こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

自 覚 欠 失

2020-07-26 06:48:12 | Weblog
かくも酷い気候変動が

地表を襲うようになったのは

人の都合による

身勝手な行為と

それを容認するための

根拠のない

身勝手な理屈


異常気象の原因となったのは

地下資源の直接燃焼以外に

考えられないことなのだ

炭化水素と呼ばれる可燃性資源

にカテゴライズされている

化石燃料と総称される一群が

二種類の温室効果ガスを

燃焼の高い温度で

大気圏内に絶え間なく同時に

排出されるようになってから

既に久しい


温暖化と呼ばれる現象が発症し

降水量の増加と高温化で

洪水と山火事を

交互に

前後関係を保ちつつ

地表へと圧しつけるようになったのは

1980年代頃から始まっていた変化

それが頓に顕著になったため

国連を中心とした気候変動枠組み条約

に基づいて

最大の因子とされたCO2の

排出削減に努めることで一致した


当時成り立っていた国際経済は

成長と発展の初期段階のさ中にあって

先進諸国は電力供給能力の拡大を

切実に求めていた時代でもあった


経済成長にとって

エネルギー資源の調達と確保は

けん引役を務めていたあらゆる国で

必須の条件となっていた


効率的な電力創出法は

核分裂反応が生む大量の熱

が生みだす

圧縮蒸気による発電であった

水力発電では出力能力に限界

があったため

不足を補う目的で

火力発電方式を

世界中で一斉に導入するようになっていた


そんな時代が地下資源の存在価値を

執拗に高め続けていた頃のこと

経済成長を重視した石油消費国では

地下資源の確保を急いで

沿岸部に備蓄タンクを数多く設えていた

それでも供給不安に脅かされたて

タンカーで洋上備蓄することさえ

常態化するようになっていた

石油代金の決済通貨となっていたドルは

必然的に需要を急増させることとなり

ドル高状態に陥る事態

を回避しようとして

ドル安政策を実行せざるを得なくなり

結果としてドル売りの協調介入を行って

日本にバブル経済を圧しつけた

そのキッカケとなったのが

1985年秋のプラザ合意


日本の不動産バブルは

90年春まで続いたのだったが

バブルが崩壊していたことに

誰も気付かなかったということが

日本経済に失われた十年という時代を与え

その後の政治判断の失敗が

倍の二十年を三十年へと押し広げ

アベノミクスの失敗

へと繋がっていく


ドル安政策はその後

機軸通貨の大量供給へと変化したため

世界中の市場でドル余り現象が発生し

ついに2008年のリーマンショック

を導く結果へと陥った


石油の消費と電力の消費が

経済発展の原動力となっていた

そんな時代が長く続くようになっていき

経済は成長したものの

気候変動に対応することが

国際社会の枢要な責務とされた


温暖化現象はこの時代に活発化した

蒸気発電という方法が

世界中に広まったその頃既に

始まっていた


温暖化の原因は

温室効果ガスの濃度上昇にある

とされ

世界中で広くそう理解

されるようになったことから

CO2の削減が急務である

とした京都議定書COP3

が批准成立したその時点で

世界規模の環境復元運動

を積極的に展開してゆくための

最初のステップとなったのだ


二酸化炭素の排出比率を減らす

ということが

世界の急務として位置づけられた

だが昨年暮れのCOP25では

CO2削減運動に関して

多大な投資をしていたにも関わらず

その効果はゼロだったという事実

が正式に確定したために

パリ協定の実施へと

短兵急に切り替えざるを得なくなり

削減目標を取り敢えず最大化する

という決議がなされたのだった


ところが

実行主体がゼロであったことから

呆気なく頓挫したまま散会となり

手詰まり状態のまま推移する

という粗末な結果だけが残された

CO2削減が実現不可能だ

と世界がその時悟った

からにほかならない


ここで温室効果ガスの定義を

謙虚になって見直していたのなら

気候変動の主犯がCO2にではなく

高温の熱水蒸気にある

という事実を検証するための運動が

おそらく世界展開されていた


世界中の知識人たちが

打ち揃って誤った判断を握り締め

CO2の排出量を減らさなければ

惑星の未来はない

と確信する事態へと追い込まれ

