こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

彼 は 誰 時

2016-07-31 06:24:08 | Weblog
温暖化を有効に止める方法が

もしあるのだとすれば

それは

電源の独立分散化

以外に

有効なものは

ない


長距離送電という方法を選択した

ときから

高圧化することが

必要不可欠の条件となり

意図的に作られた大電流

を変圧で制御する

という現在の方法が

経済成長にとって

唯一無二

の道

だとこれまで永く信じられてきた


交流電流に特徴的な

周波数

という成分を安定させておくために

発電機の回転数は

常に一定の状態

を保っていなければならなかった


周波数とは

発電装置の磁石が

50ヘルツの地域で

毎分3000回転する条件

を維持しているときに

発生することを許された

それぞれ反対方向へと

別々に

だが

同時に流れでる

二つの異なった電流

が生みだしたもののこと


波形に現れる上下の違いを別にすれば

正確に同じカーブを描く曲線

が重なることなく

うまく併存している

という条件を満たした時にのみ

現れる


この交流電流だけがもつ

主要な成分が切り替わる頻度

が生みだす周期性のことを

周波数と呼んでいる


この事実は消費者が

夏の冷房と冬の暖房を

維持するための電力消費を

明確な意図の下で

精一杯抑制する努力をすることで

発電所が生み出している二酸化炭素

を我慢したその分だけ減らせる

と世界中を錯誤させる結果を生んだ


現実に発電所が化石燃料の消費を

電力需要の変動に即応して

微調整している

とする証拠は

どこにも存在していない


蒸気発電の宿命は

蒸気圧と回転数とが

連動するモデルであることから

電力消費が減ったからと言って

夜間に発電機の出力を減らすことなど

到底不可能

なものとなっていた

これが低廉な深夜電力料金制度を

業界に導入させたその理由


発電機の回転数を減らせば

周波数も同時に同じ割合で低下する

このため

安定した品質の交流電流を

需要地まで着実に送り届けるために

需要の有無と増減の次第に関わらず

発電所では恒常的に

同一の回転数で

発電機を運転し続けていなければならなくさせた

需要の変動を

予測して発電量を変えることが

そもそも不可能なことだったからである


消費者がどんなに頑張って

電力消費を抑えても

発電所の燃焼炉では

蒸気圧を安定的に維持するために

一定の熱の維持

に細心の注意を払っていることが

基本的な義務とされていた


電源に生じた出力変動は

とりもなおさず

周波数変動となって

即座に電力品位を極端に引き下げる

この避けることのできない

深刻な事情の存在を

電力業界は国と国民に対して

未だに沈黙を貫いている


その行為が真実を韜晦していたことから

国会では

一定の電力消費を国民が抑制すると

その減らした電気生み出した分

の化石燃料の消費



自動的に減る

と思い込んでしまっていた


この誤解を正当化する法律がその後制定され

それが大きな誤り

の原因

となっていることを何も知らない国会の成員すべて



温暖化を止めることができる

として一斉にクールビズに飛びつき

太陽光発電にこぞって有志が投資する

という運動が

急速にブームとなった


電力消費の抑制が

温暖化防止にとって

無効であったのと同じ理由で

再生可能エネルギーの大量導入も

効果が何一つでていなかった

発電所の燃焼炉で

化石燃料の消費が減った

とするデータは

かつてもいまも

一度として

公表されたことがないほどだ


太陽電池への投資が

有効需要に繋がっていたのであれば

経済のこれほどの長期低迷など

間違いなく

起きてはいなかった


実効性の裏付けのない諸対策を

意味を確認せずにただ連ねてきた

ということが損失を徒に膨張させ

景気の拡大を急ぐことを

阻んでいた

景気の浮揚を押さえつけていた張本人とは

交流電流についての理解を

何一つもっていなかった指導体制と

情報を秘匿し続けていた業界の不利益

とが

一致して引き起こしたもの

その不明でありつづけてきた経過の長期的関与が

温暖化を止まらないものとしただけでなく

環境投資から

有効需要を奪い去る最大の原因

となっていた


これが世界経済を逼塞させて

IMFに資本不測となる事態を

恐れさせている

たった一つの理由となった

というのがこれまでの経過が生んだ

その顛末


世界中の知識人たちが

交流電流の成り立ちに関する基礎的知識をもたないまま

温暖化を止めようとして

電池を電源とする直流回路と

交流送電も同じだ



すっかり思い込ませてきたことが

二酸化炭素の大気中濃度を

着実に高め続けさせていた


