こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

負 の 連 鎖

2016-08-27 11:40:55 | Weblog
ハイブリッド方式の移動体は

エンジンと電動機とを併用するため

二系統の動力源



搭載しなければならない

という点で不合理

一つに統一しない限り

価格競争力は

身に着かない


モーターで推進力を生み出すだけなら

電気自動車(EV)とまったく変わらない

エンジンを併用することに拘れば

ハイブリッド方式へと

必然的に行き着く


エンジンは推進力を得るための

装置

この能力を拡大するためには

エンジンで発電する仕組み

に作り替える必要がある

いつまでも内燃機関に拘っていると

次に登場する予定の

発電機と一体化したモーター

からなる未来型の移動体に

既存の自動車産業は

駆逐されてしまうだろう

石油業界もまた

同じ運命を辿ることが

決まっている


発想の転換を急げば

推力を得るためのエンジンを

発電するためエンジン



乗せ換えればよい

起電力の大きな電源を作ることは

とてもたやすい

磁束密度を制御するだけのことで

所定の電流電圧を

小さなエンジンで引き出すことは

容易な技



エンジンを小さくして

それによるゆとりある発電を行い

充電するために

停泊していなければならない時間

を最も少なくする

走行中に充電する方式を採用すれば

充電するための停車時間は

つまりゼロなのだ

着想の違いが

その後の市場シェアを左右する


現在のEVは蓄電容量を増やして

差をつけた積もりでいる

移動体用の小型電源を搭載したEVは

既存のモデルを追放する

燃料コストはゼロとなり

その他の消耗品類も長物と化す

総合コストは既存モデルのそれを

遥かに凌駕するものとなる


エンジンを使えない高山では

電気自動車は重宝されている

その電源となる発動機式発電機

は古くから「発々」と呼ばれ

酸素濃度の低い場所で

エンジンに代わるものとして

蓄電装置と併用する方式で

需要があった


走るためだけなら

大きなエンジンを搭載する理由は

そもそもない

モーターが生む推進力の比較では

加速性能はEVの方が遥かに高く

内燃機関より効率もよい


電源を搭載する移動体は

生産コストを引き下げ

蓄電コストもまた最小化する

移動コストは

最終的にゼロにまで下がる

そのための小型電源は

既にある

応用方法を知らないで使っているため

需要の高度化がまだおきない

単にそれだけのこと


大きなエンジンを取り外して

小さなエンジンで発電機を

効率よく回転させる

たったこれだけのことで

高いコストパフォーマンスが

すぐに得られる


新開発の電力増幅型小型発電機を

移動体に組み込むと

低廉な移動体を普及させて

有害な移動体を淘汰する

きわめて環境性能に優れたEV

が短期間で普及する

温室効果ガスの排出量は

本方式の移動体の普及に伴って

大きく低下するだろう


高いコストを消費者が負担しなくても

環境対策を有効化する方法は

たくさんある

コストダウンの幅が大きければ大きいほど

資本効率は高まり

経済効果が消費市場を拡大する

有効な温暖化対策は

これまでゼロだった

だが

この方式を採用すれば

温室効果ガスの削減

は大いに可能となるだけでなく

可処分所得を押し広げる


ハイブリッド・カーという

キッカイな乗り物の概念は

将来間違いなく

大きく変容する

エンジンは走るためのものから

発電するためのものへと変容する


回転ムラのないディーゼルエンジンと

カセット方式のブタンガス発電機

とが競合する時代を経て

最終的にどちらか一方が

生き残る

そして

エンジンを省いた簡素な移動体モデルだけ



世界中に普及する


いくつかの変容を閲したのち

最終相の移動体用電源へと

統一される

というシナリオが

早くから作られていた


移動体の電気化は

もはや

避けがたい通過点

ハイブリッド方式は

そこへいくための最初のテージ

次の段階で

エンジンの使用目的が

発電へと特化することとなり

直流化と平滑化が

その段階で当面の課題となる

ことは夙に理解されていた


発電システムを搭載する移動体の登場は

蓄電システムも簡素化する効果があり