危機感に迫られて動揺を際立たせるようになった

のも認識の誤りであると気づくことなく

打つ手なしという状態に追い詰められ

判断停止の状態を続けることしか

できなくなってしまったのである


CO2には大気圏内で

濃度を高める能力が

本質的にない

空気より重い物質は

上昇することが

絶対にできないからだ

そこには比重の違いが壁となっていて

空気より1,5倍も重いCO2が

大気圏内を昇ってゆくができる

とすべての知識人たちが

事実関係を確かめることなく

そう勝手に盲信するようになっていた


CO2がもつ温室効果能力が

大気の熱を温め続けている

と根拠を確かめないまま

不正な判断を独善的に持ち込んで

誤った情報を世界中に発信してきた

その罪が自然災害の狂暴化

となって人命の大量喪失

を生みだしていることについては

無関心のままであり続けている


その錯誤に満ちた思い込みの強さ

というものが

止まらない温暖化を加速させ

気候変動をのっぴきならないものにした


火力発電所では

地下資源を燃やすことで

蒸気を発生させ

そこに圧力をかけることによって

強い蒸気圧を誘導し

重い蒸気タービンを

高速で回転させている実態を

誰も知らない


この高められた強い蒸気圧が

発電タービンを

高速で回すための風圧となったことにより

毎分三千回転させることで

50ヘルツの周波数を持つ

交流電流を休むことなく発生させている


地下資源の燃焼量を減らせば

発電機の回転数は影響を強く受け

直ちに周波数を変化させることとなる

安定しない周波数をもった交流電流は

何の役にもたたないどころか

発火事故の原因となることさえある


電力会社は周波数変動を

絶対に引き起こしてはならない

という義務に

四六時中拘束されている

このため再生可能エネルギーの

導入実績を増やしていながら

CO2の排出量を

まったく減らせなくなっていた

消息を知る利益共同体

のすべてが一貫して沈黙を貫いている

のは理由がある


業界の秘密主義を高めた経過の一つ

がここに隠されている

そのために効果のないことが分かっていながら

再生可能エネルギーの導入量を高めたものの

買い取り義務が増えてしまい

それが経営を圧迫したことから

国民すべてに欠損を負担するよう求め

太陽光付加金という名目の請求が

電力料金から

国民が請求されるようになったのだ

経済的負担を引き受けるよう

国が業界から国民へと転嫁した

という経緯となって残された


このため国民は可処分所得の一部を

実効不在の太陽光付加金の支払いに

拠出せざるを得なくなったのであり

これが個人消費の上昇率を

引き下げるための小さな理由となっている


再生電源にはCO2を削減する能力が

まったくない

交流電流が周波数で成り立っていることを

誰も理解できていなかったからである

この事実がCO2削減を不可能

なものにした


周波数の意味を理解することができていたなら

再生可能エネルギーを大量に導入しても

火力発電所の蒸気タービンの回転数

を減らせないことくらい

分かっていた筈のこと


このようにして並み居る似非知識人たちが

温暖化を進めて気候変動を

募らせた最大の原因

となったのだ


この事実を

誰も未だ理解することが

できていない

異常気象が一向に治まらない

真の理由

がここにある


これが教育の失敗であることは

言うまでもないことだ

思考力が不在なら

判断能力もまた不在

批判精神を圧殺すれば

錯誤したままの権威が

大道を長期間闊歩することとなる


蒸気発電を続けている限り

高温の熱水蒸気の発生量は

いかなるときでも安定的に保たれる

CO2がたとえ減っても

もっと大量に存在する熱水蒸気を

放置しているのなら

文明は狂暴化する自然災害を生む

気候変動に

対応する術を失ったまま

苦しみ続けることとなる


気候変動で文明の滅亡が早まったとしても

それは国連を中心とした

ステレオタイプに囚われたままの

知識だけは豊富だが

その意味を理解することができていない

案山子状態の似非知識人たちによって

失われた大量の生命

が自らの認識能力を劣化させた

ことに気付けなかったその酬い


失敗の歴史のあれこれが

生き残ることを許された少数のイノチ

に語り継がれてゆくだけのこと

自己責任からの逃避は




教育の失敗は民主主義の劣化