交流電流は回路を形成することが

そもそもできない

一方通行の単なる電路でしかないのだ

送電線の末端が最終的に接地されている

というのは

電位差を最大化しておく必要があったから


直流回路では

電池の負極に導線を繋ぎさえすれば

スイッチオンで

負荷が求める電流だけが

当該回路へと正しく誘導される

仕組みがその場で成り立つ


交流送電ではそれができない


変圧器の一次側高圧コイルを流れる

励磁電流は接地点へと

有効利用されないまま

必然的に

ただ単に知の底へと落ちてゆく


だが

その直前に別の昇圧トランスを経ることにより

ほぼ等量の交流電流を再生することが

繰り返し

できる仕組みも生み出した

このため電信柱を繋ぐ配電系統は

単一の電源からでた交流電流を

何度も繰り返し再生させながら

果てしなくどこまでも伸びてゆけるようになったのだった

これが電力業界の利益を

優れて高からしめている

最大の理由となった


電力業界が秘密主義を貫き通さざるを得ないのは

いまさら事実を告知することなど

到底不可能

なこととなってしまっていた

からであるに相違ない


この秘密主義が国の資産を無駄に積み上げ

有効需要を生むはずの政策を

悉く無効な結果に終わらせてきた

背後の事情

この損失を統合すれば

天文学的な数字となるのは

言うまでもないことだ


一私企業で損害を賠償できる範囲の額では

毛頭ない

巨額の返済を業界は

国民一同から迫られて

国家のインフラシステムを

将来押しつぶすことになる膨大な額の損失

を計上する身分へと最終的に落とされる

これが

業界の姿勢をより一層

頑なにさせている


世界中で

温暖を止まらない

ようにしてきたということが

南極大陸に於いてさえ

二酸化炭素濃度を

400ppmのレベルを突破させる

という拙い結果をこの地表へと

ついに導いた


地下資源の決済通貨として機能する定めの基軸通貨

となっているドルの関与



温暖化を増長させただけでなく

増幅させて尚止まらないものにした

ということになるだろう

資本と環境の論理は

不具合の起源をアメリカにある

と以前から

そう伝えていた


既得権益を保守しなければならない階層

即ち

エスタブリッシュメントと

呼ばれてきた一群の存在と

その周辺のコバンザメどもが重合して

温暖化を急がせた

だけでなく

国際経済を長期間低迷させ

そこから抜け出せないよう追い詰めていた


自然エネルギーの導入拡大が

有効需要の創出に繋がっていたのであれば

国際経済がこれほど急に逼迫するなど

およそ考えられないことだった


殆どすべての電気製品の稼働電圧は

100ボルトの近辺に集約されている

このことは

出力電圧が100ボルト程度の

小さな電源を住宅や

機械本体にビルトインしておくことで

高圧長距離送電の桎梏から

経済を開放できる

ということを初めから意味していた


小型の電源なら

蒸気発電に拘る必要は

まったくない


さまざまなタイプの小型電源が

既に市販されている

これに少しだけ手を加えることで

システムを合理化し

汎用性に優れた分散電源を

需要地に独立させた状態で

配備する


更に超伝導電源を導入すれば

世界標準の電力供給系の創設を

日本で生み出すことができ

その供給権を用いて

核廃絶を誘導すれば

不可能だと思われている核軍縮さえ

市場原理で導くことは

可能である


エネルギーコストの最も低い電源の供給国



恒久平和の実現を急ぐための

有力な手段の提供国となり得る


環境電源の開発に成功した国だけが

世界の規範を改める権能を

保有する構造を

このようにして大系化する


交流電流の意味さえ理解できていないようでは

国の繁栄は

到底覚束ない

コスト競争力を最大化することができた国にのみ

世界を指導する影響力が

有効に備わる


経済で恒久平和を成し遂げるには

最低のエネルギーコストで

国の繁栄を

相対化してみせることができればよい

環境電源の開発で

先を越されてしまったなら

取り返しがつかない事態を招き

核廃絶など

夢のまた夢

という最悪の経過を辿らざるをえなくなる


経済と環境が逼迫を極めつつある



こそ

人類究極の秘願に手を伸ばす

最後のチャンス

なのである
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知 的 衰 弱

2016-07-24 09:03:53 | Weblog
温室効果をもつ気体

である二酸化炭素

の大気中濃度が

人口密度の低い

南半球に於いて



増加していた

ということが

このほど

判明した


南極でも400ppm

の値

を突破してしまい

温暖化現象が

惑星全域で拡大した


一昨年には赤道付近で

400ppm(0.004%)