二次電源の最小化に高く寄与する


電気自動車の課題は

エネルギー密度を高めて

並列化を抑制する

ということにある

移動体が電源を搭載するようになった時

蓄電デバイスを減らすことが

やっと可能になる

この違いの意味に誰も気づかない

という点に

教育の欠陥が窺える


蓄電デバイスは

リチウムイオン二次電池より

キャパシタの方が

低廉で使い易い


小型エンジンによる発電方式と

キャパシタによる電圧の安定化だけでなく

波形を水平化する平滑効果までもが

単一のシステムで

構築できる


電源を組み込んだ新方式の

環境型移動体は

炭化水素の消費量を減らす能力を

より多く持ち

温室効果ガスの排出量を

大きく減らす


最終相で登場することになる

超伝導電源への切り替え

を急げば

移動体を排出源とする二酸化炭素は

漸減し

環境効果を

一年ごとに大きく高める

その中間に電源系の段階的移行が挿入され

そこで

再生不要エネルギーが

姿を現す

という段取り


当面の課題である温室効果ガスの削減は

移動体分野に限れば

このようなプログラムが

95年から

進められていた


ハイブリッド・カーとEVが混交する

時代を経て

地下資源を全く消費しない

増幅電源方式が

自動車産業と地球環境に

やがて革命的な変化を

引き起こす


電気自動車EVの根本的欠陥は

充電する必要を排除することが

できない

というその点にあった

移動体が発電装置

をビルトインする時代になると

エンジンは小型化し

蓄電デバイスは簡略化され

生産コストと走行コストを

同時に減らす

高機能化が実現する


第二ステージではこのような変化が生まれ

最終ステージでは

超伝導現象が生む

永久電流による無限の起電力が

環境コストまで

最終的にゼロとする


コストダウンと可処分所得の増加は

高い経済効果を伴って

国際経済を再生するための



として機能する

エンジンを小型化しても

発電効率を高めることで

所望の電気エネルギーを

取り出すことに

制約はない


発電原理を理解していれば

デフレ経済を打ち砕き

核廃絶と国家エゴを同時に捨て去る

基礎の構築は

70年代でさえ

可能であった


交流電流の基礎的な情報を秘匿し続けきた

電力業界が温暖化を募らせる事態を急がせ

内燃機関がそれを加速するようになっていた

ということが

自然災害による死者の数

を執拗に積み上げさせた

ということになる


業界が通有する秘密主義

の弊害は

極めて大きい


環境の悪化を推進させただけでなく

有効需要を失わせていながら

それに気づくことなく国会に放置させ

経済効果を台無しにしたその罪は

余りにも大きく

償えるレベルを既にして超えている


自動車メーカーの中には

小型発電機を製造する能力をもつものがあり

場合により

電気化の比率を高めたハイブリッド・カー

の供給が早まる可能性は

高度成長期の頃から潜在していた

問題の所在が当事者に見えていないと

環境の劣化と経済の低迷を

徒に長引かせて

国民を不幸にするだけでなく

惑星全体のシステムに

有害な影響を

強く与え続ける経過を産み落とす

現状がその証拠


有効な打開策は

早くから

あちらこちらで

分断された状態で

作られていたのだが

そのことに気づかなかった文明



温暖化を急がせて

自然災害を狂暴化させ

資本と資産とを同時に失う

という顛末を

繰り返す時代を生んだ


問題の本質を知らずにいると

考える力を発揮することなく

環境の劣化とそれによる経済的損失の犠牲

となることを強いられる

思考力を発動させない高度化した

知育偏重の教育が

止まらない温暖化の要するに生みの親

知識の有効化に結びつかない教育は

有害無益

無駄な知識を得るための投資は

即ち無意味

実効のないすべての対策は

損失の源泉となるだけのこと


資本の喪失と環境の劣化とは

同じ根が産み落とした途中経過

知識と情報を統合する能力が

文明に欠けていた

ということが

環境の劣化を文明へと押し付けた


温暖化は

移動体市場で

進化を遂げるためのキッカケを

早くから訴えていた

教育の失敗は

忘れた頃に問題化する

というのが通り相場なのである


教育投資の失敗が

デフレ経済をより深刻なもの

にした

とする根拠はここにある