環境条件の劣化とを

同時に生みだしていた

文明はその事実に

いま以て

気づかない
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因 果 応 報

2020-07-19 05:51:22 | Weblog
家庭用の都市ガスを燃やしても

異なった二種類の温室効果ガス

を同時に生みだすことは

避けられぬ


その一例となっている

世界中がいま

排出削減に

躍起となって取り組んでいる

CO2は

自らがもつその重さの故に

上空へと昇ることが

まったくできないことを

誰もが知らない


このため最終的に

海面または地表へと落下して

燃焼で身に宿らせたその熱を

海水に移して

海の温度を少しだけ高める

低気圧と呼ばれる上昇気流は

こうして生まれる


自然現象としての低気圧は

海水の蒸発が生み出し

ヒトが暮らすうえで欠かせない

天然ガスなどの燃焼が

二酸化炭素と気体の水

である水蒸気を同時に

大気圏内へと高温のまま

四六時中放出する


中でも

火力発電所が燃やしている

化石系地下資源の主成分は

炭化水素でできていることから

その代表的存在である

メタンCH4をバラバラにした上で

酸化反応へと引き込む


人口密度の高い都市部では

家庭の単位で独立した状態で

ガスを燃やすことから離れられない

ガスの消費量は単位として小さなものでも

多くの家庭で一斉にガスを燃やすと

CO2と水蒸気とが同時に

分散状態で大気中へと

放出されることとなる


その総体としての量は

決して無視できるレベルのものでは

ない


メタンを含むガスを

大量に燃やせば

CO2と水蒸気とが

同時発生する

これを避けることはできない

生活の場で発生している

温室効果ガスの比率は1:2

CO2が一分子できたとき

H2O分子はその二倍生じている

ということ

メタンには水素が四つも

ついているからだ


メタンCH4が燃えたとき

炭素と水素は空気中の酸素

と結びつき

二種類の酸素化合物

を同時に吐き出す


一つはCO2であり

もう一つが水蒸気

つまりガス化した気体の水


メタンを燃やせば

CO2ができるのは事実

その二倍発生している水蒸気も

同時に生みだされている

この排出比率の違いが

降水量の増加となって

顕れるための条件

というものがある

梅雨前線や秋雨前線

などとそれは呼ばれている


メタンが燃えたとき

燃焼の酸化作用で

組成の異なった

二種類の酸素化合物が

一斉に排煙筒から外にでる


CO2がもつその温室効果能力は

その重さの故に海へと落ち

着水した瞬間に

熱を海水へと移して

温室効果能力をそこで失う


一方の水蒸気はというと

その軽さの故に

空高くへと立ち昇り

雲という名の集合体となって

そこで濃度を暫し高める

その後前線の移動に伴って

寒気に触れたとき凝結し

雨となって地上へと舞い戻る


水蒸気も温室効果ガスであることは

打ち水で周辺が冷えた時

地表の熱を奪って空へと運び

大気圏内を部分として

温めていることを意味する


エネルギーは不滅であることから

地表から蒸気が持ち去った熱エネルギーは

中空を温めることに使われる

気化熱が奪った熱が地表を冷やし

上昇する過程で周辺を温める


寒気の南下に伴って

気体の水が冷やされたとき

凝結反応を惹起した気体の水

は重さを得て

雲から降ってくる雨となる

地表ではこの循環が保たれていることで

多様な生命の維持継続が

途切れることなく円滑に

成り立っている


火力発電所と原子力発電所の両方供が

蒸気発電を絶え間なく行っているため

ガス化した気体の熱を冷やすため

海水を冷却材として利用することで

熱交換することを不可欠なものとした

重いCO2は上空へと昇ることができず

着水してそこで直ちに水和する


このためCO2が

大量に生産されたところで

最終的に海に落ちる以外に

残された道はなく

それがどんなに増えたところで

ppmという単位でしか

存在していることがつまりできない


大気中のCO2の存在比率を

百万分比である400ppmで計算すると

百分比にすると

0、0004%となってしまう

その濃度が極めて低い

ということを誰も理解していない


重さの故に

上空へと立ち昇ることができない

CO2が気候変動因子

となるための条件を

知識人たちのすべてが

