 欠 陥

2014-06-08 07:48:49 | Weblog
この世の中を構成している経済と政治は

三つの基本的な構成要素

から成り立っている


その一つは

地下資源の供給で

豊かさを謳歌している産油国

そして

エネルギー資源の輸出入の仲介で

ドルがもたらす

間接的な利益を

金融資本に享受させている

アメリカ

と呼ばれている国


これら二つのカテゴリーに含まれない

第三の国が

石油消費国

資源産出国は数少なく

資源消費国はその他のすべて

アメリカにはこの両方があり

地下資源の取引価格

を決めるための指標

であるWTIを国内に擁している


産油国の利益は

石油消費国によって支えられ

地下資源の取引を仲介する通貨

であるドルの供給で

世界市場に

ドル余り現象をあまねく起こし

過剰流動性を分散

合理化するための市場

即ち

世界中に分布する

為替相場で

ドルと交換して得た

その他のすべての外貨を

再投資する資本投下事業で

運用成績の効率を高めて

極大化させることを使命とする

所謂ドル資本

いまでは金融資本と呼ばれている

国際組織の生みの親

を包摂するアメリカに

世界中の富を集約して

分配するという

三種類の性質を異にする

国家群

のそれぞれによって

現在の世界市場

というものが構成されている


経済成長を果たすためには

エネルギー資源の確保が

どの国にも不可欠な要素となっており

その事情が

中国では共産党政権に

南シナ海で

傍若無人の振る舞いを

昂然と

させるようになった


地下資源が不在の国は

エネルギーの安全保障に血道をあげるようになり

なりふり構わぬ自己正当化で

希少価値を募らせていく一方の

埋蔵資源へと群がり

国家の存亡をその確保へと託す


世界中から蝟集してきた資本財は

既に中国大陸から抜け出していくようになっており

いまでは

さして必要のなくなりつつある

エネルギー需要を満たそうとして

意義を失った

エネルギー資源の争奪戦を

展開している

愚かな行為への強い執着は

中国が世界の生産基地でなくなったとき

当事者をはじめて覚醒させるものとなる


示威的な行動形態は威圧的だが

背景からは

憐みを誘う事情が仄見える

だが

惻隠の情をそそらせないのは

それが

独善を隠しきれない行為

となっているが故のこと


自らが撒いた不幸の種は

おのれの手で刈り取る

というのが自然界の法則


資本市場でアメリカが撒いている貧困化の種は

世界中の石油消費国から

インフレ経済を消し去り

アメリカの財政々策を

三度に亘る量的緩和(QE3)へと走らせた

日本に国家予算の三倍に相当する

異次元緩和を二年で実施ささせただけでなく

EUではマイナス金利さえ導入させた


地下資源をやり取りする一連の経過で

莫大な利益を得たのは

金融資本と称される

一群に限られる

産油国以外の国家群は

おしなべて財政悪化に苦しみ

付加価値税を引き上げた後は

国債の発行に依存することしかできなくなった

IMFが抱いている深刻な懸念は

地下資源のやり取りを巡る

経済力学の結果としておきたもの


産油国は埋蔵資源の価値が上がれれば上がるほど

手にする収益は増大し

決済通貨であるドルの供給国であるアメリカは

ドルの供給と

金融資本がそれで得た利益がもたらす税収で潤う


産油国とアメリカ

そしてドル経済圏全体を操る

金融資本からなる一大勢力群がつくる

あやうい鼎立の形態構造が

石油消費国すべてを犠牲にすることで

国際経済全体を蝕んでゆく

1%対99%への分極化は

その経過の中で起きたもの


石油を輸入する必要に迫られた国は

決済通貨となっているドルを購入しなければならず

ローカル通貨を為替市場で売ることにより

金融資本からドルを大量に手に入れる

ドル高を調整する目的で

ドル安政策が実施され

ドルを出自とする資本が上陸した国では

バブル経済を引き起こす


こうして石油消費国は自国の需要を満たし

経済活動を活発化させながら

自らが売り渡したそのローカル通貨で

金融資本に市場を明け渡し

一見合法的で正当な

投資活動の結果として

莫大な富を金融資本に持ち去らせるがままにする


ローカル市場で回っていた資本の多くが

こうしてドルへと買い戻されていき

流動性を失って枯れた市場が

石油消費国へと残される

これがドル資本がやってきた国は

確実に貧しくなる

という一連のメカニズムの基礎的な要素


石油消費国には

そこにあった豊かさを知らぬ間に失って

おしなべて貧困化する

以外に

残された道はない


世界の窮状は富の偏在に起源がある


ローカル市場に魅力があれば

金融資本は過剰流動性を

組織的に上陸させ

ドル安政策に拍車をかける