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欠 陥 関 係

2016-08-21 09:00:00 | Weblog
世の中は不具合の数々で

埋め尽くされている

たとえば

あらゆる国の電力供給系が

交流電流の系統

で成り立っているものである以上

電力消費を受益者が

どれほど頑張って

減らしたとしても

源流に位置する発電所で

需要の変動に応じて

出力を調整することは

本質的に

できない


交流電源は出力を調整することが

制度上

できない

発電機の回転数を遅らせると

周波数もその影響を直ちに受ける

安定しない周波数は

電気エネルギーを

取り出せなくさせる

因子


電気回路は直流でのみ

成り立つ

交流で回路を維持することは

不可能

電気をためておくことができない

という現実は

交流送電の宿命なのだ

直流なら周波数が消えるため

蓄電デバイスに電気を貯めておくことは

当たり前にできる

電池を組み込んである電気製品のすべて



直流回路という自己完結型のループ

が作り出した仕組みで動作する


交流電流はというと

電位差に従って

より低い電位をもつ接地点

へとただ一方的に落ちてゆく


世の知識人たちはすべて

交流でも回路が成り立っている

と何故か

独善的に思い込み

電気製品のスイッチを切れば

電流が止まって

電気エネルギーが電源に

保存されたままになる

とそう勝手に思い込む


電気回路が成り立つのは

それが直流電流の場合だけ

に限られる

プラスの電極からでた電流は

負荷を満たして

最終的にマイナスの電極へと帰還する

交流は互いに異なった

二種類の別々に流れる

正反対の属性を持つ電流を

併せもつものとなることから

電流を引き込むための負極を

設定することが

要するに

できない


ここが分かっていなかったために

交流送電の系統でも

電気製品の消費を減らせば

電源である発電所の燃焼炉で

化石燃料の消費が減る

と単純に思い込んでしまったのである


交流の送電系統には

負極に戻る道など存在しない

電流を導くための措置

として

そこには最低の電位

であるゼロボルトの大地

が常に与えられている

電流を地の底へと捨て去ることで

電位差を最大化し

円滑な送電を可能ならしめている

失った電流の再生はきわめて容易


一度発生した電力は

電位の低い方へと

ただ流れ下ってゆくことが

できるのみ

 
電位差がそこになければ

電流は即ち生じない

流れるものすべては

与えられている傾斜を辿って

その行く先を決める


電気の総ては

最終的に地の底へと

落ちてゆく

定めにある

直流回路では

電位差の代わりに負荷を発生させることで

所定の電力を回路へと導く仕組み


電位差が不在でも

負荷を置くことで

電流を誘導することは

可能

電気製品のスイッチがオン

となったとき

回路が定める特定の負荷が

そこに発生する


電気製品の多くは

直流回路が電荷の移動を促す

そこでは直流電流にするための整流素子

が用いられており

交流であっても直流回路を

形成できるようになっている


回路には電流を呼び込むための負極

が予め用意されており

交流送電の末端に位置する

交流送電を成り立たせている電路では

家庭用の電力は

トランスで100ボルトへと減圧され

負荷を満たしてから

最終的に接地点へと

落ちてゆく


電池を中軸とする直流回路が

負極へと電流を還流させていても

交流にはそれができない

二種類のベクトルを異にする電流でなりたつ交流を

ひとつしかない負極へと取り込むことは

要するに

不可能


家庭用の電圧は

一般的なモデルで

100ボルトに統一されている

電気製品に組み込まれている直流回路には

減圧するための素子である抵抗や

電圧の振動を均す平滑化と

安定化とを同時に果たす役割の

コンデンサ

と呼ばれる素子が多用されている


交流送電で電力輸送を行っていても

電気製品の内部では

直流に変換された回路が

電気製品を動かしている

このため電池電源が構成する直流回路

と同様に

交流電力でも

電力消費を減らすことにより

電流損失を消す効果が得られる

とすべての知識人が

そう錯誤した

これまでのところ止まらない温暖化