となった事実が先行して

起きていた


大気成分の78%は窒素分子(N2)であり

21%を酸素分子(O2)が占めている

のこり1%に

たった0.004%に過ぎないCO2と

それ以外のガスのすべて

が含まれている


80年代までCO2は340ppm付近にあり

それがこの30年ほどの間に

400ppmへと増えたことになる


僅か60ppm二酸化炭素濃度が増えた

というだけのことで

地表には異常気象が頻発するようになり

降水量は増加し

洪水による自然災害が

多数の人命を奪い続ける事態

となった


温暖化はどうやっても止まらない

という事実を文明は

長期間悟れずにいた


尤もらしい解を選び出すことによって

経済を支えている地下資源の量的拡大を

前提とする環境的に無効な方法を選択し

利益共同体を温存する道を選択した

ということが

温暖化防止を不可能なものにして

文明に壮大な不利益を齎した


電力消費を減らせば

二酸化疎も減る

と勝手に錯誤して

その誤りに気づくこともなく

効果のない努力を

徒につづけていた


問題は電力消費の増加にあるのではなく

発電量の増加

というその一点

にのみ

あったのだが

本質に迫ることなく

現象の機序を特定したことで

満ち足りてしまっていた


発電した電気を使わないようにする

という方法の選択が

温暖化を止めると

世界中で思われていた


この誤った理解

に世界が覆われていた

1980年代以降の時代を通じて

その深刻さを

まったく認識してこなかった


温暖化と呼ばれている現象は

2016年へと至るまでの経過期間

を通じて

二酸化炭素濃度を

一貫して

引き上げつづけていた

のである


問題の本質を

誰も深刻に受け止めていなかった


結果を改めるには

原因を排除すればよい

たったこれだけのことが

知識人たちに

正しく

理解されていなかった


文明は相変わらず

無駄な努力であることを

承知していながら

効果のない環境対策を推し連ね

温暖化を

名目上の数字を積み重ね続けることで

すっかり止めた

気分になっていた


現実はというと

二酸化炭素濃度は

南極大陸に於いてさえ

その間

一貫して

高まり続けていたのである


地下資源を燃やす方式の発電方法は

あらゆる温暖化対策を

無効

にする

問題の所在を見失うと

有効解を遠ざける


発電効率を最大化するには

磁場変化の大きい

交流電源の巨大化

以外に方法がない

と歴史的に

そう思われていた


既存の発電方法の拡大基調は

産油国にとって

収入を高めることができただけでなく

決済するための通貨

即ちドルの発行国であるアメリカ

にとっても

巨大なメリットを与えるものとなっていた


地下資源の消費を減らさずに

二酸化炭素だけを減らす方法が

世界中で模索され

さまざまな方法が提案されはしたものの

そのすべてには一長一短があり

火力発電を代替する能力に

おしなべて欠けていた


その事実を見ることなく

少しでも有効性のありそうな

自然エネルギーの普及拡大や

省エネ節電に合理性がある

思い込んでここまでやってきた


そもそも

この認識

が間違っていた

交流電流は一瞬たりとも

止まれない


発電した全量を消費しなければ

投資効果がその分だけ

そっくり失われる

ということになるだけなのだ

発電コストは一定だが

電力消費は不安定

業界の利益はそれにより

変転する

という収支のずれ



温暖化を止まらないものにした


消費者による節電は

電力会社にとって

売り上げの単なる減少

でしかなく

消費者にとっては

電気料金の削減による

可処分所得の僅かな増加

となって反映される


このため今年から

電力業界は

ついに

節電要請をしないことに

こぞって決めた


温暖化対策としての節電は

取りもなおさず

電力会社にとっては

損失以外のなにものでも

なかったからだった


交流電流が止まることができない

というのは

それが

周波数という抜きがたい成分

で成り立っているものであったからである


周波数というのは

発電装置に取り付けられている

永久磁石のSとN

とが

一定の周期で切り替わることで与えられるもの


毎分3000回切り替わる交流電流には

つまり

50ヘルツの周波数が与えられている


電流の発生は

磁束と導体が特定の関係で交わる場合にのみ

負荷

または

電位差の発生

によって

条件が規定するその量だけ

導体に電流が発生する

という電磁誘導の法則

で成り立っている


磁極のSからでる磁束が

コイルに右向きの電流を誘導する条件であるとき

磁極のNには反対方向を目指す

左向きの電流が誘導される


周波数を示す波の形は

反対方向へと同時に流れ出る

これら二つの電流が

切変わるその頻度を表す


上向きの波が示す山のかたち

がSからでている磁束

による右向きに流れる電流がもつ電圧である場合

下向きの波が示す谷

は左向きの電流が帯びる電圧

であることを意味する


乱れた周波数は

異なったベクトルを持つ二つの電流を接触させ

発火の原因を構成するものとなる

このため電源端子の一方は

予め絶縁措置が施されている


正弦波は電圧の分布を示し

