こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

批 判 精 神 ①

2011-09-11 06:27:27 | Weblog
要するに

二酸化炭素は 絶対 に

減らせない


交流送電というインフラを

文明が

保守し続けている

限り


複数の原子炉が

水素爆発したことによって

電力供給能力の一部を失った電力会社は

節電を要請せざるを得なくなり

発電量に対する消費量の割合を意味する

使用率を公表し

広域停電へと陥る事態を

回避しなければならなくなった


使用率の推移をみると

日中で約70%から80%程度の範囲に

概ね収まっていた

人が寝静まった深夜になると

使用率は50%前後にまで落ちている

その状態は

いつものように

明け方に至るまで続いていた


需要全体が低下した後になっても

発電出力を抑制することが

発電所ではできなくなっている

ということなのだ


節電で電気の使用量を大きく減らしても

供給されている電力は4800万kwhから

5300万kwh程度の狭い範囲で

節電を実施していた間

いつも推移していた

その差は

僅か500万kwhに過ぎないものだった

節電したことで

発電所の出力レベルに大きな変化があった

とは言い難い

需給関係が調整できるシステムであったなら

使用率は常に100%を維持していなければならない

減った需要の分だけ

発電量を減らすことは

できていなかった

使用率はその事実を

国民に訴えていたのだったが

その意味を誰も察知しなかった


東北電力へ融通していた200万kwhの電力が役割を終え
支援する必要のなくなった発電能力が増やされた
合計5500万kwhという数値が記録に残されている


節電すると二酸化炭素を減らせる

という認識は

本当に正しかったのだろうか

大いなる疑問が残された

しかし

そこに疑念を抱いた者はいなかった

節電するその量を増やせば

二酸化炭素がその分だけ減る

ということを

実際に確かめておく必要があったのだが

それには

節電と発電の間を結ぶ各種の数値を

対比させる表を作り

内容を較べてみればよい

この簡単な作業を実施した

という記録はどこにも存在しなかった


電力消費を国民が減らしたことによって

温室効果ガスである二酸化炭素が

同じ比率で

実際に

ちゃんと減っていたのであれば

節電の有効性を証明することが

できていた


自然エネルギーでもまったく同じこと

太陽電池の設置枚数を増やせば

発電所の負担がその分減る

という理解で進められてきた温暖化対策というものは

果たして

効果をあげ得ていたのだろうか

二酸化炭素の濃度が着実に増加しているという現実は

真相を国民すべてにちゃんと伝えていたのである

そこにあるのは

認識の齟齬

意図的に仕組まれたある配慮が

誤った理解を互いに結びつけている


対策を定めて実施したのは国である

太陽電池の導入には補助金が付けられていた

その発電した実績によって

一定の価格で

電力会社に売ることもできた

買い取った電力を有効利用していたのなら

化石燃料の消費割合は

同じ比率で

減少していなければならない

電力会社が自然エネルギーを再販売していたのが本当なら

化石燃料の消費は応分に減っていなければならなかった

試算表に仕入れと売上の項目が対応していれば

自然エネルギーが有効利用されていたことを

証明することができる


発電と消費に於けるそれぞれの対応関係が

きちんと成り立っている

ということを

検証し

確認していた機関は

ゼロだった

何故このようなことが起きてしまったのだろうか

そこには知りたくない側にとっても

また

知られたくない側にとっても

共に重大な秘密が隠されている


節電で余らせた25%平均の電力は

すべて

地下へと落とされていた

トランスの中の高圧コイルを流れる励磁電流は

消費電力となる誘導電流が

節電で減らされても

常に同じ状態を

電流として保っていなければならないものなのだ

流れている電気に備わるその動態こそが

磁場と磁場変化とを

同時に生み出している

励磁とは

磁場変化を維持するための一連の運動エネルギー

のことを意味する


励磁電流の存在こそが

消費される電流を誘導発生させている

誘導電流を生みだすためには

そこに磁場変化が

安定した状態で

常に保たれていなければならない


節電は

誘導電流を減らすことにしかならない行為

励磁電流を減らすことは

発電所にしかできないこと

つまり

捨てる電流をそのまま維持することによって

エネルギーとして利用可能な誘導電流を

節約するだけ

という不可逆的な仕組みになっていた


節電の励行が発電所の稼働率に影響を及ぼさなかったのは

蓋し当然のことである

深夜の使用率が50%前後にまで減っていながら

発電出力を制御することができていなかった

この一事からだけでも

事実関係を導くことができるのだ


ロジックは極めてシンプル

説明する必要など

まったく

ない

温暖化対策の有効性を疑う者は

しかしながら

いなかった


効果のない自然エネルギーを導入するために

高額の投資をするのは

いうまでもなく

不健全な行為

資本を無駄に費やしてはなるまい

やがて発掘される損失の大きさに

世の投資家が気付くのは

いつも

結果が示された後のこと

自己責任でやる投資なら

そこに問題は何もない

国費を投じて二酸化炭素を減らせない設備を普及させる

というのであれば

それは

どうみたところで

理に合わない

国の認識は

この辺りで低回する循環へと嵌りこんでいる


国民は役に立たない太陽光発電普及のために

経済的な負担をするよう一律に迫られている

必要な検証プロセスを省いたまま

素直に応じているその姿に

合理性はカケラも見いだせない

長いものに唯々諾々として

喜んで巻かれている

思考力の欠如は

最終的に

自らを苦しめる

己の姿さえ見えなくなっているのだから

判断に正当性の根拠など宿るはずもなかった



国民が批判精神を失ったとき

国家は急速に劣化する
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2 コメント

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Unknown (東電をぶっつぶせ!)
2011-09-19 13:45:22
とある作家が、東京電力、原子力安全保安院、日本政府を業務上過失致死罪で
刑事告発したそうですが、業務上過失致死罪ではなく、殺人罪で刑事告発すればいいのにとおもいますが
こういうときは、毒を以て毒を制するのが、ベターと思います。
東京電力、原子力安全保安院、原発推進派の政治家、官僚たちは、全員逮捕し、絞首刑ではなく、
ガス室か、マシンガンでズタズタにぶっ殺すのが一番だと思います。
返信する
悪魔の手先の東電幹部を暗殺せよ (東電成敗いたす)
2011-09-19 19:13:47
いますぐ悪魔の手先の東電幹部を暗殺せよ!!!!!
ついでにすべての原発も廃止せよ!!!!!
いますぐフリーエネルギーを公表せよ!!!!!!!!!!
返信する

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