とその理由を明示した事例は

何一つ見当たらない


電力消費を減らしたとしても

発電所の燃焼炉では

蒸気圧を恒常的に

保っていなければならない事情があった

このため二酸化炭素を減らす効果は

ゼロでありつづけていた


交流送電を成り立たせている高圧の送電系統は

変電所と呼ばれる中継基地で

電位差を最大にしておくための接地

がすべからく導入されている

電気を地の底へと捨て去ったとしても

変圧器の構成を工夫することで

電力を再生することもできれば

増やすことも

またできる

そんな仕組みが

当初から導入されており

それが豊かな電化生活を

国民すべてに

例外なく保証するシステムを生み出した


変圧器の機能には

電圧を下げる減圧と

反対に高める昇圧という

二種類の正反対の方法があり

減圧工程では電力を分割する効果

昇圧高低では電力を増幅する効果

が共に得られる

これを組み合わせることによって

損耗も減損も引き起こさない

電力輸送を

日本全国津々浦々にまで

均一で良質な電力を供給する

システムが日々の暮らしを

実りあるものへと高めていた


電力輸送をこの方式に統一した

ということが

温暖化防止対策としての節電を

完全に無効にしてしまっていた

更に

再生可能エネルギーの継続的買い取り制度をも

また成り立たないようにした

出力調整ができないあらゆる発電システムは

電力供給系から環境効果をすべて

取り上げる


交流には周波数という成分が欠かせない

このため

発電機は常に一定の回転数を

保ちつづけていなければならなかった

電力の消費量が減っても

発電機の回転数を安定化させておくためには

蒸気圧を常時

一定の水準へと保っている必要があるのだ

深夜電力料金制度はこの制約が生み出した


発電機に装着されている永久磁石の両極が

一秒間50回切り替わる時に得られる周波数を

50ヘルツの交流電流と呼ぶ

毎分3000回転する発電機であれば

安定した周波数の交流を維持できる

発電機の回転数が乱れると

周波数は不安定化して

エネルギーとして使い物にならなくなる

このため世界中の電力会社では

消費の増減や有無の変化に関わらず

常時一定の発電量

を保っていなければならなかった


温暖化を止められないようにした犯人は

交流電流の正しい理解を阻むための

電力業界がとってきた

一連の秘密主義


28℃に統一された暑いオフィスで

仕事に励ませておきながら

発電所の燃焼炉では

化石燃料の消費量に

何の変化も生み出さずにいる


電力会社を秘密主義にさせてきたその原因の一つ

がこれ


太陽電池や風力発電からの電力を生かせない

交流の長距離高圧送電の系統は

外部電力の買い取り制度を

最終的に行き詰らせる

役に立たない電力の買い取り行為は

損失以外のなにものも

生まないからだ


この業界が蒙っている損失を

消費者に転嫁する目的で

太陽光付加金が

このほど一律に

導入された

この経緯について

問題視したとする事例は

皆無


止まらない温暖化の背後には

隠しておかなければならない理由を持つ

電力業界が共有する

特有の事情が隠されている


この不都合な真実を

国民に気づかせまいとして

国会では温暖化防止に関する法律

が事前に制定される運びとなり

電力消費を減らせば

その分だけ

火力発電所の燃焼炉で

化石燃料の消費が

その分だけ減ったことにする

とする法律を

制定させてしまっていたほど

国会の成員すべてが

温暖化を止められないまま

現状の利益を得るための

協力体制を敷いてきた


余りにも愚かなこの経過が

国会では公然として

おきていた


この法律が発効したことにより

温暖化防止対策から実効性が失われ

環境対策に投じられた国家予算のすべて

が無効な投資となることを強いられた

このため経済を成長させる効果のある

有効需要は一度も発生せず

損失の規模だけをやたら膨らませる

という見るに堪えない粗末な経過が

このようにして

国民へと与えられる経過をとった


交流電流に関する基礎的な知識がなく

それに関する調査も一切行っていなかった

国会の責任は極めて重い


同様の隠された証拠は他にも多い

この惑星の知識人たちすべて



気候変動を加速させる

原因を構成しているという粗末な現実が

経済成長を自ら抑圧し