電流の存在を意味しない

異なった性質を持つ二種類の電流を

同時に計測することができる電流計など

存在しない


発電所で稀に起きる電源の火災は

この電流同士の衝突が原因

となって生じたもの

絶縁措置を敢えて取らないことで

単一の電源から

二つの電流を

別系統で生み出せる

最上流部の変電施設では

このようなことが

行われている

電源部での火災事故は

これ以外に原因として考慮すべきものが

他にない


消費者が冷房を抑制し

暑い夏をオフィスで耐えて過ごしても

二酸化炭素を減らす効果など

要するにゼロなのだ


発電所では発電機の回転数を

変えることができない

出力変動を許容すると

それは

周波数を乱す行為となり

系統の電力を

使いものにならなくする


節電に温暖化を防止する効果など

一切ない

省エネ節電努力は

電力会社の経営資産を

有効利用させなくする

まことに以て愚かな行為


消費者にとっては

電気料金を低下させる効果はあっても

電力会社には

収入の単純な減少となって反映され

株価を引き下げるだけとなる

これが今年

業界がこぞって節電を国に求めない

ことにしたその理由


止まらない温暖化という粗末な経過こそ

あらゆる環境投資のすべてが

無効だ

という動かぬ事実を

以前から指し示していたのである


交流送電を撤廃し

移動体から内燃機関を取り除かない限り

温暖化の主要な原因は

消え去らない


電源の独立分散化と

電気自動車用の小型電源の供給

が開始されれば

止まらない温暖化は

文明が陥った思考力の劣化

が生んだ判断停止を物語るための

貴重な化石

となるだろう


問題認識能力の欠如が

有効需要の喪失を導き

景気の低迷を

長期間続けさせてきた

最大の因子


学力重視に特化した高等教育は

知識階級から思考力を奪い去り

判断停止を常態化させてしまった


正しい調査を行っていたのであれば

二酸化炭素濃度が恒常的に増加した

その理由を特定することは

遥か昔にできていた

教育の失敗が

デフレを長引かせただけでなく

経済的低迷と

止まらない温暖化の

共通の生みの親

となっている

原因を放置したままにしておかなければ

環境と経済は好循環を生み出して

文明を豊かなものへと

夙に変えていた
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解 釈 問 答

2016-07-17 08:01:56 | Weblog
信仰を糧とする宗教者は

真実に近づくことが

いま以て

できない


宗教の教えは

解釈

で差をつけてきたその歴史的な行為

を連ねた時間の厚み

によって

宗派に固有の特性

を独自の解釈を施した色づけで

違いを際立たせなければならなくなっただけでなく

多くの宗派が乱立

共存する事態を

自らの手で現実へと引き寄せた


現在では

破戒活動を正当化する

イスラム国を標榜する

凶悪な一派

さえ生み出したほど

粗野な経過が残された


解釈を必要とするものの一切は

要するに

真理

ではない

ユニバーサル・コンスタント

というものは

説明する必要がないほど

一義的に

よく証明されているもの

に限られる


それは物理法則として

夙に定着しているように

説明抜き



単独に成り立っている

という点で普遍性を持ち

真実と見做してよい

というのが社会通念になっている


宗教にはオシエ

即ち

教義が不可欠なものとなっており

その解釈を巡って

分裂と再生を

果てしなく繰り返すことにより

抽象概念を練り上げて

圭角のない姿へと替え

崇拝する対象として視覚化し

一目でわかる具象的存在

を産み落とし

現在へとつなげてきた


このところ俄かに喧しくなった

憲法解釈がまさにそうであるように

主張する側の己の利益

が行動規範の大前提となっており

正当性を強調しようとする余り

その意識が

高ければ高いほど

排他性の関与を

容易なものにしている

という特徴が共通にみられる


この人の思いを操るための利益誘導

という手段のもつ形態が

歴史的に

宗教の乱立を成り立たせ

宗派による違い

をそれぞれに際立たせてきた


教義を有する宗教のすべては

特定の解釈の前に於いて

奴隷と化す

定めにある


隷属するその姿勢というものが

破壊活動の目的に利用されたとき

宗教の果たしてきた役割



咎を負い

生命を毀損する行為を

宗教に正当化させる


外来種の宗教は

おしなべて

解釈の違い

を強調することによって

これまで

ひとの意識に

みえない影響を強く与えてきた


固有の信者の数

を増やすことに努め

これまでのところ

成功してきた

かのように見える


解釈しなければ違いを説明できない

のが既存の宗教

すべて

であったということが

信者の数を一定のレベルに

一貫して押しとどめさせている


何であれ

真理を反映したものであるのなら

信じる者の数が飽和する

などということは

およそ考えられないことである


普遍性の欠如

に注目すれば

宗教の限界は

自ずから明か


信仰は宗教ではなく

個と宇宙

とが関わりをもつための

手段


宗教が真理を反映した

正しい教え

