この惑星の利益を代表する任をもつ
新設の組織以外に
温暖化を制圧する能力は
ない
国境という名の枠に拘束されるすべての政府に
温室効果ガスの濃度を
引き下げたとする実績は
ゼロ
温暖化が問題であることを知っていても
有効な対策を打ち出すことが
まったく
できていない
これが
現状
政府という名称をもつあまたの組織にとって
達成できないことが
つまり
ある
という結果が定まっている
環境を劣化させる原因物質の代表的存在である
地下資源が
エネルギーとなった後に残される
有害な二種類の酸素化合物である
CO2とH2Oとを
必要以上に増加させなければ
経済成長を手に入れることが
できない
CO2は温室効果で地表を温め
H2Oは集中豪雨と洪水で海岸線を縮小させる
麗しい環境を犠牲にすることと引き換えに
文明は
進化という名で呼ばれる変化に
高い代償を支払ってきた
文明はそこから抜け出すことが
まだできない
地下資源に経済成長を支えさせようとするその行為が
富の北米大陸への偏在と
貧困の地球全域に於ける蔓延を
いま
もたらしている
それだけでなく
資源を巡るさまざまな対立を
より一層
際立たせている
経済成長を持続させるためには
エネルギーがそこに確保されていなければならない
国民を豊かにするためには
富の合理的な分配が
公平に維持されていなければならない
現実は問題の所在を指し示す
認識が正しいものであるのなら
間違った結果を生じる
ことなどあり得ない
誤った理解とそれによる不健全な認識が
地球のこの現状を生み出した
温室効果ガスを生まないエネルギーは
成長するためのコストを
最も低いものにする
そこで注目されたのが
再生可能エネルギー
だが
それは
現状で
温暖化現象を
まったく止めることができていなかった
二酸化炭素の濃度は
一貫して上りつづけており
分布密度の低い低緯度地帯付近でさえ
400ppmという値を
既に超えた
無効な対策を
これまで
延々と
無批判に
推進しつづけてきた
ということが
有効需要となるべきものを
ただの損失
へと変えたのだ
この事実が
人類にまこと詳らかとなった時
資源産出国を除く
世界中のすべての政府が
おしなべて
赤字化したそのわけを
はじめて理解できるようになる
おきている問題とその真の意味とが明確になる時がくれば
有効な対策を
直ちに立案実施
することに
それほどの困難は
なかろう
解は既に与えられている
問題の姿かたちが見えていない暗闇の時代には
不正な判断が大手を振って
闊歩する
憲法に背く選挙制度で
選良となった意思決定機関が
下したあらゆる措置には
法的根拠となるべきものが
備わらない
不正な政策判断が導いたすべての決定には
合理性
というものが
不在なのだ
正統性を失った民主主義には
国と国民の意思に背いた結論
を
しか
生み出し得ない
国の劣化は
民主制度から合理性を奪い
実効のない温暖化対策と
一向に有効化しない経済対策とを
国民に甘受するよう
これまで
ずっと強いてきた
消費税率を高めなければならなくなったのは
存在そのものが違憲であるところの
国会が
官僚に譲歩した
その結果としておきたこと
行政機関の上部構造を制御できない国会が
合理化不能な法案を
根拠が不明のまま勝手に正当化し
法律として定めただけでなく
法文を判断する役割の司法から
問題を指摘されていながらも尚
放置したままの状態に捨て置いてきた
判断の誤りとその連鎖は
巨額の累積債務を国に負わせるものとなり
国家予算を
無効な対策を継続させるために
配分し続けて疑わない行政機構を
一方的に肥え太らせていく
ことの始末を国民に負わせなければ
財政の健全化がもはやできない
とする国会の認識が
消費税率の変更を事前に決めたことにより
導入を正当化するための基礎として
アベノミクスと呼ばれる経済対策が
産み落とされた
その土台となる部分が
このところ
大きく揺らぎ始めている
円安に伴う株高が生んだ
一過性の幻想に基づく国民の期待は
円高と株安へと
市場が少しシフトしたというだけで
根底から覆されるほど
脆弱なものにすぎなかった