気候変動を却って急がせた


知識の意味を教えない教育は

学力を高める効果があるにせよ

止まらない温暖化と

達成できないインフレ目標とを

同時並行的に生み育て

経済成長を自ら抑制しただけでなく

国民を貧困の淵

へと追い落としておきながら

その行為の意味を

完璧に理解できなくなっている階層

を未だに覚醒させることが

できずにいる


蒙昧な認識に囚われている

指導者の再生産に寄与するためだけの

非生産的存在へと

学力重視の教育が

こうして貶めた


知識の量的拡大を誇っていても

そのもつ意味を理解することができていなければ

世界規模のデフレ化と

それによる貧困の蔓延

そして

自然災害を狂暴化させて

生命と社会資産の喪失を

ひたすら加速させている

温暖化の訳を知っていながら

いつまでたっても

二酸化炭素濃度を

めつづけることをより急がせる


問題の所在を知らない選良と

官僚の量産化

をただ単に急がせて

成果なき浪費を積み上げて

財政赤字の累増を

闇雲に高めつづけるのが関の山


現状を成り立たせているその背後には

日増しに高くなる

歴史的な錯誤の山

が聳え立っている
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覚 醒 済 民

2016-08-13 22:55:03 | Weblog
世界を構成する

ありとあらゆる国家の財政は

やがて必ず逼迫する

文明は再出発することを

余儀なくされることになる

その時を

やがて迎える


個人の貧困に過ぎなかったものが

国家全体の貧困へと

いつか

世界中で

おしなべて拡大し

増幅されてゆく

定め


国際経済を牽引してきた

エネルギー関連の資源コスト



強い下押し圧力を受け

二年に亘り

相変わらず

低迷し続けている


コストメカニズムは

上昇気流から既に外れており

地下資源の取引相場は

極めて軟弱な様相を

その間

一貫して呈しつづけている


地下資源の需要がある程度減ったにせよ

消費市場でコストが半減以下

にまで急落するという想定外の事態

への転落は

まさしく

想定外の

異常な事態


投機的な資本流入が

流出へと変化しない限り

このような相場の急落は

起きる筈のないできごと


不良債権を大量にかかえこんでいる組織ほど

経営資産を売り急ぐ必要に迫られ

投げ売りに転じるケースは

経験的に

よく知られているほど

一般的なありふれたこと


日本で生じたバブル崩壊のプロセスは

その典型的な事例

土地を買っておけば

黙って寝かせておくだけで

その価値はどんどん勝手に膨らみつづけ

売却益を

熟成している期間が

黙っていても

価値を勝手に太らせる

というメカニズムにうねりを与え

投資を投機へと変えさせる

バブルと呼ばれる現象が

こうして

成り立つようになったのである


エネルギー資源についても

資産バブルのそれとまったく同じこと

輸入した後

備蓄目的で寝かせておいた原油が

世界経済の急速な成長の昂進で

売却時点で膨張した利益を

市場参加者に大量に与えていた


アメリカがイラクで戦争していた間

決済通貨であるドルの需要を

ひたすら高めつづける経過が生じ

市場参加者が資源の争奪戦にからむようになり

アメリカの制御を逸脱した資源価格が

世界市場で横行し

原油の備蓄量は世界規模で

着実に増加した


イラク戦争が終結した後

シェールオイルの抽出に成功したアメリカは

資源大国の地位を再び手に入れ

コスト競争力を失った

旧来の産油国の総てが

収入の多くを一斉に失う結果を手に入れた

資産運用のための資本の確保

に事欠く事態が

このようにして

急速に

地球全域の投資家へと

例外なく訪れた


中でも資源依存率の高い国

例えばベネズエラやブラジルのように

主要な収入源をたった二年で失う

という状況に追い詰められてしまい

国民を貧困が追い詰める

という経験的によく知られた

変化に適応できない国が

複数

同時に現れた


貧困化した国家群を

地下資源のコストダウンが

強制する時代となった

という変化の到来が

世界規模の政情不安を

このところ急速に

高めさせている


上げ相場になっている時には

仕入れが仕入れを呼ぶ

プラス方向の展開を生じさせ

それがモノの価格を

大いに押し上げる動力源