で成り立っているものであるのなら

帰依する者の数が

限界に達してしまうことなど

ある筈がない


宗教活動のこれまでの在り方

というものが

信者の数に

自ら制限を与えていた

単にそれだけのこと

だったのだが

その事実を

当事者の総ては

未だに

し ら な い


やっていることと言えば

おなじことの連綿たる繰り返し

のみ


フィードバックによる学習効果

など取り入れられる筈もなく

未だに

弱小教団に甘んじているその姿が

共通に見受けられる

規模を見れば

普遍性の広がりに

限界のあることが

わかる


教えによって人を導く

という体裁に拘らない

自由な信仰の在り方

を日ノ本の民

は古来より

守り続けてきた


森羅万象の悉くに神性を見出す

神道の姿勢はいかにも平易であり

オシエを前提とする外来種の宗教のように

聖職者を権威者

として高圧的に振る舞わせる

ようなことは

ない

という点で

それ以外の立場の信仰姿勢

とは

大いに異なっている


日本に固有の信仰姿勢

である神道には

教えという概念がそもそも存在せず

そこら中にいる神々を

ただ単に敬う

という文化を

生活の場で

慈しみ

育んできた


嘗て隆盛を極めた宗教であった

ゾロアスター教が

いつの間にかイスラム世界に席巻され

新興勢力となったモスレムからの攻撃

を受ける対象とされた

とする現実が残された


教義を有する宗教の総ては

解釈を必要としない

平易な信仰であり続けてきた

日本古来の信仰である

神道

との差が

いつかどこかで

決定的

なものとなるような気がして

ならない


月の引力が大潮の原因となっている

その理由が距離の二乗に反比例する

という逆二乗則の働きであるのと同様に

エネルギーは

物質のもつ質量に

光速度を二乗した積の値

に等しい

と喝破したアインシュタイン

が導いた法則として有名な式

E=MC2が

核分裂で極めて強い解放エネルギーを

その場で産み落とす

という原爆投下が証明したその事実には

解釈を加える余地など

まったくない


宇宙にはこのような真理が

予め

無数に埋め込まれている

その中の一つを見出したのが

万有引力に気づいたニュートンだったのであり

或は電磁誘導の法則を特定したファラデー

そしてアンペールの法則として知られる

電流の進行方向に対して

磁場が時計回りに展開している

という自然法則に関わる

多くの知見が

科学革命を導いてきた


ビッグバンの段階で

これら法則の一切は

宇宙空間に

一瞬にして

与えられていた

文明がそれに気づいたとき

真理の発見が

歴史に記録されることとなったのである


真理を見出した誰かが

地表に現れた時

それは法則として認められ

真理とは何か

という事実を伝える材料

とされてきた


あらゆる発明や発見というものは

何のことはない

宇宙空間に予め散りばめられていた

ものばかり

真理を見出した者が

法則の発見者として

その名を歴史へと残すこととなった

一切はビッグバンを許可した

特定することのできない造物主

俗にサムシンググレート

と呼ばれている何か

の所与の賜物であるに過ぎない


宗教の解釈には

要するに

真理の関与が見られない

誰にも証明できない事柄を

事実として

まことしやかに権威者が

断定的に

教え伝えてきた

過去が歴史を構成する因子

の一つとなっている


解釈というものの表現の在り方は

いみじくもその事実を

自らの存在によって

当初から

証し立てていたのである


宗教者が自然法則を見出した

とする事例は

何一つ確認することが

できない

真理は数式に現れる

解釈で差別化した積もりになっていた宗教が

増長した挙句の果てに

破戒活動を正当化する



を自発的に選び取るよう

恣意性を強めた勢力が

道を踏み誤ったことが

平穏な社会に強い淘汰圧を

いま懸けている


真実ではないという事実こそが

解釈する余地を宗教へと残した

ということができるだろう


一連の経過は

起きるべきして起きたもの

謂わば必然の帰結

それ以外のなにものでも

ない


信仰の対象とされてきた

神と合一した存在

に備わるようになった権威性は

国民の恭順化を容易ならしめて

時として

為政者に道を誤らせることがある


八百万の神を畏れ敬いながら

謙虚に暮らす日本の文化に

いつしか権威主義が根付くようになり

次第に蔓延るようになったのは

仏教が日本へと伝来した

まさにその頃以降のことだった


神仏混淆の文化が

この国の優れた国民性を育み

主語を省く能力を備えた言語を

この国の文化へと定着させた


大政奉還に伴って

国家神道が廃仏毀釈を導き

権威としての仏教は

その役割を一旦終えた

だが

その直後

仏教に代わって軍事政権が

天皇制の隙に乗じて

国民を戦争へと駆り立てて

最終的に

アインシュタインの公式による

エネルギー解放を急がせた


ヒロシマとナガサキ

で大量の命が奪われることになったのは

歴史の必然とすべき経過であった


いま

イスラム教が権威主義の度合い

を一層強め

身勝手な解釈を乱立させ

それが生じさせた混乱

をリセットしようとして

原理運動へと回帰し

反動勢力に破壊活動を正当化させる