見失っている

ということがここから分かる

これがCO2犯人説を定着させ

効果のない環境対策を

延々と続けていなければならなくさせた


CO2に温室効果能力があるにせよ

それは大気を温めているのではなく

海水の表面温度を

少しだけ高めることができるのみ

気候変動を惹起するほどの勢力

がないという事実を

CO2の属性を

確認してさえいれば

誰にでも真相を突きとめる機会

はあった

事実関係の確認は

すぐできていた筈だったのだ

知育偏重化した学歴重視の教育

のあり方が

温暖化を止まらくした

その背後の理由


文明社会は未だに

気候変動の原因を

CO2以外に存在しない

と決めつけていて

世界規模の排出削減運動を行っていながら

却って逆に増やしてしまう

という相反する事態と遭遇し

京都議定書を見限って

パリ協定へと急遽乗り換えた


国連の機関であるIPCCが

誤った判断であることを知らずに

採用したCO2原因説を

盲信し続けているからに他ならぬ

権威が錯誤に陥った時

民主的だと思われているその方法は

自滅を急がせるものと化す定め


比重の重さが比率の低さ

をCO2に与えている

たったこれぽっちの微量なCO2で

温暖化を引き起こせるほどの

温室効果を

地球全域に与えられる筈がない


雲の成分として大気圏内に留まっている

大量の水蒸気には

その比率の高さと比重の低さ

とが関わって気候変動を引き起こした

温室効果を上空で発揮する

水蒸気を大量発生させていながら

大量の雨を降らせる最大の因子

をCO2へと置き換えた

その行為が気候変動の破壊力

をさらに巨大なものにした


CO2にできるのは

海水を温めて水蒸気を

若干多く発生させ

雨を降らせる雲を

間接的に増やすことだけ


温暖化の原因は

CO2にあるのではなく

雲を作りだしている

大量の水蒸気にある

ということを理解できずにいることが

パリ協定の発効を徒に

急がせた


とりわけ火力発電所では

蒸気を圧縮することで

更に高い熱を生み出しており

これを蒸気タービンに吹き付けることで

重い発電装置を

高速で回転させることができている


水を蒸気にする際に

地下資源を燃やして得た

温室効果ガスを更に圧縮して

その随伴現象として

もっと高い熱を重ねて生み出す

というサイクルで

蒸気発電のすべては成り立っている


蒸気機関車が水を気化して得た蒸気に

圧力を加えることで

蒸気機関車のシリンダーを線形に動かし

直線運動を車輪の回転力を生む

円運動へと変換し

長い列車を牽引するための力とする

ことができているのと

それはまったく同じプロセス


地下資源の燃焼量を抑えれば

加圧するための圧縮比を

高めることはできなくなる

このため絶えざる燃焼の維持継続

が必要不可欠の措置となったのだった

世界中でCO2を削減しようと

一斉に努力をしていながら

未だに増え続けているのは

この理由による


周波数で成り立っている交流電流は

タービン軸の回転力で

周波数を安定化させておかなければならない

このため燃焼能力が衰えると

周波数は連動して

直ちに低下してしまう

乱れた周波数は

電流を火災事故の原因とするのみならず

使えないものにもしてしまう

役に立たない電気など

経営資産の無駄でしかない


常に一定の速度で回転を続けていなければ

必要な出力の供給を

円滑に行うことは不可能なのだ

交流電源を運転している電力会社には

周波数を常に維持しておかなければならない

という重大な責務が課されている

このため

再生可能エネルギーを

どんなに増やしたとしても

地下資源の燃焼量を

減らすことがまったくできなくなっていた

問題なのはこの事実を

電力業界と監督官庁の双方が

共に否定も肯定もしていない

という意図的な沈黙

をつづけている確定済の

その事実


交流電流の意味を知らない

似非知識人たちが

無知ゆえにCO2に濡れ衣を着せ

気候変動を自らの手で

善と信じて急がせた

という不毛な経過を

このようにして定着させた


その事実にさえ

未だにまったく気付いていない

というアリサマ

無知が生んだ

牧歌的なノーテンキぶりが

異常気象と水害を

文明社会へと強い力で圧しつけた

自業自得という以外に

適切な表現は外にない


地下資源である石油と石炭

そして天然ガスを燃やすと

CO2と熱水蒸気とを