環境とエネルギーそして経済
を束ねる深刻な課題を
国境の制約に縛られている政府に
解決するよう求めてはなるまい
当事者が見ないふり
をしてきた一連の事実を
これからは直視しなければならない
地球の利益を代表するのは
国境を超越した
未知の
あたらしい組織
であるべきだ
ここではそれを
仮に
地球村役場
と呼ぶ
地球村の住人は
環境の改善がもたらす繁栄と
それに基づく平和
を持続させる意思
を体現する者に限られる
問題認識能力を保持していれば
住民登録は可能
資源をまったく必要としない優良なエネルギーは
地球村に帰属する村民に対してだけ
その使用権が与えられる
地球村の公用語は
日本語以外の言語であってはならない
主語としての一人称を省くことができるからこそ
相手の意図を聞く耳を育て
内容を慎重に理解しようとする
穏やかで揺るぎない姿勢を育む
日本語があいまいであるというそのことが
相互間の理解に忖度を義務化する
己を虚しゅうすれば
エゴを引き出す機会は遠ざかる
日本語ほど目に見えない美しさ
で彩られたことばは
他にない
気持ちを伝えるために必要なのは
理路整然たる理屈などではなく
曖昧であるが故に
一方的主張を退けることができる
日本語
とそれが育んできた
日本文化に裏打ちされた
歴史が導く必然なのだ
欧米化することを急いできた日本文化は
理屈でエゴを押し通すモデルを採用したことによって
議論を操る西欧文化の下位に
甘んじていた
一人称を多用する国の文化は
単に軋轢を高め
対立するための種を芽吹かせる
東アジアではいま
エゴの応酬が嵐となりつつある
未来のエネルギーは
日本語が生む特有の文化を
再発見するための
残された唯一の手段でもある
環境の復元を通じた繁栄
と
それによる平和状態の長期的実現は
付随して得られる二次性の結果
にすぎない
平和へと至る道の扉のカギは
日本語が育む文化の中にだけ
ひっそりと隠されていた
世界を指導する役割を担うのは
公平で合理的な判断ができる者
でなければならない
そのための文化は言語に宿る
新設の組織以外に
温暖化を制圧する能力は
ない
国境という名の枠に拘束されるすべての政府に
温室効果ガスの濃度を
引き下げたとする実績は
ゼロ
温暖化が問題であることを知っていても
有効な対策を打ち出すことが
まったく
できていない
これが
現状
政府という名称をもつあまたの組織にとって
達成できないことが
つまり
ある
という結果が定まっている
環境を劣化させる原因物質の代表的存在である
地下資源が
エネルギーとなった後に残される
有害な二種類の酸素化合物である
CO2とH2Oとを
必要以上に増加させなければ
経済成長を手に入れることが
できない
CO2は温室効果で地表を温め
H2Oは集中豪雨と洪水で海岸線を縮小させる
麗しい環境を犠牲にすることと引き換えに
文明は
進化という名で呼ばれる変化に
高い代償を支払ってきた
文明はそこから抜け出すことが
まだできない
地下資源に経済成長を支えさせようとするその行為が
富の北米大陸への偏在と
貧困の地球全域に於ける蔓延を
いま
もたらしている
それだけでなく
資源を巡るさまざまな対立を
より一層
際立たせている
経済成長を持続させるためには
エネルギーがそこに確保されていなければならない
国民を豊かにするためには
富の合理的な分配が
公平に維持されていなければならない
現実は問題の所在を指し示す
認識が正しいものであるのなら
間違った結果を生じる
ことなどあり得ない
誤った理解とそれによる不健全な認識が
地球のこの現状を生み出した
温室効果ガスを生まないエネルギーは
成長するためのコストを
最も低いものにする
そこで注目されたのが
再生可能エネルギー
だが
それは
現状で
温暖化現象を
まったく止めることができていなかった
二酸化炭素の濃度は
一貫して上りつづけており
分布密度の低い低緯度地帯付近でさえ
400ppmという値を
既に超えた
無効な対策を
これまで
延々と
無批判に
推進しつづけてきた
ということが
有効需要となるべきものを
ただの損失