行為を合理

とする余地

を与える結果を生んだ


解釈に依存するどのようなオシエであっても

生き残ることは

要するにできない

まさしく諸行は無常

なのである


日ノ本の民が権威主義の呪縛から

解放されるようになったとき

自然法則に基づいた

健全な判断が

この国を世界に先駆けて

救うことを許すだろう


その時役に立つのは

知性であって

知識では

ない

智慧というのは

それのこと
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欠 陥 の 海

2016-07-10 09:31:48 | Weblog
この国を

ここまで

追い詰めてしまった

各界の指導者たち

すべて



問題の所在を

突き止めることなく

これまで慣れ親しんで来た

快適な

現在の暮らし





として

何一つ有効な対策を

講じてこなかった


打つべき手を打たなかった

ということが

経済のデフレ化を長期化させ

止まらない温暖化

を並行して

産み落とす

共通の原因

即ち

思考停止

の状況が齎す悪影響

要するに貧困の普遍化

という蔓延現象



世界中に拡散させた


懸案だった温暖化防止では

大気中の二酸化炭素濃度を

減らすどころか

却って増加させ続けている

という現状を放置して

大量の温室効果ガス

を大気圏内へと

今も尚

吐き出し続けている

その事実を

みない


経済認識能力をもたないことが

今般判明した

アベノミクスに賛同した

似非エコノミストたちは

失敗することが自明であった

誤った経済政策を徒に持ち上げて

三年以上の年月

無駄に費やしてきただけでなく

インフレ目標に辿りつけなかったばかりか

デフレ経済へと

再び

舞い戻るという拙い経過を

自らの判断で生み落とした


指導階級を構成する

上部構造

即ち

選良と官僚

とが野合してできた

利益共同体

と呼ぶべき



の如き

実態を消した

欲望に塗れた

一大勢力が

よってたかって

この国を

緩慢に

ダメにした


その事実は

既に千兆円の大台を突破した

累積債務の規模

に既に明らか


世界最高額の借金

を抱える国へと

この日本を押し上げた

現代史には

数字が示す動かぬ証拠

が山を為すほど

数多く見られる


バブル経済を潰した当時の政権以降

経済対策を悉く誤りつづけ

予算規模を膨張させてきた

その不見識ぶりが

債務規模の数字となって

如実に示されている


この膨大な赤字財政

を生み育ててきたのは

いうまでもなく

歳出欠陥を放置して

その原因から目を反らせてきた

国会の咎

事実関係の確認を怠り

歳入欠陥へと

それを繰り返し

擦りかえていた

国会の成員すべてが生み出した

怠慢が生んだ

その帰結


予算案を作成した

抽象名詞としての官僚

が歳出欠陥を歳入欠陥へと

言い換えた


選良はというと

態の良い国会審議を行って

さして影響のない微調整を加えることで

政府としての存在意義を

国会で立証した

積もりになっていた


形式的な通過儀礼を経たことにして

選良が官僚を支配する

政治システムが機能している

かの如く国民に思わせてきた


実態は

官僚が選良を制御する

という構図が

夙に成り立っていて

予算要求した官僚が

選良のメンツを立てる形で

若干の手直しを施した上で

新年度予算を

国会がめでたく成立させる

というプロトコルを

この利益共同体の面々が

打ち揃って

成り立たせてきた


デマンドサイドが

サプライサイドを

コントロールする

というのがこの国の

歴史が生んだ

シキタリ


赤字国債を合法化するための

一年だけの時限立法を

毎年繰り返してきた

ということが

膨大な規模の赤字財政の

生みの親


官僚が要求する予算を

選良が無批判に厚くしてきた

国会全体の罪は

言うまでもなく

極めて重い


赤字国債を解消して

財務規模の健全化を図る

という理由で

消費税率を2%引き上げて

合計で5%としたとき

デフレへと日本経済は陥った


その一線を越えると

もう後戻りすることができない

シュワルツシルト半径を

欲に目をくらませた

利益共同体が踏み越えたとき

失われた二十年が始まって

いまや二十五年へと

五年拡大する事態となった

誤った経済背作の失敗

の影響は

まことに巨大


この事実に関する認識能力を持たない

すべての選良は

責任を取ることを避けて

アベノミクスに便乗する形で

消費税を更に

3%上乗せする決定に

賛同してしまったのである

これが底の浅い経済政策だった

アベノミクスの足を

強く引っ張ることとなり

三年以上たった現在も

当初のインフレ目標である

2%

の壁に尚迫れない状態

へと経済を据え置いている


現実認識能力を失って久しい

指導体制の構成員たちは

事実関係の確認を怠ったまま

量的緩和を繰り返すことを許し

ついにこれを飽和させ

マイナス金利を強引に導入する

決断を行った


二年目の段階で

停滞する経過に焦った政府は

第三の矢

を継ぎ足したのだったが

実行されずに

無効

となった

ツギハギだらけの泥縄方式

が奏功した

とする事例はこれまでない