同時に地表へと充満させる

だけなのだ


CO2について情報検索したこともない

という事実が

一連の経過から既に確定している

この文明社会が陥った愚かさこそが

最大の未解決課題となって

持続可能性を断ち切ろうとして

身構えている

現実認識すらできていない

マジョリティが民主主義の荒廃

をこのようにして急がせる

権威が判断を誤れば

その他の総てが犠牲

となることを強いられる

因果応報とは

このことのこと
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知 の 劣 化 ③

2020-07-12 05:28:50 | Weblog
地下資源を燃やしさえしなければ

温室効果ガスの双璧

となっている大量のCO2

と熱水蒸気は共に

発生する機会

を失ったままとなる


炭素系地下資源は一般に

メタンCH4を主成分

とするエネルギー資源からできており

燃焼時の酸化作用で

炭素化合物となったものがCO2となり

水素化合物となったものがH2Oとなる

両者は共に温室効果ガスと呼ばれている


気体の水である水蒸気の温室効果は

湿度の高い日の蒸し暑さを思い出せば

誰もが経験から

すぐに納得する筈だ

冬の放射冷却を抑えているのが

上空を覆っている厚い雲

の層であることは

天気予報などでおなじみの情報だ

雲がないときの冬の寒さは

一入だ

水蒸気を生みだす熱の発生をなくせば

遠くの景色を

くっきりと映し出す

遠くの山の稜線をシャープに見せているのは

大気が充分に冷えている冬の朝晩

春になると気温はあがり

水蒸気が霞となって遠景をぼかす


気温の上昇は温室効果ガスの一つ

となっている気体の水

つまり水蒸気の発生を促す

気温が高くなればなる程

蒸発する気体の水の量は

一定の比率で増加する


気温が上昇したことで立ち昇る

蒸気はやがて

上昇気流へと変わってゆき

空高くへと昇っては

まとまった雲となる

この雲が雨を降らせることになる


古典的な温室効果ガス

であるCO2は空気より重いため

大気圏内に放出された段階で

海へと落ちて水和し

保持していた熱を海へと移し

海水を温める

そこで生じた海水の蒸発が

上昇気流を生みだすこととなる


CO2の温室効果は

水蒸気が直接的であるのとは反対で

間接的なものに留まる

広域で海水を温めることにより

低気圧となったあと

上昇気流を発生させる

メカニズム

の動因となって作用する


海水の温度が高くなっているとき

低気圧は発達して

台風へと変化する

海水を温めたのは重いCO2の方であり

軽い温室効果ガスである気体の水

つまり水蒸気となったH2Oは

発電所の燃焼炉やボイラーなどで熱を生み

排煙筒から大気中へと吐き出された後

上空へと昇ってまとまった雲となる

相対的に重いCO2が

海や地平に落下するのとは

大違い


正反対の方向へと動いて消えるCO2は

そのとき抱え込んでいた熱を手放し

大気をあたためたり

海水を温めたりする

ことに使われる


地下資源を燃やしている

火力発電所の燃焼炉と

核分裂反応で熱を生みだしている

原子力発電所の核反応炉とでは

蒸気発電という方法をとっている

このため

百度で気化した水を更に圧縮することで

高温の水蒸気を作り出す

高い圧力をそこにかけることで

発電するための重いタービン翼を

高速で回転させる必要

があるからだ


強い圧力を掛けられた蒸気は

圧縮熱をその身に帯びる

冷却水が必要となっているのは

このためだ

蒸気発電を行っている電源のすべて

は水辺の関与を絶対的に

必要とする


高圧のガスとなった水蒸気

の熱を更に高める圧縮工程が

発電装置の回転運動を一定に保たせ

交流周波数を安定化するために

必要不可欠の要素

となって目立つことなく働いている


地下資源の絶えざる燃焼

が世界中で求められているのは

この周波数の安定化

という措置が

必要となっているからに他ならない


こうして火力発電所と原子力発電所とでは

日夜大量の蒸気が

大気圏内へと放出されることとなっている

大気中に放出されている

蒸気の比率は極めて高く

400ppm程度しかないCO2より

遥かに多いのは当然のこと

大まかな比率で概算した

水蒸気の平均の値は

概ね65%程度と見積もられている


CO2はというと

たった0,0004%(400ppm)