となってさまざまに機能することで

経済成長に

強い推進力

を与えてきた


ところが

状況が反転して下げ相場へと転換すると

保有資産はもっているだけで

どんどん債務を膨らませる

というマイナスの資産効果を発揮する

不良資産を抱え込んでしまうと

価値が低下する一方

となる事態を

傍観することしかできなくなるのだ


価値の転換が発生すると

たちどころに市場へと伝播する

この状況が資産の投げ売りを呼び

バブル経済を破裂させ

資本喪失を急がせる

その原因となってゆく


中間在庫を多く持つ組織ほど

資産の売却を急がざるを得なくなり

損失を抑制することが

急務と化す

損失となることが分かっていても

処分して現金化しなければならなくなるのだ

このプロセスが

短期間に集中して起きた時

バブルが崩壊した

と見做される


資産効果がプラスからマイナスへと移る時

それに伴って

資本の喪失が

共通市場で一斉に発生する


これを避けようとして

世界中の金融資産の群れが

日本市場へと一斉に集中すると

理由のない

過度の継続的な円高が

日本経済の離陸を阻む

ダウンバーストとなって

繰り返し顕在化するようになり

景気の浮揚を推しとどめる


国際経済の成長を阻んでいる

もう一つの要因は

有効需要の創出に失敗し続けている

という政府が犯した

一連の過誤による損失と

連綿としてつづくその連鎖


学習能力のないことを露呈した内閣は

損失の規模を徒に膨らませるだけで

はかばかしい成果を

何時まで経っても

何一つ生み出せずにいる


国の債務合計を

五倍を超える1050兆円にまで

短期間で押し上げたほど

その認識能力は

余りにも拙い


有効需要へと

ついに結びつけることができなかった

経済政策の総ては

国の損失の原因となるしかなかった

中でも止まらない温暖化が

そのなによりの物的証拠

予てから有識者の間で

実効なき温暖化対策として

指摘されていた事実が

大気中の二酸化炭素濃度を

南極大陸に於いてさえ

400ppmを記録する

ほどの変化となって顕在化

する事態となった


あらゆる温暖化防止対策は

要するに

ことごとく無効であった

ということが有効需要を失って

経済の復興を

直接的に妨げていた

そのたった一つの理由であった


過去に取られてきた環境政策が

一つでも

二酸化炭素を実際に減らした

とする事実があるのなら

世界中からその分野へと

資本の集積が

たちどころに起きていた


それが経済効果となって

ヒトとモノとカネの移動を

より一層加速する

原動力となって

経済活性を引き揚げる主因

となる経過を顕在化させていた

筈なのだ


止まらない温暖化を止めることができない限り

気候の変動に基づく

自然災害は狂暴性を増すばかり

失われる生命と社会資産がそこに加わって

経済をより一層低迷させるための

追加要因を

ただ増やすのみ

という粗末な経過を

文明は甘受するよう

環境からいずれにせよ

迫られる


問題の本質を長期間見失っていた

ということが経済成長を抑制し

それによる貧困化を速め

国家財政を圧迫して

政情不安を徒に募らせた


負の連鎖を断ち切るためには

有害な二次生成物である

大量の二酸化炭素と

それを上回るもっと多くの水素酸化物

つまり



という二つの酸素化合物

を完全に排除する

新しいエネルギー大系への切り替え

が何にもまして必要なのだ


問題の所在を

指導階層が打ち揃って見失っていた

のだったからこそ

止まらない温暖化と

それによる有効需要の喪失を顕在化させることとなり

経済成長を抑制することにしかならない

無駄な投資を政府に連ねさせ

国家の財政を逼迫させる

意味のない無駄な政策を重ねて

徒に損失だけを積み上げ

国富を大量に失っただけでなく

環境の劣化を

自ら速めている


この愚かさにさえ

誰ひとり

まだ

一向に

気づかない


エネルギー資源の主成分は

炭化水素

その代表的存在が

メタン CH4

一つしかない炭素C

は大気中の酸素と結びついて

二酸化炭素となって地表を温める

温室効果をもつ化合物と化す

残された四つの水素は

同じく大気中の酸素と化合して

二つのH2O

つまり二倍相当量の水

をそこで生み出す


地下資源の燃焼で

二酸化炭素が一分子発生すると