この余りにも愚か極まる症例は

グランドデザインが熟慮されておらず

思い付きの経済政策

を寄せ集めて

単に縫い合わせただけ

という

まことに粗末なものだった


GDPの60%を占める

個人消費は直ちに沈降してしまい

マイナスの符号のついた

GDP成長率を

この国へと導いた


国が演出して実現させた円安効果で

潤ったのは

輸出関連産業の周辺

だけ

それ以外の分野に於いては

所得水準は低迷をつづけ

国民の購買意欲を

却って失わせる

という粗末な経過を

実現させた


指導体制に未解決の課題が残されている中で

参議院選挙が今日七月十日

投開票される運びとなった


問題解決能力がない候補者たちは

政党の庇護をうける形で

選良となることを

こそって目指す


戦後一貫して続けられてきた

欧米型の民主主義政治の形態は

日本では弱小政党の乱立を招き

勢力の分散を急がせた

その一連の経過が

与党政府の支持層を厚くして

多数派を形成する力となった


与党に問題認識能力がなければ

野党にそれが求められるのだが

この国の選挙制度は

個人ではなく政党

を単位とする

勢力争いに終始してきた


問題の所在を知らない選良が

政策判断を誤ったのは

理の当然

というべきこと

政党が責任を負うシステムが

個人の責任を曖昧なものにした

こうして政党の分裂が進み

一強多弱の国会の在り方が

国の方針を長期間迷わせることを

国民に許すよう

方向づけた


問題のある政治制度を批判するには

投票率を10%以下へと

引き下げるのが有効なのだ

一割に満たない投票率で当選しても

その選挙には

国民の信認それ自体が

90%以上

欠けている


投票率の緩慢な低下ではなく

急激な低下

というドラスティックな変化

がなければこの国の政治制度は

永久に変わらない


選良自らが危機感を抱かない限り

有効な対応を

当事者がとることは

不可能


そこで選良の問題認識能力が

はじめて

試される


何が問題であるのか

ということさえ

みていなかったということが

フィードバックのかからない

つまり同じ問題を

性懲りもなく

果てしなく繰り返す

愚かな政策の無批判な続行を

国民に容認させてきた

其の過去の経過というものが

この国の現状を

与えた

ということになるハナシ

であった


国民の不幸は

能力のない選良に

将来を託さざるを得ない

という

その救われなさ

にこそ

あるのだ
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劣 化 競 争

2016-07-03 09:31:30 | Weblog
ドル経済圏の拡大

という国際経済に於ける

これまでの一般的経過が

世界規模の貧困を

この文明へと

強く押し付けている


国際経済はドルを中軸とする経済構造の下



資本の論理に則り

85年以降

経済成長を高速で

実現させた

エポックとなったのは

ドルショック


その年を起点として

惑星には

温暖化と呼ばれる

気候変動を引き起こす

剣呑な途中経過が

顕在化するようになり

大気圏内のあらゆる地域で

異常気象を発生させながら

それによる多くの

甚大な被害を

相次いで引き起こす

という事態を

生み続けるようになったのである


経済成長を急ごうとすれば

エネルギー資源の確保と

それを前提とする消費

という条件は

絶対に欠かせない


地下資源でエネルギーに転換可能なものは

化石燃料と

核燃料に絞られる

効率よく熱を取り出すには

核分裂反応

の方が最適なのだが

核廃棄物という

極めて有害な二次生成物

の処理がどうしても

欠かせない

これを無害化するためには

長大な時の経過

という条件が必要なのだ


化石燃料はというと

炭化水素という化合物でできており

燃焼の酸化作用で

炭素系酸化物と

水素系酸化物

とが

同時に副生するメカニズム

の成立

を避けがたいものにした


炭素系酸化物であるCO2は

温暖化の直接的原因

である温室効果ガスの濃度をひたすら高め

水素系酸化物であるH2Oは

温暖化の結果である

大量の水と水蒸気とを大気圏内に

二倍の規模で

積み上げる


炭化水素の代表は

メタン CH4

一つの炭素原子に

四つの水素原子がとりつくことで

化合物として安定なメタンを形成し

文明に欠かせない技術的進化



経済に欠かせない資本蓄積の向上

とを

国際社会全体へと与えてきた


だが

潜在していた有害性が

遅れて露われる時代となったいま

文明の利器は

環境の劣化を加速する

生命にとって

有害な成分

となり果てた


炭素を燃やせば二酸化多祖が増え

水素を燃やせば水の絶対量が増大する

CO2は紫外線で分解するが

水は安定な化合物であることから

自然条件の下では

分解しない

これが地球を水の惑星と呼ばせている

最大の因子

温暖化が進めば進むほど

水の絶対量は増え続け

地表の大部分を

最終的に

水没させる


核を燃やせば放射性廃棄物が

ただ単に積み上がる

再生可能エネルギーでは

出力の安定性がそもそも不在

二次電源と併用しなければ

使い物

にならない


先進諸国の指導体制には