であるに過ぎない

これだけの大差で存在する

複合体と化した温室効果ガスを

CO2だけに限定したのは

IPCCの罪

その結果が気候変動となって世に酬い

失われたイノチの数を増やした

という点で罪科の規模は

きわめて大きい


このIPCCが犯した判断の過ちによって

気候変動は止まらなくなり

京都議定書をパリ協定へと

変容させた

そこにあるのは

認識能力の瑕疵


的を外した対策が

有効化することは決してなく

そのために世界が失った投資のすべて

が無駄となって消え失せた


これによって生じた損失

がなかったら

国際経済は

不遇となることはなく

その期間を利用して

大きく飛躍成長することが

遥か昔にできていた


投資の失敗が有効需要を

創出ではなく喪失させ

獲得できていた筈の

世界に豊かさをもたらしていた巨額の富を

跡形もなく人知れず消え去らせた

その罪の大きさは

判断の誤りを錯誤としたところで

抹消することを許さない


世界中の指導体制が導いた判断の過ちと

それらを是認してきた知識階級に属する

すべての当事者一同

が本来負うべき

巨大な咎は決して消えない


気候変動で奪われたイノチの数は

実に計り知れないものがある


温室効果ガスはCO2だけではなく

より身近な存在

となっている気体の水

つまり水蒸気こそが

気候変動要因の最たるもの

であったのだ


生活に欠かすことのできない

ガスを燃やせば

CO2ができると同時に

その倍の気体の水

即ち水蒸気を生みださざるを得なくなる

メタンの組成であるCH4と

大気中の酸素O2とが

そうなるように仕向けている


メタンガスを主成分とする地下資源

を燃やしたとき

二酸化炭素のみならず

気体の水である水蒸気が

二倍の量で増え続ける

事実を誰も理解していなかった


ガス化した水のもつ温室効果が

温暖化の原因なのであり

CO2はその重さの故に

大気圏内に留まることができず

海面に着水して

海水温を温め

蒸発蒸散を促し

低気圧を発生させては

そこに多くの雲をつくりだす

そのプロセスが

降水量の増加となって

洪水とそれによる水害の

間接的な原因となっている

ことを

誰も問題としてこなかった


火力発電所と原子力発電所とは

共に蒸気発電を行っているため

高温となった水蒸気を

大気圏内に放出するたびに

大気に高温の熱を加えては

温室効果をより高めることとなる


これこそが温暖化の原因だったのだ

とりわけ今年

九州地方で線状降水帯

が連鎖状態で発生するようになったのは

梅雨前線が揚子江の中流域

から下流域にかけて

長期間停滞していたということが

原因となって引き起こした事態

ここで指摘しておく必要があるとする


長江(揚子江)に蔽いかぶさっていた

梅雨前線が長期停滞したことにより

そこに積乱雲を積みあげて列となし

前線の移動に伴って

それが線上に分布したものが

九州地方を繰り返し襲っていた

ことを

天気予報の梅雨前線の移動情報から

集中豪雨の原因が南シナ海で

生じた低気圧にあるのではなく

長江流域を挟んだ地域全体

に広く分布している

火力発電所と原子力発電所などから

大気圏内へと四六時中放出されている

大量の水蒸気が原因となったことにより

線状降水帯を直列に並べ

梅雨前線の移動に伴って

日本列島へと上陸させた

ということが大量の雨を降らせた

その理由


災害を生みだした最大の原因は

インドを含む東南アジアと

中国大陸の沿岸部

および

河川の流域全体で

稼働し続けている

蒸気発電を行っている

すべての発電所が

自然災害を日本へと齎すこととなり

巨大な損失を発生させた

ということになる


長江には三峡ダムがあるにせよ

水力発電だけで広大な中国大陸全域



大量の電力を供給するのは不十分

長江流域以外の沿岸部には

冷却水を必要とする

火力発電所などの電源が

数多く設けられている

巨大都市である上海の電力需要を

水力発電だけで賄うことは

固よりできない


中国の電力需要を満たすための

蒸気発電システムが

東南アジア全域に配置され

その排気ガスに相当する

高温の温室効果ガスである

圧縮されて熱を更に高めた水蒸気

が列をなした雲の塊となったことにより

南シナ海を北東方向へと移動し