日本で長期間続いていた円高が

有効な参考資料

金融資本はドルを供給した市場で得た収益を

四半期ごとにとりまとめ

ドルを緩慢に買い戻すことで

為替相場で資本を制御裏に往復させ

収益を二回膨らますチャンスを得る

投資で獲得した収益にこれらを上乗せし

投資家へと高効率で還元する

というのが

金融資本のやっていることの

主要な仕事


地下資源を輸入してきた国は

金融資本からドルを購入し

自国通貨を彼らに譲渡する

ローカル通貨は

ローカル市場でしか使えない


効率の良い投資がその市場でできなければ

ドルを安売りする理由はない

還元率の高い投資を期待できる市場には

必要以上のドルが押し寄せる


世界には弱いドルと

強いドルとが

同時に存在する

という力学的な結果が

生じている


ドル売り圧力が高まれば

外貨高ドル安という経過がみられ

利益を回収するために

ドルを買い戻しする必要が生ずれば

ドル高外貨安という変化がおきる

一時的に高くなっているドルで

価値の下がった外貨を買い戻すのだから

それだけで為替差益が手に入る


金融資本が投資家への還元を急げば

外貨安を煽る

外貨の供給者が不在の国では

金融資本傘下の勢力が

ドルと外貨の双方を

単独でやりとりする相場が

そこに形成される


アベノミクスによる円安は

円の供給者が増えたことによっておき

ドルに投資する必然性が

それによって

俄かに昂じた

という訳ではない


円の供給者が政府の意向を忖度し

ドルの保有高を増やしたまでのこと

投資環境の変化で

この程度の円安は一瞬で吹き飛ぶ

韓国ではドル安政策がウォン高を持続させ

ユーロでは

ドル安状態がマイナス金利を執行させた


EUが先日決めたマイナス金利で

ドルを出自とするすべての資本が

ユーロ圏から

一時離れ

外貨高になりはしたものの

それ以上のドル売り圧力がすぐに高まり

ユーロの通貨価値は

ECBの期待を損なう展開をみせている


中国大陸を目指していた過剰流動性は

共産党政府による資本の軍事転用を嫌気して

世界中へと散逸するような展開をとり

それによるユーロ高が

今回のマイナス金利政策へとECBを走らせた


国際経済の反応場にみられる

不具合の根源は

ドルがもつ属性

即ち

過剰流動性に存する


地下資源にとって代わる

あたらしいエネルギー創出法が

いつか

どこかで

唐突に登場したとき

ドルが果たしていた役割は終る

世界規模で同時進行

するようになった貧困化は収まり

温暖化それ自体も終息する


ドルの需要が減って困窮するのは

ドル建ての投資で稼いできた組織と

当該通貨の発行国である

アメリカに限定される

ドル経済圏の脆弱性をこそ

世界市場は危惧するべきだ


アメリカが京都議定書から

真っ先に離脱してしまったその訳は

石油の消費減退が

ドルの供給量の鉛直な落下

に直接作用するからであるに他ならぬ
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針 小 棒 大

2014-06-01 07:14:50 | Weblog
日本統治下の朝鮮

で起きていた

とされる従軍慰安婦の問題が

日本占領下の支那

つまり

いまの中国では

報道されたことがない

日本の施政権下にあった台湾でも

状況はかわらない


従軍慰安婦は

なぜ

朝鮮半島でだけ

ことさら

問題にされるようになったのか


南シナ海では

いま

中越関係で

艦船による暴力行為

というべき攻撃的な衝突が

事件にまで発展し

映像記録が存在するにも関わらず

中国は自分こそ被害者

である旨の当局者による発表を

機会あるごとに

繰り返している


東シナ海でも戦闘機による

自衛隊哨戒機への威嚇事例が

時を措かずに発生し

その結果について

中国政府は

異常接近の原因を日本にある

と強弁する姿勢をとっている


事実関係の存否に

疑念を差しはさむ余地はなく

南シナ海での中国艦船による

意図的な攻撃が

証拠に頼るまでもなく

客観的に

明白な映像記録として残された


己の非を絶対に認めようとしない文化は

朝鮮半島に於いてもまた

その命脈を保っている

自己の行為を正当化することができるなら

それが何であれ

他国の行為を難詰するために

大げさに脚色することを許す

という民族的な文化を

大陸の風土へと根付かせた


日本の言語文化は

非を認めずに強弁することを

なによりも「恥」とする

「我」をひけらかすあらゆる行為を擯斥し

文脈から主語を取り除くことを

敢えて

する

この潔さというものが

日本文化の特徴になっている


日本人の感性からすれば

「我=エゴ」に拘る周辺諸国の文化は

まことに異質

耐えがたいほど