交流電流の知識それ自体が欠けており

節電すれば

発電所で燃やしている化石燃料の消費

が減る

と勝手に錯誤したまま

相変わらず

真実に気づかない


省エネ節電を高度化していったところで

交流電流には周波数が欠かせない

このため

発電機の回転数が

勝手に変動するようでは

発電した電気のすべては

換金能力を直ちに失う


周波数とは

発電機の回転軸に備わっている

SとN

からなる相互に異なった磁極が

毎分3000回切り替わることで

50ヘルツの交流電流を成り立たせている

人工的に作られた電流を

交流と呼ぶ

波形のもつ正弦波の形は

右へ流れる電圧の位相と

左へと向かう電圧のそれ

とを指し示す

流れる方向を異にする

二つの電流が交互に洗われることから

交流電流と呼ばれている

危険な状態を回避する目的で

電流の一端は

絶縁処理が予め施されている


このことから

交流発電機の回転数の変動は

周波数の乱れとなって顕在化する

安定しない周波数の交流は

エネルギーとして取り出せない

このため

周波数と電圧の管理について

業界は細心の注意を払って

日夜

状態を安定化させておく義務の履行を

を国から課せられていた


高圧の交流長距離送電を行っている地域のすべて



発電機の回転数を変えることが

つまり

できない


この事実を

指導体制は国民に告げていなかった

交流電流について

己自身が無知

であったからである


監督官庁と業界が秘密主義を貫いている限り

環境対策の全ては

無効


どのような環境効果も

これまでの対策で

成果を何一つ得られなかった

というのは

政策判断の当事者すべてが

問題の本質を見ていなかった

からなのだ


止まらない温暖化とは

蒙昧な世界中の指導体制が

電力業界を中心とする利益共同体

による意図的な沈黙

を続けている行為の意味

に気がつかず

温暖化防止のための国家予算を

長年に亘って注ぎ込んでおきながら

大気中の二酸化炭素濃度が

ちっとも減っていなかったどころか

返って増えていたというその事実に

気づかないないまま放置した

というその認識能力の不在こそ

環境の劣化と

それによる経済の退縮とを

文明へと強く押し付けた

当のそのもの


温暖化防止対策に投じられてきた

国家予算の総てが

悉く損失だった

という結果は

夙に確定したものとなっており

経済成長を政府の誤った判断

が自らの手で阻害していた

という余りにも愚かな顛末に直面していながら

あらゆる国家の国民のすべて



事実関係のもつ深刻なその意味に

相変わらず気づかない


損失となっていた資本の一部でも

有効需要の創出へと繋がっていたのであれば

国際経済が一様にデフレ化する

という現在みられるようになった

余りにも粗末な

劣化し続ける国々の同じ姿



目撃する機会など

与えられることなど

なかったのである


成果を確認できない

既存の経済対策と

環境対策は

そのすべて



損失となることしかできておらず

経済成長に寄与する余地



即ち

ゼロ

であり続けている


有効需要の不在

という長い時の経過を経て

国際経済はデフレ化を迫られ

財政を圧迫する事態を積み重ね

自国民に還元することは固より

難民の保護を実行するための予算

にも事欠くようになっていき

一様に

追い詰められる事態となった


指導体制に問題認識能力が

残されていたのであれば

このように粗末な展開など

決して起きる筈のないことだった


経済と環境とに於ける

世界規模の壮大な劣化

と呼ぶべき現状こそ

知識階級が陥った

蟻地獄


知識の量が増えれば増えるほど

思考するために要する時間は

確実に減る

知識がどれほど豊富にあったとしても

その意味と使い方

とを本人が知らないままであるのなら

学力重視の教育は

無駄な投資を行って

社会を劣化させるだけのための

措置でありつづける


有効需要の喪失を急がせた

その根源的な原因は

ここにあった


有効需要の創出

を誘導できなかった

総ての政権



打ち揃って

逼迫する経済と

惑星の環境劣化とを

損失であることを理解しないまま

善と信じて無駄な投資のあれこれ

に資本を投入し続ける

という愚かな行為を

85年後半以降から

一方的に続けさせてきた


教育の高度化という道の選択が

経済的損失を重ねている

この現状を

生み出したその起源


差別化するための知識に

有効性など

宿らない

現状認識が不完全なら

有効解など

絶対に

手に入らない


教育は能力の劣化と

国力の劣化を

同時に進めてきた

最大の原因となっている

文明はこの事実に関心を持たない

知識階級の構成員にとって

自らが受けてきた教育に対する批判ほど

身にツマサレルことはないからだ

こうして思考力の乏しい人材の再生産

は果てしなく続くようになり

軌を一にして

一向に止まらない温暖化



一向入浮揚しようとしない経済

とが

この地表へと

公平に訪れた


問題解決能力があっても

問題認識能力が不在だったなら

一切の価値は

消えてなくなる

単にそれだけのこと
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