へと変えたのだ
この事実が
人類にまこと詳らかとなった時
資源産出国を除く
世界中のすべての政府が
おしなべて
赤字化したそのわけを
はじめて理解できるようになる
おきている問題とその真の意味とが明確になる時がくれば
有効な対策を
直ちに立案実施
することに
それほどの困難は
なかろう
解は既に与えられている
問題の姿かたちが見えていない暗闇の時代には
不正な判断が大手を振って
闊歩する
憲法に背く選挙制度で
選良となった意思決定機関が
下したあらゆる措置には
法的根拠となるべきものが
備わらない
不正な政策判断が導いたすべての決定には
合理性
というものが
不在なのだ
正統性を失った民主主義には
国と国民の意思に背いた結論
を
しか
生み出し得ない
国の劣化は
民主制度から合理性を奪い
実効のない温暖化対策と
一向に有効化しない経済対策とを
国民に甘受するよう
これまで
ずっと強いてきた
消費税率を高めなければならなくなったのは
存在そのものが違憲であるところの
国会が
官僚に譲歩した
その結果としておきたこと
行政機関の上部構造を制御できない国会が
合理化不能な法案を
根拠が不明のまま勝手に正当化し
法律として定めただけでなく
法文を判断する役割の司法から
問題を指摘されていながらも尚
放置したままの状態に捨て置いてきた
判断の誤りとその連鎖は
巨額の累積債務を国に負わせるものとなり
国家予算を
無効な対策を継続させるために
配分し続けて疑わない行政機構を
一方的に肥え太らせていく
ことの始末を国民に負わせなければ
財政の健全化がもはやできない
とする国会の認識が
消費税率の変更を事前に決めたことにより
導入を正当化するための基礎として
アベノミクスと呼ばれる経済対策が
産み落とされた
その土台となる部分が
このところ
大きく揺らぎ始めている
円安に伴う株高が生んだ
一過性の幻想に基づく国民の期待は
円高と株安へと
市場が少しシフトしたというだけで
根底から覆されるほど
脆弱なものにすぎなかった
環境とエネルギーそして経済
を束ねる深刻な課題を
国境の制約に縛られている政府に
解決するよう求めてはなるまい
当事者が見ないふり
をしてきた一連の事実を
これからは直視しなければならない
地球の利益を代表するのは
国境を超越した
未知の
あたらしい組織
であるべきだ
ここではそれを
仮に
地球村役場
と呼ぶ
地球村の住人は
環境の改善がもたらす繁栄と
それに基づく平和
を持続させる意思
を体現する者に限られる
問題認識能力を保持していれば
住民登録は可能
資源をまったく必要としない優良なエネルギーは
地球村に帰属する村民に対してだけ
その使用権が与えられる
地球村の公用語は
日本語以外の言語であってはならない
主語としての一人称を省くことができるからこそ
相手の意図を聞く耳を育て
内容を慎重に理解しようとする
穏やかで揺るぎない姿勢を育む
日本語があいまいであるというそのことが
相互間の理解に忖度を義務化する
己を虚しゅうすれば
エゴを引き出す機会は遠ざかる
日本語ほど目に見えない美しさ
で彩られたことばは
他にない
気持ちを伝えるために必要なのは
理路整然たる理屈などではなく
曖昧であるが故に
一方的主張を退けることができる
日本語
とそれが育んできた
日本文化に裏打ちされた
歴史が導く必然なのだ
欧米化することを急いできた日本文化は
理屈でエゴを押し通すモデルを採用したことによって
議論を操る西欧文化の下位に
甘んじていた
一人称を多用する国の文化は
単に軋轢を高め
対立するための種を芽吹かせる
東アジアではいま
エゴの応酬が嵐となりつつある
未来のエネルギーは
日本語が生む特有の文化を
再発見するための
残された唯一の手段でもある
環境の復元を通じた繁栄
と
それによる平和状態の長期的実現は
付随して得られる二次性の結果
にすぎない
平和へと至る道の扉のカギは
日本語が育む文化の中にだけ
ひっそりと隠されていた
世界を指導する役割を担うのは
公平で合理的な判断ができる者
でなければならない
そのための文化は言語に宿る