品格を欠いているように

みえるのだ


些細なことを拡大解釈し

あった攻撃をないといい

なかった事実を誇張して

あるという

艦船による一方的な衝突は

日本でも

ベトナムの事例に先行して起きており

起きた事実をなかったことにしようとした

その行為は

日本国民にとってみれば

まさしく

厚顔無恥の露呈そのもの


また南京事件を

軍による暴走的暴虐行為

とする必然性を物語る資料は

中国側にのみあり

他方

韓国政府が一人で拘っている慰安婦に至っては

朝鮮半島以外に

その犠牲者の記録はない


日本以外の東アジアに於いては

それが自国の利益にとって

都合よく使えるものであるならば

理非善悪を説明抜きで超越し

意図的に

攻撃するためのツールとして

一斉に用いることを善しとする


これまで語られてこなかった

これら一連の経過が示す特異

かつ異質な傾向を

歴史にあらたな変数として代入すると

南京で起きた

とされる大虐殺を

疑わしく思うことの方が

寧ろ自然

ということになるだろう


言語文化の違いにある溝

の存在を考慮せずに

日本語の文化と

トツ国の異文化と



イッショクタにしてはならない


相手の気持ちを忖度する

ことを基本原則とする日本語であるからこそ

耳に麗しく

心地よく響くのだ

このような他に類例のない言語は

日本語だけの美質


相手を独善的に否定せず

また

自らの裡に宿るかも知れない

蓋然性の低い「非」を

強ちに排除することもない

特徴的なこの国の言語文化こそ

国際社会の公用語として

日本語が使われることを

予期していた

そんな風に思われる


主語がなければ文意が通じない言語で

交渉事をしてはならない

それは必ず紛糾へと至る空隙を内包し

やがて対立を昂じさせ

暴力的な方法による決着

へと当事者同士を追い詰める


世界の歴史は

その累々たる記録

で満ちている


日本語が曖昧なものであればこそ

聞き手は即断による誤解を避けようとし

話し手の真意を探りつつ

隠された意図を

誠実に

汲み取ろうと努力する


この曖昧さ

というものが日本語にあるからこそ

慎重な姿勢で

対応しようとする

関係性を

共通手段として

日の本の民は身につけた


日本で養育された外国人は

日本語の言語文化の影響を受け

ことさらに

女性は

隠しきれないしとやかな美しさを

言葉使いに醸し出すひととなる


地球語と呼ぶべきは

まさしく

日本語以外にはありえない


英語が共通語になっている現代であるからこそ

力の加減を見せつけるための駆け引きや

トップランナーを目指して覇権を握ろうとする

戦闘的なビジネスモデル

がもてはやされる

それがもつ負の側面を考慮すれば

対立による軋轢を

コミュニケーションから排除する

日本語のもつうつくしい機能を

再評価するときがきている

という共通の認識が

国内外に醸成されていてよい頃だ


大げさな物言いや

声を張り上げて威圧する

よく見られる

権威主義的なやり方は

日本語による文化をもつ

穏やかな民族には異質


手段を選ばぬ自己正当化は

己の粗雑さを

却ってひけらかすことにしか

ならない


不幸なことに

己の姿に宿るミスボラシサを

語り手自身に

自覚させない言語文化というものは

恥をものともしない意識を

日常生活の場で

植え付ける


「我」の出し入れが自在にできる日本人にとって

憲法九条は基底条件

この自覚があるからこそ

改憲を数の力の壁として

強迫神経症患者たちを隔離少数化させ

国民に健全性を保たせている

当たり前のことを

変えようとする圧力を意識すればこそ

相手の術中に嵌る愚を

性急に犯そうとする政治家が

日本を必要以上に貶める

その原因とさせている


ことなる言語文化圏に於いては

最終手段としての戦闘を

常に前提とする姿勢を

コミュニケーションの場で

崩さぬよう

着衣の下の鎧を見せあう慣例を

世界は核抑止力と呼び

顰に倣おうとする核を拡散するための圧力を

核保有国が率先して押しとどめている


力の差を誇示しようとする行為が

国際社会に共通の

英語による言語文化

というものを形成させている


これからの国際会議というものは

すべて日本語

でするようにするべきなのだ

それが

和平への唯一の道


簡単にできる平和状態の実現が

未だに遠い目標となっているのは

それぞれの言語文化に宿っている論理構造が

欲望に満ちた意識を

正当化するための手段

とされているからに

ほかならない


意識の枠を超える共通認識を

文明が手にすることができた時

この惑星に

平和という状態が

唐突に訪れる
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