中国内陸部に洪水を発生させたあと

最終的に日本列島全域へと

その影響を及ぼした


インドを含む西方で必要となっている

電力需要の増大が

巡り巡って

東南アジアを経て

中国大陸へと大量の水蒸気

の移動を強制し

その最終段階となったのが

この日本列島だったということなのだ


地球規模の災害の原因は

地球規模のスケールで

判断しなければならない


気候変動を止めるためには

世界中の蒸気発電方式を

別の動力源に切り替える

ことが必須条件となっている

目下の急務は

これひとつ
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カ リ ス マ

2020-07-05 07:23:20 | Weblog
減っている筈の温室効果ガス

CO2



長期間の削減実施を続けていながら

これまでの努力の成果を眺めると

意に反して

却って増加していた

という皮肉な事実を

よく承知していながら

誰ひとり

その理由について

追及したことが

一度もない


誤った判断を下した原因の所在を

当事者の全員が

はかり兼ねている

そこに判断の誤り

が関与していることは

最早言うまでもない


温暖化が生んだ気候変動の理由

としてCO2の増加が

これまで指摘され続けていた

それ以外に原因はない

と世界中のひとびとが

独善的にそう強く思い込み

無批判に決めつけてきた経過

の事実がある以上

成果不在の現実を目の当たりにして

真実を見出そうとするその行為は

自らの錯誤を是認する

決断を求める


環境問題を正しく理解するためには

自己批判を敢えてすることから

先ず始めなければならない


謙虚になることができなければ

判断を誤らせた錯誤の関与

にさえ気づけない

陥った独善性が生んだ

その思い込みの強さは

抜き難いほどまでに堅く

狂信的なレベルにまで達している


権威が判断を誤ったことが

明確となった段階で

その事実を指摘することを避け

誰もが目を瞑って

やり過ごしてきた

多くの過ちの事例が

その事実を

文明社会に歴史として

伝えていた


自らが誤っていたことを

率直に認めるのは辛いことだろう

裸の王様のような事例

はどこででも見られる

ありふれたもの

邪気の無いこどもの目だったからこそ

真相がそのままの姿で

よく見えていた


温暖化現象に対する誤った理解は

権威を偏った認識へと導き

もう一つの可能性をもつ

別の温室効果ガス

である水蒸気のもつ熱を

見逃す

という結果を残した


この独善的な思い込み



気候変動を加速させ

天変地異と異常気象とを

ないまぜの状態にした

のみならず

問題の本質を長期間見失わせる

という粗末な経過を記録に残した


錯誤に陥った権威ほど

怪しく訝しいものは

外にない

国際経済の低迷を生んだのも

経済学の権威者たち

リーマンショックが確定したあと

何故事態の深刻さに気付けなかったのか

と英国の女王エリザベスが問うたとき

そこにいた並み居る経済学者たちは

一言もなく

恥じいることしかできなかった

こどもの目線に等しい率直な質問に

権威とされていたものと権威主義者たち一同は

圧し黙ることしかできずにいた

というエピソードが残されている


権威的存在というのは

周囲がこぞって拵えた

仮想の

その意味で神に似た

概念に過ぎない

時が立てば

いつしか忘れ去られている

ような儚い存在


それが100年ほど前の今頃

ヒットラーという

カリスマを生むこととなり

国家社会主義というスローガンを用いて

最悪の事例となった第二次世界大戦

欧州戦線を展開させるに及び

自殺によって戦争が終息する

という 事態と展開とを圧しつけた


最悪のカリスマとなったヒットラー



第一次政界大戦で疲弊したドイツ民衆の支持

を得て指導体制の領袖

という名の権威の座についたとき

権威主義者たち全員の無知と窮乏

が第二次世界大戦の勃発を許した

文明の歴史はこのようなことを

未だに平然として

繰り広げ続けて尚飽きることがない


過去の不幸で不毛な諸事実を

学校教育で何度も学んでいながら

目を瞑った状態のまま

問題の意味に気付こうとしてこなかった

他人事のようにして

安閑として過ごしているその姿勢