その二倍の水が

同時生成するということなのだ

これが温暖化を一層加速して

有害な結果を地表へと齎す


気体の水にも温室効果があることは

気化熱が既に証明している古典的な事実

熱を持ち去って地表を冷やすのは

奪った熱を上空へと運び去り

大気をそこで温める

という意味をもつ変化


この熱が寒気に触れて凝固し

雨となり

最近顕著になった集中豪雨を

降らせる原因となって

気候の変動に作用する


地下資源の燃焼は

自然災害を生むだけでなく

海面水位の急速な上昇を

このようにして急がせる


水はきわめて安定な化合物

自然条件の下では

絶対に分解しない

このため水の惑星と呼ばれている今の地球は

最終的に水没した星

つまり

海洋生命しか

生き残れない環境

を現実のものとする


天然ガスを大量に燃やすようになった

3.11による大津波で

原発が担当していた30%の電力を

火力で補っていたその期間

降水量の増加とそれによる洪水が

日本のそこかしこで

集中的に起きていた


この事実こそ

炭化水素である天然ガスを

大量に燃やし続けていた期間に

恒常的に起きていた洪水と

それによる土砂災害

という不毛な変化を増大させた

主原因


原発もだめなら

火力もダメ


これ以外の有効な

未知のエネルギー創出法を

文明は大急ぎで

見つけださなければならない


ビッグバンのとき

それは既に

法則の一つとして

宇宙空間へと与えられていたのだが

誰もその存在に気づかなかった

発想を変えることができるなら

そこで生じる覚醒が

たぶん

簡単に

それを見つけだすことだろう
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相 互 作 用 ①

2016-08-07 09:55:18 | Weblog
これまでに世界中で取られてきた

温暖化防止

に関する対策の全て



二酸化炭素の排出削減に

何一つ

寄与していない


大気中のCO2濃度は

既に

その全域で

400ppm

以上の値を記録した

事実がある


世界中が一斉に電力消費を減らす努力

を続けるための指標となった

京都会議

でまとめられたCOP3の内容が

批准成立をみて正式に条約として発効し

その後削減義務を課された先進諸国が

営々と努力し続けてきたのだったが

目標を達成することなく

有耶無耶状態で放置され

温室効果ガスを減らすどころか

却って着実に増やす

という空疎な結果を

天下へと導いた


この事実は

過去の温暖化防止対策に投じられた予算のすべて

が無駄になった

という事実を

雄弁に物語っていた


実効性のない温暖化防止対策

を遂行するために投じられた莫大な資本

は要するに

悉く損失のみを堆く積み上げて

環境対策が狙っていた所期の効果を

例外なく無駄に費やす結果を得た

ということになる

実に不毛なハナシ

を文明の歴史へと残した


経済効果が何一つ得られなかった

ということが国際経済に

強い負の圧力を

かけ続けているその原因

となっている

という事実を確定させた


国際経済は成長から停滞へとシフトし

資本をどぶに捨てる経過

を現在まで

世界中で繰り広げさせている


こうして長い間失い続けてきた

環境投資のためのあらゆる予算が

環境の復元にまったく寄与することなく

損失だけを

徒に高め続けてきた

ということが

あらゆる国の経済政策から

有効性を奪って

経済成長を抑圧する主な動因

となっている


削減を急ぐ対象となっている二酸化炭素が

これまでに僅かでも減っていた

とするデータが仮にどこかにあったなら

環境投資は当該分野へと

集中的に行われていた

環境を健全だった時代のそれへ

と復元するための運動は

現在も尚

進むべき方向を見失って

彷徨いつづける運命の下

に置かれている


環境投資の一切は

有効需要の創出に

何一つ役だっていなかった

これが世界の経済を停滞させ

資本をその他の分野へと

分散させている最大の理由

となった


実効を伴わない

成果のないことが自明である

あらゆる対策に

資本を投入するほど

愚かな行為は他にない


環境投資に有効性が

まったく

備わっていなかったからこそ

資本は良好な運用先を求めて分散し

マネーゲームの様相を