には迷いというものが

まったく見られない


この姿勢こそが

状況を悪化させている

にも関わらず

権威を疑うことを

一顧だにしたことがない

というありさま


誰も真実を知らないのだから

批判することができないのは

あたりまえ

判断の誤ちを

権威が犯すことはない

とそう勝手に決めつけている

民衆に共通するその姿勢にこそ

過ちの源泉となるものが

核となって潜んでいるのだ


権威とされた者が

国の指導者へと昇り詰めたとき

過ちの萌芽が兆し静かに蠢く

中国共産党のカリスマ

となることを目指した習近平が

世界を敵に回すという経過

をこれから更に強めることになる


ロシアの憲法改定を実現させたプーチンが

延命を確保したものの

代わりに孤立する国家となることを

近い将来迫られる


この両大国に共通するのは

共産主義というイデオロギーの関与

先駆的な共産体制を樹立したソ連は

結果として自己崩壊することとなり

一国両制を採用した後続の中共は

香港で存立の基盤を自らの手で

高圧的な態度にでて強く否定し

将来の事変

を惹起する予兆となった


権威主義が世界の経済と

政治体制を成り立たせていた時代

はアメリカの一国至上主義を生み落とし

それが世界にかけた圧力により

協調体制から分断体制へと変化する

その原因を作りだす契機となった

原因を与えた者が

結果を引き受けるのは

ものの道理

当事国となった指導者のすべてが

支配体制の変容を急がせ

イデオロギーからポピュリズム

へと一斉に乗り換えた


その根底にある陰の動因となったのは

気候変動と貧困化という切実な課題と

ヒトヒト感染するウィルスが齎した

パンデミックの発生という問題とが

強く同時に関わったその事実


原理主義運動を中心とする宗教問題は

本質において常に根深く

テロによる破壊活動を

手段とすることによって

米中露の指導体制を

鼎立した状態へと追い込むことに

役立った

三竦みとなった

それぞれに異なる背景をもちながら

そのどれもが国家の安寧を

同時に損なう危機的変化を

先に引き起こすようになった国こそが

不安定化を原因とする要因

となって将来作用することとなる


このとき

第三国が

逼塞した状況を突破するための

お膳立て

がはじめて整う

エネルギーコストを最小化する

電源モデルが満を持して登場したとき

環境負荷をゼロにする装置の供給が

漸く実現することとなる


環境にかかっていたバイアスを

均すための潜在能力を

秘めた革新的製品の供給能力

を握った国家

が世界のどこかに登場するだろう

変化の気運が

俄かに高まったとしても

当該国の民衆が権威主義的

でありつづけているのなら

そこで潜在化してしまう可能性を

否定することはできない

これまでがそうだった



これからもそうなのだ


問題の本質を世界が一斉に悟ったとき

日本の言語文化が秘めている

その歴史的意義と役割とを

果たすためのキッカケが

その頃ひっそりと訪れる


当事国同士が対立して譲らない現状

に於いて

権威と雖も

いまさら

非を認める訳には

ゆくまい

余りにも初歩的な錯語

に囚われていた

ということが明らかとなってしまうのだから

権威の存立基盤は一瞬で地に落ちる


感染症の研究者と

ウィルス学の研究者との

理解と識見の違いを

成り立たせているものが

循環型経済体制を回していた歯車を

一瞬で完全に止めてしまった

その事実に

地球市民は謙虚な姿勢で

改めて学ぶ必要がある筈だ


CO2を原因だ

と思い誤った当のそのことが

引き起こした気候変動の一方的悪化は

これから先の時代となっても

糺されることなくそのままつづく

気候変動因子を特定することが

できるようにならない限り

因果律を当てはめるのは

有害な結果を

意味もなくただ積みあげるだけのこと


効果のないことが

繰り返し証明されている

環境復元運動のすべて



ことごとく

無駄の温床

つまり資本の浪費

以外の何物でもなかった

ということが確定する時がくる


その変化がもつ意味

にさえ

世界は未だにまったく気づいていない

世界規模の痴呆化

がだいぶ進んでいる

ようだ
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