強めていくこととなったのだった


交流送電を世界中で実施している限り

温室効果を有するCO2の排出量は

寸毫も

減らせない

これは交流送電の宿命

なのである


交流の発電機には

燃料消費を減らす能力が

完璧に失われている

出力を調整することが

そもそも不可能なものだったからである


タービンを回すための動力を抑制すれば

確かに化石燃料の消費はへるが

電源の回転数は

それに伴って

自動的に低下してしまう

毎分3000回転していた発電機が

10%運動量を抑制すれば

出力される交流電流がもつ周波数も

同じ割合で

連動して低下する


50ヘルツの周波数は

10%減の45ヘルツへと

たちどころに変化する


安定しない乱れた周波数は

交流電流を使えないエネルギー

へと直ちに突き落とす


電力会社は

安定した周波数をもつ交流電流を

常時維持し続けている義務

を国によって課されている

このため

何があっても

回転数を一定に保ちつづけることが

業界の定め

となった


電力消費をどれほど減らすことができたとしても

それが発電機の回転数を引き下げる

能力を発揮することなど

およそあり得ないことなのだ

電力消費の増減は

とりもなおさず出力された電力品位を

多きく劣化させてしまうものとなる

売りものにならない電気を作り出すために

貴重な地下資源を燃やし続ける理由は

ない


出力調整することが不可能

という交流電流の持つ制約から

離れられなかった業界は

その事実を国と国民に告げることなく

効果のないことを承知していながら

節電や省エネで温暖化が止まる

とこれまで国民に

長期間思い込ませ続けてきた

その結果

温暖化を止めることができた

かのように錯覚させようとして

交流電流に備わるその欠陥について

言及することを

世界中の電力会社は

意図的に避けてきた


その業界に共通する性質

が生み出す特定の経営姿勢

というものが

電力業界を温存させ

温暖化を却って止められないよう誘導し

投資効果を剥奪して

二酸化炭素の排出量を

削減することができた

かのように思わせた


電力消費が減った分だけ

燃料消費が抑制された

とする事実は

どこにも存在していない

燃料消費を減らしたことが事実なら

発電で生み出した交流電力は

周波数変動を引き起こす結果を

残していなければななかった


消費電力の削減と二酸化炭素の削減との間には

どのような相関関係も

成り立っていない

発電で燃やした化石燃料が

節電で元の資源へと回復する

などいうことは

誰にも証明することができない

絵空事


国会の成員がこぞって

この誤った論理を

温暖防止法案へと持ち込ませ

温暖化を止まらないもへと

早速ひき仕上げた

という無知であるがゆえに引き起こした

過ちが国の損失を急がせた


温暖化防止に関する法律

を調査した形跡すらうかがえない

というのが

無様であるとどうじに

滑稽なことでもあった


この余りにも愚かな法律の制定が

経済政策から有効需要を取り除かせ

誤った結果を国と国民とに

押し付けた


有効需要を完璧に失っていながら

そのことにさえまったく気づかない

というノー天気極まりない選良と

国民とを

この国に根付かせた


交流送電を実施している限り

惑星の温暖化現象は

増長し続けて

止まらないものであり続ける


省エネ節電で温暖化が止まるくらいなら

深夜電力料金制度など

登場する機会が与えられることなど

なかったのである

低廉な料金に引き下げてでも

電力消費を高めておかなければ

電力会社の損失は増え続けるのみとなり

利益を生み出すことなど

到底無理なことだった


深夜電力料金が廃止され

化石燃料の輸入量が

節電結果に連動して

確実に減っていた

という事実を示すデータが一つでも

何処かの国で有効性の証明

を達成していたのなら

環境投資と経済成長に通有する相関性

がもつ固有の障害とそれが生む欠陥に

国民が気づくことは容易であった

良好な経済成長を持続させる方法は

その段階で

文明へと与えられていた筈だった


電力会社が秘密主義を貫き通す所存

である以上

経済の復興と環境の復元は

どこまで行っても

絵に描いた餅
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